「第4回アックゼロヨン・アワード」グランプリを表彰。28人の専門家が評価する誰もが使いやすいサイトは
応募総数145サイト、38の入賞作品からグランプリを選出
特定非営利活動法人 日本ウェブ協会は9月8日、誰にとっても使いやすいウェブサイトを表彰する「第4回アックゼロヨン・アワード」の表彰式を都内会場で開催した。
本年度のアワード応募作品は145サイト。145の応募作品を、28人の専門家が6つの評価軸について10点満点で採点し、合計36点以上のサイトを入賞作品として選出。入賞した38サイトから、もっとも高い成績を収めたサイトをグランプリとして表彰した。
今年のアワードの傾向について、日本ウェブ協会理事長の森川 眞行氏は、「今年は平均点が高く、品質が上がってきていると感じています。また、審査員も辛口で、その分、入賞作品のレベルは高いともいえるでしょう
」とコメント。145作品の平均点も出しているが、総合の平均32.49点に対し、入賞作品は平均37.49点と5ポイント以上高い評価であることからも、入賞作品にはよりレベルの高い作品が出揃っていることがわかるだろうとした。
アックゼロヨン・アワード
http://www.acc04.jp/
内閣総理大臣賞およびグランプリは文部科学省が受賞
今年のアックゼロヨン・アワードは、部門賞を設けずに評価を行っている。入賞サイトの関係者および審査員が集まった表彰式では、入賞作品のうち、各評価軸で最高得点の作品が優秀賞として発表。また、後援でもある厚生労働省、経済産業省、総務省、国土交通省、農林水産省から、大臣賞が送られた。
グランプリおよび内閣総理大臣賞は文部科学省の「どんな?文科!数字で見る文部科学省」。従来は作品に対して送られていた内閣総理大臣賞、今回はサイトの制作会社に送られ、麻生氏に代わり、アワード共催の社会福祉法人プロップ・ステーション理事長の竹中ナミ氏から表彰状が授与された。
森川氏はグランプリ受賞について、「性別や年齢、いろいろなものを超えてユニバーサルな社会を作っていくことに近い考え、ウェブサイトであれば、ITのリテラシーの差を乗り越えた、誰にとっても使いやすいサイトを表彰したいとアワードをやってきた。今回、『どんな?文科!』を見て、非常に広い年齢層にアプローチされている
」と語り、子どもに対してPDFをプリントして冊子の形で見せるアイデアなど、アクセシビリティのバリアが始めからないことを感じさせるサイトであると評価していた。
グランプリおよび各優秀賞サイト
第4回アックゼロヨン・アワードグランプリ/内閣総理大臣賞
優秀賞
- デザイン/技術 優秀賞
- アイデア 優秀賞
- 情報構造 優秀賞
- ユーザビリティ 優秀賞
- アクセシビリティ 優秀賞
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