SEOmoz読者のみんな、新年おめでとう!
みんな楽しい休暇を過ごせたことと思う。僕は2009年の予想記事を書くつもりだったが、今年はいったい何が起きるのかまったく思いつかないことに気付いた。Facebookがオフラインの世界に進出する? ブラジルが13ペンスで売りに出され、Twitterが買い上げる? そんなことは誰にも分からない。まあとにかく、僕はその代わりに、何か役に立つ記事を書くことにした。
今回の記事の話題は、君自身のサイトに張られる新しいリンクをモニターして、リンクしてくれた人たちに連絡を取り、SEOの恩恵を最大限受けられるようリンクの修正を依頼することについてだ。
オーガニック・リンクビルディング(自然な形の被リンク獲得)とリンクベイトに関して、これまで何度も繰り返し思い知らされてきた大きな問題の1つは、獲得した被リンクが往々にして、SEOの観点からすると効果的でない張られ方をしていることだ。ときには、間違ったページにリンクを張っていたり、お粗末なアンカーテキストでリンクを張っていたりすることもある。こういうリンクも、強力なオーガニックリンクという意味で、張ってもらう価値は確かにあるのだが、ほんの少し手を加えるだけでさらに効果を上げることが可能だ。
それなら、リンクの修正を依頼しない手はない。以下に、修正を(丁寧に)お願いする項目のリストを示そう。
- リンクに対してより適切なアンカーテキスト
- より適切なページ、または余分なパラメータのない簡潔なURLへのリンク変更
- サイト上の異なるページに対する複数のリンクの追加
リンクを張ってもらった際、できる限り早くそのリンク元に連絡した方が修正してくれる可能性は高い。それに、相手との関係を築くためにも効果的だ。適切なやり方で先方に接触すれば、優れたブランド構築にもつながる。自分のサイトに張られる新しいリンクをウォッチする方法はたくさんあるが、アクセス解析やサーバーログは出発点として最適だ。というのも、少なくとも1人の訪問者を君のサイトに送り込んでいるリンクの多くは、(コンテンツ盗用者のようなスクレーパーからのトラフィックとは違って)ある程度は信用できるものだし、たいていのSEO的恩恵をもたらしてくれるはずだから。したがって、リンクを最大限に生かせるようリンクを修正してもらうことは、何よりも価値がある。
もちろん、君がオンラインにおける評判監視に関わっているなら、すでに自社のブランド/サイト/製品を取り上げたすべての記事をウォッチしているだろうから、そうしたデータをリンクビルディングに活用しない手はない。僕は中立の立場を守って、勤め先であるDistilledの評判監視ツールにリンクなんか張らない……と思ったけど、待てよ、やっぱりリンクしておこう(^^)
それから、君の会社のSEOチームに自社の評判監視もさせることの副次的なメリットは、会社のサイトにリンクしていない所で君のブランドや製品に言及したコンテンツをモニターできるという点だ。近ごろは主要メディアも外部へのリンクをどんどん増やし始めているから、そういう所にリンクを依頼することはますます有効になりつつある。君がどういった分野に関わっているか、どんなタイプのサイトが君のサイトにリンクしているかによって、程度の差があるのは依然として変わらないものの、こうした取り組みの効果が向上してきていると思う。特に、Twitterみたいなサービスのネットワークを通じて、巨大な組織に属する相手でもすばく簡単に連絡が取れるようになったことがプラスの方向に働いている。
ソーシャルもやってます!