編集部ブログ―池田真也

現場の担当者が評価する企業サイトのアカデミー賞「企業ウェブ・グランプリ」第2回グランプリはパイオニアが受賞

企業ウェブサイトのアカデミー賞が決定

12月9日、企業ウェブ・グランプリ事務局主催による「企業ウェブ・グランプリ」のグランプリ表彰式が、東京のサントリーホールで開催された。

企業ウェブ・グランプリは、企業ウェブサイトの発展を目的に、企業の担当者がお互いのウェブサイトを評価しあう企業ウェブサイトのアカデミー賞ともいえるグランプリ。2007年にスタートし、2008年の第2回企業ウェブ・グランプリには、12のグランプリ部門受賞を目指して33社80サイトが応募。10月に開始した予選投票によって決定した、39のノミネートサイトからグランプリ部門賞の選出を行い、9日のグランプリ会場では、グランプリ部門賞の発表とともに、12のグランプリ受賞サイトからベスト・グランプリを決定する投票が行われた。

投票の結果、第2回ベストグランプリは、コンセプト&アーキテクト部門グランプリのパイオニア「Sound Lab.」が輝いた。

パイオニア Sound Lab.
http://pioneer.jp/soundlab/
ベストグランプリを受賞したパイオニア Sound Lab.の制作メンバー。

グランプリ部門賞の結果は以下の通り。RIAの観点から優秀なサイトとして、大和ハウス工業の風流鯨(かぜながすくじら)にはRIACよりRIAC特別賞が送られた。

現場担当者がお互いのサイトを評価

ウェブ関係者のウェブ関係者によるウェブ関係者のための賞として、2007年に開始した企業ウェブ・グランプリ。昨年の20社よりも多くの参加企業を集めたグランプリの特徴は、業界団体や一部の有識者ではなく“企業ウェブサイト”に関わる担当者が互いのサイトを評価しあうという点である。

審査員は各社がサイト制作に関わる担当者から最大20名までを10の専門職種から選択して登録して行う。そのため、表彰台に登る人物も、広報部門、企画部門、マーケティング部門とさまざまであった。登録サイトは、企業サイト(官公庁、自治体、ネット専業企業サイトは対象外)ということで、コーポレートサイトやCSRサイトなどが多数を占める。こういったサイトは、評価がなかなか数字として表れにくいものだが、昨年の参加者からは、「刺激になり担当者のモチベーションアップにつながった」「企業サイト自体の価値を高めあう貴重な機会であった」「各種評価ランキングは、自分たちのサイトの強みや弱点を数値化し、予算を獲得するためのツール」といった声も寄せられている。

また、「同業他社からのコメントをもらう機会がないので貴重な体験になった」「様々な業種の企業ウェブ担当の方々と情報交換できるばかりでなく、実際に自社サイトを評価していただき専門家の貴重なコメントをいただける」などと、サイト改善の面でも参考にしており、実際に第2回グランプリの参加者のなかには、昨年の審査を参考にリニューアルを企画したという声もあり、授賞式後に行われたパーティーでも、盛んに意見交換が行われていた。

RIAC特別賞の表彰に駆けつけたRIACの阿部氏(左)と受賞した大和ハウス工業(右)。
ベストグランプリの投票結果は会場で即時集計して発表された。
第3回の開催を約束し、グランプリ発表後のパーティで行われた記念撮影。

企業ウェブ・グランプリ
http://www.web-grandprix.jp/

用語集
CSR / アカデミー賞 / イベント / キャンペーン / クリエイティブ / ナビゲーション / ユーザビリティ / 企業ウェブ・グランプリ
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