2011年12月3日、富山県総合情報センターでCSS Nite in TOYAMA, Vol.3を開催し、80名弱の方にご参加いただきました。
撮影:一神友郎さん(15VISION)
ツイートは下記にまとめました。
こちらは出演者のブログ:
次のブログで取り上げていただきました。ありがとうございます。
人間中心設計(HCD)やユーザビリティに関する専門の研究発表会として、第3回目となる「HCD研究発表会」を開催いたします。人間中心設計、ユーザビリティに関わる研究や
事例、提案などを幅広く募集いたします。これを機会に日頃の成果・取組みをご紹介ください。
開 催 要 領
■日 時:12月8日(木)
場 所:文京区スカイホール(文京シビックセンター26階)
■参加費:HCD-Net会員 2000円 一般3000円
学生会員 無料 一般学生1000円
■主 催:特定非営利活動法人 人間中心設計推進機構
共 催:特定非営利活動法人 ヒューマンインタフェース学会
■第2回 HCD研究発表会 予稿集
HCD研究発表会では、予稿集をパスワード付きのPDFで提供しています。参加申し込みをいただいた方に、別途メールでパスワードをお知らせいたしますので、以下よりダウンロードしてください。
2011HCD研究発表会予稿集最終稿修正版(PDF15MB)
12月5日現在の予稿集です。
■プログラム
【資格認定セッション】10:30 - 12:00
「認定人間中心設計専門家」2011年度資格認定に関する説明会 HCD-netでは、人間中心設計専門家の資格認定を行っております。 2011年度の資格認定に関する概要と申請書類の書き方などについて、 説明会を開催します。受験を予定されている方は、ぜひご参加ください。
【研究発表セッション】13:00~18:00
発表 13:00~15:45
「デザインパターンを活用したユーザーエクスペリエンスデザインのアプローチ」
山崎 和彦氏(千葉工業大学)
「意義展開パターンに基づくWebナビゲーションのためのリンクアイコン生成手法に関する検討」
梅景 晃平氏(関西大学)
「WARAIPRODUCTS 世界へ向けた笑いを誘発するプロダクトの研究」
亀井 隆昭氏(千葉工業大学)
(休憩14:15~14:30)
「高齢ユーザーを対象としたモバイル機器の使いやすさ改善に適したユーザー調査手法の提案」
上田 香織氏(千葉工業大学)
「観光サービスデザインにおけるエスノグラフィーと ペルソナ手法の有効性の検証」
日高 洋祐氏(慶應義塾大学)
「超簡易ユーザビリティチェック手法「UxDux Light」の開発」
清水 浩行氏(三菱総合研究所)
ポスター紹介セッション16:00-16:30
「協働によるデザイン案検討における ペーパーホワイトボードプロトタイピングに関する検討」白澤 洋一氏(hcdvalue)
「文章理解に及ぼすメディアの影響-ブックリーダーと書籍」
柏崎 祐希氏(常磐大学)
「教材内容の検索に及ぼすメディアの影響:ブックリーダーを書籍」
荻沼 和図氏(常磐大学)
「UX白書の翻訳と概要」
佐々木 将之氏(hcdvalue)
「食品製造会社による災害後の支援活動に関する提案」
「女性向け防災用品の企画・提案」
飯塚 重善氏(神奈川大学)
「次世代の航空管制卓の提案」
平子 元氏(千葉工業大学)
「電車通学時間を利用して読書習慣を身につけるデザインの提案」
増澤 崇氏(産業技術大学大学院)
ポスターセッション(自由閲覧) 16:30~17:30
表彰式 17:30~17:40
■発表申込方法:発表申込みは終了しました。予稿受付中
■予稿締切り: 11月30日(水)
予稿テンプレート:
Microsoft Word形式
2011template.doc
■参加申込方法:
メールタイトルを「第3回HCD研究発表会参加希望」として、
以下の内容をhcdnet_registration@hcdnet.org までご連絡ください。
-------------------------------------------------------
氏名:
所属:
電話番号:
メールアドレス:
会員種別:正会員/賛助会員/学生会員/一般/一般学生
参加形態(お選びください):
①「資格認定セッション」のみに参加する
②「資格認定セッション」と「研究発表セッション」に参加する
③「研究発表セッション」のみに参加する
-------------------------------------------------------
今後の研究発表会の情報は順次HCD-netのホームページに掲載致します。
ご覧ください。
人間中心設計やユーザビリティ活動を推進する場合に
どうしても避けて通れないのが「活動に必要なコスト」に
関する議論です。
HCD-Netでは、所属と立場の異なる3名の方を話題提供者
として、この「コスト」に関して議論する予定です。
ここだけでしかできないシビアな意見交換を期待して
います。ビジネスとして活動を推進する立場の方々に
ぜひともご参加いただきたいと思います。
■日時:11/28(月)13:30~16:45
■場所:文京シビックホール 3階会議室
http://www.b-academy.jp/b-civichall/access/access.html
■講師:
上田 義弘氏(富士通株式会社 総合デザインセンター)
「インハウス系のデザインの観点から(仮題)」
鱗原 晴彦氏(株式会社U'eyes Design)
「コンサルティング系のデザインの観点から(仮題)」
樽本 徹也氏(利用品質ラボ)
「DIY系のデザインの観点から(仮題)」
全体進行:郷 健太郎氏(山梨大学)
■参加費HCD-Net会員:¥5,000
学生会員:¥1,000
一般:¥10,000
一般学生:¥3,000
■参加申込方法
タイトルを「ユーザビリティのコストを考える参加希望」として
以下の内容をhcdnet_registration@hcdnet.org までご連絡ください。
-------------------------------------------------------
氏名:
所属:
電話番号:
メールアドレス:
会員種別:正会員/賛助会員/学生会員/一般/一般学生
-------------------------------------------------------
請求書をご希望の場合は本文にその旨と、
請求書のあて先と郵送先をご指定ください。
受付メールを事務局より返信いたします。
参加費の支払い方法の案内は
受付メールに記載されています。
受付メールが2、3日(土日祝日を除く)で
届かない場合は事務局にご連絡ください。
2011年11月28日(水)13:30から16:45にかけて文京シビックホール3階会議室にて,
「ユーザビリティ(人間中心設計)のコストを考える」と題したセミナーを実施しました.
参加者は45名(講師・司会進行を含む).企業にお勤めの方々が主な参加者で,
学生会員ゼロというあたりが,テーマを強く反映していました.
講師は話題提供順に,上田 義弘氏(富士通株式会社 総合デザインセンター),
鱗原 晴彦氏(株式会社U'eyes Design),樽本 徹也氏(利用品質ラボ)の3名で,
それぞれの立場から人間中心設計やユーザビリティ活動を推進する場合に必要なコストを
説明しました.
上田氏からは,設計部門とデザイン部門での役割分担の考え方や,SIビジネスにおける
人件費の特徴,ミドルウェアを例にした各種経費の配分等について説明がありました.
ブランディングに関するコストや,品質向上のための各種のデザインテンプレートや
メニュー化など,インハウス系での取り組みとして興味深い数々の事例紹介がありました.
鱗原氏からは,「人=かける,モノ=減らす,金=戻す」といったコストに対する基本的な
姿勢の説明から,「予算=ぶんどる」といった目指す方向性の話題が示されました.特に,
英国や韓国での事例や,わが国の電子政府の取り組みに基づいた良い例・悪い例の紹介と,
投資効果の積算事例では実際の数値が挙げられており,大変参考になりました.最終的に
挙げられた「コストダウン競争からクオリティ向上の競争へ」というスローガンは,
HCD-Netが目指すべき方向でもあります.
樽本氏からは,「激安HCD」と題して,ユーザビリティ向上を低コストで行う様々なテクニック
の紹介がありました.キーワードは,ディスカウント,DIY,ゲリラの3点です.個々のテクニック
に加えて,伝統的な(トラッドな)開発プロセスが(コストが)高い,遅い,重い(Too much)
のに対して,アジャイルな開発プロセスは安い,早い,軽い(Just enough)であるといった比較
が行われました.なお,樽本氏の資料は下記に公開されています:
http://www.slideshare.net/barrelbook/guerrilla-uxresearch
以下に質疑応答でのトピックを抜粋します.会場では個々の話題について活発な議論が行われ,
「オフレコ」での情報提供もありました.
・繰り返しのデザインを行う場合,何回くらい繰り返すのか.また,契約や見積もりでは繰り返し
をどう扱うのか.
・デザイナの立場で開発プロセスを変えたいのだがどうすればよいか.また,UCDに関する取り組み
への評価をどのように行うのか.
・ユーザビリティやHCDへの取り組みについて,お客さんへ予算を見積もることは容易だが,
社内向けの方がその取り組みを予算化することが難しい.どのようにすればよいか.
・デザインガイドライン作りは社内では誰が行うのか?
・ゲリラユーザビリティが普及した場合,ユーザビリティ専門家の仕事がなくなるのではないか.
また,ゲリラユーザビリティでの評価の品質をどのように保つのか.
・ゲリラ的な評価を行いたいが,開発中の新製品に関して社名を出すことはできない.
このようなときどう扱うのか.
以上,大変有意義なセミナーとなりました.ご参加くださった皆様,ならびに講師の皆様に
御礼申し上げます.
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