ネットショップ担当者フォーラム

楽天+ファッションEC+電気自動車で遠隔スタイリング&買い物サポート

7 years 7ヶ月 ago

楽天は7月23日、インターネットに接続したデジタルサイネージ付の試着室を備えた電気自動車を活用し、遠隔地にいるスタイリストが試着室内の顧客にファッションを提案する実証実験を行った。オフラインでの買い物における課題を解決し、新しい買い物体験を提供するのが目的。

インターネットに接続したデジタルサイネージ付の試着室を備えた電気自動車

ネット接続したデジタルサイネージ付の試着室を備えた電気自動車

楽天市場に出店するレディースファッション店舗「イーザッカマニアストアーズ」の協力を得て実施した。

スタイリストは音声会話アプリで顧客と会話しながら、タブレット端末を遠隔操作。デジタルサイネージを通してスタイリングを提案した。

スタイリストは音声会話アプリで顧客と会話する

スタイリストはリモートで画面操作を行う

顧客はデジタルサイネージに表示されたQRコードを読み込むことで、気に入った商品を「楽天市場」で購入できる。

今回の実証実験は、オフラインのショッピング体験における「地域的制約」「物理的制約」「心理的制約」という3つの課題解決をめざす取り組みという。

  • 地域的制約……地域によるファッション体験の格差
  • 物理的制約……店舗スペースによる在庫や品ぞろえの確保の困難
  • 心理的制約……利用客がショップ店員からスタイリング提案される際に感じる不安など

参加者は車内にセッティングされたデジタルサイネージを使いバーチャルスタイリングを体験

車内にセッティングされたデジタルサイネージを使い買い物ができる

また、育児や介護などの都合で店頭に出られない販売スタッフが、在宅勤務の働き方を実現できるようにすることもめざす。

実証実験では、楽天グループの研究開発機関である楽天技術研究所が開発した「遠隔スタイリング支援システム」を活用。同システムを搭載した電気自動車「リモートファッションコミュニケーションビークル」を使用した。

楽天技術研究所は、インターネットを活用した新しい店舗システムの開発などに取り組んでいるという。研究成果の1つとして「遠隔スタイリング支援システム」を開発。2018年5月に会津大学との共同研究を開始し、今回の実証実験につなげた。

渡部 和章

ライトプロ株式会社 代表取締役

渡部 和章(わたなべ・かずあき)

新聞社で約7年半、記者を務めた後、2015年に編集プロダクションのライトプロを設立して代表に就任。編集者兼ライターとしても活動中。

趣味は料理と漫画を読むこと。東京都在住。1983年生まれ。

渡部 和章

【配送の人手不足問題】ベビーカーでの散歩がてら宅配にチャレンジしてみたいとのママの声も

7 years 7ヶ月 ago

主婦や子育て中の女性向けのクラウドソーシングサービスを手がけるマミーゴーが実施した、主婦層を対象とした宅配便に関する意識調査では、通販で買い物をする際に配送の早さよりも「送料無料」を望む回答者が96%を占めた。

主婦・ママ層54人の回答とサンプル数が少ないものの、「ベビーカーでの宅配にチャレンジしたい」という声があがった。その回答内容を紹介する。

「ベビーカーでの宅配にチャレンジしたい」54%

「もしお子さまとベビーカーでお散歩がてら宅配のお仕事ができるとしたら、チャレンジしてみたいと思いますか?」という質問では、54%が「チャレンジしたい」と回答した。

「もしお子さまとベビーカーでお散歩がてら宅配のお仕事ができるとしたら、チャレンジしてみたいと思いますか?」という質問では、54%が「チャレンジしたい」と回答

ベビーカーでの散歩中に宅配をしてみたいという潜在ニーズがある

この結果についてマミーゴーは、次のようにまとめている。

育児世代のママのパワーを労働力に変えることが、物流業界の課題解決や労働力不足解消につながる可能性があるのではないかと考えます。

スピードよりも送料無料

「通販で買い物するとき、【送料無料】と【商品到着日】、どちらを優先しますか?」との設問で、「商品到着まで日数がかかったとしても、送料無料が良い」を選んだ割合は96%。一方、「送料を払っても、早く商品が到着する方が良い」を選択した割合は4%だった。

送料無料を望む声が多い一方、宅配会社による運賃値上げは「仕方がない」と考える回答者が5割を超えているという。

「通販サイトの急激な普及により配送貨物が増える一方、運送会社は深刻な人手不足に陥っています。ドライバー賃金担保の対策として送料が高くなったり、送料無料となる購入金額がアップしたりと消費者にシワ寄せがきていることに対して、どのように感じますか?」という質問に対し自由記述式で回答を収集した。

その結果、「仕方がない」といった容認傾向の回答が約57%、「困る・疑問に感じる」といった反対傾向の回答は約24%だったとしている。

調査概要

  • 調査方法:WEBアンケート、対面聞き取り調査
  • 調査時期:2018年7月1日~10日
  • 調査対象:主婦・ママ54人

渡部 和章

ライトプロ株式会社 代表取締役

渡部 和章(わたなべ・かずあき)

新聞社で約7年半、記者を務めた後、2015年に編集プロダクションのライトプロを設立して代表に就任。編集者兼ライターとしても活動中。

趣味は料理と漫画を読むこと。東京都在住。1983年生まれ。

渡部 和章

楽天がAmazon化する!? 楽天EXPO2018で三木谷社長が語ったこととは【ネッ担まとめ】 | ネットショップ担当者が 知っておくべきニュースのまとめ

7 years 7ヶ月 ago

ひと言で言うと楽天のAmazon化が一気に進行するということですね。出店者にはコンサルタントから説明があったと思いますが、他でも情報収集をしておきましょう。使う側としてはチャット機能などは便利そうではありますが……。

出店側にも改革が求められます

楽天・三木谷社長が語った「ワンデリバリー構想」「携帯キャリア事業の狙い」とは?【2018年夏の講演まとめ】 | ネットショップ担当者フォーラム
https://netshop.impress.co.jp/node/5635

楽天市場の「アフィリエイト料率変更」「R-mail→R-Messageへの移行」「ワンデリバリー料金」まとめ【楽天EXPO2018】 | ネットショップ担当者フォーラム
https://netshop.impress.co.jp/node/5638

楽天市場が「料金改定」と「方針転換」を発表!楽天EXPO2018で発表された内容を紹介 ? | ECバカ一代
https://www.commerce-design.net/blog/archives/3255

【2018年7月】楽天市場が商品画像登録ガイドライン遵守を義務化。出店者はどうなる? | ZenFotomaticサポートサイト
https://support.zenfotomatic.jp/column0009/

まとめると、

  • 2020年までに楽天による独自配送ネットワークを構築
  • 2018年末までにワンペイ構想(決済の一括管理構想)を全店に導入
  • 今秋からチャット機能を全店に導入
  • メルマガは「R-mail (全配信主体)から「R-Message」(シナリオ主体)へ
  • アフィリエイト料率UP&仕様変更
  • 「商品画像登録ガイドライン」順守の義務化

EC市場の急拡大で、不在再配達、配送量規制、送料値上げといった問題が顕在化――。三木谷社長は、「『ワンデリバリー』は新しいチャレンジだが、やりたいことというよりも、やらなければならない。そうしなければ将来は開けない」と意気込みを語る。

─楽天・三木谷社長が語った「ワンデリバリー構想」「携帯キャリア事業の狙い」とは?【2018年夏の講演まとめ】

たくさん発表があった楽天EXPO2018。店舗さんに影響しそうなことは記事を読んでいただくとして、ユーザー側の進化が驚くほど速いのがポイントのようですね。チャットサポートは当たり前になりつつありますし、メルマガの全配信なんて効果が出ませんよね。意識を変えないと、どこに出しても売れない時代がやってきました。

「なぜ買ってもらえるのか?」を追求しましょう

「答えは現場にあります」 オムニチャネル・スイートスポットを探す3ステップと気をつけたいこと | ECzine
https://eczine.jp/article/detail/5860

まとめると、

  • 「顧客がその企業から受ける体験のオムニチャネル化」こそ重要
  • どんな体験をしたら顧客が喜び、どうしたらその体験を提供できるかを見つける必要がある
  • 「社内では重要視されていないけど、実はお客様には喜ばれていること」を探すことから始めよう

お客様の声と顧客視点は違うということです。お客様の声は表面的な意見になりやすく、顧客の本来のニーズは顕在化していないため、言語化できていないことが多くあります。我々はその生の声を聞いて意味合いを汲み取る必要があります。顧客視点とはこの意味合いにあります。

企業が大きくなればなるほど情報が分断化されますので、こうした取り組みが必要になってきますよね。逆に小さなところは情報を集約しやすいのでやりやすくなります。意識しないといけないのは「外からどう見られているのか?」ということ。社内の都合を無視して考えてみるとやるべきことも分かってくるはず。

ニーズの探し方はこちらの記事も参考に

オウンドメディアは1日にしてならず

ぐるなび伊東氏が明かすオウンドメディア立ち上げの極意――新米担当者に贈る“タスクリスト”付き | Web担当者Forum
https://webtan.impress.co.jp/e/2018/07/19/29325

まとめると、

  • 起案→承認→立ち上げ準備→公開と運用(PDCA)が基本的な流れ
  • コンバージョン手前の人たちに対して、自社を意識してもらう機会をさらに増やすことができる
  • 各SNSユーザーの特徴を理解し、企画段階からコンテンツの拡散イメージを立てておく

「みんなのごはん」では、社外のライター、編集者、編集プロダクションに多くのコンテンツの企画・制作を依頼していますが、社内の運営チームにも編集者を配置しています。

ここまでの体制はできないとしても、これくらいの役割があるということです。外部のライターさんにちょいっとお願いして、さくっとでき上がるものではないことを上司に認識してもらいましょう。なんとなく始めるオウンドメディアは200%失敗します。

EC全般

興味を惹きつけクリックされるECサイトのバナーづくり | Tips Note by TAM
https://www.tam-tam.co.jp/tipsnote/ec/post15934.html

情報をそぎ落として磨きをかけるイメージですね。言いたいことは文章で。

EC専門家 川添 隆氏に「ファッションECの課題」を聞いた -- 注目する2つのサイトも公開! | 商業界オンライン
http://shogyokai.jp/articles/-/848

ほんのちょっとの差で選ばれないことがあることを知っておきましょう。「まあいいか」と思ったところが穴になります。

ユニクロがネット通販でAI+チャットボットの買い物サポート「UNIQLO IQ」を開始 | ネットショップ担当者フォーラム
https://netshop.impress.co.jp/node/5626

楽天の発表に関連して。AI+チャットが当たり前になってきましたね。

ネット利用者の18%がオンラインショップで「食品/飲料/お酒」を定期的に購入【ニールセン調べ】 | Web担当者Forum
https://webtan.impress.co.jp/n/2018/07/17/29918

「Instagramで見つけた商品を購入したことがある」は45%、衝動買いの経験者は7割 | ネットショップ担当者フォーラム
https://netshop.impress.co.jp/node/5633

統計データを2つ。個人的にはインスタでラーメンを見てカップラーメンを食べたことがw。今までTVなどで想起されていたものが、SNSになったということですね。

牛丼の吉野家の広報担当がTwitterに投稿した何の気ない投稿がお祭り騒ぎに | チャンネル「てみた」
http://temita.jp/twitter/62291

そう簡単にこうはならなりませんが。

Amazonとの価格競争に巻き込まれないために注力すべき3つのこと | ネットショップ担当者フォーラム
https://netshop.impress.co.jp/node/5631

日頃から低価格で買う習慣を持っていると、その人たちに売る方法もわかるはず。

今週の名言

究極の効率化はやらないことですよ。

究極の効率化は”短縮”ではなく、“やらないこと”|運営堂を運営しつつ名古屋で大学講師も務める森野誠之さん | marketeer
https://marketeer.jp/morino/

サボるのではなくて、やれるだけのことをやってから不要なことを見極めないといけません。余力があるなら削減するのではなくて、やることを増やしましょう。

森野 誠之

運営堂

運営堂代表。Web制作の営業など数社を経て2006年に独立後、名古屋を中心に地方のWeb運用を支援する業務に取り組む。現在はGoogleアナリティクスなどのアクセス解析を活用したサイト・広告改善支援を中心にWeb制作会社と提携し、分析から制作まで一貫してのサービスも開始。豊富な社会・業務経験と、独立系コンサルタントのポジションを活かしてWeb制作や広告にこだわらず、柔軟で客観的な改善提案を行っている。理系思考&辛口の姿勢とは裏腹に皿洗いを趣味にする二児のパパ。

森野 誠之

Amazonで買う人はEC利用者の6割、アマゾンだけを使う人の割合も上昇中(14%)

7 years 7ヶ月 ago

コンサルティングや市場調査などを手がけるPwC Japanグループはこのほど、世界27か国のオンライン購買者を対象とした年次調査「世界の消費者意識調査2018」の日本語版を公表した。回答者の59%がAmazon(中国では、Amazonに近い事業形態の大手EC事業者)で買い物をしているという。

「Amazonで買物をしますか」という質問に対し、買い物をすると答えた割合は59%。2017年調査と比べて3ポイント上昇した。中国の回答者については「JD.com」「JD Plus」「Tmall」に置き換えて質問している(回答者数:2018年は2万2480人、2017年は2万4471人)。

PwC Japanグループは公表した世界27か国のオンライン購買者を対象とした年次調査「世界の消費者意識調査2018」

Amazonで買い物をする人は世界で59%

Amazonでの買い物が、自身の購買行動にどのような影響を与えているか質問した。その結果、「価格をAmazonで調べる」は41%、「商品検索をAmazonから始める」は36%、「Amazonのレビューを確認する」は33%、「小売店での購入が減った」は27%、「他のECサイトでの購入が減った」は16%だった。

「購入はAmazonのみで行う」と回答した割合は14%。2017年調査より4ポイント上昇している(回答者数:2018年は1万3234人、2017年は1万3675人)。

Amazonでの買い物が、自身の行動にどのような影響を与えるかという質問について

Amazonが与える買い物への影響

米アマゾンの前期(2017年12月期決算)の連結売上高は、前年比30.7%増の1778億6600万ドル。オンラインストア売上は同20%増の1083億5500万ドル、第三者販売サービス売上(第三者が販売するサービスに関する手数料売上など)は同41%増の318億8000万ドルだった。日本事業の売上高は同10.2%増の119億700万ドル。

PwC「世界消費者意識調査」について

2010年から毎年1回、世界の消費者を対象に購買行動を追跡し、小売業の将来に関する世界規模の調査結果を発表してきた。今回から名称を「世界の消費者意識調査(Global Consumer Insights Survey)」に変更。調査方法は従来と同じ。

  • 調査地域:27カ国(カナダ、米国、ブラジル、アイルランド、オランダ、英国、ベルギー、フランス、ドイツ、スペイン、スウェーデン、ポーランド、ハンガリー、イタリア、ロシア、南アフリカ、エジプト、サウジアラビア、中国、日本、フィリピン、ベトナム、タイ、マレーシア、シンガポール、インドネシア、オーストラリア)
  • 調査対象:2万2481人(日本の回答者は1009人)のオンライン購買者から回答を得た。回答者の年齢は、各国の人口分布に合わせて調整している

渡部 和章

ライトプロ株式会社 代表取締役

渡部 和章(わたなべ・かずあき)

新聞社で約7年半、記者を務めた後、2015年に編集プロダクションのライトプロを設立して代表に就任。編集者兼ライターとしても活動中。

趣味は料理と漫画を読むこと。東京都在住。1983年生まれ。

渡部 和章

ヴィレッジヴァンガードのEC売上は8億円、19年6月期は12億円を計画

7 years 7ヶ月 ago

ヴィレッジヴァンガードコーポレーションの2018年5月期におけるEC売上高は、前期比4.2%増の8億3800万円だった。連結売上高におけるEC比率は2.45%。

EC事業は100%子会社のVillage Vanguard Webbedが手がけている。

公式通販サイト「ヴィレッジヴァンガードオンライン」では、カバンや雑貨、書籍、CD・DVD、食品、化粧品などを販売。アーティストグッズや、クリエイターのハンドメイド雑貨なども取り扱っている。

当期はECの物流とカスタマーサポートを2017年9月に内製化。物流を親会社と同じ3PLに委託し、グループの物流網の整備を進めている。 

Village Vanguard Webbedの2019年5月期における売上高計画は、前期比52.4%増の12億7600万円。

2018年8月にクラウドファンディングサイトを公開する予定。他にも新規事業の立ち上げを準備しているという。

EC売上高の実績と今期の計画値(画像はIR資料から編集部がキャプチャ)

渡部 和章

ライトプロ株式会社 代表取締役

渡部 和章(わたなべ・かずあき)

新聞社で約7年半、記者を務めた後、2015年に編集プロダクションのライトプロを設立して代表に就任。編集者兼ライターとしても活動中。

趣味は料理と漫画を読むこと。東京都在住。1983年生まれ。

渡部 和章

【ユーザー調査】通販は翌日配送が重要に約6割、最も好感を抱く要素は「優待プログラム」に7割

7 years 7ヶ月 ago

サプライチェーンや在庫管理などのソリューションを提供するマンハッタン・アソシエイツはこのほど、日本と中国、米国の一般消費者を対象に、実店舗とECに関する意識調査を実施し、配送や支払いなどに関する消費者の傾向をまとめた。

配送サービスについて

日本では通販の「翌日配送」を重視する傾向が強い。「オンライン/カタログ/モバイルアプリ/コールセンターなどを通じたショッピングにおいて、以下のどの配送サービスが最も重要だと思いますか?」という設問(複数回答)で、日本は「翌日着の宅配便」を選んだ割合が59.2%だった。「翌日着の宅配便」の割合は日本が3か国でもっとも高く、米国の2倍以上となっている。

日本では通販の「翌日配送」を重視する傾向が強い(マンハッタン・アソシエイツ調査)

配送サービスで重視すること

「オンラインやコールセンターで購入する際の配送費に抵抗感はないですか?」という設問では、日本は「いつも抵抗はない」が16.4%、「同日/翌日配送ならば抵抗感はない」が13.8%、「抵抗感はない」は4.8%。一方、「抵抗感がある」は22.8%だった。「購入するものによる」は39.2%。

配送費に関する抵抗感(マンハッタン・アソシエイツ調査)

配送費に関する抵抗感

実店舗などの買い物体験について

実店舗での買い物に関する意識調査も実施した。

「販売店に対してあなたが最も好感を抱く要素は何ですか?」という設問(複数回答)では、日本は「優待プログラム(ポイントカード)」が70.8%だった。3カ国の中で突出している。

「お買い得感」は46.0%、「利便性」は43.4%、「他にはない商品」は24.0%。

販売店に対して好感を抱く要素(マンハッタン・アソシエイツ調査)

販売店に対して好感を抱く要素について

店舗における好ましい支払い方法は、「従来型のレジカウンターでの支払い」が65.0%、「提供される方法ならなんでも構わない」が20.2%だった。

「モバイルPOSを使った支払い」や「アプリによるスキャン&ゴー方式の無人レジ」はそれぞれ約5%にとどまっている。

店舗における好ましい支払い方法(マンハッタン・アソシエイツ調査)

店舗における好ましい支払い方法

「同じ販売店が運営する店舗やオンラインショップにおいて、一貫した同じ体験ができていると感じますか?(つまり、店舗やウェブサイトが同じ会社の一部という印象を受けますか?)」という設問では、日本は「できていると感じる」は46.6%、「できているとは感じない」が36.0%。

店舗やオンラインショップにおいて、一貫した同じ体験ができていると感じますか?(マンハッタン・アソシエイツ調査)

店舗とECサイトでの一貫した体験が提供できているか

「店舗におけるテクノロジーの役割とは何だと思いますか?」という設問では、日本は「自分自身のデータを示して、自分が欲しいと感じるものを提案してくれること」が37.4%で最も多かった。

調査概要

  • 実施期間:2017年12月14日~20日
  • 実施方法:インターネットによるアンケート
  • 調査対象:各国とも500人を超える18歳以上の一般消費者

渡部 和章

ライトプロ株式会社 代表取締役

渡部 和章(わたなべ・かずあき)

新聞社で約7年半、記者を務めた後、2015年に編集プロダクションのライトプロを設立して代表に就任。編集者兼ライターとしても活動中。

趣味は料理と漫画を読むこと。東京都在住。1983年生まれ。

渡部 和章

「楽天市場」で文字入れ過ぎ商品画像は違反になる! 「テキスト要素20%以内」などガイドライン必須化のポイント | 大手ECモールの業績&取り組み&戦略まとめ

7 years 7ヶ月 ago

楽天は推奨レベルで進めている商品画像の「テキスト要素20%以内」「枠線なし」といった取り組みを、2018年10月から「楽天市場」全出店者に完全対応を求める。これまでの推奨レベルから必須化へ制度変更。商品画像の“シンプル化”を進める今回のルール変更により、「楽天市場」出店者は早急な画像修正などが求められる。

「テキスト要素20%以内」などのルールとは?

楽天は2018年1月、商品画像欄の第1商品画像(商品ページ、サーチ結果、ランキングなどの各ページで使用される画像)について、「テキスト要素20%以内」「枠線なし」「幾何学模様の背景なし」とする商品画像登録ガイドラインを策定した。

楽天は2018年1月、「テキスト要素20%以内」「枠線なし」「幾何学模様の背景なし」とする商品画像登録ガイドラインを策定
新春カンファレンス(2018年1月開催)でガイドライン策定について説明した

2018年1月のカンファレンスでは、「文字量20%未満」のシンプルな画像の方がユーザーに受け入れやすいと説明し、推奨レベルで出店者に対応を求めていた。

楽天によると、シンプルな画像の方がユーザーに受け入れられやすいという
2018年1月の新春カンファレンスでユーザー評価について言及していた

ガイドラインを必須化、非順守は違反点数の加点対象に

楽天は商品画像登録ガイドラインを必須化
ガイドラインの必須化を7/17開催の「楽天EXPO」で公表

楽天は7月、商品画像登録ガイドラインの必須化を決定。2018年10月以降。第1商品画像は、「テキスト要素20%以内」「枠線なし」「画像背景は写真背景または単色白背景のみ」とする。

画像背景について、写真背景と単色白背景はガイドライン順守となるが、“画像を目立たせる目的”で作られた「幾何学模様の背景」「単色白背景以外のデジタルイラストによる背景色」は非順守となる。

商品画像登録ガイドラインの必須化に伴い、2018年10月1日(月)から、ガイドラインを順守しなかった場合、違反点数の加点対象に加える。ただ、2018年中は加点猶予期間とし、2019年1月から違反画像を掲載した店舗には違反点数の加点を始める

10月までに商品画像をチェックできるツールの提供を始める予定。なお、RMS(楽天市場の管理画面)では、画像に関する基準について、画像の加工例を掲示している。

ガイドラインに沿う画像とそうではない画像の例
ガイドラインに沿う画像とそうではない画像の例(読者提供)

違反した場合はどうなる?

楽天は2016年に違反点数制度を導入。違反点数に応じた措置を公開し、その点数に達した場合には必要な措置を行うなど、罰則の透明化を図っている。

違反点数が年間累計で35点に達した場合、7日間のランキング掲載停止、検索表示順位のダウンといった措置が行われている。

商品画像登録ガイドラインの非順守による違反点数は明らかになっていないが、違反対象となる商品画像が多かった場合は、検索結果などに影響が出そうだ。

ちなみに、違反点数については、連絡が困難など軽微な違反に対しては5点、各種表記のガイドライン違反に関しては20点、検索文字列を過剰に記入したり、消費期限切れの食品を販売するなど深刻な違反に対しては35点、店舗関係者によるレビューの書き込みなどより深刻な違反の場合は80点となっている。

早め早めの画像対応を

商品画像に含める「テキスト要素20%以内」などのガイドライン必須化は、ロングテール商材など商品取扱点数が多いECサイトを中心に、早めの対策が求められる。

また、画像制作などを手がける支援事業者は、2018年末までに受注制作業務が一気に増える可能性もある。

瀧川 正実

ネットショップ担当者フォーラム編集部 編集長

通販・ECに関する業界新聞の編集記者、EC支援会社で新規事業の立ち上げなどに携わり、現在に至る。EC業界に関わること約13年。日々勉強中。

瀧川 正実

Instagramの「ショッピング機能」導入&運営支援サービスまとめ【随時更新】

7 years 7ヶ月 ago

日本でもInstagramにショッピング機能が導入されておよそ1か月。徐々に導入企業も増えてきた。ここでは、これからInstagramのショッピング機能を導入したいEC企業向けに、① データフィード※の作成代行、② 運営サポートまたはコンサルティング、③ Instagramショッピングに対応済みのカートなどを提供している企業をまとめた。

※「データフィード」とは、販売するすべての製品の一覧表のこと。1行で1アイテム(商品ID、名称、カテゴリ、在庫状況、製品URL、画像URL、その他の製品情報)を記述する。Instagramのショッピング機能を導入するには、このデータフィードが必須

① データフィード

コマースリンク「DFO」

サイトの掲載情報から、サイトクローリングシステムがデータを抽出し、Instagramショッピング機能用のデータフィードを毎日自動で作成。工数の削減、導入期間の短縮、コスト削減を実現できる。

UNIVA Paycast「Gyro-n DFM(ジャイロンDFM)」

公開情報から自動でデータフィードを毎日生成。データフィード生成オプション(導入時のみ5万円/毎日の更新は無料)がある。データフィードがある場合は月額3万円(2万アイテムまで/初期費用0円)から。

Become(ビカム)「Become Feed Platform (BFP)」

サイトの商品情報を、InstagramやGoogleショッピング広告、Criteoなど、データフィードが必要な広告サービスのフォーマットに最適化し、自動でアップロードを行うデータフィード最適化ツール。

ベースデータ作成、修正作業をすべて任せる「BFE 」(データ生成:初期費用5万円、月額費用5万円~、クローリング:初期費用3万円、月額費用3万円~)と、ベースデータ作成、修正作業を自社で行う「BFE セルフ」(初期費用0円、月額費用2万円~)がある。

フィードフォース「dfplus.io」

自動最適化、画像最適化など、データフィードの作成・管理を効果的に行うための各種機能を提供。3週間の無料トライアルあり。

② 運営サポート

GIGATREND(ギガトレンド)

Instagramアカウントへのコンサルティングを行い、クリエイティブのレベルアップ、 投稿文や使用ハッシュタグの選定など、より効果の出る投稿を実現する。

Cyber Buzz(サイバー・バズ)

ショッピング機能の導入サポート、クリエイティブ制作、テキスト・ハッシュタグ設計、投稿、効果検証や、実際に売上の高かった画像を広告配信に活用するプロモーション施策の実施などを提供。初期費用50万円~、月額150万円~(広告配信費用含む)。

SOMEERITE(サムライト)

Instagramショッピング機能の導入サポートや、売上につながるアカウントコンサルティングのサービスを提供する。

TAGPIC(タグピク)

日本、台湾、韓国、タイ、香港、中国など国内外のインフルエンサーをネットワーク化。「Instagramのブランド・マネジメントプラン」を提供する。4か月600万円~。

PASTURE(パスチャー)

ショッピング機能導入(ネットショップとの連携)、流入拡大対策のご提案、アプリを利用した追加機能のカスタマイズなどを実施する。

MERGERICK(マージェリック)

Instagramアカウントの開設や申請に関わる手続きの代行、アカウント運用に関するコンサルティングおよびアカウント運用、インフルエンサーマーケティング支援など。

Mint’z planning(ミンツプランニング)

アカウント開設、投稿画像作成、投稿文言作成、ハッシュタグ選定、投稿内容の企画立案をワンストップで代行する「Instagram運用代行サービス」を提供。

ライスカレー製作所

ショッピング機能導入代行、アカウント分析、購買に貢献しやすいインフルエンサーを起用する「インフルエンサー for Shop Now」などを提供。

③ カート対応

EC-CUBE

Facebookの「ショップ機能」と同時に、Instagramのショッピング機能も導入できるプラグインを提供。

shopify

米国、英国、オーストラリア、カナダなどでInstagramの販売チャネルを展開。14日間の無料トライアルあり。

BASE

拡張機能「BASE Apps」より「Instagram販売App」をインストールし、設定が完了すると、Instagramにアップした画像に商品タグが設置できるようになる。

MakeShop

現在は手動でのみ対応可。今後、Facebookカタログ機能への商品登録をデータフィードで行える機能を開発予定。

内山美枝子

内山 美枝子

ネットショップ担当者フォーラム編集部
内山 美枝子

Amazonプライムデー開催/楽天の「ワンデリバリー構想」とは?(ネッ担アクセスランキング) | 週間人気記事ランキング

7 years 7ヶ月 ago

毎回多くの注目を集めるアマゾンPrime Dayの話題がアクセスを集めました。2位は「楽天EXPO2018」のレポートです。

  1. プライムデー2018の特選セールは昨年2倍の品ぞろえ、Echo Dotがセール初登場

    年に一度のアマゾンプライムデーは日本でも好調。今年の目玉商品は?

    2018/7/13
  2. 楽天・三木谷社長が語った「ワンデリバリー構想」「携帯キャリア事業の狙い」とは?【2018年夏の講演まとめ】

    独自の配送ネットワーク「ワンデリバリー」構想、モバイル通信事業への参入などが「楽天市場」にもたらす影響は? 三木谷社長が出店者に語った方針まとめ

    2018/7/18
  3. ホテル予約システムに不正アクセス、宿泊施設からカード情報など流出

    ファストブッキングのサーバが不正アクセスを受け、国内宿泊施設の顧客の個人情報や暗号化されたクレジットカード情報などが流出した

    2018/7/18
  4. 「LOHACO」の売上は417億円、アスクルのBtoC事業のEC売上は507億円

    「LOHACO」の売上高、マーケットプレイス経由の取扱高、チャームの売上高を合算したした流通額は514億円

    2018/7/13
  5. ユニクロがネット通販でAI+チャットボットの買い物サポート「UNIQLO IQ」を開始

    会話形式で商品情報や着こなしの検索、店舗の在庫確認、オンラインストアでの購入などをサポートする

    2018/7/17
  6. 検索キーワードから「ブーツ」を通年で売るための基礎知識。多様な消費者ニーズの存在を知ろう!

    「ブーツ」というキーワードから、通年で売れる商材か否か見ていきましょう。ヤフーの検索データから見る消費トレンド(連載第12回)

    2018/7/17
  7. 売上1000億円めざすファッションECサイト「SHOPLIST」の戦略を張本貴雄社長に聞く

    クルーズ子会社でファストファッションに特化したCROOZ SHOPLIST新社長の張本貴雄氏に聞く「SHOPLIST」の戦略

    2018/7/17
  8. Amazonとの価格競争に巻き込まれないために注力すべき3つのこと

    価格戦争に巻き込まれないためには、いち早く手を打つことが重要

    2018/7/19
  9. 楽天市場の「アフィリエイト料率変更」「R-mail→R-Messageへの移行」「ワンデリバリー料金」まとめ【楽天EXPO2018】

    楽天が「楽天EXPO2018」で公表した「アフィリエイト料率の変更」「R-mail(全配信の形式)からR-Message(シナリオ形式)への移行」「ワンデリバリーの料金」「チャット機能の導入」とは?

    2018/7/19
  10. 旧桃源郷(現Lifeit)をティーライフが買収。やっぱりEC業界はめまぐるしく変わる……

    Lifeitは「楽天ショップ・オブ・ザ・イヤー」総合グランプリを獲得するなど、オークションビジネスで2000年代後半のEC業界をけん引したEC専業企業

    2018/7/13

    ※期間内のPV数によるランキングです。一部のまとめ記事や殿堂入り記事はランキング集計から除外されています。

    uchiya-m

    エイチームがサプリメントECに参入、妊活アプリ「ラルーン」利用者の声を生かし商品化

    7 years 7ヶ月 ago

    自転車のECサイト「cyma-サイマ-」を運営するエイチームが、サプリメントのEC事業に参入した。

    会員600万人のアプリユーザーの声を反映して商品開発

    子会社のエイチームライフスタイルが7月18日、女性向けのサプリメント「minorie(ミノリエ)」を発売。市場規模が大きい健康食品に参入し、売上拡大をめざす。

    「minorie」の商品コンセプトは「妊活サプリ」。エイチームライフスタイルが運営している、妊娠をめざす女性向けのアプリ「ラルーン」の利用者が投稿した悩みを反映し、商品を開発したという。「ラルーン」の会員数は2018年6月時点で600万人。

    1袋あたりの内容量は120粒、販売価格は9780円。1袋で約1カ月分。定期購入の販売価格は初回が3980円、2回目以降は5980円に設定した。

    エイチームライフスタイルが女性向けのサプリメント「minorie(ミノリエ)」を発売

    600万人が使うアプリユーザーの声を生かした製品を販売する

    EC事業の強化を進めている

    エイチームはインターネットやスマートフォンなどをベースにゲームやアプリ、ECサイトなどの開発を手がけているほか、比較サイトや予約サイトも運営しているIT企業。

    2013年12月に自転車のECサイト「cyma-サイマ-」を開設した。EC事業の売上高は2017年7月期が20億100万円。2018年7月期の売上高は、第3四半期(2017年8月~2018年4月)末時点で19億7700万円となっている。

    今年6月には、スポーツサイクル専門店「Y’s Road」を全国で38店舗展開しているワイ・インターナショナルと提携。「Y’s Road」で扱っているイタリアの自転車ブランド「Bianchi」「GIOS」を、「cyma-サイマ-」の取扱商品に追加した。

    エイチームがめざすビジネスモデル

    エイチームがめざす姿(画像はIR資料を編集部がキャプチャ)

    渡部 和章

    ライトプロ株式会社 代表取締役

    渡部 和章(わたなべ・かずあき)

    新聞社で約7年半、記者を務めた後、2015年に編集プロダクションのライトプロを設立して代表に就任。編集者兼ライターとしても活動中。

    趣味は料理と漫画を読むこと。東京都在住。1983年生まれ。

    渡部 和章

    購買率が3倍になったAI画像解析レコメンドを三陽商会がECサイトに導入

    7 years 7ヶ月 ago

    三陽商会はこのほど、画像解析技術を活用した商品レコメンドシステムを直営ファッションECサイト「SANYO iStore(サンヨー・アイストア)」に導入した。サイト訪問者が閲覧している商品に類似した商品を自動で表示する。

    試験導入で購買率が約3倍

    三陽商会が導入したレコメンドシステムは、サイジニアが提供している「デクワス.VISION」。ユーザーが閲覧している商品画像を人工知能(AI)が分析し、イメージが近い商品を表示する。

    三陽商会はこのほど、画像解析技術を活用した商品レコメンドシステムを直営ファッションECサイト「SANYO iStore(サンヨー・アイストア)」に導入

    閲覧中の商品に類似した商品を自動表示する

    サイジニアによると、「SANYO iStore」に「デクワス.VISION」を試験的に導入したところ、「デクワス.VISION」を利用した際の購買率は使用しなかった場合の約3倍に高まったという。

    三陽商会は「デクワス.VISION」を導入した経緯について、次のようにコメントしている。

    ECサイト内での商品提案力の向上を目的に、サイト内での新たなサービスをいろいろ検討していたなか、行動分析型の従来のレコメンドではない「AI画像解析レコメンド」というサイジニア社の「デクワス.VISION」が候補にあがり、テスト導入時の画像解析の精度も非常に高かったので導入を決定しました。(三陽商会・企業広報グループ)

    また、三陽商会は「デクワス.VISION」を導入した狙いについて、「購買履歴や閲覧履歴ではなく、お客さまが『今見ている商品に近いイメージの商品』をレコメンドすることで、(事業者目線でない)顧客目線での”商品提案力の向上”を狙っています」(同)としている。

    ファッションEC業界では、画像認識技術を活用した商品レコメンドが活発化している。ファストファッションのECサイト「SHOPLIST.com by CROOZ」を運営するクルーズは2018年3月、「デクワス.VISION」を導入。2017年12月にはマガシークがアプリに画像認識による商品提案機能を実装した。

    三陽商会のEC事業は右肩上がり

    三陽商会のEC売上は右肩上がりを続けている。2017年12月期のEC売上高は前期比約20%増の50億円。その内、自社ECは37億円、外部のECモールが13億円。

    2018年12月期のEC売上高は65億円を計画。自社ECは45億円、外部のECモールは20億円を見込む。

    三陽商会のEC売上高の推移 2018年12月期のEC売上高は前期の約50億円から65億円に拡大
    三陽商会のEC売上高の推移(画像は編集部が2018/2/14公表の資料をキャプチャ)

    渡部 和章

    ライトプロ株式会社 代表取締役

    渡部 和章(わたなべ・かずあき)

    新聞社で約7年半、記者を務めた後、2015年に編集プロダクションのライトプロを設立して代表に就任。編集者兼ライターとしても活動中。

    趣味は料理と漫画を読むこと。東京都在住。1983年生まれ。

    渡部 和章

    スマホネイティブの新行動「情報引き寄せ」って何? 買い物にも影響しているらしい

    7 years 7ヶ月 ago

    博報堂DYメディアパートナーズと博報堂、D.A.コンソーシアムホールディングスは7月10日、スマートフォン(スマホ)の消費行動への影響などを調査した「スマートフォンユーザー情報行動調査2018」の結果を公表した。スマホの所有率は79.4%に達しており、スマホを活用して興味のある情報を集めやすくする「情報を引き寄せ」という新たな行動が若年層を中心に広がっているという。

    「情報引き寄せ」とは、気になった情報を「スクリーンショット」や「メモ」で溜めたり、SNSのフォロー機能などを活用して興味のある情報や有益な情報が自然に集まるようにしたりすること。

    調査では、「欲しいものや行きたい場所、ちょっといいなと思ったものは、とりあえずスクリーンショットやメモで保存する」「SNSで同じ趣味の人が集まる情報交換グループから、自分によさそうな情報を知ることがある」といった12項目を「情報引き寄せ」の行動としている。


    「情報引き寄せ」とは
    「情報引き寄せ」について

    若年層に多い「情報引き寄せ行動

    15~69歳のスマートフォン保有者3412人に対し、「情報引き寄せ」に該当する12項目の実施状況を聞いた。その結果、「6個以上」実施している回答者の割合は15.2%、「3~5個」は21.5%、「1~2個」は34.0%、「0個」は29.4%だった。

    「情報引き寄せ」に該当する行動を1個以上実施している回答者の割合は70.6%。

    15~29歳に限定すると、「情報引き寄せ」を「6個以上」実施している割合は26.7%、「3~5個」は28.5%、「1~2個」は26.1%、「0個」は18.7%で、「情報引き寄せ」を1個以上実施している回答者は81.3%。

    15~29歳の女性に限ると「情報引き寄せ」の実施割合は88.6%に達する。


    「情報引き寄せ」行動12項目の実施個数別割合
    「情報引き寄せ」行動12項目の実施個数別割合

    買い物での商品選びのスピードに変化

    「情報引き寄せ」の行動個数が多い消費者は、買い物などにおける意思決定が高速化する傾向が見られた。15~29歳では「見たい番組やコンテンツを選択するスピードが速くなった」と答えた割合が55.0%(同年齢全体は32.3%)。

    「買い物の際、商品を選ぶスピードが速くなった」は44.2%(同27.7%)となっている。


    「情報引き寄せ」に関し、買い物をするときに商品を選ぶスピード変化
    買い物をするときに商品を選ぶスピード変化

    調査概要

    • 調査時期:2018年3月9日~19日
    • 調査方法:インターネット調査
    • 調査対象者:15歳~69歳の男女かつスマートフォン所有者
    • サンプル数:3412人(15~19歳男女312人、20~60代各性年代310人)
    • 調査機関:株式会社マクロミル

    渡部 和章

    ライトプロ株式会社 代表取締役

    渡部 和章(わたなべ・かずあき)

    新聞社で約7年半、記者を務めた後、2015年に編集プロダクションのライトプロを設立して代表に就任。編集者兼ライターとしても活動中。

    趣味は料理と漫画を読むこと。東京都在住。1983年生まれ。

    渡部 和章

    楽天市場の「アフィリエイト料率変更」「R-mail→R-Messageへの移行」「ワンデリバリー料金」まとめ【楽天EXPO2018】 | 大手ECモールの業績&取り組み&戦略まとめ

    7 years 7ヶ月 ago

    楽天は7月17日に開いた「楽天EXPO2018」で、「プラットフォーム強化」を目的に、「「アフィリエイト料率の変更」「R-mail(全配信の形式)からR-Message(シナリオ形式)への移行」「ワンデリバリーの料金」「チャット機能の導入」を発表した。矢澤俊介執行役員(マーケットプレイス事業ヴァイスプレジデント)の講演から、変更内容などをまとめた。

    アフィリエイト料率の変更

    楽天はアフィリエイト料率を変更する
    ソーシャルコマースの推進の一環として、アフィリエイト料率を変更する

    SNSの台頭により、マスから個人中心のマーケティングに移りつつある状況を踏まえ、アフィリエイトの強化を掲げた楽天。

    これまでアフィリエイターへの成果報酬は基本的に1%で展開していたが、それを大幅に改正する。

    1%のリワードが、商品を勧める側にとって魅力的かどうか? アフィリエイターの皆さん皆さんからは(楽天のアフィリエイトの料率は)魅力的ではないと言われてきた。(矢澤氏)

    こうした状況を踏まえ、料率は店舗が所属するジャンルではなく、登録した商品カテゴリごとに変更する

    矢澤氏の説明によると、各商品カテゴリの料率は次のように変更する(一部)。

    • ファッション → 8%
    • 食品 → 8%
    • 日用品 → 5%
    • 家電・型番商品 → 2%

    一方で、アフィリエイトの発生報酬に関する計測期間は、従来の30日間から24時間に短縮する。矢澤氏は次のように説明した。

    96%くらいの店舗はアフィリエイトに支払う料金は変わらないか、下がるだろう。ただ、4%程度はアフィリエイトへの支払いは上がる。

    楽天はアフィリエイト料率を変更
    アフィリエイトの発生報酬条件を変更

    なお、詳しい料率などについては、7月31日をメドに郵送で連絡するという。

    アフィリエイト料率や計測期間の変更内容は、アマゾンのAmazonアソシエイト・プログラムの内容に近しい。

    Amazonアソシエイト・プログラムでは、紹介料のセッション終了は「お客様のそのクリックスルーから24時間が経過した時点」に設定。物販に関する紹介料率は0%~8%となっている(メインは2~8%)。

    Amazonアソシエイト・プログラムの紹介料率
    Amazonアソシエイト・プログラムの紹介料率(画像は編集部がキャプチャ)

    ワンデリバリーの料金など

    楽天のワンデリバリー構想
    「ワンデリバリー」は、店舗、ユーザー、楽天の3者を有機的につなぎ、AI(人工知能)やビッグデータを使って効率化してくという

    商品の注文から配送までの仕組みを一気通貫で提供する楽天独自の配送ネットワーク構想「ワンデリバリー」。2020年の実現に向けて料金設定などを矢澤氏が説明した。

    基本的には全店舗の全荷物をお預かりし、楽天がすべて配送していく。場合によっては「楽天市場」以外の荷物もお預かりする。最初から在庫をすべてお預かりするパターン、今まで通り店舗の手元にある荷物を注文が入った段階で荷物を出して、楽天が取りにいく。または、楽天の倉庫にお持ちいただくといったいろんなパターンがある。

    楽天が発表したワンデリバリーの料金など
    将来的には、「ワンデリバリー」で全店舗の荷物の受託をめざす

    「楽天EXPO」では物流サービス「楽天スーパーロジスティクス」にすべての在庫管理をアウトソーシングするパターンに関する料金を公表した。

    楽天への手数料、物流への支払い費用(保管料や出荷作業費など)は、「店舗がお支払いする物流コストは従来より下げることをコンセプトとしている。物流費用が改善できる料金体系にしていきたい」(矢澤氏)と言う。

    9月1日から「楽天スーパーロジスティクス」の新料金体系でのサービス提供が始まるという。

    物流サービス「楽天スーパーロジスティクス」の新料金パターン
    物流サービス「楽天スーパーロジスティクス」(荷物を全委託する場合の価格)

    今の宅配クライシスの中では、ある程度、競争力のある料金になっていると思う。ただ、うちのタリフの方が安いという企業さんは、他のキャリアを使ってほしい。(矢澤氏)

    R-mail(全配信の形式)からR-Message(シナリオ形式)への移行

    R-mail(全配信の形式)からR-Message(シナリオ形式)への移行
    コミュニケーション手段を多様化するという

    (全配信形式の)「R-mail」のシステムを変えないといけないタイミング。Rメールが多くて嫌だというお客さまもいる。今まで読んでくれるお客さまのことを考えてやってきましたが、これからは「楽天のメールはいっぱいくるから嫌だ」という人のことも考えてシステムを提供していかなければならない。(矢澤氏)

    楽天は今後、「R-mail」は少しずつ縮小しながら、シナリオ形式で配信する「R-Message」に移行していく。

    「R-Message」は、「購入履歴」「お気に入り」「買い物カゴへの投入」といった消費者の行動データから、楽天がユーザー1人ひとりに適したメールを配信する仕組み。

    CPC広告のように予算を設定すれば、楽天がユーザーの消費行動に応じて1人ひとりに適したメッセージを送れるようにする。ユーザーが開封するであろう頻度、購入するであろう商品をレコメンド。ユーザーの属性にあわせて配信頻度を変えていく。(矢澤氏)

    R-mail(全配信の形式)からR-Message(シナリオ形式)への移
    R-Messageの配信イメージ

    矢澤氏は「『R-mail』は継続するものの、ボリュームを絞っていき将来的には値上げするかもしれない。そして、R-Messageに移行していく」と説明。

    利用料金については、「R-mail」、CPC広告の相場と同様の価格設計にするとし、「店舗の支払いが増えるような設計にはしない」と話した。

    チャット機能の全店舗導入

    店舗スタッフと消費者がチャットできる機能で、2017年から試験的に運用を始めた「チャット機能」。これまで約100店舗が試験導入した。

    導入店舗では、未利用者と比べて転換率が14.8ポイント向上、平均注文額は未利用者比135.5%。流通効果は楽天の試算で0.41%増という。

    楽天が公表したチャット機能の導入効果
    チャット機能の導入効果

    このチャット機能は9月下旬に全店舗へ導入する。2018年末までは無料で提供。2019年1月以降、

    スタンダードプランは月額5000円。がんばれプラン・エンパワーメントプランは月額3000円となる。

    瀧川 正実

    ネットショップ担当者フォーラム編集部 編集長

    通販・ECに関する業界新聞の編集記者、EC支援会社で新規事業の立ち上げなどに携わり、現在に至る。EC業界に関わること約13年。日々勉強中。

    瀧川 正実

    Amazonとの価格競争に巻き込まれないために注力すべき3つのこと | 海外のEC事情・戦略・マーケティング情報ウォッチ

    7 years 7ヶ月 ago

    熾烈な価格競争で、販売する商品の価格は平均で3.9%下がっています。小売事業者やブランドは、テクノロジーを駆使してトレンドを観察すれば、ひどい価格戦争を回避。ビジネスの機会を捉えて、さまざまなアクションを取ることができるようになります。

    Amazon(アマゾン)をはじめとするオンライン事業者が小売業界を大きく変えたことは疑いようがありません。消費者の興味・関心を集め、リピートしてもらうために、多くの事業者が最低価格を維持する努力をしています。競争力の高い価格が提供されるのは、消費者にとってはメリットでしょう。

    競合他社を価格で出し抜き、より多くのビジネスを引き入れるために、事業者の多くは値付けの自動システムを採用しています。理論上は、そうすることでマーケットはより効果的になりますが、実際は利益が減るという結果になるのです。

    どうしてこういう事態になってしまったのでしょう? ブランドや小売事業者が価格戦争を避け、利益に悪影響を与えない方法はあるのでしょうか? まずは、どうしてこのような価格戦争が始まったのか、その背景を理解することが大切です。

    どうして価格戦争を気にする必要があるのか

    小売事業者たちは多くの場合、自動化によってお互いの価格を常にチェックしているため、小売業界の価格戦争は、基本的には最低価格を確保する競争になっています。

    多くの企業がこの状況に寄与してきましたが、一番大きな影響を与えたのはアマゾンでしょう。アマゾンのフライホイール哲学(編注:発生したエネルギーをフライホイールに溜め込み、その慣性で次の爆発に到達して回転を維持していく理論を意味する)は文書化され、継続的な成長のためには「低価格構造」「低価格」が重要な要素であると述べられています。

    もちろん、アマゾンのような小売事業者にとっては簡単なことでしょう。アマゾンには、無数の商品と、最安値と、便利で迅速な配送サービスがあるからです。

    新しい技術によって、消費者の購買行動が変わったと同時に、小売業界の価格戦争にも影響がありました。スマートフォンの台頭で価格の透明化が進み、実際の店舗にいながらすぐに価格を比較できる「ショールーミング」が一般的になったのです。

    米国インタラクティブ広告協会(IAB)の調査によると、成人の半数は実店舗で購入前に価格比較をする。ほとんどは検索後に実店舗で購入するが、次に多いのは他店のWebサイトで購入する場合(編注、編集部がIABの資料をキャプチャし追加)。https://www.iab.com/wp-content/uploads/2015/11/IAB-Digital-Shopping-Report1.pdf

    価格戦争は当初、電化製品、玩具、スポーツグッツなど、価格比較がされやすい、すでに成熟した商品カテゴリから始まりました。ショールーミングが一般的な買い物方法になる前から、消費者はテレビやパソコンを買う際、価格比較のためにいくつものお店をチェックしていました。

    しかしながら、以前はアマゾンなどのオンラインショッピング利用者には無関係だと考えられていた多くのカテゴリも、今では価格戦争に巻き込まれています。自動車部品や包装品が一例で、包装品に関しては、昨年のアマゾンのホールフーズ買収でより影響を受けると考えられます。

    過当競争によって価格が下がり、小売業界全体で利益を圧迫しているのです。この状況はホリデーシーズンのギフト需要やスーパーボール前のテレビが売れる時など、プロモーションの時期に過熱します。

    さらに、価格戦争の影響で、アマゾンやWalmart(ウォルマート)、Costco(コストコ)のような巨大な小売事業者は、自社の販売網を利用して、製造業者にコスト削減を依頼し、卸価格を大きく下げるように要求しています。言うことを聞かなければ、もうお店に商品を置いてもらえない危険性があるのです。このような状況がさらに小売業界の価格戦争を加速させています。

    消費者へのメリットが、ビジネスにとってデメリットになる可能性も

    低価格は消費者にとってはありがたいことですが、ビジネスにとって良くないのはどうしてでしょう? 商品の価格が、適正な市場価格に近づいていくことを意味するのではないでしょうか?

    その答えは、「たぶん」です。確かなことは、小売事業者もブランドも、マージンが当たり前ではなくなり、消費者のためにより低いマージンで売る一方、自分たちは限界利益にさらに注力しなくてはいけなくなることです。

    さらに、「市場価格」とは、商品原価に少額の管理費を加えるだけのシンプルなものではないのです。

    このような状況が初期の段階で発覚すれば、介入も可能でしょう。対策を何も取られなければ、商品の価格はまったく利益がでないところまで下がっていきます。価格戦争が始まって以来、収益で平均3.9%の減少がみられます。しかしながら、介入が間に合えば、収益を減らさなくても済むのです。

    競争介入前後の価格変動グラフ
    競争への介入前後の価格変動イメージ(青:自社価格の動き、紫:競合価格の動き)

    無意味な価格戦争を避けるには

    どの業界でもテクノロジーが大きな役割を果たしていますが、小売業界でも同じです。意味のない価格戦争を避けるためには、自動価格調整システムを導入することです。市場について少し知識があればできることです。

    たとえば、特定の商品に関して、誰が価格変更の鍵を握っているのか特定することができれば、市場をコントロールすることができます。テクノロジーを使って価格変動を観察し、どの販売事業者が価格を設定していて、誰がそれに追随しているかを確認することができます。

    Dick'S Sporting Goods(編注:スポーツ用品などの小売事業者)という会社が特定の商品の価格を下げたとしましょう。それにアマゾンが追従したとします。これが引き金になって価格戦争が始まり、競合他社に合わせて見境なく価格を変えていく必要があるのかどうか、その指標が生成されます。価格戦争の指標が高い場合は、競合他社に追従されやすいことを意味します。

    この事例の場合、アマゾンが盲目的に価格を自動で変更していることがわかれば、その特定の商品に関してDick' Sporting Goodsが価格をコントロールするリーダーになり、市場価格の引き上げができるようになるのです。価格戦争の指標は、市場価格を下げて利益が縮小していくのを防ぐために利用できるのです。

    小売事業者への影響

    消費者の購買行動の影響もあり、小売事業者にとって、価格戦争は「早く成長していくか、ゆっくり死んでいくか」という状況を招きました。消費者は完全な価格の透明性を手に入れ、どの小売事業者が最安値で商品を販売しているかをすばやく確認できます。

    さらに、オンライン通販事業者が増え、スマートフォンが普及し、価格変更が容易にできるようになったため、状況は激化しています。実店舗で展開する小売事業者にとっては、価格を変更するには物理的にタグや店内案内を変える必要があるため、時間も人手も必要です。

    アマゾンは、フライホイール哲学を見てもわかるように、明らかに「早く成長する」ことに軸足を置いています。一方、RadioShackやトイザラスなどは運悪く、「ゆっくり死ぬ」側に落ちてしまいました※1。その中間にいるのが、実店舗を閉鎖している他の多くのビジネスで、その多くは完全に消えてしまうまでに、大切な決断をする必要があります。

    ※1 編注:RadioShackは米家電量販店、2017年に2度目の破産を申請。米トイザラスは2018年3月に全店舗の閉鎖を発表、日本トイザらスには影響なく継続。

    結局、消費者のカスタマージャーニーが始まるオンライン上で競争力を保てない小売事業者は、数年以内には淘汰される可能性が高いのです。スタッフや伝統的な価格調整やエクセルシートが必要な、昔ながらの「実店舗のやり方」では競争できないのです。

    価格戦争のなかで生き残るために、小売事業者は以下の3つに注力しましょう。

    1. テクノロジーを駆使する

    競争を生き抜き、消費者の購買ペースに合わせてスケールアップするには、テクノロジーを駆使する必要があります。テクノロジーは実際のビジネスの目標をサポートするものでなくてはいけません。だからといって、小売事業者はオンラインでのみ販売しなくてはいけない、というわけではありません。

    百貨店のNordstrom(ノードストーム)を例に取ってみましょう。ECが始まる前から、ノードストームは同社のビジネス戦略の1つである、卓越したお客様サービスで有名でした。今では店舗でのカスタマーエクスペリエンスをECと融合させ、オンラインで存在感を増しています。

    たとえば、ノードストームの店舗で300ドルの靴をレジに持って行ったとしましょう。すると、オンラインの価格が実店舗にも適用されるため、価格は250ドルになると店員に告げられます。好待遇を受けたあなたは、笑顔でお店を後にするのです。

    ホームセンターのLowe'sも良い例です。同社の利用者の60%はオンラインで注文し、店舗で受け取りをするそうです。そのうち40%は、店舗で平均80ドルの追加の買い物をします。

    Lowe'sにとってもテクノロジーが重要な役割を果たしています。どの商品がオンライン注文と店舗受け取りに向いているのかを分析することによって、配送コストを削減するとともに、消費者が店舗で追加の買い物をする機会を増やしています。消費者は、店舗にいる時は価格よりも利便性に注目するようになり、知識豊富なLowe'sスタッフのサービスに影響されてさらに店舗で購入します。

    2. 売上原価と配送変動費

    現在の価格戦争の中で自分たちがどこに位置するのかを分析する時、小売事業者は商品の価格以外のことも考えなければいけません。小売事業者にとっては、売上原価がさらに重要度を増しています。当たり前ですが、さまざまなブランドや企業と価格交渉ができれば、値下げが利益に影響を与えることが少なくなります。

    配送に関しては、消費者に店舗での受け取りを促すことによって、限界利益を引き上げることができるでしょう。

    たとえばウォルマートは、店舗受け取りをする消費者には割引を提供することで、配送コストを削減しています。そうすることで、利用者にポジティブな印象を与えることができます。また同時に、Lowe'sの例のように、店舗に来た際に買い物をしてもらえる機会が増えるのです。

    3. プライベートブランドと限定商品

    プライベートブランドの商品を販売する小売事業者は、製造コストのみを気にすればいいため、価格戦争の影響を最小限にとどめることができます。

    有名なプライベートブランドには、ターゲットのArcher FarmsやMarket Pantry、コストコのKirkland Signature、メイシーズのAlfani、Epic Threads、American Ragなどがあります。

    小売事業者も、第三者の限定ブランドを販売することで、同じような状況が作れるでしょう。Behrのペンキがホームデポでしか購入できないとしたら、消費者は喜んで割高のペンキを購入するはずです。

    ブランドへの悪影響を最小限にする6つのポイント

    小売の価格戦争は、事業者のみならずブランドにも影響を与えます。悪影響を最小限にとどめるためにブランドができるのは以下のことです。

    1. ハイブリッドな販売戦略

    アマゾンのような小売サイトで販売するブランドにとって、多様な販売戦略を持つことは不可欠です。可能であれば、第一者(2日以内無料配送が含まれるアマゾンプライムを有効に活用するため)、第三者(自社倉庫から商品を配送する)と自社販売(自社サイトで販売し、配送まで行う)の選択肢を持つべきです。

    ハイブリッド戦略があれば、よりフレキシブルに誠実に対応できます。たとえば、第三者への販売であれば、ブランド側で価格を設定することができますし、自社販売であれば、他のどこでも提供されていない限定割引を行うこともできるのです。

    2. 小売事業者と組んで限定商品を販売

    限定商品が小売事業者にとって利益をもたらすことは前述しましたが、ブランドにもメリットがあります。他では手に入らない商品であれば、消費者は高いお金を払います。つまり、ブランドは健全なマージンを乗せて商品を小売事業者に販売できるのです。

    3. オンラインに最適化したパッケージ

    消費者のことを考えてパッケージを最適化するのは、オンラインで売り上げを伸ばすための方法の1つです。スーパーでは10本入りで販売されているグラノーラバーが、Sam' Clubやコストコでは24本か48本入りの巨大サイズで販売されているとしたら、配送に便利な4本入りで販売することを検討するのもいいでしょう。

    4. ピンポイントマーケティング

    テレビコーマシャルのような大規模な広告や、従来のマーケティングにお金を費やすのではなく、よりピンポイントでリターンの高い投資をするべきです。アマゾンマーケティングサービスなどのデジタル広告ツールを使って、より利益率の高い商品の認知度とコンバージョンを高めましょう。

    5. 合わせ買い

    単品での限界利益を理解し、リアルタイムのマーケティングインサイトを通じて、商品同士の親和性を特定できれば、利益の低い商品と高い商品を合わせて購入できるよう、合わせ買いを提供できます。

    6. メーカー小売希望価格と管理体制

    小売希望価格に関する厳しい方針を打ち出し、小売・卸売り契約に盛り込んだうえで、違反がないかどうかを積極的に監視する必要があります。このような話題はうまく仕切る必要がありますが、ブランド側はリアルタイムの監視機能とデータを準備して、交渉を有利に進め、違反している小売事業者に態度を改めてもらうようにしましょう。

    消費者への影響

    小売の価格戦争は、「購入者自身が注意する」という戦略に落ち着くでしょう。オンライン上の価格は頻繁に変わるため、消費者は最低価格で最良の商品を手に入れるため、常にいくつものお店をチェックしなければいけません。

    ここでもショールーミングが大きな鍵を握ります。ほとんどの人が、実店舗内で商品の購入を検討している際、最終決断の前にスマートフォンを取り出して、価格を確認したことがあると思います。

    そのような購買行動がすぐに変わることはないでしょう。消費者は、欲しいものをできる限り低価格で手に入れるために、色々な方法を今後も見つけるでしょう。

    だからといって、小売事業者が常に競争のプレッシャーにさらされるわけではありません。価格競争をすれば、短期的に売り上げが上がるかもしれませんが、長期的には、利益率が下がり、小売事業者、ブランド、ひいては業界全体にとって好ましくない状況になるのです。

    消費者がテクノロジーを利用して低価格を探すように、小売事業者やブランドもテクノロジーを駆使してトレンドを注視し、機会を見つけたらアクションを起こして、価格戦争が始まる前に手を打つようにしましょう。

    Internet RETAILER

    世界最大級のネット通販業界の専門誌「Internet Retailer」は、雑誌のほか、Web媒体、メールマガジンなどを運営。Vertical Web Media社が運営を手がけている。

    Eコマースの戦略に関し、デイリーニュース、解説記事、研究記事、電子商取引におけるグローバルリーダーをランク付けする分析レポートなどを発行している。

    Internet RETAILER

    ストライプのEC子会社で全社員が終日リモート勤務を実施へ

    7 years 7ヶ月 ago

    ストライプインターナショナルの子会社で、子供服のファッションEC「smarby(スマービー)」運営しているスマービーは7月24日、総務省が主催する働き方改革の国民運動プロジェクト「テレワーク・デイズ」に参加し、アルバイトを含めた全従業員のリモート勤務を実施する。

    「テレワーク・デイズ」は総務省、厚生労働省、経済産業省、国土交通省、内閣官房、内閣府、東京都、関係団体が連携して行う働き方改革の国民運動プロジェクト。2020年東京オリンピックの開会式にあたる7月24日を「テレワーク・デイズ」と位置付けた。約950の団体と6万3000人が参加するという。

    テレワーク・デイズ
    テレワーク・デイズは専用登録フォームで登録するだけで参加できる(画像は編集部がキャプチャ)

    スマービーは社員のフルリモート勤務を認めるなど、子どもを持つ社員も働きやすい環境の整備を進めている。主な取り組みをあげると、

    • フルリモート勤務OK
      Slack(社内用チャットツール)などのITツールを導入し、業務を徹底的にオンライン化。時間や場所に縛られず、好きな時に好きな場所で最大のパフォーマンスを発揮できるように会社をあげて支援しているという
    • 子供&家族優先
      子供の急な発熱や家族の介護などの問題で仕事やキャリアの不利にならないように、ITツールを使い、限られた時間でも最大のパフォーマンスを発揮できる環境を作っている
    • オープンなコミュニケーション
      Slackやテクノロジーを活用し、社内の情報はすべてオープン。Slack上やフリーアドレスのオフィスでは、業務内容や課題や何気ない事をシェアしたり、大勢のスタッフでランチをすることも多いという

    スマービーの設立は2014年5月。子ども服やベビー服、玩具、マタニティ製品、ファッション雑貨、ギフト商品などの通信販売を手がけている。2016年11月にストライプインターナショナルの子会社になった。

    テレワーク・デイズのイメージ動画(編集部が追加)

    渡部 和章

    ライトプロ株式会社 代表取締役

    渡部 和章(わたなべ・かずあき)

    新聞社で約7年半、記者を務めた後、2015年に編集プロダクションのライトプロを設立して代表に就任。編集者兼ライターとしても活動中。

    趣味は料理と漫画を読むこと。東京都在住。1983年生まれ。

    渡部 和章

    ホテル予約システムに不正アクセス、宿泊施設からカード情報など流出

    7 years 7ヶ月 ago

    ホテル予約システムを提供するファストブッキングは6月26日、サーバが不正アクセスを受け、同社のシステムを使う国内宿泊施設の利用客に関する個人情報や暗号化されたクレジットカード情報などが流出したと発表した。

    不正アクセスが発生したのは6月15日と6月17日。15日の不正アクセスでは、国内380の宿泊施設の暗号化されていない個人情報(顧客の氏名、国籍、電話番号、住所、メールアドレス、予約金額、予約番号、予約ホテル名、チェックイン日、チェックアウト日)が流出した。

    17日の不正アクセスでは、国内189の宿泊施設において、暗号化された情報(クレジットカード名義人氏名、クレジットカード番号、クレジットカード有効期限)が流出したという。

    ファストブッキングによると、発表日時点で不正アクセスモードは修正済みで、システムのより強固なセキュリティ確保に向け、第三者科学捜査専門家とともに調査を進めている。

    また、影響があった宿泊施設やクレジットカード会社と連携し、該当するユーザーと関係者に対し対応と支援を提供しているという。

    ファストブッキングのフィリップ・ラマルシュ最高経営責任者は企業サイトで次のようにコメントしている。

    この度、当社サーバーに対する不正アクセスにより影響のありましたパートナーの皆さまをはじめお客様には、多大なご迷惑をおかけいたしましたことを深くお詫び申し上げます。ファストブッキングはお客様の個人情報保護に真剣に取り組んでおり、この度、第三者専門家によるシステムの追加検証およびストレステストを実施し、サイバー攻撃を防ぐより強化したセキュリティ対策を講じております。

    EC業界におけるセキュリティ対策について

    経済産業省主導の「クレジット取引セキュリティ対策協議会」(事務局は日本クレジット協会)は、2017年3月8日に公表した「クレジットカード取引におけるセキュリティ対策の強化に向けた実行計画-2017-」において、EC事業者に対して2018年3月までにカード情報の非保持化、もしくは「PCI DSS準拠」を求めていく方針を掲げた。

    カード情報の漏えいの頻度が高い非対面(EC)加盟店については原則として非保持化(保持する場合はPCI DSS準拠)を推進。EC加盟店におけるカード情報の非保持化を推進するため、PCI DSS準拠済みのPSP(決済代行会社)が提供するカード情報の非通過型(「リダイレクト(リンク)型」または「JavaScriptを使用した非通過型」)の決済システムの導入を促進するとしている。

    2018年6月1日に施行された「割賦販売法の一部を改正する法律(改正割賦販売法)」では、クレジットカードを取り扱うEC事業者などに対して、「クレジットカード情報の適切な管理」と「不正使用防止対策の実施」が義務付けられている。

    また、独立行政法人情報処理推進機構では不正アクセス対策についての資料をまとめており、「安全なウェブサイトの作り方」などを閲覧することができる。

    渡部 和章

    ライトプロ株式会社 代表取締役

    渡部 和章(わたなべ・かずあき)

    新聞社で約7年半、記者を務めた後、2015年に編集プロダクションのライトプロを設立して代表に就任。編集者兼ライターとしても活動中。

    趣味は料理と漫画を読むこと。東京都在住。1983年生まれ。

    渡部 和章

    「ネット書店に課税して欲しい」?? 本の購入場所はリアル書店が上位なんですが……【ネッ担まとめ】 | ネットショップ担当者が 知っておくべきニュースのまとめ

    7 years 7ヶ月 ago

    発言の一部分しかニュースになってないとはいえ、これは同意しにくいですよね。Amazonや楽天がリアル店舗を出たらどうするんでしょうか? 実際にAmazon Booksがアメリカで広がっていますからねぇ。

    ネット全体に波及しないことを祈ります

    「ネット書店課税」の要望が物議 「街の本屋支持者も敵に回す愚策」と批判殺到 ? | しらべぇ
    https://sirabee.com/2018/07/13/20161709282/

    リアル本屋の経営者から「ネット書店課税」創設の要望…。ネットとリアルの区別を図ってほしい | カミアプ
    http://www.appps.jp/298438/

    書籍の購入場所の上位は「街中の書店、オンライン書店、デパートなど商業施設の書店」 | MMD研究所
    https://mmdlabo.jp/investigation/detail_1717.html

    まとめると、

    • 自民党の「全国の書店経営者を支える議員連盟」で、書店経営者から「インターネット書店課税」創設の要望があがった
    • 「我々は固定資産税を払っている。区別を図ってほしい」と直訴
    • とはいえ、調査によると書籍の購入場所は「街中の書店」「デパートなど商業施設の書店」が上位

    なんとコメントすればいいのか分からないニュースです。地域や規模の違いもあるでしょうが、正当な競争の結果なので、なぜこういう発想になるのか理解しづらいです。書店よりも大きな倉庫を持っているところもあるでしょうし、ネット書店だけに限らない話になってしまいますし、時代に逆行しているとかのレベルの話ではないですよね。詳細な議事録を見たいです。今後の動きに注目です。

    オリンピックで売上が落ちるのはキツイ

    東京五輪期間中は「ネット通販ひかえて」 前回はなかった混雑リスク、協力呼びかけ | ORICON NEWS
    https://www.oricon.co.jp/article/496457/

    【送料問題】通販・EC売上トップ300社の8割が無料サービスを継続、取りやめは一部 | ネットショップ担当者フォーラム
    https://netshop.impress.co.jp/node/5608

    まとめると、

    • 東京オリンピック期間中は、鉄道の輸送客が通勤ラッシュの時間帯に1割増、高速道路の混雑は現在の2倍になると予想
    • 「大会期間中は不要不急の注文は大会後にして欲しい」と、大手通販会社にも協力を依頼
    • 昨年の宅配危機以降も、多くの通販企業はこれまで通りに送料無料サービスを継続している

    本当にお願いしたいところは、ネット通販がかなり物量を増やしています。個人の消費者行動なので、『クリックしないでください』とは言えないのですが、たとえば大会期間の前に必要なものを納めていただき、不要不急のものは大会後に注文していただくなど、みなさまにご協力いただければと思います」。現在、大手通販会社にも協力を依頼しているという

    東京五輪期間中は「ネット通販ひかえて」 前回はなかった混雑リスク、協力呼びかけ

    ネット通販で小売りをされている方はご存じだと思いますが、オリンピックやW杯などがあると売上が下がりがちですよね。現在の2倍の交通量となると話は別なので、モールなどの動きに合わせていきましょう。しかし、個人が控えた結果、ショップの売上が下がったときはどうするのでしょうか? ネット書店課税的な要望が出るのかも?

    苦しいときこそ支えてくれた人たちに恩返しを

    売上の3割を生み出す2.5%のコアなお客様。「好き」を育てるカゴメのコミュニティサイトとは? | Web担当者Forum
    https://webtan.impress.co.jp/e/2018/07/09/29689

    まとめると、

    • カゴメの売上の3割を支えるコアなお客様の離脱を防ぐために、会員制コミュニティサイトが生まれた
    • 会員数の拡大を追うことはせず「すでに接点のあるお客様」に対してアプローチをした
    • 家族や親しい知人にカゴメのことを熱く語ってくれる会員が多い

    初めからむやみに会員数を増やさず(納得した経営陣も立派)深いコミュニケーションを心がけたこと、経験豊富な運営支援チームができ上がっていること、社内関連部門との連携が危機管理体制を含めてしっかりできていること。

    会員数を増やすと退会者や休眠も増えていきますよね。まずは足元から固めていこうといくのは言うのは簡単でも、なかなか納得されないことも多いです。きちんとデータを分析し、KPIを決めて着実に運用しているのもポイントです。

    EC全般

    気温予測で家電や飲料の売上増に、気象庁と民間が実験 | BCN RETAIL
    https://www.bcnretail.com/market/detail/20180710_74053.html

    ビールが売れ始めるのは何度?気候と売り上げの関係を示すウェザーマーチャンダイジングとは | データのじかん
    https://data.wingarc.com/temperature-and-beer-10204

    猛暑や大雨など、今までのような気候ではなくなってきたので、このあたりのデータはよく見ておかないといけないです。

    【テンプレ付き】レビューを放置すると売上ダウン?!楽天新機能「レビュー返信機能」で2種のお客さんをフォローしよう | コマースデザイン
    https://www.commerce-design.net/blog-staff/180709-revuehenshin/

    カスタマーサポートだという意識を忘れずに。

    Amazonの新サービス「プライムワードローブ」に見る「お試し消費」の返品リスク対応 | ネットショップ担当者フォーラム
    https://netshop.impress.co.jp/node/5591

    「アメリカ人はすでに年間2,600億ドル相当の返品」。日本はこういったことがないのがありがたいです。

    通販事業者が″今”取り組むべき「チャネルミックス」の手法とは!? | 通販通信
    https://www.tsuhannews.jp/54367

    紙の担当をWebにするなどの人を動かすことで、チャネルミックスができるようになるはず。

    世界のEC市場は依然として拡大傾向、越境EC市場規模は2020年に1兆ドルに迫る | eコマースコンバージョンラボ
    https://ecclab.empowershop.co.jp/archives/53423

    世界の消費者意識調査2018 | PWC
    https://www.pwc.com/jp/ja/knowledge/thoughtleadership/2018/assets/pdf/consumer-insights-survey.pdf

    越境ECが避けられなくなってきたので、海外の動きも今から追っておきましょう。

    今週の名言

    ていねいに考え作られていないモノに潜む、「まぁ、これくらいでいいか、とりあえずCPAが上がれば」という気持ちは、驚くほどちゃんと相手に伝わります。

    「いったんしゃがんで考える」アドテック関西(京都)で話したこと | えとじやブログ
    http://blog.etojiya.com/archives/9869991.html

    「まあいいか」と思ったことは、ほんの些細なことでも伝わってしまいます。「まあいいか」をなくすことでブランドイメージが良くなっていきますので、何度も何度も確認を。

    森野 誠之

    運営堂

    運営堂代表。Web制作の営業など数社を経て2006年に独立後、名古屋を中心に地方のWeb運用を支援する業務に取り組む。現在はGoogleアナリティクスなどのアクセス解析を活用したサイト・広告改善支援を中心にWeb制作会社と提携し、分析から制作まで一貫してのサービスも開始。豊富な社会・業務経験と、独立系コンサルタントのポジションを活かしてWeb制作や広告にこだわらず、柔軟で客観的な改善提案を行っている。理系思考&辛口の姿勢とは裏腹に皿洗いを趣味にする二児のパパ。

    森野 誠之

    「Instagramで見つけた商品を購入したことがある」は45%、衝動買いの経験者は7割

    7 years 7ヶ月 ago

    EC支援などを手がけるマージェリックが実施した調査によると、Instagramを利用している15~35歳の女性の45.8%がInstagram上で見つけた商品を購入した経験を持っていた。

    Instagram上で見つけた商品の購入経験について(マージェリック調査)

    Instagram上で見つけた商品の購入経験

    また、購入経験者の70.7%はInstagram上の投稿を見て「衝動買い」をした経験がある。

    Instagram上の投稿を見て衝動買いした経験(マージェリック調査)

    Instagram上の投稿を見て衝動買いした経験

    Instagram上の投稿を見て購入したことがある、もしくは購入したい商品を選択式・複数回答で質問。その結果、上位は「洋服」(50.5%)、「アクセサリー」(42.3%)、「化粧品」(36.3%)、「靴」(29.4%)、「バッグ」(27.1%)だった。

    Instagramの投稿を見て購入した・購入したい商品(マージェリック調査)

    Instagramの投稿を見て購入した・購入したい商品

    「ShopNow」の認知度は44%

    Instagramの投稿写真からECサイトに移行するショッピング機能「ShopNow」の認知度や利用経験についても調査。「ShopNow」を「知っている」と答えた割合は44.5%だった。

    Instagramのショッピング機能(ShopNow)の認知(マージェリック調査)

    ショッピング機能(ShopNow)の認知

    「ShopNow」を使ってみたいかという質問では、「すでに使ったことがある」は16.9%、「使ったことがないが今後使ってみたい」が47.5%、「使ったことがないし今後も使う予定がない」は35.6%となっている。

    Instagramのショッピング機能(ShopNow)の利用意向(マージェリック調査)

    ショッピング機能(ShopNow)の利用意向

    調査概要

    • 調査対象:10代~35歳女性
    • 調査期間:2018年6月28日~7月3日
    • 調査方法:インターネットリサーチ
    • 有効回答数:441名

    渡部 和章

    ライトプロ株式会社 代表取締役

    渡部 和章(わたなべ・かずあき)

    新聞社で約7年半、記者を務めた後、2015年に編集プロダクションのライトプロを設立して代表に就任。編集者兼ライターとしても活動中。

    趣味は料理と漫画を読むこと。東京都在住。1983年生まれ。

    渡部 和章

    楽天・三木谷社長が語った「ワンデリバリー構想」「携帯キャリア事業の狙い」とは?【2018年夏の講演まとめ】 | 大手ECモールの業績&取り組み&戦略まとめ

    7 years 7ヶ月 ago

    楽天の三木谷浩史社長が独自の配送ネットワーク構想「ワンデリバリー」をぶち上げてから約半年。7月17日に開かれた「楽天EXPO2018」で、三木谷社長は「ワンデリバリー」構想、MNO(モバイルネットワークオペレーター)として参入する携帯キャリア事業、「One Payment」構想などを語った。4000人以上の出店者の前であかした構想や方針をまとめた。

    2020年までに独自配送ネットワークを構築

    2017年は配送ネットワークがパンクした。楽天の直販サービスも出荷制限をしなければならない状況に陥った。(配送については)出店者の皆さんと一緒に新しいことをやらなければ、店舗も楽天の将来もない。

    2018年1月、こう危機感をあらわにし、楽天グループの新しい挑戦として三木谷社長がぶち上げた「ワンデリバリー」。7月17日の「楽天EXPO2018」で、三木谷社長は次のように配送問題の原因に言及した。

    (物流問題で)配送を受け付けてもらえないケースが出てきたり、送料も上がっている。この根本的な原因はどこにあるのだろうか? 宅配便というCtoCという個人間取引の仕組みにBtoCの荷物を載っけているところに無理が生じてきた。

    EC市場の急拡大で、不在再配達、配送量規制、送料値上げといった問題が顕在化――。三木谷社長は、「『ワンデリバリー』は新しいチャレンジだが、やりたいことというよりも、やらなければならない。そうしなければ将来は開けない」と意気込みを語る。

    現在、「楽天市場」ではECプラットフォーム側が購買データ、配送キャリアが配送データを持つ構造となっている。販売側と配送側で情報が分断されており、三木谷社長はこうした構造が問題となっていると指摘。

    楽天は、購買データに加え、配送データも管理することで商品の注文から配送までの仕組みを一気通貫で整備。受け取りの利便性向上、再配達削減、配送状況の可視化などの実現をめざす。

    楽天のワンデリバリー構想
    店舗、ユーザー、楽天の3者を有機的につなぎ、AI(人工知能)やビッグデータを使って効率化してくという

    お買い物マラソン、楽天スーパーセールで購入した場合、人によっては一度に荷物を持ってきてほしいという人もいる。商品を(玄関などに)置いていってという人もいる。500円の文房具から10万円のハンドバッグまで同じように外注して配送していた。今後はそれらを一元管理していく。積極的な形で、物流、ラストワンマイルに参加することが“Make Sense”(道理にかなうの意味)だ。(三木谷社長)

    「楽天EXPO2018」で公表された「ワンデリバリー」構想に関するイメージ動画

    現在、楽天は関東に2か所(市川、相模原)、関西に1か所(川西)、商品の保管から出荷までを手がける物流サービス「楽天スーパーロジスティクス」の物流センターを構えている。日本GLPが開発する大型物流施設「GLP流山」の全フロア、「GLP枚方」の一部を貸借。2019年までの稼働をめざす。

    新施設では、最先端のマテリアルハンドリングシステムを導入。人手不足が進む中、運営の大幅な効率化・省人化に取り組むとしている。

    翌日配達サービス「あす楽」は全国90%以上をカバーし、土日祝日、365日出荷が可能になる2019年には稼働したい。(三木谷社長)

    「楽天スーパーロジスティクス」の新設計画
    「楽天スーパーロジスティクス」の新設計画

    ちなみに、楽天は東京23区内で独自配送を実施中。楽天ブックス、「Rakuten Direct(楽天ダイレクト)」で運用しているという。「今後は店舗の皆さんの商品を届けていきたい。楽天は2020年をターゲットに全速力で展開していく」(三木谷社長)

    楽天BOXを活用したピックアップ場所の多様化、置き配配送通知、自宅外受け取り日時・場所指定などを展開していく
    楽天BOXを活用したピックアップ場所の多様化、置き配配送通知、自宅外受け取り日時・場所指定などを展開していく

    ワンペイ構想、2018年末までに全店舗導入

    楽天は2017年に決済サービスのブランドを「楽天ペイ」として統合。「楽天ペイ(実店舗決済)」「楽天ペイ(アプリ決済)」「楽天ペイ(オンライン決済)」といったサービスの提供を通じ、楽天IDによる他社サイトや実店舗での決済を実現。楽天IDの利用拡大を図っている。

    「楽天市場」の決済を一括管理する構想が「One Payment」。「楽天ペイ(楽天市場決済)」によって、すべての店舗で利用できる決済手段を統一することで、支払いの一元化、入金サイクルの統一などが期待できるとした。

    「One Payment」で実現できること
    「One Payment」で実現できること

    2018年末に向けて全店舗に導入する。店舗の皆さんにはご理解いただけているかなと思う。1店舗の抜けもなく実現していくことが全体の底上げになる。(三木谷社長)

    チャット機能拡大

    店舗スタッフと消費者がチャットできる機能で、2017年から試験的に運用を始めた「チャット機能」。これまで約100店舗が試験導入した。

    導入店舗では、未利用者と比べて転換率が14.8ポイント向上、平均注文額は未利用者比135.5%流通効果は楽天の試算で0.41%増という。

    楽天が公表したチャット機能の導入効果
    チャット機能の導入効果

    店舗スタッフがコンシェルジュ、これが楽天のコンセプト。商品について一番詳しいのは店舗である。だが、店舗側が(消費者からの)全質問に答えるのは大変。AI(人工知能)搭載のAI Chatbotを全店舗に導入していこうと思っている。(三木谷社長)

    こう話した三木谷社長は、簡単な質問にはAIが回答する仕組みを整備。すでにトライアルでAIチャットボットの活用を始めているという。

    AIチャットボットの進化にも言及した三木谷社長。「今後もキーボードで文字を叩き続けるのか? それともボイスが主流になっていくのか?」(三木谷社長)。三木谷社長は音声検索といった行動が増えると指摘し、ゴルフ場予約サービス「楽天GORA」で取り組んでいる「ボイスサーチ」に言及した。

    「楽天GORA」のボイスサーチを利用してゴルフ場を予約すると、楽天トラベルでの宿泊、購入履歴に応じて楽天市場での商品購入提案といったレコメンドも行う事例を披露。そして、次のように話した。

    ボイスサーチは楽天グループの全サービスが絡んでくる。ゴルフ場予約から楽天トラベル、楽天市場で買ったことがある商品の提案。このような形でAIチャットボットについても導入していく。(三木谷社長)

    楽天が公表したボイスサーチの事例
    ボイスサーチの事例

    クロスボーダーECは拡大中

    越境ECのシェアはますます大きくなるので、楽天グループも強化していく。楽天はJD.com、米国eBayなど、海外のさまざまなパートナーと連動、提携している。(三木谷社長)

    楽天の越境ECは、JD.com、米国eBayなど、海外のさまざまなパートナーと連動、提携している
    クロスボーダーECにおける連動・連携先

    楽天のクロスボーダーは拡大傾向が続いており、2017年の流通総額は2012年と比べて8倍に拡大しているという。

    楽天が公表したクロスボーダーEC流通総額と海外販売ランキング
    クロスボーダーEC流通総額と海外販売ランキング

    「楽天市場」などの取扱商品を対象とした海外向けの配送サービス「Rakuten Global Express(楽天グローバルエクスプレス、RGE)」を2017年にスタート。海外ユーザーにより便利な物流サービスを提供するとした。

    言語の壁について三木谷社長は、「コミュニケーションも重要なので、チャットボットも自動翻訳によって多言語対応していく」としている。

    O2Oを強化し店舗の集客施策に活用

    現状のEC化率は5.79%。残りの95%を皆さんと一緒に取り込んでいきたい。日本の家計消費は245兆円もある。楽天はショッピング以外のオフラインマーケットも獲得し、出店者の皆さんの集客施策に活用する。そして、店舗を持っている皆さんには、集客支援などをしていく。

    オフライン市場を取り巻く環境
    オフライン市場を取り巻く環境

    こう話した三木谷社長は、リアルでも使える楽天ペイ、キャッシュレス決済を推進しOtoOを拡大していく方針を説明。「ペイメント」「デリバリー」に加え、重要視しているのが位置情報だ。

    (位置情報技術を開発するスタートアップである)米国のカーブサイドを買収した。AIなどを使って、消費者の位置情報から商品の到着時間を予測することができるのが特徴で、今後は荷物の到着予定時間などを正確に伝えていくことが重要になる。(三木谷社長)

    楽天のOtoO戦略
    楽天のOtoO戦略

    携帯キャリア事業で「楽天市場」を底上げ

    「楽天市場」の流通総額は、2018年3月時点で66.5%がモバイル経由。元旦(2018年1月1日)のモバイル流通総額では、訪問比率86.1%。流通総額比率76.7%がモバイル経由だった。今後、モバイル経由の比率は85%~90%になると思う。(三木谷社長)

    「楽天市場」のモバイル経由流通総額
    「楽天市場」のモバイル経由流通総額

    このようにモバイル流通額に言及した三木谷氏は続けて、「楽天はMNO(モバイルネットワークオペレータ)として携帯キャリア事業へ挑戦する」と出店者に宣言。

    現在、家計に占める通信料金の割合・負担が増えていることに触れ、「通信料金をリーズナブルに提供し、便利でいかに早く提供できるか、そして、携帯キャリアというモバイルの“根っこ”の部分を押さえて『楽天市場』の流通額を増やしていけるかが重要になる」と出店者に訴えた。

    電話通信料と家計負担の推移
    電話通信料と家計負担の推移

    楽天グループは9700万人の会員にリッチなサービスを提供しており、ポイントプログラムは1兆ポイントを発行。ポイント対応店舗数は70万店舗を超えている。このモバイルエコシステムを生かし、ソフトバンク、KDDI、NTTドコモドコモではなく楽天がトップになる――そうした世界を作っていこうと思っている。

    夢ではなく、現実にやってきた実績を考えれば、実現できる。さまざまな技術が入ってきているので圧倒的な技術力で勝負し、ナンバーワンキャリアになる。そして、日本の半分くらいは楽天モバイルを使っている世界を実現したい。(三木谷社長)

    楽天はモバイルエコシステムを構築し、「楽天市場」への誘導などにつなげていく
    楽天はモバイルエコシステムを構築し、「楽天市場」への誘導などにつなげていく

    瀧川 正実

    ネットショップ担当者フォーラム編集部 編集長

    通販・ECに関する業界新聞の編集記者、EC支援会社で新規事業の立ち上げなどに携わり、現在に至る。EC業界に関わること約13年。日々勉強中。

    瀧川 正実

    高いファッションはECで買わない? ネット購入時の上限額1万円未満は7割強

    7 years 7ヶ月 ago

    ファーストリテイリング子会社のジーユーが実施したファッションの消費動向に関する消費者調査によると、オンラインストアでの1回あたりの購入金額の上限が1万円未満と答えたユーザーの割合は7割を超えた。

    調査対象はジーユーのアプリユーザーで、回答者はすべて女性。

    「オンラインストア(ECサイト)でファッションアイテムを購入する際に、 一回の買い物で使用してもよいと思う上限金額を教えてください」と質問した。

    その結果、「1000円~3000未満」は11.0%、「3000円~5000未満」は26.9%、「5000円~1万円未満」は37.9%で、1万円以下を選んだ割合は合計75.8%だった。

    上限金額が1万円以上の回答者の割合は、「1万円~3万円未満」が19.2%、「3万円~5万円未満」は1.1%、「5万円~10万円未満」は0.6%、「特に上限はない」は2.8%(選択式・単一回答、n=182)。

    ECサイトでファッションアイテムを購入する際の上限金額(ジーユーの調査)

    ECサイトでファッションアイテムを購入する際の上限金額

    「ウェブルーミングの利用が多い」は54%

    インターネットやソーシャルメディア、アプリなどで情報収集してから実店舗で購入する「ウェブルーミング」の傾向も調査した。

    「衣服やファッション小物、アクセサリーなどのファッションアイテムについて、何で調べて/見て、どこで購入することが多いですか」と質問。これに対し、「インターネットやソーシャルメディア、アプリで調べ、実店舗で購入する 」と回答した割合は54.2%で過半数を超えた。

    年代別で分析すると、20代が68.6%で最多。30代は55.4%、40代は50.2%、50代は46.3%。「実店舗で購入する」と回答したユーザーに理由を聞いたところ、「実物を見て購入したい」が86.3%で最多だった。 

    インターネットやソーシャルメディア、アプリなどで情報収集してから実店舗で購入する「ウェブルーミング」の傾向

    ウェブルーミングなどの傾向調査

    オンラインで情報を収集する方法は、「ファッションブランド/企業のウェブサイト」が50.2%、「ファッションブランド/企業のモバ イルアプリ」が43.5%、「一般人の SNS」が27.5%で上位にランクインしている(選択式・複数回答、n=448)。

    ファッション情報の収集方法(ジーユー調査)

    決済手段はECならカード、実店舗では現金が最多

    オンラインストアや実店舗でファッションアイテムを購入する際、主に使用する決済手段を質問した。

    オンラインストアの上位は「クレジットカード」(74.6%)、「後払いサービス(コンビニ後払い、 ツケ払い、Paidyなど )」(35.5%)、「代引き」(26.8%)、「携帯キャリア系サービス」(8.7%)(選択式・複数回答、n=414)。

    ECサイトでファッションアイテムを購入する際の決済方法

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    実店舗では「現金」(78.0%)と「クレジットカード」(56.3%)の比率が高い(選択式・複数回答、n=490)。

    実店舗でファッションアイテムを購入する際の決済方法

    実店舗でファッションアイテムを購入する際の決済方法

    調査はジーユーのプロジェクト「リアルファッションラボ」が実施した。「リアルファッションラボ」はファッショントレンドの調査・研究を行い、消費者が発信している情報や実績に基づくデータを踏まえファッショントレンドに関する情報を定期的に発信している。 

    調査概要

    • 調査期間:2018年5月23日~5月29日
    • 調査対象:ジーユーアプリ会員
    • 調査方法:オンラインでのアンケート調査 

     

    渡部 和章

    ライトプロ株式会社 代表取締役

    渡部 和章(わたなべ・かずあき)

    新聞社で約7年半、記者を務めた後、2015年に編集プロダクションのライトプロを設立して代表に就任。編集者兼ライターとしても活動中。

    趣味は料理と漫画を読むこと。東京都在住。1983年生まれ。

    渡部 和章
    確認済み
    1 時間 7 分 ago
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