ネットショップ担当者フォーラム

「楽天ペイ」ビックカメラグループ全店舗に導入、楽天ポイントカードと併用可能

7 years 1ヶ月 ago

楽天ペイメントは6月19日、スマートフォン向け決済アプリ「楽天ペイ」をビックカメラグループ全店舗に導入することを発表した。6月20日から全国のビックカメラ、コジマ、ソフマップで利用可能になる。

利用者は対象店舗で買い物をする際、「楽天ペイ」アプリに表示されるQRコードを店員に読み取ってもらうことで支払う。アプリの支払いもとクレジットカードとして「楽天カード」を設定していれば、「楽天ペイ」アプリ決済200円につき1ポイント、「楽天カード」100円につき1ポイントが付与される。

また、ビックカメラとソフマップは「楽天ポイントカード」を導入しているため、ポイントカードを掲示することで、100円の買い物ごとに基本5ポイントの「楽天スーパーポイント」を貯めることもできる。

「楽天ペイ」での支払いイメージ

ビックカメラグループは、1993年6月以来、「楽天カード」「楽天Edy」の加盟店になるなど、楽天グループとの連携を進めてきた。2018年4月には家電領域のEC「楽天ビック」を開始し、オンラインとオフラインの連携を強化している。

今回、ビックカメラグループ全店舗に「楽天ペイ」を導入し、顧客の相互送客を強化するとともに、利用者の利便性向上を図る。また、キャッシュレス化による店舗運営の効率化も推進していくという。

池田真也
池田真也

「楽天市場」が3年ぶりに1位、Amazonは2位。ネットユーザーが選ぶWebサイトのブランド力ランキング

7 years 1ヶ月 ago

日経BPコンサルティングが6月20日に公表した、国内500種類のWebサイトを対象としたブランド力調査「Webブランド調査2019-春夏」で、総合ランキング1位は「楽天市場」だった。楽天市場が1位を獲得したのは2016年-秋冬の調査以来3年ぶり。

2位は「Amazon.co.jp」、3位は「Yahoo!JAPAN」、4位は「Google」で上位をネット企業が独占。ネット専業以外では5位の「サントリー」がトップだった。

2017-春夏から4回連続でトップだった「Yahoo!JAPAN」は今回は3位。「Amazon.co.pj」は前回(2018年-秋冬)から順位を1つ上げた。

日経BPコンサルティングが6月20日に公表した、国内500種類のWebサイトを対象としたブランド力調査「Webブランド調査2019-春夏」
Webブランド指数 総合ランキング(画像は日経BPコンサルティングのページから編集部がキャプチャ)

6位から10位は「YouTube」「楽天カード」「楽天トラベル」「クックパッド」「Tサイト」。

「Webブランド調査」は、インターネットユーザーによる評価を「アクセス頻度」「サイト・ユーザビリティ」「サイト・ロイヤルティ」「態度変容:製品・サービス」「態度変容:企業活動」「行動歓喜」の6項目でそれぞれ指数化し、総合点でランキングを作成している。

1位の「楽天市場」のWebブランド指数は114.0ポイント。6つの評価指数のうち「態度変容:企業活動」を除く5つのスコアが前回よりも上昇した。特に、キャンペーンの利用や会員ページへのログイン、製品購入といった実際の行動を測る「行動喚起」の上昇がWebブランド指数を押し上げたという。

調査概要

  • 調査手法:インターネット調査
  • 調査対象:全国、20歳以上のインターネット・ユーザー(日経BPコンサルティングの提携調査会社の調査モニター)
  • 有効回答数:3万5448件
  • 調査対象ブランド:企業や団体が運営する日本の主要500サイト
  • 調査実施期間:2019年4月11日~4月19日
  • 調査企画・実施:日経BPコンサルティング
渡部 和章
渡部 和章

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    ※期間内のPV数によるランキングです。一部のまとめ記事や殿堂入り記事はランキング集計から除外されています。

    内山 美枝子

    しまむら「ZOZOTOWN」を退店。出店から約1年、今後は自社ECチャネルに注力

    7 years 1ヶ月 ago

    しまむらは、6月20日の12時をもって「ZOZOTOWN」から退店した。12時以降、「ファッションセンターしまむら ZOZOTOWN店」は閲覧できず、ZOZOTOWNでは古着・中古アイテムのみの取り扱いとなっている。

    退店後、しまむらのショップ・ブランドページは閲覧できなくなっている

    しまむらが「ZOZOTOWN」に出店したのは2018年7月9日。他のモール出店や自社ECサイト運営をしていなかったため、初めてのオンラインショップ開設だった。

    しまむらは出店当時、2020年2月期までの自社ECサイト開設を計画しており、「ZOZOTOWN」出店時には、その目的として、店舗がない地域や来店が難しい顧客の利便性向上、新規顧客の開拓のほか、「自社ECサイトを運営するためのノウハウを獲得したい」(しまむら・企画室)と掲げていた。

    自社のECチャネルに注力

    しまむらは現在、松山商品センター内(松山市)にEC専用倉庫の建設を進めており、2020年秋をメドに自社ECをスタートする予定だ(通販新聞ダイジェストより)。しまむらの北島社長は「外部モール経由の販売はコストがかかり過ぎる」と述べており、自社ECチャネルの開設を急ぐ。

    今年1月には、最寄り店舗に商品を取り置きできるスマホアプリ「しまコレ」の提供を開始しているが、自社ECサイトの開設とあわせてEC機能の追加を予定している。

    池田真也
    池田真也

    「Amazonマーケットプレイス」での中小企業による流通総額は9000億円超[2018年]

    7 years 1ヶ月 ago

    アマゾンジャパンは6月20日、「Amazonマーケットプレイス」に出品する日本の中小企業による2018年の流通総額が9000億円を超えたと発表した。

    「Amazonマーケットプレイス」に出品する日本の中小企業の販売状況をまとめた「2019年 中小企業インパクトレポート」で公表した。

    「2019年 中小企業インパクトレポート」によると、「Amazonマーケットプレイス」に出品する日本の中小企業は15万社超で、2018年に1分あたり約600個の商品を販売したという。

    「Amazonマーケットプレイス」に出品する日本の中小企業の拠点がある県で、Amazonでの成長率が最も高いのは島根県だったとしている。

    なお、「Amazonマーケットプレイス」に出品する販売事業者による「Amazon」でのグローバル流通総額は2018年に1600億ドルを突破。「Amazon」のグローバル流通総額に占める販売事業者の割合は58%にのぼっているという。

    「Amazonマーケットプレイス」に出品する日本の中小企業による2018年の流通総額が9000億円を超えたと発表
    「Amazon」のグローバル流通総額に占める販売事業者の割合は58%にのぼっている
    瀧川 正実
    瀧川 正実

    スマホ「QRコード決済」利用が半年で32ポイント増、「PayPay」「LINE Pay」などのキャンペーンが後押し

    7 years 1ヶ月 ago

    マクロミルは6月19日、キャッシュレス決済の利用に関する調査結果を市場調査メディア「ホノテ」で発表した。

    調査では、最も利用されている決済手段は「現金(97%)」となり、「クレジットカード(75%)」「銀行振り込み・引き落とし(38%)」と続いた。

    上位3つの決済手段の利用率は、半年前に実施した同様の調査との差が小さかったが、キャッシュレス決済の観点で見ると、4位以降の「交通系ICカード」「流通系ICカード」「スマホ決済」が半年間のうちに伸長しており、特にスマホ決済の利用率が大きく伸びている。

    支払い方法の利用率上位6位

    6か月でスマホQRコード決済の利用経験が32ポイント増

    スマートフォンを利用した決済方法に注目すると、「タッチ型決済(70%)」が前回調査よりも18ポイント減少した一方、「QRコード決済(67%)」が前回から32ポイント増加。2018年10月の調査では「タッチ型決済」が主流だったが、半年間で「QRコード決済」とほぼ横並びになった。

    QRコード決済の利用者に使い始めた時期を聞くと、6か月以内が60%を占めており、半年間で新規ユーザーが急増していることがわかる。

    スマホで支払いをする際に利用したことがある決済方法
    QR決済を使い始めた時期

    キャンペーンがキャッシュレス決済の利用を後押し

    キャッシュレス決済を利用する理由について聞くと、QRコード決済利用者の53%が「キャンペーンや割引などの特典」を理由に挙げており、他のキャッシュレス決済よりも突出していた。この背景には、昨年末に実施されたPayPayやLINE Payの大型キャッシュバックキャンペーンあると考えられている。

    また、クレジットカード・流通系ICカード・QRコード決済利用者の70%超が「ポントが貯まる・使える」とも答えており、こちらでも各種キャンペーンが利用につながっている様子がうかがえる。

    各キャッシュレス決済を利用する理由

    増税後のポイント還元施策の認知率は7割

    2019年10月に予定されている消費税増税に関連した「キャッシュレス決済のポイント還元」の認知状況については、「内容までよく知っていた(18%)」「なんとなく聞いたことがあった(57%)」を合わせると7割超が認知していた。

    消費増税対策「キャッシュレス決済のポイント還元」の認知状況

    また、還元施策がキャッシュレス決済の利用につながるかを聞くと、「とても多くなると思う(20%)」「まあまあ多くなると思う(47%)」と、前向きな回答が半数を超えた。

    消費増税対策「キャッシュレス決済のポイント還元」によって、キャッシュレス払いが多くなるか

    調査概要

    • 調査主体:マクロミル
    • 調査方法:インターネットリサーチ
    • 調査対象:全国20歳~69歳の男女(マクロミルモニタ会員)
    • 割付方法:平成27年国勢調査による性別×年代の人口動態割付/合計1,000サンプル
    • 調査期間:2019年4月26日(金)~2019年4月27日(土)
    池田真也
    池田真也

    ヤマダ電機、EC注文商品を店頭の宅配ボックスで24時間受け取りできる仕組みの実証実験

    7 years 1ヶ月 ago

    ヤマダ電機は6月18日、サイブリッジグループ傘下のERY JAPAN LLCと連携し、ヤマダ電機の通販サイト「ヤマダウェブコム」で注文した商品を宅配ロッカー「ERYBOX(エリーボックス)」で24時間受け取ることを可能にするサービスの実証実験を開始すると発表した。

    YAMADAホールセール江東新砂店でスタート。実証実験の結果に基づき、2号機、3号機の設置も予定している。

    佐川急便の再配達を宅配ボックスで受け取ることも可能

    実証実験ではERY JAPANが提供する宅配ロッカー「エリーボックス」を、YAMADAホールセール江東新砂店の店頭に設置。ユーザーがヤマダ電機の通販サイト「ヤマダウェブコム」で家電などの商品注文時に宅配ボックスで受け取ることを選択すると、店頭の「エリーボックス」からいつでも好きな時間に商品を受け取ることができる。

    荷物が「エリーボックス」に配達されると、ユーザーへメールやSMSが送信される仕組みを採用。ユーザーに発行された暗証番号で開錠できる。

    ヤマダ電機は、サイブリッジグループ傘下のERY JAPAN LLCと連携し、ヤマダ電機の通販サイト「ヤマダウェブコム」で注文した商品を宅配ロッカー「ERYBOX(エリーボックス)」で24時間受け取ることを可能にするサービスの実証実験を開始する
    「ERYBOX」で荷物を受け取る仕組み

    佐川急便の再配達の指定を「エリーボックス」にすることで、ユーザーの商品受け取りの利便性が高まるとともに、再配達によるCO2(二酸化炭素)の排出発生の削減にも寄与するとみている。

    ヤマダ電機は全国の店舗を配達の拠点にすることで、配達の便宜性を追求してきた。また、ネットでの注文品をユーザーが指定した店舗で渡す「お店de受け取り」サービスを2016年から運用している。しかし、ユーザーが店舗で受け取れるのは店舗の営業時間内に限られていた。

    24時間アクセスが可能な宅配ボックスでの受け取りが可能になることで、ユーザーに対してさらなる便宜性を提供できるとみている。

    石居 岳
    石居 岳

    事業継続計画(BCP)策定企業は15%、策定の意向ありは45%

    7 years 1ヶ月 ago

    帝国データバンクが6月13日に公表した「事業継続計画(BCP)に対する企業の意識調査(2019年)」によると、自然災害や情報セキリティー事故などに備えて事業継続計画(BCP)を策定している企業の割合は15.0%だった。前年と比べて0.3ポイント高い。BCPを現在策定中か、今後策定する予定の企業は合計45.5%となっている。

    調査では全国2万3169社(有効回答数9555社)を対象に、BCPの実施状況を聞いた。

    その結果、「策定している」は15.0%、「現在、策定中」は7.3%、「策定を検討している」は23.2%、「策定していない」は45.3%、「わからない」は9.1%だった。

    BCPを「策定している」と回答した割合が高い業界は、上位から順に金融(42.5%)、農・林・水産(18.4%)、サービス(17.3%)、製造(17.0%)。また、従業員数が多いほど、BCPを策定している割合は高い。

    BCPの策定状況を企業の事業所別で見ると、高知県が72.5%で最も高く、次いで滋賀県(58.4%)、和歌山県(55.6%)、岐阜県(55.2%)、奈良県・鳥取県(どちらも53.3%)だった。

    帝国データバンクが6月13日に公表した「事業継続計画(BCP)に対する企業の意識調査(2019年)」
    事業継続計画(BCP)を策定する意向のある割合~都道府県別~

    事業の継続が困難になる要因は?

    BCPを策定する意向を持つ企業を対象に、事業の継続が困難になると想定される要因(リスク)を質問した。その結果、1位は「自然災害」(72.5%)、2位は「設備の故障」(40.9%)、3位は「火災・爆発事故」と「自社業務管理システムの不具合・故障」(どちらも34.5%)となっている。

    帝国データバンクが6月13日に公表した「事業継続計画(BCP)に対する企業の意識調査(2019年)」
    事業の継続が困難になると想定しているリスク(複数回答)

    BCPを策定しない理由1位は「ノウハウがない」

    BCPの「策定意向あり」の企業に、事業が中断するリスクに備えて、どのようなことを実施あるいは検討しているか聞いたところ、「従業員の安否確認手段の整備」が72.2%でトップだった。

    帝国データバンクが6月13日に公表した「事業継続計画(BCP)に対する企業の意識調査(2019年)」
    事業の継続が困難になると想定しているリスク(複数回答)

    BCPを「策定していない」企業に、その理由を質問したところ、「策定に必要なスキル・ノウハウがない」が43.9%で1位だった。次いで「策定する人材を確保できない」(33.7%)、「書類作りで終わってしまい、実践的に使える計画にすることが難しい」(27.9%)、「策定する時間を確保できない」(26.6%)となっている。

    帝国データバンクはBCPに関する調査を2016年6月以降、毎年実施しており、今回で4回目。

    調査概要

    • 調査期間:2019年5月20日~31日
    • 調査対象:全国2万3169社(有効回答企業数9555社)
    渡部 和章
    渡部 和章

    パーソナライゼーションでECサイトはどう変わる? 米国小売企業が回答した「効果」「課題」「注力していること」 | 海外のEC事情・戦略・マーケティング情報ウォッチ

    7 years 1ヶ月 ago

    Forbes InsightsとArm Treasure Dataが実施した調査によると、回答者の40%が「Webサイトにパーソナルな要素を追加し、個別化したマーケティング戦略を採用することで、売り上げや平均注文額が増加した」と答え、72%が「パーソナライゼーションを実行する上で人工知能と機械学習技術が不可欠または重要である」と回答しました。

    パーソナライゼーションの効果を実感する事業者たち

    Forbes InsightsとArm Treasure Dataが200人のリテールマーケティング担当者を対象に実施した調査「The Clear Path to Personalization」によると、買い物客を引き付けたい小売事業者にとって、パーソナライゼーションはますます重要になっていることがわかりました。

    オンライン売上と平均購入数が増えた
商品やコンテンツの提案でロイヤルティが高まった
トランザクションが増加した
ニッチ市場を狙ってシェアが拡大できた
ロイヤルティプログラムに付加価値をもたらした
    「パーソナライゼーションはあなたの事業にどのような影響を与えていますか?」(n=200/3つまで選択可)
    ※2019年5月 Forbes Insights「The Clear Path to Personalization」をもとにネットショップ担当者フォーラム編集部で作成

    具体的な数字は明らかにされていませんが、同調査の回答者の40%が「Webサイトにパーソナルな要素を追加し、個別化したマーケティング戦略を採用することで、売上や平均注文額が増加した」と答えています。

    さらに、回答者の37%が「個々にカスタマイズされた製品やコンテンツの提案により、売上とLTVがアップした」と考えています。また、35%の企業でパーソナライゼーション戦略の結果、取引頻度が増加しているそうです。

    顧客データプラットフォーム企業 Arm Treasure Data社のマーケティングディレクター Erik Smith氏によると、今回の調査では、メール、Webサイトのエンゲージメント、オンライン広告、リアルイベントなど、デジタルとリアルのチャネルを通じた「有意義な顧客との対話」をパーソナライゼーションと定義しました。

    「小売事業者が、消費者がよく購入する製品やブランドのプロモーションメールを送ったり、過去の訪問に基づいて自社のホームページに特定の商品を表示したりすることもパーソナライゼーション含まれます」と彼は言います。

    アリババの責任者「消費者とのやり取りをすべてオンラインに移行すべき」

    このような潜在的な利点があるにもかかわらず、多くの企業では、消費者データのクオリティやリソース不足などの技術的な課題のため、Webサイトのパーソナライゼーションがなかなか進んでいません。調査対象者の59%は「パーソナライゼーション関連の変更は少なくとも1年先になる」と述べていますが、41%は「優先度が高い」と回答しています。

    調査対象となった企業の74%は「パーソナライゼーションに充てているのはマーケティング予算の10%以下」と答えました。85%は「マーケティング予算の少なくとも20%を将来的にパーソナライゼーションに投入したい」と考えていますが、実行のタイミングは不明です。

    インターネットは膨大な数の消費者とのやり取りを非常に簡単、かつ安価にするため、企業は消費者とのやり取りをすべてオンラインに移行し、すべてのデータを記録するべきです。もう妥協する必要はありません」と中国の巨大マーケットプレイス企業 アリババグループのスタッフ責任者 兼 戦略アドバイザーのマーク・ゼン氏は言います。

    人工知能や人間の関わりを代替する機械ベースの技術は、少なくとも調査回答者にとっては、未知の分野のようです。60%はAIベースのパーソナライズアプリケーションを検討中、もしくは活用の初期段階にありますが、採用したいAIや機械学習の種類は特定しませんでした。

    しかしAIへの関心は高く、72%が「AIと機械学習技術はパーソナライゼーション戦略を実行する上で不可欠」または「重要である」と回答しています。

    AIがエンジンなら人間はガソリン

    一方で、AIベースのプラットフォームには人的支援が必要だと多くの人が考えています。「マーケティング担当者としては、AIだけに頼ることはできません。販売サイクルを短縮し、効率良く管理するには、人間の関与が必要なのです」と、マーケティング代理店PAN Communications社でマーケティングおよびビジネス開担当の副社長マーク・ナードン氏は述べています。「AIがエンジンなら、人間は実際にエンジンを動かすガソリンなのです」。

    AIを活用する以外に、回答者の56%が専門家によるパーソナライゼーションチームを設置55%が消費者データをより有効に活用する方法を模索中。また、50%がソーシャルメディア、メール、Webサイトなど、チャネル固有の特徴を特定してパーソナライゼーションに取り組んでいます。

    また、ロイヤルティプログラムとモバイルアプリはパーソナライゼーションにとって非常に重要なチャネであることも報告されており、回答者の13%がロイヤリティプログラムと特典に、12%がモバイルアプリに、9%がショッピングカートに、5%がメールに、それぞれパーソナライゼーションの焦点を当てています。

    ロイヤルティプログラムと特典
モバイルアプリとモバイルエクスペリエンス
商品
ダイレクトメール
広告
ショッピングカート
サポートとメンテナンス
価格設定
マーチャンダイジング
サービスセンター
Eメール
Webサイト
    「どの分野のパーソナライゼーションに注力していますか?」
    ※2019年5月 Forbes Insights「The Clear Path to Personalization」をもとにネットショップ担当者フォーラム編集部で作成

    アンケート回答者は以下をパーソナライゼーションの目的に挙げました。

    • ロイヤルティ、リピート購入、リテンションなど、顧客との継続的な関係維持……77%
    • 購入数と見込み客の増加……68%
    • ブランド認知とソーシャルメディアでの存在感アップ……61%
    • コンバージョン率と売上の上昇……59%
    • より良いブランドエンゲージメント……55%

    「パーソナライゼーションはスピードの問題ではなく質の問題です」とナードン氏は言います。

    収集した素晴らしいデータをすべて分析するには時間がかかります。まずは落ち着いて戦略的を立て、適切な方法で分析し、どのチャネルでも最も効果的に消費者にアプローチできるよう、データを使いこなしましょう。

    Internet RETAILER
    Internet RETAILER

    3D測定、AI接客などデジタル活用の次世代ショップ「ワコール3D smart & try」とは | 通販新聞ダイジェスト

    7 years 1ヶ月 ago

    ワコールは5月30日、3D測定やAI接客を導入した実店舗を開設した。ボディサイズの計測や最適な商品提案を通じて新しい下着選びを体験してもらい、ワコールブランドとの親和性を高める狙い。3D測定やAI接客は、2022年3月末までに、直営店や百貨店内の店舗などで100台を導入する予定。今後、個人を特定しないビッグデータとして商品企画や生産計画に活用することも視野に入れる。

    3D測定の実店舗開設、企画や生産へのデータ活用視野

    開設したのは「ワコール3Dsmart&try」で、東京・渋谷の商業施設「東急プラザ表参道原宿」の4階に構えた。顧客がボディサイズを把握できるようにし、体に対する顧客の意識を高めることでブランド価値を向上する狙い。パーソナライズのニーズに応える場として位置付け、店舗の収益性は追わないという。

    3Dで測定するボディスキャナは3台導入し、2カ所のカウンセリングルームを併設した。ボディスキャナは個室に設置して、顧客自身で操作してボディサイズを測定する。

    ワコールが開設した、3D測定やAI接客を導入した実店舗「ワコール3Dsmart&try」
    ワコール独自の3Dボディスキャナーによって計測と体型データのチェックを行うという(画像は編集部が追加)

    5秒間に約150万カ所を計測する。長さだけでなく、容積を計測できることが特徴。トップバストやバスト高、アンダーバストなどのほか、二の腕や太もも、ふくらはぎなど18カ所の部位のデータを測ることができる。

    測定結果は、店内に設置したタブレット端末でチェックできる。ブラジャーやショーツなどのインナーアイテムについて、顧客に合った最適なサイズを提示する。また、フロントやトップ、バックと視点を変えて体型をチェックできるほか、バストのボリュームや胴、バスト左右間のサイズなどの特徴を確認できる。このほかに、過去と現在のデータを比較することも可能。計測したデータは店内に設置した5台のタブレット端末で閲覧できる。

    ワコールが開設した、3D測定やAI接客を導入した実店舗「ワコール3Dsmart&try」
    店内に設置したタブレットで、計測した体型データなどが確認できる

    サイズにあわせて、ラブレット端末に搭載したAIが約150商品を提案。悩みやデザイン、色などの好みからおすすめ商品を絞り込む。気に入った商品はお気に入り登録できるほか、その場で印刷し持ち帰ることができる。

    商品は店頭でも購入可能だが、店舗の品ぞろえは品番を絞って展開する。印刷物にはQRコードを付けており、スマートフォンから自社通販サイトで購入することができるようにした

    今後、「3Dsmart&try」は、全国の実店舗に100台を導入する予定。3D計測とAI接客により、計測から商品提案のプロセスを簡易化し、販売員と顧客のより深いコミュニケーションの実現を目指していく。

    これまで、販売員の接客ノウハウに個人差があったほか、計測から最適な商品提案までに時間がかかっていたという。また、顧客にとっても、販売員に体型の悩みを打ち明けることがストレスになっている場合があったことから、これら課題を解消する

    今後、計測したデータは、個人を特定しないビッグデータとして活用する。体形特徴と顧客ニーズとの関係性を分析し、商品企画に生かしていく。また、生産計画の精度向上に活用し、製造の効率化につなげたい考え。「年間50万人のデータを収集できれば活用可能」(ワコール)とした。なお、これまでは販売員によって50年間で4万人超のデータを計測していたという。

    オープンに先駆けて、4月19日から5月12日までの24日間、東京・表参道にポップアップストアを出店した。期間中に988人が利用しており、当初の予想よりも多かったという。「顧客が自身の体型データを知りたいニーズが高いことが分かった」(同)とした。顧客の関心の高さを踏まえてサービスの導入が来店促進に寄与するとして、導入を検討する実店舗も多いという。

    通販新聞

    「渋谷PARCO」のデジタル時代の売り場作り――店頭販売+ECのオムニチャネル型売場

    7 years 1ヶ月 ago

    パルコは6月18日、2019年11月にリニューアルオープンする「渋谷PARCO」の施設内に、店内でECを利用できるオムニチャネル型の売り場を設けることなどを公表した。デジタル化時代における、顧客との新しいコミュニケーションや買い物のあり方を提案する。

    店舗販売とECを併設したオムニチャネル型売り場の名称は「CUBE(仮称)」。施設5階の約430平方メートルのエリアに、11店舗の小型ショップが出店する。

    「CUBE」に出店するショップは従来の売り場と比べてスペースが小さく、店頭の在庫数も少ない。ショールーム機能を高めた店舗として戦略的に取り扱い商品を絞り込む。店舗に在庫がない商品はECサイト「PARCO  ONLINE STORE」で販売する。

    共用部に設置する大型サイネージやショップ内のサイネージから、顧客のスマートフォンにデータを転送することで、店頭に置いていない商品をスムーズにオンラインで買える仕組みを整えるという。

    「CUBE」と同じ5階には、仮想現実(VR)や拡張現実(AR)の技術を活用し、コンピューターで制作した3次元のクリエイティブ作品をスマートフォンやA対応グラスで体験できる空間も設置する。

    パルコは2019年11月にリニューアルオープンする「渋谷PARCO」の施設内に、ECを併設したオムニチャネル型売場「CUBE(仮称)」を開設
    ECを併設したオムニチャネル型売場「CUBE(仮称)」のイメージ

    電子化したレシート「スマートレシートサービス」導入

    「渋谷PARCO」の物販の店舗(一部を除く)では、PARCOの公式アプリ「POCKET PARCO」のユーザーを対象にレシートを電子化する。東芝テックが開発した、電子化したレシートをスマートフォンに送信するレシート管理アプリ「スマートレシートサービス」を導入する。

    今後、アプリの利用履歴や購買履歴など活用し、来店前や来店中、来店後などの最適なタイミングで、顧客の好みに合った商品をや情報を配信する予定。

    パルコは2019年11月にリニューアルオープンする「渋谷PARCO」の施設内で、「電子レシート」サービスを提供する
    「電子レシート」サービスを提供する

    11フロアに約180店舗

    リニューアルオープン後の「渋谷パルコ」は地上10階、地下1階の11フロア。「FASHION」「ART&-CULTURE」「ENTERTAINMENT」「FOOD」「TECHNOLOGY」という5つのコンセプトで構成する。店舗数は約180店舗。

    渡部 和章
    渡部 和章

    モバイルEC時代で勝つための「今すぐできる改善策」「コスト削減&施策のスピード化」を実現する方法

    7 years 1ヶ月 ago

    「実行したい施策がすぐに実施できない」「AI(人工知能)を組み込みたいが技術的スキル・コストが追い付かない」「各種サービスをECサイトと連携するハードルが高い」「運用の手が足りない」――。ECサイト運営につきまとうこうした課題はどう解決すればいいのか。グローバルなクラウド型ECプラットフォーム「Commerce Cloud」を提供するセールスフォース・ドットコムの山浦直人氏(Commerce Cloud Senior Solution Engineer)が、消費者のビッグデータから見えた最新トレンド、課題解決方法、SaaS型ECプラットフォームのメリットをわかりやすく解説する。

    グローバルでECはモバイルシフトが加速

    3000サイト以上のアクティブなECサイトが50か国以上で稼働し、それらに月間6億7900万人のユニークビジター(2018年11月実績)が訪れ、1サイトあたりの販売額は前年比21%増の成長となっている。

    ユニクロ、アシックスなどの有名企業をはじめ、グローバルで利用企業が広がっているセールスフォースのクラウド型ECプラットフォーム「Commerce Cloud」の実績をこう説明する山浦直人氏は、導入サイトで買い物をするユーザーの買い物動向をビッグデータとして抽出したレポート「Salesforce Shopping Index」を用い、近年のトレンドを説明した。

    山浦直人氏(Commerce Cloud Senior Solution Engineer)
    山浦直人氏(Commerce Cloud Senior Solution Engineer)

    山浦氏が強調したのは、ネット通販の購入デバイスにおけるモバイルの重要度がさらに増してきていること。

    2018年末の商戦では、モバイル経由の注文数が48%トラフィックは66%。そして「年末間近のクリスマスでは74%がモバイルで商品を検索している」(山浦氏)。

    2018年末の商戦におけるモバイルの影響

    ECサイトにおけるモバイルの影響は、2017年実績と比べるとわかりやすい。トラフィックに占める割合は2017年の53%から60%へ。注文数に占める割合は2017年の33%から2018年は40%に拡大。コンバージョンレートも2017年の1.09%から2018年は1.2%にアップしている。

    ECにおけるモバイルの影響

    今すぐできるECサイトの改善策

    こうした消費者の「モバイルシフト」への対策として「今すぐできる施策」は何か? 山浦氏は「Commerce Cloud」を使うECサイトの改善実績を元に、「サイト内検索」「リコメンド」の改善で売り上げを伸ばす施策を提案した。

    ① モバイルは検索窓を上部に設置

    モバイル用の検索は、アイコンではなく検索窓を画面トップに置くことをオススメする。これは理論ではない。その方が売り上げは伸びているという結果だからだ。(山浦氏)

    検索アイコンを用いている場合、検索アイコン利用率は7%で、検索から生じる売り上げの割合は19%にとどまる。一方、画面トップに検索窓を用いた場合、検索利用率は15%に、検索から生じる売り上げの割合は29%まで拡大した。

    山浦氏はこう言う。「(検索アイコンは)タップする手間が生じるので、検索窓を上部に置いた方が、ユーザビリティが高い」。

    今すぐできる施策その1

    ② サイト内検索の絞り込み条件は4項目以上を

    絞り込みについては、項目を絞りやすいものと絞りにくいものがあるが、できるだけ絞り込み項目は4つ以上用意してほしい。(山浦氏)

    山浦氏によると、絞り込み条件が2項目のケースと比べ、4項目以上あるECサイトでは商品のカート投入率が27%も高いという。

    今すぐできる施策 その2

    ③ レコメンド枠は商品説明とレビューの間に置く

    レコメンドは訪問者の5%が利用し、そこから29%の売り上げが生まれるというデータが出ている。このレコメンド経由の売り上げを伸ばすには、レコメンドの位置が重要になる。(山浦氏)

    ビッグデータから見えた最適なレコメンドの位置は、山浦氏によると「商品説明とレビューの間」。他の場所と比べると、コンバージョン率は15%向上、カート投入率が25%アップするという。

    今すぐできる施策その3

    「Commerce Cloud」とは?

    「Commerce Cloud」はグローバル規模で、1つのプラットフォーム上でECサイトを運用できるEC専用のクラウド型プラットフォーム。マルチブランドやモール型、海外ECなどのグローバル化にもワンプラットフォームで対応できる。グローバルブランド企業を中心に国内外で50か国以上、3000サイト以上が「Commerce Cloud」で稼働している。

    人工知能「Salesforce Einstein」も搭載されており、近年はBtoB-ECサイトのソリューションも追加。「Commerce Cloud」の導入サイトの販売額は平均で前年比21%増という成長率となっている。

    「インフラストラクチャ」「ネットワーク」「アプリケーション」にそれぞれ必要なセキュリティ環境が整っていることも特徴の1つ。「EC企業1社でこうした環境を整えるのはとても大変。その最たるものが第三者認証。これを取得しようとすると膨大なコストと時間がかかる」(山浦氏)。

    セールスフォース・ドットコムは、日本では日本セキュリティ監査協会の「クラウド情報セキュリティ監査制度」で「CS Gold マーク」(クラウドサービスを提供する事業者のサービスのセキュリティが、国際的な基準(ISO/IEC 27017)で求められる水準であることを示す認定制度)を取得。その他にも「ASP・SaaS 安全・信頼性に係る情報開示認定制度」や、各国の第三者認証の認定を受けている。

    「Commerce Cloud」は1つのプラットフォームをさまざまな企業が利用するマルチテナント型のECプラットフォームのため、第三者から認められたセキュアな環境は「Commerce Cloud」導入企業すべてが利用でき、各種認定制度を背景に消費者へ安心・安全を訴求することが可能だ。

    「Commerce Cloud」は1つのプラットフォームをさまざまな企業が利用するマルチテナント型のECプラットフォームのため、第三者から認められたセキュアな環境は「Commerce Cloud」導入企業すべてが利用できる

    セールスフォース・ドットコムはクラウドプラットフォームを提供している大手企業。「Commerce Cloud」はその基盤を活用しているため、「大規模かつ急激なトラフィックに対しても安定的にECサイトを運用できる環境を用意している」(山浦氏)。

    ECサイト運営において、イベント時、テレビやネットといったメディアでの商品紹介、SNSでのシェア拡散などによってトラフィックが急激に増えることは珍しくない。その時にサーバーがダウンし、ECサイト運営が止まってしまうと大きな機会損失が発生する。こうした事態が起こると「消費者はこのECサイトは使えないといった印象を持ってしまい、2度と訪問してくれないこともある」(山浦氏)。

    将来にわたっての販売機会の損失を防ぐためにも、ECサイトには安定的な稼働ができる基盤が必要だと山浦氏は強調する。

    SaaS型のメリットとは?

    セールスフォース・ドットコムが「Commerce Cloud」導入企業400社の管理者に対して、従来使っていたソフトウェア時代と「Commerce Cloud」導入後の業務についてアンケートを実施。従来は「成果のためのイノベーション」に時間を割けていたのは2割の企業にとどまっていたが、「Commerce Cloud」導入後は8割の企業が「成果のためのイノベーション」に対する取り組みができるようになったと答えている。

    セールスフォース・ドットコムが「Commerce Cloud」導入企業400社の管理者に対して、従来使っていたソフトウェア時代と「Commerce Cloud」導入後の業務についてアンケートを実施

    この劇的な変化をもたらしているのが、「Commerce Cloud」がSaaS型で提供されているというメリットである。

    「EC運営の現場では次のようなやり取り頻繁に発生しませんか?」。こう問いただした山浦氏が説明したのは、EC実施企業の現場で起きている“ECあるある”話だ。

    EC実施企業の現場で起きている“ECあるある”話

    企画者の頭や目に見えているものはその企画で実行されるイメージ。システム側、コーディングやデザイン調整など新しい企画を実現するための実装工数が見えていない。SaaS型のECプラットフォームでは、新しい企画の実装後テスト(他システムとの結合性確認)、新しい企画の実装準備(OS、ミドルウェアへの影響範囲の確認)、日頃の業務管理(サーバー管理、問い合わせ対応)などを省略可できる。(山浦氏)

    EC実施企業の現場で起きている“ECあるある”話

    SaaS(Software as a Service)とは、クラウドの形態の1つでインターネットを通じてソフトウェアを利用すること。オンプレミスは自社サーバー内ですべてのアプリケーションやネットワークなどを管理する形態。IaaS、PaaS、SaaSがクラウドの部類に入る。

    (下の画像の)緑がベンダー側に委託する部分で、青が自社で管理するところ。SaaSはすべてベンダー側に委託する形態。委託する部分を多くの事業者が利用すれば、それだけ規模の経済が働くのでコストが安くなる。また、自社で管理する場合、アプリケーションなどは資産計上しないといけないが、委託できる部分はPL(損益計算表)上、コストとして計上することが可能だ。(山浦氏)

    クラウド、オンプレミスなどの形態について

    SaaS型はアップデートの簡略、コスト面などで優位性

    山浦氏はよりSaaS型サービスをわかりやすくするため不動産ビジネスを例に説明した。

    SaaSはマルチテナント形式。1つのマンションにいくつもの会社が入居し、入居会社はそれぞれ部屋を一定程度カスタマイズすることが可能。共用部分はアップデートを通じて各戸を一括更新していく、と言えばわかりやすいだろう。つまり、マンションの共用部分を更新すれば、入居企業は何もする必要がない。SaaS型は更新の手間やリソースがかからないというメリットがある。(山浦氏)

    SaaSについて

    オンプレミスとSaaSに関するコスト差異についても説明した。「オンプレミスは表面上には見えないコストが膨大にかかる」(山浦氏)。

    オンプレミスとSaaSに関するコスト差異について

    山浦氏はオンプレミスを個人で車を組み立てていく系式、SaaS型はリース車と例えて説明。「オンプレミスはボディからタイヤなどを自分で揃えて、定期的なメンテナンスを実施しないといけない。車検も発生する」(山浦氏)。

    一方のSaaS型は、「リースは毎月の利用料金が一定。メンテなどのアップデートは発生するが、自社でコストを負担することなく、業者がスピーディーにメンテナンスしてくれるイメージ」(山浦氏)と説明。そして、「アップデートなどに時間がかかるとECのビジネスに影響が出てくる。オンプレミスとSaaS型にはこうした違いもある」(山浦氏)と言う。

    また、政府もSaaS型を推進している。2018年8月に公表された「政府情報システムにおけるクラウドサービスの利用に係る基本方針」。ここで政府は次のような見解を示した。

    急速に進化し発展したクラウドサービスは、正しい選択を行えば、コスト削減に加えて、情報システムの迅速な整備、柔軟なリソースの増減、自動化された運用による高度な信頼性、災害対策、テレワーク環境の実現等に寄与する可能性が大きく、政府情報システムにおいても、クラウドサービスを利用することで様々な課題が解決されることが期待される。(「政府情報システムにおけるクラウドサービスの利用に係る基本方針」から引用)

    政府情報システムにおけるクラウドサービスの利用に係る基本方針
     

    導入企業へは専任スタッフが徹底サポート

    「Commerce Cloud」導入企業へは知見豊かなカスタマーサクセスマネージャーがサポートをする体制を採用している。たとえばクライアントがアパレル企業だった場合、競合他社やベンチマーク企業の数字比較、「Commerce Cloud」導入企業との比較など、クライアントの業績拡大を徹底サポートするという。

    ファッションECのTSIホールディングスは、ワークショップを通じた活用支援を通じ、改善方法をチーム全体で明確化。サイト訪問者のサイト内検索キーワード分析、検索辞書の定期的な更新および並べ替えルールの見直しをカスタマーサクセスマネージャーと行い、カート投入率を11.6%改善した。

    ランズエンドは標準機能のABテストを活用し、カスタマーサクセスマネージャーに相談しながら、KPI(カート投入率、コンバージョン率など)に基づいた比較検証を定期的に実施。ABテストなど継続的な検証を続け、最適な検索結果の商品表示順序ルールを見つけながら、カート投入率を最大5.2%改善した。

    【関連リンク】

    ネットショップ担当者フォーラム編集部
    石居 岳
    ネットショップ担当者フォーラム編集部, 石居 岳

    ナノ・ユニバースも導入予定の、物々交換で決済する「モノ払い」とは?

    7 years 1ヶ月 ago

    インターネットを使用した新しいビジネスを企画・開発・運営するバンクは6月12日、物々交換で決済する「モノ払い」を開始した。

    あらゆるオンラインストアなどに埋め込むことができ、「不要なモノ」で「新しいモノ」が購入できる決済手段という。

    アプリ内の決済手段で「モノ払い」を選択して、不要なモノの画像を撮影。査定金額を確認して購入額に充当できる。ナノ・ユニバースは運営する自社オンラインストアに導入する予定。

    オンラインストアなどで商品を購入する際、今までは現金での買い物が当たり前だった。「モノ払い」によって、「不要なモノ」を提供して「新しいモノ」が購入できるようになるとしている。オンラインストアを運営する企業は、お金をがない消費者に対しての販売につながるという。

    バンクが決済手段として購買機会に関わることで、お金を介さない新しい購買機会を提供。現代版の物々交換にあたる「モノ払い」という新しい決済手段を確立したという。

    バンクは、物々交換で決済する「モノ払い」を開始
    「モノ払い」の流れについて

    買取アイテムの査定価格が注文の購入価格を上回った場合、その差額はバンクが運営する即金買取アプリ「CASH」のウォレットを付与する。引き出しの際の銀行振込手数料は消費者負担。

    「モノ払い」利用時、購入価格に足りなかった不足額はクレジットカード決済方法での支払いになるという。

    「モノ払い」のスタートに伴い、リリースパートナーとしてエボラブルアジアが運営する旅行予約サイト「エアトリ」に導入している。

    石居 岳
    石居 岳

    楽天と西友がドローン商用配送サービスを今夏に提供、離島の一般利用者へ3か月間

    7 years 1ヶ月 ago

    楽天と西友は6月17日、一般利用者へ商品を届けるドローン配送サービスを、7月から3か月間実施すると発表した。神奈川・横須賀にある西友の店舗から、観光地の猿島を訪問している観光客に、食材や飲料、救急用品など約400品目の商品を届ける。

    離島における一般利用者を対象としたドローンの商用配送サービスは、国内初の取り組み事例となる。

    決済は楽天ペイを利用、配送料は500円

    猿島を訪れる一般利用者が、楽天のドローン配送サービス「楽天ドローン」の専用アプリをダウンロード。「西友 リヴィンよこすか店」で取り扱う約400品目の商品からスマートフォンで注文する。

    要冷商品は西友が新たに開発した専用保冷バッグを使用。「楽天ドローン」の専用ドローンで、指定された時間に猿島内のドローン着陸ポートに届ける。決済は楽天ペイを利用、配送料は500円(税込)となる。

    ドローン配送のルートは主に海上を飛行するため、安全性を保ったドローン配送が可能となる。横須賀市では現在、スマートモビリティ(賢い移動運搬手段)を活用した新規ビジネスの創出や社会的課題解決を目的とした「ヨコスカ×スマートモビリティ・チャレンジ」を推進している。

    今回のドローン配送を通じて、利用者が求める商品層の把握やドローン配送の運用ノウハウを蓄積し、将来的に同市内で地理的な課題を抱える地域における、買い物困難者の救済や災害支援へと貢献していくことをめざす。

    一般利用者へ商品を届けるドローン配送サービスのイメージ動画

    楽天・安藤公二常務執行役員のコメント

    楽天市場および楽天西友ネットスーパーにおいても協業を行う西友と、今回新たにドローン物流の分野でも取り組みを共にできることを嬉しく思う。今回の取り組みをはじめ、今後もより多くの方にドローン配送の利便性を感じていただけるよう、イノベーションを加速していく。

    西友の竹田珠恵執行役員シニア・バイス・プレジデント EC事業本部のコメント

    ネットスーパーでのドローン配送を検討する中で、今回、楽天からお話しをいただき、ぜひともという形で参画した。将来的には、楽天と共同運営をする「楽天西友ネットスーパー」においても、店舗でのお買い物が困難な方も含めたすべてのお客様に、品質の高い商品を低価格でお届けし、より多くのお客様の豊かな生活に寄与したい。

    楽天と西友の親会社であるウォルマートは2018年1月、戦略的提携を発表。同8月には電子書籍サービス「Walmart eBooks by Rakuten Kobo」を立ち上げ、米ウォルマートの顧客が電子書籍やオーディオブック、「楽天Kobo」の電子書籍リーダーなどにアクセスできるシステムを整備した。10月から、ネットスーパー事業「楽天西友ネットスーパー」を展開している。

    さらにウォルマートは12月11日、「楽天市場」に出店。アパレルや玩具など、米で販売している商品を、注文後に梱包して日本の顧客に空輸で届けている。店舗名は「ウォルマート楽天市場店」で、同店の運営は西友が手がけている。

    石居 岳
    石居 岳

    ヤマト運輸、「Amazon Alexa」通じて音声で配送日時の確認&変更を実現

    7 years 1ヶ月 ago

    ヤマト運輸は6月17日、Amazonの音声認識サービス「Amazon Alexa」を搭載したデバイスを通じて、音声で宅配便の配送日時の確認や変更を行えるサービスを開始すると発表した。

    「Amazon Echo」シリーズなどAlexa搭載デバイスに対して、ユーザーが「アレクサ、ヤマト運輸をひらいて」と話しかけると、当日配達予定の荷物の個数や配達予定時間をAlexaが音声で知らせる。

    音声で配達日時の変更も可能

    当日配達の荷物がある場合は、日時を変更することも可能。たとえば、Alexaが「本日、午前中にお届け予定の荷物があります。受け取り日時を変更しますか」と質問した際に、ユーザーが「明日の夕方にして」と答えると、Alexaは「明日、5月16日木曜日、16時から18時のお届けでよろしいでしょうか?」と再度質問を返すという。ユーザーが「はい」と答えると、翌日16時から18時の日時指定が完了する。

    Alexa搭載デバイス以外に、「Amazon Alexaアプリ」をインストールしたスマートフォンでも利用できる。

    ヤマト運輸は、Amazonの音声認識サービス「Amazon Alexa」を搭載したデバイスを通じて、音声で宅配便の配送日時の確認や変更を行えるサービスを開始する
    お届け日時を変更する場合の例

    クロネコメンバーズ会員が対象

    こうしたサービスを利用できるのは、ヤマト運輸の会員サービス「クロネコメンバーズ」の会員のみ。サービスを利用する際は、スマートフォンでクロネコメンバーズの「クロネコID」と「Amazon アカウント」を連携する必要がある。

    ヤマト運輸は2007年11月に「クロネコメンバーズ」を開始。配達予定日時を事前に通知する「お届け予定eメール」や、不在配達を知らせる「ご不在連絡eメール」といったサービスを提供している。ヤマト運輸によると、クロネコメンバーズの会員数は2019年5月時点で2800万人。

    渡部 和章
    渡部 和章

    ecbeing、ECソリューション市場占有率で11年連続シェア1位。構築数は1200社を突破

    7 years 1ヶ月 ago

    ECサイト構築システム「ecbeing」を展開するecbeingは6月17日、富士キメラ総研が発行する『富士マーケティング・レポート 2018年 ECソリューション市場占有率』において、ECサイト構築ソリューション市場占有率で11年連続1位を獲得したと発表した。

    ecbeingのシェアは47.1%で11年連続でトップを獲得。国内における「ecbeing」のECサイト構築実績は1200サイトを突破したという。

    『富士マーケティング・レポート 2018年 ECソリューション市場占有率』(富士キメラ総研)における、「ecbeing」のECサイト構築ソリューション市場占有率
    『富士マーケティング・レポート 2018年 ECソリューション市場占有率』(富士キメラ総研)における、「ecbeing」のECサイト構築ソリューション市場占有率

    『富士マーケティング・レポート 2018年 ECソリューション市場占有率』によると、2018年度のECサイト構築ソリューション市場は165億5000万円。5年後の2023年には267億円に達すると予測している。なかでもクラウドECソリューション(SaaS)の伸び率が高く、市場規模は2018年に35億円。5年後には2倍以上の74億円に達すると予測されているという。

    カテゴリ別市場でも高いシェア

    ECサイト構築ソリューション市場の事業ジャンルについては、2017年に続き「アパレル」の割合が最多。越境EC、実店舗との連携を中心としたオムニチャネルの推進など、多角的に展開をする企業が目立っているという。

    ecbeingのカテゴリ別市場シェアは「アパレル」が51.2%。「食料品・飲料」で61.0%、「健康・美容関連」で46.4%。

    『富士マーケティング・レポート 2018年 ECソリューション市場占有率』(富士キメラ総研)における、「ecbeing」のECサイト構築ソリューション市場占有率
    『富士マーケティング・レポート 2018年 ECソリューション市場占有率』(富士キメラ総研)における、「ecbeing」のカテゴリ別市場シェア

    ecbeingによると、「ecbeing」とクラウド型ECプラットフォーム「mercart(メルカート)」で、2018年に複雑な定期購入機能やステップメールなどのCRM機能を拡充。「単品・リピートASPカート」では実現できない独自サービスの提供を実現したという。

    また、消費者の購買行動が変化していくなかで「次世代オムニチャネル」を推進し、その一環でBIプラットフォーム販売を手がけるTableau Japanと協業。ECサイトの購買データと実店舗の購買データを統合、リアルタイム性の高いデータ連携で、顧客の状況を瞬時に把握するDMPサービス「「Sechstant(ゼクスタント)」の提供をスタートしている。

    瀧川 正実
    瀧川 正実

    ショッピングカートはユーザーが欲しいものを保存する「外部記憶領域」である。【ネッ担まとめ】 | ネットショップ担当者が 知っておくべきニュースのまとめ

    7 years 1ヶ月 ago
    ネッ担まとめ

    気になる商品を「お気に入り」や「あとで見る」に登録しようとしたら、会員登録やログインが必要だった……という経験はないでしょうか? そうなると必然的にカートに入れておくことになりますよね。

    ウィッシュリストではなくショッピングカートに入れる理由とは?

    ショッピングカートかウィッシュリストか: あとで買う商品を残しておく、ECサイトの機能 | U-Site
    https://u-site.jp/alertbox/wishlist-or-cart

    まとめると、

    • ECサイトにおけるショッピングカートとは、買い物客が買い物を続けている間、アイテムを比較したり商品を保存したりする目的で、あるいは後日そのサイトを利用するときのための「保持領域」
    • ウィッシュリストにアイテムを追加することは「“ぜひ”それが欲しい」ということ。カートにアイテムを追加することは「それが欲しい“かもしれない”」ということ
    • 今後のためにアイテムを保存できる機能を見つけやすいかたちで提供し、「ウィッシュリスト」以外のラベルを付け、ログインという壁で遮断しないようにするべき

    ユーザーがすぐに買おうと思っているのはカートの中身の一部だけであることが多い。しかし彼らは、今は買わなくても興味のある商品を見つけ出すのに費やした作業をすべて無駄にはしたくないのである。今後のためにアイテムを保存できる機能を、見つけやすいかたちで提供して、それには「ウィッシュリスト」以外のラベルを付け、そして、その機能へのアクセスをログインという壁で遮断しないようにしよう。

    ECサイトで考えるとわかりづらいかもしれませんが、スーパーでの買い物を思い浮かべるといいです。とりあえずカゴに入れたけど、同じような商品が違う場所で安く売っていたり、買い物をしているうちに献立が変わって必要なったりすることってありますよね。「ショッピングカートは外部記憶である」という意識は持っておきましょう。

    関連記事
    • メール配信システム「Cuenote FC」にカートリマインド機能追加、カート放棄のタイミングでメール送信 | ネットショップ担当者フォーラム
      https://netshop.impress.co.jp/node/6549

    ショップの袋や梱包資材も検討を

    カナダ、使い捨てプラスチックを禁止へ 早ければ2021年にも | BBCニュース
    https://www.bbc.com/japanese/48591071

    まとめると、

    • カナダのジャスティン・トルドー首相は6月10日、使い捨てプラスチックの使用を早ければ2021年にも禁止すると発表した
    • これに加え、カナダはプラスチック製品の製造・販売会社に対して、自分たちが出すプラスチックごみに責任を持つよう、リサイクル目標を設定する
    • 2019年5月には、国連が海に流れ込むプラスチックごみの量を削減する方向で180か国が合意したと発表
    プラスチック製品が生分解するまでにかかる年数。左から、発泡スチロールのカップ(50年)、アルミ缶(200年)、オムツ、ペットボトル(ともに450年)、釣り糸(600年)
    https://www.bbc.com/japanese/48591071より、編集部でキャプチャ

    欧州議会は昨年10月、海洋生物保護のため使い捨てプラスチック製品の使用を禁止する法案を可決し、ストローや綿棒、食器、マドラー、風船に付ける柄など、日常的に使われるプラスチックを禁止した。使い捨てのプラスチックの皿やカップの削減も規制対象に含まれる。

    EUはこの規制が2021年までに全加盟国で施行されることを期待している。

    日本ではあまり話題になっていない脱プラスチックの動き。世界ではどんどん加速しています。EC事業者の皆さんは梱包材などにプラスチックを使っていることと思いますが、近い将来に使えなくなるかもしれません。その時に重い腰を上げて仕方なく対応するのではなく、地球上に生きる生物のために前向きに早めに対応したいですね。まずは関連記事にあるような話題性のある動きでもよいので……。

    関連記事
    • あの「シガール」がストローに!? ヨックモックの50周年企画がいろいろスゴい件 | | ネットショップ担当者フォーラム
      https://netshop.impress.co.jp/node/6533

    メルカリはCtoCとメルペイに注力の流れ

    メルカリ「6周年大感謝祭」、最大20%ポイント還元も | 通販通信
    https://www.tsuhannews.jp/67661

    メルカリで購入した自動車に3カ月保証、「メルカリあんしん自動車保証」 | ケータイ Watch
    https://k-tai.watch.impress.co.jp/docs/news/1190259.html

    「メルカリチャンネル」提供終了へ。経営資源集中のため【メルカリ】 | ECのミカタ
    https://ecnomikata.com/ecnews/22717/

    メルカリ、シェアサイクル「メルチャリ」から撤退 | ケータイ Watch
    https://k-tai.watch.impress.co.jp/docs/news/1190247.html

    記事タイトルだけでわかるメルカリさんの選択と集中。CtoCに集中して他の事業は切り離すか停止になっていくようです。先日の記事にもあったようにメルペイもどんどん拡大路線ですので、メルカリさんの敵はフリマなどのCtoCではなくて「○○Pay」になってきました。

    EC全般

    Amazonと直接業務委託。デリバリーパートナー募集中 | Amazon Flex
    https://flex.amazon.co.jp/

    「週50時間で月額40~43万円が可能」とはいえ個人事業主向けのサービスなので、ちょっと稼ぎが少ないかもです……。

    優れた"Place"を創れるかが成功のカギオイシックス・ラ・大地 COCO奥谷氏が語る、デジタル時代の顧客体験デザイン論 | b→dash
    https://bdash-marketing.com/about-ma/blog/interview/8497/

    優れた場を作るには「上から目線にならない」「プッシュ型にならない」。自然発生的にみんなが集まるのがいいですよね。

    UIのお作法。28個の「〇〇できそう感」をまとめました。 | maiokamoto|note
    https://note.mu/okamotomai/n/n6bba0b892778

    ネットショップでもよく見るカテゴリや詳細を見るボタンの正解が載っています。分かりにくいものは直しておきましょう。

    なぜ在庫の仕入れ数量を間違えるのか 「何個まで減ったら何個補充する」方式のデメリットとは | ECzine
    https://eczine.jp/article/detail/6728

    在庫は在庫のプロが管理しないと危険です。経営にも直結するので腰を据えて。

    クロネコ後払いが多様なスマホ決済に対応、事業者は「ペーパーレス」などでコスト削減や新規獲得に期待 | ネットショップ担当者フォーラム
    https://netshop.impress.co.jp/node/6551

    "クレジットカードを持たない若年層は後払いの利用が多いと言われている一方で、「請求書が送られてくると親に見られるので使いにくい」といった声があるそうなんです。「ペーパーレス」化はまさにこの課題を解決するにぴったりですよね。"(ネッ担メルマガより)

    今週の名言

    "おすすめ"には「買ってみてよかったもの」「使ってよかったもの」を知りたいという気持ちが見られますが、"人気"はどちらかというと「みんなが持っているものが気になる」という心理を反映しているような気がします。
    ─ヤフー CDO室兼バリューコマース 事業推進室室長 天野武氏

    "人気"と"おすすめ"は何が違う? 博報堂とヤフーが探る「みんな」の正体 | Insight for D
    https://d-marketing.yahoo.co.jp/entry/20190604676438.html

    言われてみると納得の分類。定番商品は「人気」、新商品や便利グッズは「おすすめ」。ですね。

    森野 誠之
    森野 誠之

    成長を続けるBtoB-EC。市場規模は344兆円に上昇。EC化率はついに30%を突破! | 鵜飼智史のBtoB-EC早わかり講座

    7 years 1ヶ月 ago

    成長を続けるBtoB-EC市場。経済産業省が発表した調査では、BtoB-ECの市場規模は344兆円に上昇。EC化率はついに30%を超え、業界全体でますます盛り上がりを見せています。

    ハイペースでEC化が進行する巨大市場

    経済産業省が2019年5月16日に公開した「平成30年度 我が国におけるデータ駆動型社会に係る基盤整備(電子商取引に関する市場調査)」によると、日本のBtoB-EC市場規模は344兆2,300億円(前年比8.1%増)、EC化率は30.2%(前年比0.8ポイント増)となっています。

    344.2兆円318.1兆円290.9兆円287.2兆円30.2%29.4%28.3%27.4%26.5%279.9兆円
BtoB市場規模 EC化率
    BtoB-EC 市場規模の推移(2014年〜2018年)
    ※経済産業省の資料をもとに編集部で作成

    2017年のBtoB-ECの市場規模は318兆1610億円、2018年が344兆2300億円。ということは、およそ26兆円分のアナログな業務がこの1年間でEC化されているのです。

    ちなみに、下の表は2018年の日本のBtoB-EC市場規模の内訳です。

    BtoB-EC市場規模の業種別内訳
    EC市場規模
    (億円)
    対前年比EC化率
    建設建設・不動産166,51010.4%11.0%
    製造食品244,0406.2%55.6%
    繊維・日用品・化学341,9507.9%40.6%
    鉄・非鉄金属214,9008.9%35.8%
    産業関連機器・精密機器156,64011.0%33.1%
    電気・情報関連機器358,0006.3%53.5%
    輸送用機械500,5605.8%63.2%
    情報通信情報通信133,9905.6%18.8%
    運輸運輸97,5504.7%15.9%
    卸売卸売1,039,51010.5%27.7%
    金融金融128,6206.1%20.9%
    サービス広告・物品賃貸38,2104.7%12.8%
    その他小売17,86019.8%
    その他サービス業3,96027.7%
    合計3,442,3008.2%30.2%
    ※経済産業省の資料をもとに編集部で作成

    BtoC-EC市場と比較してみると……

    ちなみにBtoC-ECの市場規模は17兆9845億円(前年比8.96%増)、EC化率は6.22%(前年比0.43ポイント増)。BtoB-ECは市場規模で約20倍という圧倒的な規模とスピードでEC化が進んでいることがわかります。

    BtoC-EC
EC化率 30.2%
市場規模 17.9兆円
BtoB-EC
EC化率 6.22%
市場規模 344.2兆円
    BtoC-ECとBtoB-ECの市場規模とEC化率の比較(2018年)

    もちろんこの数字は物販に限定した話ではないので、これですべてがわかるわけではありませんが、企業としてBtoB-ECを取り組む価値がありそうなことはおわかりいただけると思います。

    アナログな業務がEC化されていく

    次にEC化率に注目してみたいと思います。市場規模が約344.2兆円ということで、割り戻して計算してみると、EC化率が30%を超えているといっても、まだおよそ800兆円がEC化されていないことがわかります。

    26兆円/年
対面営業
FAX
電話
BtoB-EC未導入 73.5%(約800兆円)
BtoB-EC導入済み 26.5%
    BtoB-EC導入済み企業と未導入企業の比率(2018年)

    EC化されていない取引というのは、電話やFAX、対面営業など、昭和の時代から行われてきた取引ということになります。例えば「在庫確認をFAXで依頼する」「価格表を毎週作成して、取引先にメール」「受注したデータを社内システムに手入力する」……など、効率的とは言いがたい業務フローが、日本じゅうにまだまだたくさんあるということです。

    必ずしもすべてのケースに当てはまるわけではありませんが、発注する側も受注する側も、「こんなに手間がかかるのは何かかおかしいな……」と思いつつ、状況を変えられず、いつも通り、非効率な業務を行っているという妙な現状があります。

    BtoB-ECが盛り上がりを見せている理由は、そんな妙な状況を改善しようと考える企業が増えてきたことが一因だと思います。まだアナログな受発注業務を行っている皆さん、業務のEC化を検討してみてはいかがでしょうか?

    鵜飼 智史
    鵜飼 智史

    スマホグッズECのHameeが売上高100億円を突破[2019年4月期]

    7 years 1ヶ月 ago

    スマホグッズのEC事業を手がけるHameeの2019年4月期における連結売上高は、前期比9.9%増の103億200万円だった。主力事業の国内ECや卸売りが増収だったほか、ネットショップ一元管理システム「ネクストエンジン」を提供する「プラットフォーム事業」の売り上げも伸びた。

    スマホグッズのEC事業を手がけるHameeの2019年4月期における連結売上高は、前期比9.9%増の103億200万円
    Hameeの売上高(画像は編集部がHameeの決算説明会資料からキャプチャ)

    コマース事業は5%増の85億円

    ネット通販による小売りの売上高は同8.8%増の39億5600万円。BtoCのECサイトは国内で14店舗を運営している。海外にも進出しており、現在は米国、中国、韓国、インドでEC事業を手がけている。

    卸売りの売上高は同2.3%増の45億8700万円。卸売りの顧客はロフト、東急ハンズ、ヴィレッジヴァンガード、ヨドバシカメラ、ビックカメラなどがある。

    小売りと卸を合計した「コマース事業」の売上高は同5.2%増の85億4400万円、セグメント利益は同5.4%減の16億8400万円だった。

    スマホグッズのEC事業を手がけるHameeの業績
    Hameeのコマース事業売上高(画像は編集部がHameeの決算説明会資料からキャプチャ)

    プラットフォーム事業は約40%増収、買収したコンサル事業は売上高2.8億円

    「ネクストエンジン」を提供する「プラットフォーム事業」の売上高は同39.1%増の17億2200万円、セグメント利益は同32.3%増の5億2700万円。

    「ネクストエンジン」の契約社数は2019年4月末時点で3622社(前年比527社増)。店舗数は2万8006店舗(同4154店舗増)だった。

    2019年4月期における年間受注処理件数は8571万件(同1711万件増)、年間流通額は約5985億円(同1061億円増)だったという。

    当期から連結対象となったコンサルティング会社Hameeコンサルティング(旧JSコンサルティング)の年間売上高は2億7800万円。Hameeコンサルティングの売り上げはプラットフォーム事業に計上している。

    スマホグッズのEC事業を手がけるHameeの業績
    Hameeのプラットフォーム事業売上高(画像は編集部がHameeの決算説明会資料からキャプチャ)

    2022年に売上高138億円、営業利益率16%計画

    2022年4月期を最終年度とする中期経営計画を公表、グループの売上高は138億円以上、営業利益率16%以上をめざす。

    事業別ではコマース事業単体で売上高100億円を計画。プラットフォーム事業で売上高26億円、新規事業で売上高12億円を計画している。

    スマホグッズのEC事業を手がけるHameeの業績
    Hameeの中期経営計画(画像は編集部がHameeの決算説明会資料からキャプチャ)

    コマース事業は、従来の売り切り(フロー)型のビジネスモデルから、データを活用したストック型のビジネスモデルへ移行をめざす。

    インターネットにつながった子ども用のメッセージロボットなどを販売しており、将来的には「ネクストエンジン」など他の事業のデータベースと統合し、ユーザーにとって有益なAIソリューションを提供するとしている。

    渡部 和章
    渡部 和章

    米国の小売チェーン「Kohl's(コールズ)」が求める顧客体験とは? | 米国大手小売りのデジタルマーケティング─Adobe Summit2019レポート

    7 years 1ヶ月 ago

    アメリカ合衆国ネバダ州ラスベガス市で開かれたAdobe主催のプライベートイベントAdobe Summit」を取材した。このイベントは同社のデジタルマーケティング支援クラウドサービス「Adobe Experience Cloud」をテーマにしたイベント。ブレイクアウトセッションに登壇したのは「Kohl's(コールズ)」。Kohl'sは「Adobe Experience Cloud」の中でも顧客ごとにパーソナライズされたコンテンツを表示させるツール「Adobe Target」などを利用し、ユーザー体験の提供に取り組んでいる。

    Kohl'sは米国ウェスコンシン州ミルウォーキー市に本社を構える米国の小売事業者。全米に1000店以上の店舗を持っている。全米の主要都市にKohl'sブランドの店舗を構え、可能な限りローコストで店舗運営を行ないつつ、ブランド製品を比較的安く販売している。全米でデパートが苦戦している中、健全な経営を行なっている企業として知られている。

    Kohl'sのECサイト
    Kohl'sのECサイト(編集部でキャプチャ)

    やらなくても倒れることはないが、やれば確実に効果が出る

    Kohl'sでデジタルテスト&最適化担当 シニアマネージャを務めるトム・ゴレス氏はこう語った。

    どのようなパーソナライゼーションを実現するのかは純粋に技術的な問題だが、やるかやらないかはジムの会員権を買って始めるか、買わないでやらないかのようなもの。ジムに通うことは生きていく上で必ずしも必要ではないが、ジムに通えばより健康を手に入れることができる。パーソナライゼーションも同じようなものだ(ゴレス氏)

    Kohl's デジタルテスト&最適化担当 シニアマネージャ トム・ゴレス氏
    Kohl's デジタルテスト&最適化担当 シニアマネージャ トム・ゴレス氏
    Personalization
    パーソナライゼーションはもはやオプションではなく、多くの組織にとって必須になりつつある

    今回のAdobe Summitにおいて繰り返し登場したキーワードの1つが「CXM(Customer Experience Management/望ましい顧客体験の実現)」。パーソナライゼーションは「CXM」を実現する手段の1つ。特定のIDに対してそのIDの特性に合ったサービスを提供することで、ユーザー体験を向上させる仕組みだ。

    Adobeは「Adobe Experience Cloud」の一部として「Adobe Marketing Cloud」というマーケティング支援ツールを提供しており、その中でターゲット・マーケティングを実現する支援ツールが「Adobe Target」。Kohl'sでは顧客一人ひとりに合ったデジタル体験を実現するためにこの「Adobe Target」を利用しているという。

    パーソナライゼーションはいつか取り組まないといけない課題なので、今こそ取り組んでおくべき。どのように取り組んで行くかは、どのように始まるか、何をリターンとして期待するか、そしてどのようにしてリターンを数値化するかを考えて進めればいい。(ゴレス氏)

    Building a practice
    ①どう始めるか、②何を返すか、③効果をどう測るか、という3つの段階を踏んで取り組んでいく

    テストとリサーチを経て導入ツールを選定

    ゴレス氏はまず施策についていくつかのテストを実施し、社内で効果を確認することで、目標やゴールを共通認識として持てるようになった。その上で、Adobe Summitのようなデジタルマーケティングのカンファレンスに参加し、他社の事例などをチェックし、実際に他社のスピーカーなどに質問したりすることでノウハウを吸収し、自社の場合にはどうしたらいいか検討を重ねた。

    Testing evolution
    Kohl'sにおけるテストの各段階

    そして、「Adobe Experience Cloud」を構成する「Adobe Audience Manager」「Adobe Analytics」「Adobe Target」の3つのツールを協調させて動作する仕組みを作っていった。

    「Adobe Audience Manager」はデータ収集からセグメンテーション、ターゲティング、最適化など、データ管理に必要な機能を備えたツール。「Adobe Analytics」はデータの測定/分析ツール。「Adobe Target」 は、顧客のエクスペリエンスのカスタマイズやパーソナライズを行うツールだ。

    Operation at scale
    「Adobe Audience Manager」「Adobe Analytics」「Adobe Target」を統合して利用できるようにする

    「Your Price」ができるまで

    こうした環境から生まれたのが顧客ごとに異なる最終価格を提示する「Your Price」だ。

    カスタマーは明快な価格を求めており、そこにクーポンや値引きなどのパーソナライズされたサービスをどうやって提供していくかが重要になる。テスト環境をきちんと整え、継続した最適化が重要だ。実際のサービスの環境の中でも調査項目を決め、A/Bテストを行ない、その結果から学習するというシーケンスを何度も繰り返すことで効果がより上がる。(ゴレス氏)

    Your Price
1 customer needs for price clarity
2 leverages testing platform
3 Continuous optimization
Initial concept tested well on a small scale and served as project catalyst
    your price: Project sequence
Step1
Qualitative research
Step2
A/B testing conducted on site to experiment with creative and measure impact
Winning creative evolution
step3
technology teams took learnings from testing to develop permanent solution
    顧客の求めているのは明快な価格。小規模なテストからスタートした

    同社の決算でもケビン・マンセルCEOが「価格のパーソナライゼーションがKohl'sの成長の鍵になっている」と語ったという。

    AIや機械学習もパーソナライズに活用

    Kohl'sではその後、「Adobe Sensei(アドビ・センセイ)」でAIやマシンラーニングも導入し、よりスマートなパーソナライゼーションサービスが実現できるようになった。

    Operating at scale : Sophistication
    AI(Adobe Sensei)を導入することでサービスの洗練させていく
    key takeaways
set yourself up for success
-Process and structure
-guidelines and roles
-technical support
Share
-evangelize the value of testing and democratize the findings
Persistence
- Culture Shifts take time
    準備を整え結果を社内でシェアし、持続することが成功のポイント

    大事なことは、成功するために自分たち自身を変えていくことだ。そのために常に“価値はなんなのか”ということを組織全体でシェアし、常に文化を変えていくことが重要だ。(ゴレス氏)

    笠原 一輝
    笠原 一輝
    確認済み
    37 分 7 秒 ago
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