ネットショップ担当者フォーラム

ピーチ・ジョンがライブコマースを開始

4 years 4ヶ月 ago

ピーチ・ジョンはこのほど、ライブコマースをスタートした。ピーチ・ジョンのスタッフが、商品の魅力を生配信で届ける。

名称は「PEACH JOHN  LIVE  SHOPPING」。新型コロナウイルス感染拡大により、消費者の商品購入プロセスが大きく変化と、オンラインでライブ配信と商品販売が同時に行えるライブコマースへの注目が急速に高まっていることに対応した。

ピーチ・ジョンはこのほど、ライブコマースをスタート
ライブ配信の様子(画像左)と商品購入について

初回の配信は11月。タレントの指原莉乃さんをモデルに起用したルームウェアなどを販売した。現在のところ、月1回のペースで配信している。

日本ユニシスが提供するライブコマースCMSパッケージ「Live kit」を導入して実現した。「Live kit」は、ライブ視聴から購入まで同一画面上で完結するため、視聴者の購買意欲を下げることなく購入につなげることができるのが特徴。

店舗への来店が難しい消費者のためにライブコマースを活用したライブ配信と商品販売を通したCXの提供で、消費者との継続的な関係作りをめざすとしている。

瀧川 正実
瀧川 正実

佐川急便の年末年始対応/2020年のネット通販市場は12兆1,960億円【ネッ担アクセスランキング】 | 週間人気記事ランキング

4 years 4ヶ月 ago
2021年12月3日~9日にアクセス数の多かった記事のランキングを発表! 見逃している人気記事はありませんか?
  1. 佐川急便の年末年始の配送対応について【2021年~2022年】

    佐川急便は「年末年始期間中は交通渋滞が予想されますので、日時に余裕をもった発送をお願いいたします」とアナウンスしている

    2021/12/7
  2. 2020年のネット通販市場は12兆1960億円、矢野経済研究所の調査

    公益社団法人日本通信販売協会(JADMA)の2020年度通販市場規模は前年度比20.1%増の10兆6300億円、経済産業省が発表した2020年度EC市場(物販系分野)は同21.71%増の12兆2333億円

    2021/12/3
  3. LINEとヤフーが語る「LINEギフト」の戦略&累計購入ユーザー数1000万人を突破した現状まとめ

    LINEは「LINEギフト事業戦略発表会」において、「LINEギフト」の累計購入ユーザー数が1000万人を突破したと発表した

    2021/12/6
  4. 「北欧、暮らしの道具店」のクラシコム、売上高は45億円、純利益率は12.6%

    北欧雑貨のECサイト「北欧、暮らしの道具店」を運営するクラシコム、2021年7月期の売上高は45億3000万円、当期純利益は5億7099万円だった

    2021/12/3
  5. コスメのネット通販、購入先トップは「Qoo10」、2位はAmazon、3位「楽天市場」。自社ECは4位で10.8%

    最も利用しているECサイトは「Qoo10」で51.4%。2位は「Amazon」で15.5%、3位は「楽天市場」で12.5%、ブランドによる公式ECの利用は10.8%

    2021/12/8
  6. 仮想空間上のバーチャルショッピングモール「メタパ」とは? VRやARで商品イメージも確認できる新たな買い物体験を提供

    「メタパ」は、仮想空間上に構築した複数店舗を1つに集約したアプリ。出店している企業のバーチャル店舗で買い物することができる

    2021/12/7
  7. 「単にモノを売るだけでは厳しい」。小売・EC事業者が「どう提供価値を上げていくのか」を“売らない店舗”から考える

    ECの台頭により、進化を余儀なくされるリテール。D2C×リテールはユーザーにどのような体験を生み出すのか?

    2021/12/8
  8. テクノロジーの進化で加速する“エッジでのショッピング”、注目トレンドの「コンテクスチュアルコマース」とは?

    コロナ禍におけるBtoCコマースの現状、最新トレンド、消費者の期待、コロナ禍による変化などを解説します【第2回:エッジでのショッピングが加速】

    2021/12/6
  9. 2021年冬季賞与、小売業は「前年より増加」が8.5%。全体で42%が「変わらない」

    帝国データバンクの調査によると、2021年冬は、企業の約8割がボーナスや一時金などを含め何らかの賞与を支給する予定

    2021/12/8
  10. ページロード時間が5秒から1秒未満に短縮したECサイトも。CDNベンダーのライムライトが開発者向けCDNソリューションをリリース

    Salesforce Commerce CloudのECプラットフォームを使用しているShoe CarnivalのECサイトでは、モバイルデバイスで計測したページロード時間は5秒から1秒未満に短縮した

    2021/12/7

    ※期間内のPV数によるランキングです。一部のまとめ記事や殿堂入り記事はランキング集計から除外されています。

    内山 美枝子

    ネット上で実店舗のような買い物体験を提供。青山商事「ザ・スーツカンパニー」のECサイト内にバーチャルショップ

    4 years 4ヶ月 ago

    青山商事は12月8日、ECサイト「ザ・スーツカンパニー」公式オンラインショップ内にバーチャルショップをオープンした。リアル店舗での買い物の楽しさとオンラインによる利便性を融合したとしている。

    青山商事はECサイト「ザ・スーツカンパニー」公式オンラインショップ内にバーチャルショップをオープン
    ECサイト内に開設したバーチャルショップ(画像は編集部がキャプチャ)

    バーチャルショップの開設は、時間や場所にとらわれることなくリアル店舗で買い物できるような体験をオンライン上で提供するのが目的。

    上下左右360度視点でショップ内を歩いているようなショールーミングを体験することが可能。各コーナーでは、「ザ・スーツカンパニー」「ホワイト ザ・スーツカンパニー」「ユニバーサルランゲージ」で取り扱う21年秋冬アイテムを陳列し、ブランドの世界観を伝えている。

    青山商事はECサイト「ザ・スーツカンパニー」公式オンラインショップ内にバーチャルショップをオープン
    コーナーの表示イメージ(画像は編集部がキャプチャ)

    お薦めアイテムには特設ページへ誘導するリンクを設置、特徴やコーディネート例などを閲覧できるようにした。リンク先から購入ページへアクセスできるほか、問い合わせに自動応答する「チャットボット」も取り入れた。

    自宅の近くに店舗がなくECサイトを利用しているユーザー、ECサイトで商品を検索してから実店舗で購入するWebルーミングユーザーなど、多様な消費行動に合わせたデジタルサービスとして活用する。

    今後、シーズンに合わせた商品展開やECサイトとリンクしたアイテムを増加。動画コンテンツの挿入などの機能を追加していく予定。

    「ザ・スーツカンパニー」は20~30代の若者層をターゲットとして、都市部を中心に約50店舗を出店しているスーツブランド。

    瀧川 正実
    瀧川 正実

    動画広告を見た後に「商品・サービスを購入した」消費者は39%、「検索する」は5割

    4 years 4ヶ月 ago

    Criteo(クリテオ)が実施した動画配信サービスの視聴傾向とコネクテッドTVの利用状況に関する調査によると、新型コロナウィルス感染症(COVID-19)のパンデミック移行、動画配信(有料・無料)の視聴数が最大の伸びを示し、購入の意思決定は動画配信サービスに影響を受けていることが明らかとなった。

    動画広告を視聴した後に消費者が取る行動について、「ノート/デスクトップPCでその商品・サービスを検索する」と「モバイル/タブレットでその商品・サービスを検索」するが、いずれも50%で最多だった。

    「その商品・サービスを購入する」は39%。消費者の5人に2人が動画広告を視聴後に、広告主のWebサイトを訪問して購入したことがあると回答している。

    Criteo(クリテオ)が実施した動画配信サービスの視聴傾向とコネクテッドTVの利用状況に関する調査 動画広告を視聴した後に消費者が取る行動
    動画広告を視聴した後に消費者が取る行動

    動画やソーシャルサービスに費やす時間について、パンデミック以前と以降でどのように変わったかを聞いたところ、5人に3人が「Netflix」「Amazonプライム・ビデオ」「Disney+」「Apple TV」といった配信サービスでの視聴が増えたと回答した。

    Criteo(クリテオ)が実施した動画配信サービスの視聴傾向とコネクテッドTVの利用状況に関する調査 パンデミック前後での動画視聴
    パンデミック前後での動画視聴

    動画配信サービスを頻繁に利用するようになった理由は、「無料コンテンツが充実しているため」「コロナの影響で家にいる時間が増えたため」「時間や場所を問わずに視聴できるようになったため」が上位。

    Criteo(クリテオ)が実施した動画配信サービスの視聴傾向とコネクテッドTVの利用状況に関する調査 動画配信サービスを頻繁に利用するようになった理由
    動画配信サービスを頻繁に利用するようになった理由

    動画配信サービスを利用する上で重視する内容は、5人に2人が「無料コンテンツの有無」を重視すると回答。このほか、「高品質なコンテンツ」「サブスクリプションの料金」などが上位となっている。

    Criteo(クリテオ)が実施した動画配信サービスの視聴傾向とコネクテッドTVの利用状況に関する調査 動画配信サービスを利用する上で重視する内容
    動画配信サービスを利用する上で重視する内容

    最も好感の持てるオンライン広告のタイプは、「好きな動画コンテンツを視聴した後に再生される動画広告」が最多で26%。「テキストのみの広告」が22%、「好きな動画コンテンツを視する前に再生される動画広告」が17%と続いた。視聴者は動画コンテンツの視聴を途中で中断されるよりも、動画の前または後に再生される動画広告を好む傾向がある。

    Criteo(クリテオ)が実施した動画配信サービスの視聴傾向とコネクテッドTVの利用状況に関する調査 好感の持てるオンライン広告のタイプ
    好感の持てるオンライン広告のタイプ

    調査概要

    • 調査期間:2021年6月
    • 調査対象:スマートTV/インターネットTV視聴用のデバイスを所有し、有料/無料の動画配信サービスを視聴している日本の消費者男女合計1015人
      Z世代:1996~2003年生まれ(18~25歳)/ミレニアル世代:1983~1996年生まれ(25~38歳)/X世代:1967~1982年生まれ(39~54歳)/ベビーブーム世代:1948~1966年生まれ(55~73歳)
    石居 岳
    石居 岳

    コロナの影響で売上減の法人に最大250万円、個人事業主に最大50万円を給付する新たな制度「事業復活支援金」とは?

    4 years 4ヶ月 ago

    新型コロナウイルス感染症で大きな影響を受ける中堅・中小・小規模事業者、フリーランスを含む個人事業主に対して、法人は最大250万円、個人事業主には最大50万円を給付する政府の新たな給付制度「事業復活支援金」。予算額は2兆8032億円。12月6日に招集された臨時国会で成立すれば、2022年に給付が行われる見通し。

    「事業復活支援金」とは

    地域・業種問わず、固定費負担の支援として、5か月分の売上高減少額を基準に算定した額を一括給付する制度。2022年3月までの事業の見通しを立てられるようにすることが目的。

    対象者は?

    新型コロナの影響で、2021年11月~2022年3月のいずれかの月の売上高が50%以上、または30%~50%減少した事業者(中堅・中小・小規模事業者、フリーランスを含む個人事業主)。

    給付額は?

    5か月分(11月~3月)の売上高減少額を基準に算定する。上限額は売上高に応じて三段階。売上高30%~50%の減少の上限額は、売上高50%以上減少した場合の上限額に対して6割となる。

    新型コロナウイルス感染症で大きな影響を受ける中堅・中小・小規模事業者、フリーランスを含む個人事業主に対して、法人は最大250万円、個人事業主には最大50万円を給付する政府の新たな給付制度「事業復活支援金」
    給付額について

    給付時期は?

    補正予算成立後、準備を経て申請受付を始める予定。申請件数は370万件を想定している。申請を受け付けた後、基本的には2週間以内に給付金を振り込むという。

    申請書類は?

    • 確定申告書
    • 売上台帳
    • 本人確認書類の写し
    • 通帳の写し
    • その他中小企業庁が必要と認める書類

    申請方法は?

    電子申請で受け付ける。必要に応じて、電子申請に支障がある申請者のサポートを行うという。

    新型コロナウイルス感染症で大きな影響を受ける中堅・中小・小規模事業者、フリーランスを含む個人事業主に対して、法人は最大250万円、個人事業主には最大50万円を給付する政府の新たな給付制度「事業復活支援金」
    「事業復活支援金」について

     

    瀧川 正実
    瀧川 正実

    10代が使うECサイト、1位は「Amazon」、2位は「楽天市場」、3位は「Honeys」

    4 years 4ヶ月 ago

    バイドゥは、10代の男女966人に対して利用しているECサイトに関する調査結果を発表した。アンケート対象は、日本語入力&きせかえ顔文字キーボードアプリ「Simeji」ユーザーで、集計期間は2021年8月30日から9月13日。

    1位は「Amazon」。「品ぞろえが豊富だから」「配送がスピーディで便利だから」といったコメントが多数寄せられたという。

    2位は「楽天市場」。回答者からは「セールが多くてポイントがたくさん貯まるから」「生活のほとんどを楽天のサービスで完結させている」といった声があがった。

    3位はハニーズが運営する「Honeys」。4位はアパレルブランドの「WEGO」。5位に「ZOZOTOWN」と、アパレル系のECサイトがランクインした。

    6位はeBay Japan合同会社が運営する日本国内向けオープンマーケットプレイス「Qoo10」。

    7位は中国発のファストファッションブランド「SHEIN」、8位はアパレルブランド「INGNI」、9位はレディースファッション通販の「GRL グレイル」、10位は「夢展望」だった。

    瀧川 正実
    瀧川 正実

    コロナ禍で獲得した新規顧客をロイヤルカスタマーに育てる方法【米国のEC企業3社の事例】 | 海外のEC事情・戦略・マーケティング情報ウォッチ

    4 years 4ヶ月 ago
    コロナ禍中、何百万人もの消費者がこれまで以上にオンラインで買い物をしたことを考えると、他の多くのオンライン小売事業者にも同様のチャンスがあると言えるでしょう

    オンラインショッピングがコロナ禍を機に加速したことで、小売事業者は過去20か月間で多くの新規顧客に販売することができました。ホリデーシーズンに、新規顧客との関係を強化しようとしているブランドもありますが、その方法は、ビジネスの性質によって異なります。

    消費者のEC移行、競争力の維持には企業の成長が必要

    コロナ禍でオンラインショッピングが浸透したため、オンライン小売事業者はホリデーシーズンよりも多くの新規顧客をコロナ禍を機に獲得することができました。一部の企業では、これらの新規顧客のロイヤルティを高めることが重要な課題となっています。

    モダンな家具やインテリアを扱うオンラインショップのInmod社は、コロナ禍の間に顧客基盤が105%増加したと、COOのブライアン・グリーンスパン氏は言います。

    私たちのような小さな会社にとって、短期間にこれだけの顧客を獲得するのは大変なことです。今年のホリデーシーズンには、新規顧客との関係を強化することが重要です

    多くの消費者が購入方法を変えることに前向きになっています。消費者信用調査機関Experian社の最近の調査によると、コロナ禍以前に買い物をしたブランドをずっと利用し続けると答えた米国の消費者は73%で、2020年の同じ調査の79%から減少しています。

    eコマースプラットフォームを提供するBigCommerce社の副社長兼オムニチャネル担当のシャロン・ジー氏は、「コロナ禍の影響で多くの消費者がオンラインショッピングの経験を積んだため、彼らはオンライン小売事業者に多くを期待しています」と説明。続けてこう言います。

    消費者は、オンラインでの買い物に対して成熟してきています。彼らがより成熟するなか、競争力を維持するためには、企業もより成長しなければなりません

    各オンライン小売事業者がどのような戦略を採用するかは、販売する商品や、コロナ禍に利用があった消費者の購買行動の特徴によって異なります。

    今回は、3社のオンライン小売企業が、コロナ禍で得た知見を基に、新規顧客を長期的なロイヤルカスタマーに変えようとしている取り組みをご紹介します。

    パーソナライズメールでストーリーを生む

    コロナ禍の影響で、『Digital Commerce 360』発行の「Next 1000」(北米の小売企業のオンライン売上1001位から2000位までのランキング)で1279位にランクインしているInmod社の売り上げは、爆発的に伸びました。

    モダンな家具やインテリアを扱うオンラインショップのInmod社
    Inmod社のECサイト(画像は編集部がキャプチャして追加)

    コロナ禍の間、リモートワークやステイホームに伴い、多くの消費者が家をより快適にするために家具などを購入したためです。Inmod社の2020年における売り上げは、2019年の2倍になり、2021年上半期には前年同期比50%伸びたとグリーンスパン氏は言います。

    ホリデーシーズンに入り、Wayfair(「北米EC事業 トップ1000社データベース」7位)やMacy's(13位)などの大手競合企業がオンラインで大々的に広告を出し始めたため、広告価格が上昇、新規顧客獲得のコストが高くなりました。そのためInmod社は、コロナ禍の間に初めて購入した顧客を含む既存の顧客に対して、より多くのマーケティングを行うようになりました

    Inmod社が行っている1つの方法は、過去の購入者に次の購入を促すパーソナライズメールを送信するキャンペーンです。

    たとえば、ダイニングテーブルを購入した方には、ダイニングチェアについてのメールをお送りしています。そのメールを開封すると、次のメールを送り、ストーリーを続けていくのです

    さらに新しい戦略として、消費者の携帯電話へのテキストメッセージを使ったマーケティングがあります。Inmod社は2020年7月から、携帯電話からWebサイトにアクセスした消費者に電話番号を尋ね、SMSでのコミュニケーションを可能にしました

    テキストメッセージのクリック率はEメールに比べて低いものの、コンバージョン率は2倍になりました。その結果はグリーンスパン氏にとっては、驚くべきことではないそうです。

    メールアドレスはたくさん持っていても、電話番号は1つしか持っていないのが普通だからです。携帯電話の番号を教えてくれる人は、Eメールアドレスを教えてくれる人よりもエンゲージメントが高い可能性があります


    サービス向上を優先、スタッフ増員に先行投資

    楽器・音響機材の小売企業であるSweetwater社(「北米EC事業 トップ1000社データベース」75位)にとって、2020年の顧客獲得はとても楽でした。

    『Digital Commerce 360』の推定では、2020年のオンライン売上は2019年比で35%以上伸びています。

    楽器・音響機材の小売企業であるSweetwater社
    Sweetwater社のECサイト(画像は編集部がキャプチャして追加)

    しかし、売り上げが急増したことで、「初めて購入する人がSweetwaterが誇る専門家のアドバイスや個人的なサポートを受けられていないのではないか」と幹部が心配していたと、パフォーマンスマーケティング担当シニアディレクターのジェフ・エクブラド氏は述べています(編注:Sweetwaterは、セールスエンジニアと呼ばれる専門知識を持つスタッフが、電話やメールなどで購入アドバイスなどを行っている)。

    私たちは、ミュージシャン達に商品の入った箱を出荷するだけでなく、真の価値を提供したいと考えています。もし入荷待ちの商品に注文が入ったら、セールスエンジニアが電話をかけ、お客さまに「ご注文のギターはしばらく製造されませんが、どうしますか」と伝えます。

    Sweetwater社のセールスエンジニアはミュージシャンのため、知識豊富なアドバイスをすることができます。ただ、このようなカスタマーサービスは、突然の顧客の増加に対応するために一朝一夕に拡大することはできません。そこでSweetwater社は、高いレベルのカスタマーサービスを維持するために、スタッフの増員という投資を行いました

    セールスエンジニアの数を、コロナ禍が米国で発生した2020年2月の463人から、現在は581人に増員。また、配送センターのスタッフを319人から612人へと約2倍に増やし、注文数が増えても迅速に発送できるようにしました。

    また、今年のホリデーシーズンには、例年よりも早い時期に倉庫に第3シフトを追加し、昨年比20%増の需要増に対応しています。

    私たちは、2回目の購入が良い経験になるように、スケールアップできるかどうか、自分たちに賭けてきました」とエクブラド氏は言います。

    Sweetwater社では、販売とフルフィルメントのスタッフを増員するとともに、「win-backキャンペーン」と呼ぶ、初回購入者に2回目の購入を促すEメールマーケティングをスタート。このキャンペーンがうまくいき、コロナ禍期間の新規顧客も、コロナ禍前の顧客と同等の割合で2回目購買につながっているそうです。

    新規顧客は、これまでの購入者に比べて楽器を習い始めたばかりの方が多いのですが、エクブラド氏によると、Sweetwater社は顧客の楽器習熟度によって、マーケティング手法を変えていないとのことです。

    私たちのスタイルは、1人の人間として顧客と会話することで、1対1のパーソナライゼーションを行うことです。つまり、ビギナーでもプロでも、それぞれの顧客のニーズに合った商品をお勧めし、コストや在庫、保証などの情報を提供しています。このアプローチの強みは、どんな顧客にも対応できることです。

    コロナ禍でも顧客満足度は上昇させたマーケティング

    「Wine Insiders」「Martha Stewart Wine Co.」などのワインに関するECサイトを運営し、いくつかの小売店にワイン販売技術を提供しているDrinks.comの2020年オンラインワイン売上は、3桁の伸びを記録しました。

    「Wine Insiders」「Martha Stewart Wine Co.」などのワインに関するECサイトを運営し、いくつかの小売店にワイン販売技術を提供しているDrinks.com
    Drinks.comの「Wine Insiders」のECサイト(画像は編集部がキャプチャして追加)

    その結果、「2021年のホリデーシーズンに向けて、Drinks.comは多くの新規顧客を獲得することができた」とマーケティング担当上級副社長のマイケル・ロジャース氏は語りますが、正確な数字は明らかしていません。

    新規顧客の多くは、20代後半から40代前半の消費者であるミレニアル世代です。その年齢層の顧客獲得数は、2020年には2019年に比べて75%増、2021年は2020年比でさらに20%急増しました。

    Drinks.comでは、特に若い人たちがワインを購入する際の不安を取り除くことを目的に、Webサイト「Wine Insiders」上でのワインに関する情報を充実させています。

    「ワイン101」というコーナーを設け、特定の品種や種類のワインに関する情報、白ワインや赤ワインを提供する際の理想的な温度などを紹介。「オンラインのワイン情報サイトになるために、コンテンツを充実させました」(ロジャース氏)

    ミレニアル世代は、2021年の1回の注文あたりの金額は2020年よりも7%増加していますが、「Drinks.com」のECサイトの購入が増えているのはミレニアル世代だけではありません。

    ベビーブーマー(50代後半から70代半ばまでの消費者)の場合、アカウントごとのリピート注文は2020年に27%、2021年はこれまでにさらに5%増加しており、注文1件あたりの平均金額は2019年に比べて17%増加しています。

    「ワインのリサーチやワインショッピングから不安を取り除く」ための別の方法として、「Wine Insiders」はバーチャルワインテイスティングを開始。時にはシェフのルード・ルフェーブル氏のような著名人も参加しました。

    イベントに参加するには、事前に試飲したいワインを注文し、オンラインイベント中に専門家と一緒に試飲することになります。

    ほぼ四半期ごとに行ったこのイベントのフィードバックは好評で、ワインショップが再開した後も、「Wine Insiders」はこのイベントを継続する予定とロジャース氏は言います。

    「Wine Insiders」では、獲得した新規顧客と連絡を取り合うために、以下のような対策も講じています。

    • 新規顧客への8〜12通のウェルカムメールの配信
    • テキストメッセージマーケティングの導入
    • コンテストや会員紹介プログラムなど、ソーシャルメディアを活用した活動の強化
    • ジェフリー・ザカリアン氏やルード・ルフェーブル氏など、著名な料理研究家とのタイアップによるプロモーション

    これらのマーケティングキャンペーンに加え、ステイホーム中の消費者にシャルドネとメルローを供給し続けたことで、オンライン小売事業者の顧客満足度の指標として広く使われているネットプロモータースコア(NPS)は、2020年3月の70から現在は80に上昇しています。

    この指標は、「Wine Insiders」がコロナ禍から脱却し、新型コロナウイルス発生前よりも大規模で忠実な顧客基盤を得られる可能性が高いことを示しています。

    ◇◇◇

    コロナ禍中、何百万人もの消費者がこれまで以上にオンラインで買い物をしたことを考えると、他の多くのオンライン小売事業者にも同様のチャンスがあると言えるでしょう。

    この記事は今西由加さんが翻訳。世界最大級のEC専門メディア『Digital Commerce 360』(旧『Internet RETAILER』)の記事をネットショップ担当者フォーラムが、天井秀和さん白川久美さん中島郁さんの協力を得て、日本向けに編集したものです。

    Digital Commerce 360
    Digital Commerce 360

    世田谷自然食品、高級食材の定期販売に参入

    4 years 4ヶ月 ago

    世田谷自然食品は12月から、自宅で手軽に高級食材12種類が味わえる厳選グルメの定期販売を開始した。

    サービス名称は「高級ブランド肉・海鮮」定期便で、高級食材12種類をお得な価格で毎月自宅へ届ける。全国各地の生産者やメーカーと交渉を重ね、お得な価格での提供を実現した。

    「高級ブランド肉・海鮮」定期便は、月々8300円(税込8964円)で、送料無料(別途クール便代220円=税込)。定期便なら単品で買うより、年間5万7322円(税込)お得になるという。

    通常、精肉や海産物は気候や原料・燃料不足などの影響により相場変動のリスクなどがある。定期便で展開することで原料の確保が可能になり、在庫が余るリスクも解消できるため、安価で品質の高い食材を届けることが実現できたとしている。

    世田谷自然食品は12月から、自宅で手軽に高級食材12種類が味わえる厳選グルメの定期販売「高級ブランド肉・海鮮」定期便を開始
    「高級ブランド肉・海鮮」定期便(画像は世田谷自然食品のサイトからキャプチャ)​​​

    第1弾は3大会連続内閣総理大臣賞受賞した宮崎牛(すき焼き用)で、初回は先着3000人に限定して半額で届ける。

    厳選グルメ特選便は4大特典として以下に対応する。

    • 厳選グルメ特選便だけの特別価格
    • 苦手な商品の場合はスキップ可能
    • 送料無料、お届け日時指定可能(別途クール代税込220円がかかる)
    • 途中退会可能、お届け回数に縛りはない

    世田谷自然食品は、健康補助食品・自然派化粧品・自然派食品の通信販売を手がける企業。

    石居 岳
    石居 岳

    フューチャーショップがWebサイト多言語化ツール「shutto翻訳」と提携。タグ1行でECサイトを多言語化

    4 years 4ヶ月 ago

    SaaS型ECサイト構築プラットフォーム「futureshop」を提供するフューチャーショップは、イー・エージェンシーのWebサイト多言語化ツール「shutto翻訳」との連携を開始した。「futureshop」で構築したECサイトにJavaScriptタグを1行追加するだけで、多言語対応が可能になる。

    「shutto翻訳」の機能と特徴

    ①簡単にツールを導入できる

    管理画面から翻訳設定を行い、タグを1行設置するだけなので、開発者の手間を最小限に抑えることができる。「futureshop」を利用している企業の場合、初期費用は無料で月額費用6600円(税込)から導入可能。

    フューチャーショップ futureshop shutto翻訳 Web多言語化ツール 英語、中国語に翻訳した例
    日本語のオリジナルサイトを英語、中国語に翻訳した例
    (画像は「フューチャーショップ」サイトからキャプチャ)

    ②管理画面の操作性の良さ

    プレビュー機能で、実際に多言語した画面を見ながら翻訳を確認、編集できる。編集したいテキストや画像をクリックするだけで編集できるため、Webサイトに関するHTMLやCSSなどの知識がなくても簡単に利用可能。

    フューチャーショップ futureshop shutto翻訳 Web多言語化ツール ダッシュボード
    翻訳対象ページを登録するダッシュボード(画像は「フューチャーショップ」サイトからキャプチャ)

    ③翻訳の自由動画高く、翻訳後のコンテンツ最適化が可能

    Google翻訳を利用したAIベースの翻訳機能に加え、プロへの翻訳依頼や、利用者自身で翻訳ができる。

    多言語化により崩れてしまったレイアウトの調整ができる。画像内に文字が入っており、各言語に対応したい場合、各言語用の画像ファイルを用意することで、プレビューを見ながら差し替え対応が可能。また、翻訳をかけたくない箇所の指定もできる。

    フューチャーショップ futureshop shutto翻訳 Web多言語化ツール コンテンツ編集機能
    コンテンツ編集機能(画像は「フューチャーショップ」サイトからキャプチャ)

    ④Googleアナリティクス連携機能

    Googleアナリティクスと連携することで、サイトを多言語化した際のセッション数やPV数をGoogleアナリティクス上で計測できる。

    越境ECツールとの併用により、海外発送における言語や関税などの課題を解消でき、海外ユーザーへの販売も可能になる。

    藤田遥
    藤田遥

    コスメのネット通販、購入先トップは「Qoo10」、2位はAmazon、3位「楽天市場」。自社ECは4位で10.8%

    4 years 4ヶ月 ago

    コスメのコミュニティアプリ「LIPS」を運営するAppBrewは、「LIPS」ユーザー3461人を対象に「コスメ購入とECサイトの関係について」の調査を実施し、その結果を発表した。

    最も利用しているコスメの購入先は、すべての世代で「ドラッグストア」がトップ。全体の50.8%が「ドラッグストア」と回答した。

    20代から「ECサイト」の割合が増え始め、30代で「ECサイト」が「ドラッグストア」を上回っている。40代では「ECサイト」と「ドラッグストア」が同数。

    最も利用しているコスメの購入先
    最も利用しているコスメの購入先

    ECサイトでコスメを購入する頻度は前の年より増えたか聞いたところ、「増えた」が56.5%、「変わらない」が40.6%、「減った」が2.9%。

    コスメを購入する頻度
    コスメを購入する頻度

    コスメを購入する際、最も利用しているECサイトは「Qoo10」で51.4%。「LIPS」ユーザーの約2人に1人が、「Qoo10」をメインのECサイトとして利用している。

    「Qoo10」が人気の理由として、話題の韓国コスメや日本未発売のアイテムが購入できることのほか、例年の3月、6月、9月、11月の年4回限定で行われているキャンペーン「メガ割」が大きなポイントになっている。

    2位は「Amazon」で15.5%。プチプラブランドを筆頭に出品ブランドが多く、プライム会員であれば翌日に商品が届くという点が人気を集めている。3位は「楽天市場」で12.5%。ブランドによる公式ECの利用は10.8%。

    最も利用しているECサイト
    最も利用しているECサイト

    コスメを購入する際、複数のECサイトを意識して使いわけているかを聞いた結果、「はい」が61.9%、「いいえ」が38.1%。また、世代が上がるにつれてECサイトを使いわける傾向が高い。

    使いわけの理由として、「そのサイトでしか買えないアイテムがある」「商品がより速く、より安く購入できるサイトを選ぶ」という理由があげられる。

    だが、「意識的に使い分けをしていない」の約4割からは、「会員登録が面倒(メールが多数くる)」「1つのサイトで購入できるならまとめて購入してしまいたい」という意見もあった。

    複数のECサイトを意識して使いわけているかについて
    複数のECサイトを意識して使いわけているかについて

    ECサイトでコスメを購入する際、ユーザーの約2人に1人がクチコミやレビューがあることを重要視している。

    コスメを購入する際に重要視していること
    コスメを購入する際に重要視していること

    調査概要

    • 調査対象:10代〜40代の「LIPS」利用ユーザー3461人
    • 調査期間:2021年11月8日〜15日
    • 調査方法:アプリ内アンケート調査
    石居 岳
    石居 岳

    2021年冬季賞与、小売業は「前年より増加」が8.5%。全体で42%が「変わらない」

    4 years 4ヶ月 ago

    帝国データバンクが実施した2021年冬季賞与(ボーナス、一時金、寸志など含む)の動向についての調査によると、賞与が増加する企業の割合は小売業で8.5%だった。支給額が前年と変わらないと回答した企業は全体の42.4%。

    2021年の冬季賞与の従業員1人あたりの平均支給額について、「賞与があり、増加する(した)」企業は18.5%。精密機械や医療器具、鉄鋼・非鉄・鉱業など製造業で高く、2020年と比べると賞与が増加する企業の割合は10ポイント以上、上昇した。

    2021年冬季賞与が増加する企業の割合 帝国データバンクの調査
    2021年冬季賞与が増加する企業の割合

    一方、「賞与はない」企業は12.0%。「旅館・ホテル」は5割超、「繊維・繊維製品・服飾品小売」は4割を超えている。「小規模企業」では23.5%で賞与が出ず、なかでも従業員数が5人以下の企業は賞与のない企業が3社に1社にのぼった。

    新型コロナショック下のなか、2年連続で冬季賞与が増加する(した)企業は5.1%。特に、自宅内で過ごす時間が増えたことの好影響を受けた、放送業や家具類小売業で2年連続増加する企業が多かった。

    賞与を増やす企業からは「今後、政府が消費喚起のために賃金アップを促す政策を強化しているので、その効果が徐々に出始め、全体的に経済の活気が出てくる」(木材・竹材卸売)といった意見がある。

    2021年冬は、企業の約8割がボーナスや一時金などを含め何らかの賞与を支給する予定。また、新型コロナ下においても、2年連続で賞与が増加する企業も一定割合存在している。

    2021年冬季賞与の支給について 帝国データバンクの調査
    2021年冬季賞与の支給について

    調査概要

    • 調査期間:2021年11月16日~30日
    • 調査対象:全国2万3679社
    • 有効回答企業数:1万1504社(回答率 48.6%)
    • 冬季賞与の動向に関する調査は2020年に続き2回目
    瀧川 正実
    瀧川 正実

    「単にモノを売るだけでは厳しい」。小売・EC事業者が「どう提供価値を上げていくのか」を“売らない店舗”から考える | D2C SUMMIT

    4 years 4ヶ月 ago
    ECの台頭により、進化を余儀なくされるリテール。D2C×リテールはユーザーにどのような体験を生み出すのか?

    ECの台頭で、リテールは変化を求められている昨今。D2Cショップの増加によって、リテールは「売らない店舗」という大きな"進化"を遂げようとしている。D2C×リテールはユーザーにどのような体験を生み出していくのか、「博多マルイ」を運営する丸井 博多マルイ店次長 西澤隆幸氏、「D2C SUMMIT」を主催するにっぽんD2C応援委員会 委員長・プロデューサー 関洋祐氏が語り合った。

    丸井グループの九州初店舗として2016年4月にオープンした「博多マルイ」。オープン後は「お客さまとの共創による店舗」というテーマで独自の進化を遂げてきた。

    顧客との対話や地域社会への関係を大切にしてきた博多マルイは2022年2月、ビジネスカンファレンス「D2C SUMMIT」とのコラボレーション企画でD2Cブランド体験型ポップアップイベント「We'll SHOP by D2C SUMMIT」を立ち上げる。

    ビジネスカンファレンスとEC事業社がタイアップし、ポップアップイベントを実施するのは史上初の試みとなる。

    「売らない店舗」はどのような思いで作られたのか

    関洋祐氏(以下、関氏):「売らない店舗がECとどう融合するのか」「リテールは今後どう進化していくのか」などを掘り下げていき、EC事業社へ今後のヒントになるようなテーマでお話したい。まず、今回のポップアップイベントをどのような思いで「売らない店舗」と表現しているかお聞きします。

    西澤隆幸氏(以下、西澤氏):リテール業界全体を見ると、バブルの成功体験から抜け出せず、変化できずにずるずると店舗を運営してきたように思います。当時を振り返ると、アミューズメントの世界が百貨店にはあり、来店の目的は最新の商品を見て回り、それを買うことが楽しみだった。しかし、時代の変化でネットの力が大きくなり、消費者はモノを所有することが楽しみではなくなり……。実店舗に足を運ぶこと自体の魅力が薄れてきたように思います。

    今後、お客さまにとって魅力的な店にしていくには、リアル店舗ならではの楽しさを感じていただく「体験」を重視した店作りをしていかなければならない、ということにたどり着きました。

    D2Cブランド体験型ポップアップイベント「We'll SHOP by D2C SUMMIT」

    D2C SUMMIT にっぽんD2C応援委員会 丸井 D2Cブランド体験型ポップアップイベント「We'll SHOP by D2C SUMMIT」
    • 日程:2022年2月16日(水)~2月20日(日) 10時00分~21時00分
    • 場所:博多マルイ4F 特設会場(福岡県福岡市博多区博多駅中央街9-1)
    • 詳細はこちら:https://d2c-summit.com/news/20211019.html

    D2Cの台頭で「店」はどう変化しているか

    関氏:僕は2000年頃からネットで買い物をしていますが、当時「ECでアパレルを買うわけがない」と言われていました。しかし、今となってはネットで服を買う機会が非常に増えてきた……。

    また、リアルでしかできなかったこと、たとえば過去の履歴からサイズを比較する、3Dで状態がわかるなどECもリアルの体験に近づいているように感じます。リテールは体験に近づき、ECはリテールに近づいている、お互いに進化しているような状況にあるのかなと考えています

    西澤氏:EC、リアル店舗に共通して言えることですが、「単にモノを売るだけ」の業態は厳しいですね。リアル店舗では、ネットでも買えるようなモノがただ並んでいるだけでは魅力がありません。ECの技術的進歩やアパレルを中心とする低価格化は、ますますECへの流出を高めています。また、EC側でも単にモノを売るだけでは、販売コストの増大や価格競争に飲み込まれてしまいます。

    一方、リアル店舗ではリアルの良さを生かした体験価値が高いものは伸びています。漢方やハーブティーなどコンサル性が高いモノは人気が高い。食やサービスなども含め、リアル店舗でなければできない「体験」は支持が高まっていると感じます。EC事業者のなかには、このリアル店舗ならではの「体験」をうまく活用している方が増えていますよね。

    丸井 西澤隆幸氏
    丸井 博多マルイ店次長 西澤隆幸氏

    関氏:EC側も競争が激化していて、体験価値をどう提供していくのかは差別化のポイントになってきています。ここ1、2年でその違いが顕著に表れてきています。さらに、コロナ禍でECが伸びているのと同時にEC事業者の数も大きく増加。単純なモノ売りが淘汰されていくのはECも同じで、EC事業者も「どう提供価値を上げていくのか」をもう一度考え直さないといけない時期にきています

    「偶然の出会い」をEC事業者が生かせる場所にしたい

    関氏:今回のD2Cブランド体験型ポップアップイベント「We'll SHOP by D2C SUMMIT」(以下、We'll SHOP)では、EC事業者のみなさんにECだけでは提供できない体験提供を行ってほしいと思っているのですが、どのように活用してほしいですか。

    にっぽんD2C応援委員会 委員長・プロデューサー 関洋祐氏
    にっぽんD2C応援委員会 委員長・プロデューサー 関洋祐氏

    西澤氏:実現したいことは2つです。1つ目は「体験価値」。「楽しい」という体験と「(実物の)確認をする」という体験を提供する場にすること。2つ目は「セレンディピティ」。目的とは違うコト・モノとの偶然の出会いを大事にしていきたいです。

    今、インターネットで商品を見ているとどんどん最適化され、自分が既に興味を持っている商品しか出てこないような状態。最適化し過ぎている状態となり、複数の企業が同じキーワードを取り合っています。そのため、お店側も新しいお客さまを見つけようにも見つからない状況です。しかし、リアル店舗ではそういうことはなく、まったく知らなかった商品との出会いを作ることができ、そこに大きな商機が転がっています

    関氏:セレンディピティ(編注:偶然の出会い、予想外のモノを発見するという意味)がオフラインに向いているというのは、リモートワークで仕事するなかでも大きく感じました。また、人と人との間で自然と新しい発見が生まれていくことの重要性も感じています。お店に足を運べば他の店舗も目に入るので、今の話はすごく納得しましたね。

    ECは狙いを定めて、商品を求めている人を見つけることが非常に得意。一方で、データに基づいて興味・関心のありそうなモノはレコメンドできますが、まったく気付かなかった出会いを創出するのは難しい。

    西澤氏:テレビや雑誌もある種、最適化されていっていることを考えると、セレンディピティはリアル店舗に期待される、私たちの今後に向けた大きな役割だと感じています。EC事業者が活用したときに、それを実感できるのではないでしょうか。

    接客を通して体験価値を感じて購入、アカウント登録などをしたお客さまは、「顧客獲得単価が低い」「LTVが高い」という特徴があります。「We'll SHOP」では、まだ店舗販売をトライしたことがないEC事業者に新しいお客さまとのチャンスを掴んでほしいと思っています。

    ポップアップショップ「売らない店舗」での顧客の変化

    関氏:今、東京の新宿や有楽町などでは体験型のD2C店舗も増えているようですが、お客さまの反応に違いはありますか。

    西澤氏:多くの場合、まだお客さまが知らない新しいアイデア、機能などを盛り込んだ製品が並んでいて、それを自由に手に取って体験できるスタイルになっています。担当スタッフのミッションも「売り込むこと」ではなく、フレンドリーなコミュニケーションをベースにした「体験のお手伝い」。フレンドリーな空気感は、単に認知の拡大だけでなく、定性コメントの収集にも力を発揮します。クライアントからは「売れなかった時」のコメントに価値があると評価されています。

    ネット上では「自分がほしいものがわからない」という状況もありますが、店舗ではそういった新しい商品や体験との出会いを楽しむお客さまが多くいらっしゃいますので、そこを活用してほしい。「We'll SHOP」がアミューズメント施設のような場になれば良いですね。

    関氏:先ほどセレンディピティの話がありましたが、D2Cの体験型店舗を来店目的にしている方もいますか。

    西澤氏:それはまだ少ないと感じています。「We'll SHOP」を行う博多マルイは、博多駅に隣接していて1日約3万人が入店します。年代的には博多駅前の人口構成に近く、購入は女性が多いです。テナントなども年代を絞りがちなアパレルの構成が低く、食や生活雑貨、エンターテイメント・アニメなどが中心。そのため、さまざまな方が来店します。どういうお客さまに興味を持っていただけるのか楽しみですね。

    関氏:ポップアップショップをどう企画していくかも重要ですね。EC側でも、そういったアミューズメント性を意識しながら店舗をプロデュースできる人材が必要になってきます。両方をわかることが大事になってくるかもしれません。

    西澤氏:リアル店舗側でもそうですよね。だからこそ、一緒に共創していくことが大事ですよね。

    関氏ECと実店舗をまたがって顧客の体験を作っていく必要がありますね。なかなかそのようなことを考えたことがないかもしれませんが、カスタマーサクセスの文脈であれば考えやすいかもしれません。そこを一緒に考えていく感じでしょうか。

    西澤氏:消費者としての成功体験といいますか、消費者の直接的な接点をどう事業の中に盛り込んでいくかという観点が大事かなと感じています。

    博多マルイの西澤氏と日本2C応援委員会の関氏
    博多マルイの西澤氏と日本2C応援委員会の関氏

    ポップアップショップは「お客さまにファンになってもらう」場にしたい

    関氏:リアル店舗を出店しているEC事業者から「店舗では採算は取れている」という話をよく聞きます。なので「We'll SHOP」は「売らない店舗」ではなくて「売っても良い店舗」ですよね。

    西澤氏:百貨店やメーカーなど売り手側への言葉でもあるのですが、今までは売ること、坪効率をあげることに目を向け、それがDNAに刷り込まれていたように感じています。

    なので「売り込む」ことから解放されて、お客さまに楽しんでいただきファンになってもらう。結果的に売り上げにつながるという状態にチャレンジしたいです。売る以外のことにどれだけ注力できるかが勝負になります。

    関氏:なるほど。そういう場として「We'll SHOP」を活用してもらえば良いということですね。

    今後、博多マルイではパッケージとしてこのような「売らない店舗」を提供していき、それをEC事業者が活用することで、より体験価値を高めていけるか、セレンディピティを獲得していけるか、2点に対してPDCA回していくことが重要ですね。

    西澤氏:「売らない店舗」を通じて、実際のお客さまに直接見ていただくことや今までとは違うお客さまとの出会いも感じてほしいと思っています。事業段階にもよると思いますが、新しい出会いや機会になると確信しています。

    関氏:ECではお客さまの手元に商品が届いてからがお客さまの体験のスタートになっていて、そこから体験の「共創」のプロセスも始まります。買う前のお客さまでもそのプロセスをスタートできるということですよね。

    ECを立ち上げやすくなっているからこそ、多くのプレイヤーが生まれているわけですが、成功と呼べるのは一握りです。成功しているEC事業者は「どれだけ解像度を高くしてお客さまのことを感じているか」を大事にしています。インタビューをしたりオンライン上で意見を聞いたりして、より深い顧客理解につなげています。それを店舗側でも行っていくことで、成功に近づくEC事業者が増えていきそうです。

    西澤氏:リアル店舗での強みをより鮮明に打ち出していき、一緒に成長できたらと思っています。「We'll SHOP」ではイベントスペースも設けていますし、どういうアミューズメントを提供していくかを一緒に考えていけたら良いなと感じています。

    関氏:一過性のものではなく継続して取り組んでいき、ビジネスカンファレンス発のポップアップショップの成功事例を作っていきたいですね。PDCAをしっかりと回しながら、ともに成長できるモデルを作っていきたいです。

    D2Cブランド体験型ポップアップイベント「We'll SHOP by D2C SUMMIT」

    • 日程:2022年2月16日(水)~2月20日(日) 10時00分~21時00分
    • 場所:博多マルイ4F 特設会場(福岡県福岡市博多区博多駅中央街9-1)
    • 詳細はこちら:https://d2c-summit.com/news/20211019.html
    にっぽんD2C応援委員会
    にっぽんD2C応援委員会

    「オンラインセミナー」に関するアンケートにご協力お願いします【QUOカードPay500円プレゼント】

    4 years 4ヶ月 ago
    5分で回答! アンケートはこちらから

    「ネットショップ担当者フォーラム」「Web担当者Forum」では、昨年に引き続き、2021年もコロナ禍のためオンラインでセミナーイベントを開催しました。

    より多くの方に満足していただけるオンラインイベントを開催するために、皆さまのご意見やご希望、視聴・参加環境などについて、皆さまの声をお聞かせください。

    ご回答いただきたいのは、オンラインセミナーやウェビナーに参加したことがある方(弊社開催以外でも構いません)、また参加したいと思っている方です。ご回答いただいた内容は、個人を特定する情報としては使用いたしません。集計結果のみ、今後のイベント企画や記事制作に活用させていただきます。

    アンケート協力のお礼として、先着300名にQUOカードPay500円分をメールでプレゼントいたします(1月中のメール送付を予定しております)。

    概要

    Web担当者Forum、ネットショップ担当者フォーラムでも、毎年「読者とリアルで繋がる場」「リアルに情報を伝える場」としてオフラインのイベントを企画開催してきましたが、昨年からオンライン開催に切り替えております。

    そこで読者・協賛企業の皆さまの執務環境の状況や実際にオンラインのイベントに参加(視聴)、協賛されて感じていることを状況を媒体として把握するためアンケート調査を実施いたします。

    いただいた回答、アンケート情報は、個人を特定する情報としては使用いたしません。

    プライバシーポリシー:https://www.impress.co.jp/privacy.html

    特典

    アンケート協力のお礼として、先着300名にQUOカードPay500円分をメールでプレゼントいたします(1月中のメール送付を予定しております)。

    回答期限

    2021年12月24日(金)23:59

    ご注意

    • 本アンケートで指す「オンラインセミナー」は、無料で参加できるものを対象としています。
    • 回答は、お一人につき1回でお願いいたします。
    • アンケートは5分ほどで完了します。
    瀧川 正実

    ページロード時間が5秒から1秒未満に短縮したECサイトも。CDNベンダーのライトライムが開発者向けCDNソリューションをリリース

    4 years 4ヶ月 ago

    CDN(コンテンツデリバリーネットワーク)ベンダーのライトライムは、自社のグローバルなCDN上で開発者向けの「Layer0 プラットフォーム」をリリースした。「Layer0 プラットフォーム」は、業界初のエッジプラットフォームという。

    開発チームは最大2倍のスピードで製品をリリースすることができるようになり、エッジをブラウザに拡張することでページロードを1秒未満に短縮できるとしている。

    ライトライムは、「それまで使っていたWebのCDNやセキュリティベンダーを強化したり置き換えたりすることで、ページロードの高速化とコスト削減を実現し、ゼロオプスやエッジプログラミングへの劇的な変化に対応できる新機能を、開発チームに提供する」と説明している。

    米国の靴販売Shoe Carnival、高級ファッションKate Spadeなどが「Layer0 プラットフォーム」を導入。開発者の生産性が向上し、Webサイトのトラフィック、コンバージョン、収益が増加増加したという。

    Salesforce Commerce CloudのECプラットフォームを使用しているShoe CarnivalのECサイトでは、モバイルデバイスで計測したページロード時間は5秒から1秒未満に短縮したとしている。

    瀧川 正実
    瀧川 正実

    楽天グループ「共通の送料込みライン」の公取委審査は終了へ。改善策の提示で独禁法違反の疑いが解消 | 大手ECモールの業績&取り組み&戦略まとめ

    4 years 4ヶ月 ago
    公取委は、「楽天市場」での買い物時にユーザーが3980円(税込)以上購入した場合の送料を事業者が負担する「共通の送料込みライン」施策が、独占禁止法違反(優越的地位の乱用)に該当するかの審査を続けてきた

    「楽天市場」での買い物時にユーザーが3980円(税込)以上購入した場合の送料を事業者が負担する「共通の送料込みライン」施策について、優越的地位の乱用の疑いがあるとして審査を継続していた公正取引委員会と、審査対象となった楽天グループは12月6日、審査を終了すると公表した。

    公取委が、優越的地位の乱用の疑いがあると判断した事象について、楽天グループが申し出た改善措置で解消できると判断したため。

    「共通の送料込みライン」施策について公取委は、2020年3月のスタートとなる前月の2月28日、東京地方裁判所に緊急停止命令の緊急停止命令の申し立てを実施。その後の3月10日、「(楽天グループが)出店事業者が参加するか否かを自らの判断で選択できるようにすること等を公表し、東京地方裁判所における緊急停止命令に係る手続においてもその旨を表明した」として緊急停止命令を取り下げたものの、独占禁止法違反(優越的地位の乱用)に該当するかの審査を続けてきた。

    その審査で、「共通の送料込みライン」への参加を促す際に不参加店舗を不利にする取り扱いの示唆などして申請への参加、および適用対象外申請の不実施を余儀なくさせることで出店者に不利益が生じる場合には、独占禁止法違反になり得るとの考え方を公取委は示した。

    「楽天市場」での買い物時にユーザーが3980円(税込)以上購入した場合の送料を事業者が負担する「共通の送料込みライン」施策について、優越的地位の乱用の疑いがあるとして審査を継続していた公正取引委員会と、審査対象となった楽天グループは12月6日、審査を終了すると公表
    「共通の送料込みライン」に関する独占禁止法違反の疑いについて

    公取委との協議などを踏まえ楽天グループは、①「共通の送料込みライン」への参加および不参加の状態に戻ることについて、出店事業者の意思を尊重して独占禁止法に違反する行為を行わない②「共通の送料込みライン」に参加していない店舗を不利にする取り扱い(検索結果において不参加店舗の取扱商品ゆえに不利にするなど)を行わず、出店事業者に示唆しない③「共通の送料込みライン」への参加を余儀なくされた店舗の適用対象外申請(不参加の状態に戻ることの申請)を制約する取り扱いを行わず出店事業者に示唆しない――と、公取委に対して改善措置を申し出た。

    「楽天市場」での買い物時にユーザーが3980円(税込)以上購入した場合の送料を事業者が負担する「共通の送料込みライン」施策について、優越的地位の乱用の疑いがあるとして審査を継続していた公正取引委員会と、審査対象となった楽天グループは12月6日、審査を終了すると公表
    楽天グループが申し出た改善措置の概要

    公取委は今後、楽天グループが改善措置を実施したことを確認した上で本件審査を終了するとしている。

    楽天グループは、違反行為があった場合、「楽天市場」以外の独立した部署が担う苦情・相談窓口に連絡するよう各店舗に案内するとしている。

    瀧川 正実
    瀧川 正実

    佐川急便の年末年始の配送対応について【2021年~2022年】

    4 years 4ヶ月 ago

    佐川急便は、取り扱荷物の量が増加する年末年始の対応を公表した。

    12月1日(水)~2021年1月4日(火)の期間、電話やインターネットで受け付けている集荷依頼は、前日までの連絡するように依頼。12月30日(木)~2022年1月4日(火)の期間に配達を希望する場合、「指定日配達シール」を貼付するか、送り状に配達指定日を明記するよう呼び掛けている。

    佐川急便は、取り扱荷物の量が増加する年末年始の対応を公表
    「指定日配達シール」を貼付時期について

    時間帯指定サービスは通常通り利用できるとしている。

    なお、2022年1月1日(土)に受け付けた荷物の営業所・中継センター間の輸送業務は中止。配送は1月3日(月)以降に対応する。

    「飛脚ジャストタイム便」は12月11日(土)~2022年1月4日(火)まで、「飛脚国際宅配便」は12月25日(土)~2022年1月4日(火)までサービスの引き受けを中止。「飛脚メール便」「飛脚ゆうメール便」「飛脚電報便」は12月30日(木)~2021年1月4日(火)、サービスの引き受けを停止する。

    佐川急便は、取り扱荷物の量が増加する年末年始の対応を公表
    一部サービスの引き受け停止期間について

     

    瀧川 正実
    瀧川 正実

    仮想空間上のバーチャルショッピングモール「メタパ」とは? VRやARで商品イメージも確認できる新たな買い物体験を提供

    4 years 4ヶ月 ago

    凸版印刷は、仮想空間上に構築した複数の店舗をショッピングモールのように1つに集約したバーチャルショッピングモールアプリ「メタパ」を開発した。メタバース市場の拡大を見据えての取り組み。2021年12月15日から提供を始める。

    「メタパ」を利用したい企業・店舗は、仮想空間上でバーチャル店舗の構築から、アプリへの搭載、ECサイトへの連携をワンストップで実現できる。ベータ・ジャパンの「Virtual b8ta」が第1弾店舗として出店する。

    「メタパ」は、仮想空間上に構築した複数店舗を1つに集約したアプリ。出店している企業のバーチャル店舗で買い物することができる。

    凸版印刷 バーチャルショッピングモールアプリ「メタパ」のイメージ
    バーチャルショッピングモールアプリ「メタパ」のイメージ

    バーチャル空間で、遠隔地にいる家族や友人と同時接続、それぞれのアバターがバーチャル店舗を自由に移動でき、空間内にいる人と音声会話やテキストチャットでコミュニケーションを取ることができる。共有した人しかバーチャル店舗に入れないプライベートルーム機能も実装する予定。遠隔地でも一緒に買い物しているかのような体験を実現する。

    また、3DCG化した商品をさまざまな角度から確認することも可能。AR(拡張現実)機能で、実際のサイズ感や部屋に置いたときのイメージを確認するなど、バーチャルならではの買い物体験が可能となる。

    出店店舗は、バーチャル店舗上のアクセス人数、商品閲覧数、ECサイト遷移数などのデータを分析し、商品開発やマーケティングに活用できる。

    凸版印刷 バーチャルショッピングモールアプリ「メタパ」のイメージ
    バーチャルショッピングモールアプリ「メタパ」のイメージ

    「メタパ」の利用価格は1店舗300万円から。バーチャル店舗や商品の3DCG企画・制作などを含む。出店内容などによって価格は変動する。

    凸版印刷は「メタパ」に出店する企業・店舗を募集し、2021年度内に月間1万人以上のアクセスをめざす。今後は、ショッピングだけでなく、ショールームやオフィス、スポーツや観光などもできるメタバースを構築していく。

    石居 岳
    石居 岳

    「新幹線で地産品輸送」「鉄道ファンに刺さるグッズ販売」――鉄道関連会社の強みを生かしたJR東日本商事の取り組みとは | 通販新聞ダイジェスト

    4 years 4ヶ月 ago
    JR東日本商事では、JR東日本が運営するECサイト「JRE MALL」への出店をメインにEC事業を展開。鉄道関連会社である強みを生かした商品企画・実店舗での販売も行っています

    JR東日本商事では、JR東日本が手がける仮想モールの「JRE MALL」での出店をメインにEC事業を展開している。今年は出店店舗の絞り込みをはじめ、鉄道のコアファンに向けた訴求を高めるMD構成も強化するなど、戦略転換を図っている。リアルとの連携では、東京駅を舞台にした地産品の受け取り企画も増やしており、グループ資産も活用した効率運営が進んでいる。同社の笹川俊成取締役営業本部長に話を聞いた。

    鉄道関連&地産品を生かした店舗運営

    ――直近の状況について。

    鉄道関連グッズや地産品などが変わらず売り上げのけん引役となっている。ただ、昨年のような(コロナ禍のEC市場拡大に伴う)特需が落ち着いた部分はある。

    メインの売り場である「JRE MALL」でも会員が増えていて需要環境は良く見えるが、コロナを機にECに参入する事業者も増えたため、競争環境が厳しくなった実感はある。メーカーをはじめ、老舗企業やこだわりの専門店などが参入しており、我々のように仕入れて販売する小売事業者は以前と比べて難しくはなっている。

    通販新聞 JR東日本商事 JRE MALL
    JR東日本が運営するECサイト「JRE MALL」(画像は編集部が「JRE MALL」からキャプチャし追加)

    ――苦戦の商材は。

    例えば昨年末のおせちは、市場が拡大しているとの報道もあったが、当社の場合は前年割れとなった。調べるとホテルのシェフが作ったおせちなどが、他社でも同じような(プロ監修の)商品をECで色々と出されていたため、競合のなかで伸び悩んでいった。

    顧客の商品選択肢が増える中で、単純に売れ筋を並べれば勝てる訳ではない。やはり選んでもらうためには、理由やメリットがないといけない。そのため、当社にしか提供できない価値を付加することに今は戦略的に取り組んでいる。

    ――具体的には。

    以前は専門店をたくさん出店してさまざまなカテゴリーでアプローチしていたが、当社が強みを発揮できる鉄道関連グッズと地産品をより活かしていくため、今年の9月には出店している専門店を7店から5店に統合。サラリーマンとOLを対象にした店舗を統合し、酒の専門店も地産品専門店と統合した。

    統合に合わせて鉄道関連グッズについては、これまで日用雑貨を中心としたライト層向けだけでなく、解体車両部品といった鉄道古物の品ぞろえを強化していくことで鉄道コアファンにもターゲットを広げていった

    通販新聞 JR東日本商事 JRE MALL 鉄道関連グッズ
    「JRE MALL」で扱っている鉄道関連グッズ(画像は編集部が「JRE MALL」からキャプチャし追加)

    関連して今年からツイッターとインスタグラムも始めており、商品情報の発信をしている。鉄道ファンはSNSでつながっていることが多いので、そのなかに我々の商品情報を取り込んでもらえるようにしていき、実際に効果が出ている。

    ――発信内容は。

    商品を出すにはタイミングや理由がある。例えば「Suica」のペンギングッズでは今年20周年を迎えたことと、それを記念した商品であること。また、来年であれば鉄道開業150周年、色々な新幹線の周年イヤーもあるので、こうした大きな節目で関連商品を開発して、その情報も合わせて案内していく。

    通販新聞 JR東日本商事の笹川俊成取締役営業本部長
    JR東日本商事の笹川俊成取締役営業本部長

    JR東日本との協業でファンが求めているモノづくりを実施

    ――JR東日本との協業状況は。

    積極的に行っている。一緒に取り組むことがファンにも安心感などを得てもらうきっかけになる。我々単独でも商品開発は行うが、JR東日本とも一緒にモノづくりを行っている。

    直近では「JR東日本社員撮影カレンダー」を一緒に作った。JR東日本の28の職場の社員が自ら撮り貯めた写真を提供しているもので、全31種類ある。過去に仕入れて販売したカレンダーよりも、はるかに大きな売り上げとなった。回送列車や塗装中の(車両の)写真などもあり、(グループ内にいる)我々としては普通の光景でもあるが、ファンにはそれが珍しく映る

    今回、そういったものを求めているということがよくわかったし、鉄道の魅力を感じている人達に対してグッズという形でサービスを提供していくということは、我々の使命だと改めて認識した

    通販新聞 JR東日本商事 JRE MALL JR東日本社員撮影カレンダー
    JR東日本社員が撮影した写真を使用した「JR東日本社員撮影カレンダー」
    (画像は編集部が「TRAINIART JRE MALL店」からキャプチャし追加)

    ――得意とする地産品販売の状況について。

    我々ならではの商品の掘り起こし方であったり、商品紹介の仕方で差別化を図っている。今はコロナ禍の影響で駅での産直市といったイベントの開催が難しくなったため、これまで参加されていた地域の(生産者や地域商社といった)事業者さんの売り場が限られてしまってきたということがある。

    しかし、ECではその問題が解決できるので、JR東日本にも事業者さんを紹介してもらい、地産品の売り場を作って特集を組んでいる。一例として「駅長オススメ!」シリーズでは、駅長が地域の名産品を紹介する形でお勧めコメントも添えているが、やはりここへのアクセスは非常に多い。

    新幹線を活用し、地産品をリアルで販売

    ――鉄道グループならではのリアルを通じた取り組みは。

    新幹線を使った「列車荷物輸送」と連携した企画を増やしている。これまでも、朝に穫れた地域の生産品を運んできて、夕方からリアルの売り場で販売するという企画を行っていたが、(JR東日本が運営する仮想モールの「JRE MALL」内で展開する駅商業施設などでの商品受け取りサービスの)「ネットでエキナカ」に専門店を立ち上げて、事前にネットで予約することで、東京駅に輸送してきた商品を荷物預り所で受け取れるサービスを、今年の2月以降継続して行っている。

    これまでに扱ったのが、朝穫れの生鮮品や朝絞りの日本酒など。非常に好評で、最近は賞味期限が短く、東京ではあまり流通しないような商材、また、冷凍せずに作り立てが美味しい食品なども扱っている

    通販新聞 JR東日本商事 JRE MALL 列車に持つ輸送のサービス例
    「列車荷物輸送」のサービス例(画像は「JR東日本物流」サイトから編集部がキャプチャし追加)

    ――サービスの効果としては。

    このサービスのメリットとして、例えば実店舗で扱う場合は廃棄も考えなくてはいけないので売る側も(仕入れに)慎重になるが、事前予約であれば数量も決まっているので廃棄が起きず無駄も生まれない。このサービス自体、規模はまだ小さいが、定期的に購入している顧客もおり、新規獲得にもつながっている。

    ただ、受け取れる場所がまだ一部に限られているため、新幹線で運んできてから次の場所に運ぶ二次物流や受け取り場所の拡大などが今後の課題になる。

    ECと実店舗をつなげる同線作りに注力

    ――リアルとの連携には関心が高い。

    鉄道グッズも地産品もそれぞれリアルに直営店を持っている。その活動とECをどう融合させるかは、今の最大の検討課題。

    当初はO2Oでの相互送客を意識して、店舗でECのチラシ、ECで店舗イベントの紹介などの活動をしていたが、思うように人が行き来しない実感があった。リアルとネットの壁が無くなって、消費者が自由に買い方を選べる時代になったことは事実だが、例えば店舗利用者はリアルの良さ、EC利用者はデジタルの使いやすさなどで選んでいる面もあるので、そこで違う媒体を紹介しても、すぐに利用するということにはつながらないという仮説もでてきた。

    そのため、それぞれの販路において、売り場自体は目の前の顧客に向けて最適化するが、その上の段階で、例えばMD面においては、店舗で商品を知ってもらって、気に入ればECで継続購入してもらうなど、やり方を考えていくことはある。もちろん逆もあると思うが、今は色々な導線がある中で、顧客接点や売り場を全体で連携させながら構築するOMOのような取り組みを行うべきだと考えている。

    ――具体的には。

    一例として、当社で地産品を扱うリアルの直営店として「のもの」があるが、ネットではそれが「お取り寄せきっぷ」という売り場で地産品販売を行っている。これをすべて一緒にしてMDをやろうと考えている。

    通販新聞 JR東日本商事 JRE MALL お取り寄せきっぷ
    地産品を販売するECサイト「お取り寄せきっぷ」(画像は編集部が「JRE MALL」からキャプチャし追加)

    店舗で初めて商品を知る人も多いので、例えば少容量で低単価の試しやすい商材をリアルで扱い、それを継続したり大容量で購入したいという顧客にはECで、ということもあるのでは。EC側はそれに対応した商品を扱って、その案内をしっかり行うなど、そうした流れを作りたい

    我々は(鉄道グループとして)リアルから参加しており、リアルの強みを持っているので今後もそこを活かしていく。

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    自社ECの売上を支えるのは“鹿島サポ”? つながりを大切にしてきた和菓子屋さんのお話【ネッ担まとめ】 | ネットショップ担当者が 知っておくべきニュースのまとめ

    4 years 4ヶ月 ago
    ネットショップ担当者が読んでおくべき2021年11月29日〜12月5日のニュース
    ネッ担まとめ

    人は感情を持った動物と言われるように理屈だけでは動きませんので、心地良いつながりを持っておくと良いことがありますよね。売上だけを考えるのではなく、良い人間関係の構築を考えましょう。

    過去の自分が今の自分を助けることがあります

    自社EC×Twitter連動施策でコロナ禍売上2.5倍 創業200年の和菓子屋が語る食品EC成功術 | ECzine
    https://eczine.jp/article/detail/10074

    まとめると、

    • 茨城県鹿嶋の和菓子店「丸三老舗」は、楽天市場、Yahoo!ショッピング、Giftmallなど多店舗展開をしていたことから、コロナ禍でもECの売上は伸びて自社ECの成長率が最も高かった
    • Twitterを経由して自社ECから購買してもらうケースも多く、Twitterでつながりのあった俳優の方とのプロジェクトも始まっている
    • ECが好調で実店舗の役割を「体験と信頼を提供する場」と再定義した。賞味期限が数時間の商品を体験してもらい、信頼を得る場として活用している

    顧客の中には、鹿嶋をホームタウンとするサッカーチーム「鹿島アントラーズ」の試合観戦の際に、丸三老舗の実店舗に立ち寄っていたという人も多く、コロナ禍で試合が中止になったため、笹沼さんのTwitterを経由して自社ECから購買するケースも散見されたと言う。モールでは広告費を掛けることが難しいと感じていた笹沼さんだが、Twitterと自社ECを連動させることで新たな販路を開拓していった。

    また、笹沼さん個人としても鹿島アントラーズのファンであり、サッカーを通じたTwitterの“つながり”も自社ECの売上に貢献。「パーソナルな話題を共有することで、顧客との関係によりいっそうの親密性が生まれた」と話す。

    記事を読んで伝わってくるのは準備力。2009年からECを始め、楽天の売上が落ちてくると多店舗展開。Twitterも同時期に初めていて、それが2020年に売上に貢献。ECが伸びてきた今は実店舗の活用法を変えるなど、常に試行錯誤をして将来に対する準備を怠っていません。ちなみにTwitterは鹿島アントラーズとのつながりがあったことで売上につながっています。

    売上は一朝一夕でできるものではありませんし、まったく関係なさそうなつながりから生まれてくることも多いです。「無駄だからやめる」「効率化しよう」こう考えだしたら将来の売上を失っているかもしれませんよ。

    モバイルの使い勝手改善は最優先!

    ユーザーの約6割「体験の悪いECサイト」には戻らない現実。小売事業者が重点的に取り組むべきモバイルサイト3つの改善ポイント | ネットショップ担当者フォーラム
    https://netshop.impress.co.jp/node/9306

    まとめると、

    • モバイルファーストの消費者がよく遭遇する問題は、「サイトが読み込まれない」「表示されるまでに時間がかかる」「ページが見つからない」
    • 消費者が困ることがないように、一般的に受け入れられている機能は導入しておくと良い
    • 消費者の30%以上が「カートやチェックアウトに問題がある」と報告しており、消費者全体の34%、モバイルファーストの31%が「サイトが動かなくなることがよくある」と答えている

    ほとんどの消費者(特にスマートフォンのヘビーユーザー)は、オンラインでの体験が悪かった場合、その小売事業者で再び買い物をする可能性は低いと考えられます。回答者の55%は、不具合やその他の問題に遭遇したサイトには戻らないとしていますが、モバイルファーストのユーザーの場合、その割合は62%にものぼります。

    モバイルの読み込み速度や使いづらさは売上に直接影響しますよね。特に決済周りはストレスがかかる部分なので最優先で取り組みたい部分です。また、モバイルの読み込み速度、使い勝手はGoogleからも改善しましょうねと言われていますので、SEOの観点からも改善効果が高いです。PCに合わせたデザインにしていたり、モバイル対応していない場合はちゃんと対応するようにしましょう。

    LINEギフトが伸びてます。使わないと損!?

    LINEギフト、最新のユーザー属性や利用動向を公開 累計購入ユーザー数は1000万人を突破!累計ユーザー数は約2000万人に 出店ショップ数は約380店舗、取扱い商品数は約4万点! | LINEのプレスリリース
    https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000003480.000001594.html

    まとめると、

    • LINEギフトの累計購入ユーザー数は1,000万人を突破した。累計ユーザー数は約2,000万人
    • 利用者で最多は20代女性。「家族間」「同性の友だち」での利用が多い傾向で、サービス認知率は20代女性で最多の87%、全体で52%
    • LINEギフトへの出店ショップ数は約380店舗、取り扱い商品数は約4万点となり、Yahoo!ショッピングやPayPayモールとの商品連携、ZOZOTOWNとのeギフト連携も始まっている

    「LINEギフト」は、「LINE」のトークを通じて友だちとギフトを贈り合うことができるコミュニケーションサービスです。住所を知らなくても直接会えなくても、LINE上で簡単にギフトを贈ることができるため、ちょっとしたお礼を言いたい時や季節イベント、大切なライフイベントなど様々なシーンでご利用いただいています。贈れるギフトは手軽なコンビニのコーヒーから本格的なものまで、シーンに合わせたもらって嬉しい多様なラインナップを揃えています。

    LINEギフトを使ったことがありますか? 私はギフト自体を送ることが少なくまだ使ったことはないのですが、周りに使ったことがある人に聞いてみると住所を知らなくても送ることができるので、なかなか便利とのこと。

    引用文にもあるようにちょっとした贈り物にも使えるので、お中元やお歳暮といった従来のギフトとはちょっとイメージが違います。Yahoo!ショッピング、PayPayモール、ZOZOTOWNとの連携もできるので、出店している人は使ってみると売上が伸びるかも。

    EC全般

    小型貨物の"ヤバい"伸びーーメルカリのオフライン戦略「メルロジ」を考える(1) | BRIDGE
    https://thebridge.jp/2021/11/merlogi-strategy-the-first-part

    タッチポイントが増える理由ーーメルカリのオフライン戦略「メルロジ」を考える(2) | BRIDGE
    https://thebridge.jp/2021/11/merlogi-strategy-the-last-part

    集荷・配送のデータがメルカリに集まってくるとどうなるのか? 送りやすいCtoCサービスが生まれるかも。

    年末年始の駆け込みECサイト運営者必見!経験者に聞いた実態調査ECサイト運営経験者が語る最重要課題TOP3は「集客・プロモーション」(34.0%)、「仕入れ」(18.0%)、「商品開発」(12.5%) | コマースピック
    https://www.commercepick.com/archives/11416

    売れないから集客、と考えた場合は商品を見直した方がいいかも。

    ひとりECでこそ導入するべき 売上と業務効率を上げるオンライン接客の極意を紹介 | ECzine
    https://eczine.jp/article/detail/10262

    ひとりECはその人の個性が出ますよね。どこを効率化するかは個性を活かすことを考えて。

    Shopify、ブラックフライデー流通総額が前年比21%増 商品カテゴリトップは「アパレル」 | ECzine
    https://eczine.jp/news/detail/10548

    今年になって急激に認知度が上がったブラックフライデー。来年はもっと広がるでしょうから準備を怠りなく。

    「楽天市場」複数店舗の商品をまとめ配送指定できる「おまとめアプリ」、日本郵便での配送荷物を対象にスタート | ネットショップ担当者フォーラム
    https://netshop.impress.co.jp/node/9301

    これは便利! ぱらぱらと早く届くのも良いですが受け取りは1回で終わらせたいですよね。

    BASE、カートページのリニューアルを開始 ゲスト購入改善、送料無料レコメンド、SNSシェア促進 | ECzine
    https://eczine.jp/news/detail/10599

    決済の使い勝手が良くなるのは良いこと。これだけで売上が伸びることもあります。

    PayPayカード誕生で変わる「4大」ポイント経済圏 ソフトバンクが反撃開始 | BCN+R
    https://www.bcnretail.com/market/detail/20211202_255801.html

    スマホ、EC、フリマ、決済、ポイント。このあたりの囲い込みが激化しています。

    今週の名言

    一つの大きなアイデアやビジネスで成功を収めるというのは、非常に難しいものです。それよりも役場のサポートのもとに100の多様で小さなチャレンジの種をまき、そこから成長した様々なアイデアを実現に導くことができる地域になれば、ローカルな主体がグローバルな舞台へと発信して通用する可能性が高まるのではないかと思います。

    「日本一のレタス王国」長野・川上村が外国人に頼りきる農業から脱却できたワケ 彼らは労働力ではなく「仲間」である | PRESIDENT Online
    https://president.jp/articles/-/50967

    冒頭の丸三老舗さんのやっていることがまさにこれですよね。いろいろ人と関わりながらチャレンジするときっと成功するはず。

    筆者出版情報

    「未経験・低予算・独学」でホームページリニューアルから始める小さい会社のウェブマーケティング必勝法

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    小さい会社のウェブマーケティング必勝法

    森野誠之 著
    翔泳社 刊
    発売日 2021年10月15日
    価格 2,200円+税

    この連載の筆者 森野誠之の著書が翔泳社から発売されました。小さな会社の“ひとり担当者”が、未経験、低予算、独学でホームページのリニューアルからウェブマーケティングまでを成功させるための指南書です。電子版、オンデマンド印刷版ともにAmazonで発売中です!

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    森野 誠之
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    「Qoo10」が新たに開設するファッション関連専用の新たな売り場とは? 出店企業の動画制作、返品コストなどeBayが負担

    4 years 4ヶ月 ago

    総合ECモール「Qoo10」を運営するeBay Japanは2022年4月、「Qoo10」内にファッション関連のブランド公式ショップが出店できる売り場を開設する。「Qoo10」を利用するメイン顧客の10-30代女性向けの店舗、商材を中心に取りそろえ、若年女性が集まる売り場に育てる。2021年12月から出店企業の募集をスタートした。

    若年層、女性に強い「Qoo10」が立ち上げるファッション売り場

    「Qoo10」を利用するのは78%が女性で、10-30代で67%。サービス提供当初からアプリでの展開に力を入れており、モバイル経由の比率が9割を占める。

    総合ECモール「Qoo10」を運営するeBay Japanは2022年4月、「Qoo10」内にファッション関連のブランド公式ショップが出店できる売り場を開設
    「Qoo10」の利用者について

    こうした顧客層のため、「Qoo10」はレディースファッションとコスメが強い。アイテムの取引件数では、ビューティー・コスメが46%、レディースファッションが23%。出品数ではレディースファッションで28%を占める。

    総合ECモール「Qoo10」を運営するeBay Japanは2022年4月、「Qoo10」内にファッション関連のブランド公式ショップが出店できる売り場を開設
    「Qoo10」の人気カテゴリーについて

    新たに立ち上げる、ファッション関連のブランド公式ショップが出店できる売り場は、「Qoo10」でファッション関連を購入する若年層がメインターゲット。「Qoo10」ユーザーを新たに立ち上げる売り場へ誘導し、アパレル関連の流通総額の拡大につなげる。

    新たな売り場の概要

    新たな売り場の名称はまだ決まっていない。アパレル、下着などカテゴリを集中的に絞るという。「Qoo10」に携わる営業、開発、カスタマーサポートといったスタッフ数十人が関わる大きなプロジェクトという。

    総合ECモール「Qoo10」を運営するeBay Japanは2022年4月、「Qoo10」内にファッション関連のブランド公式ショップが出店できる売り場を開設
    新サービスの特徴

    新サービスの特徴は、

    • 商品の紹介動画:「Qoo10」が出品商品の撮影を真絵師、紹介動画を中心とした売り場を提供
    • リコメンド機能:AIでユーザーの体形・好みを最適化
    • 返品無料サービス:販売者と購入者の双方が抱く、オンラインでアパレルを売り買いすることへの不安を解消
    • 販売支援:物流やカスタマーサポートなどについても相談可能な窓口を設置。最適な販売環境を提案

    ファッション室の丸山恵未室長によると、商品の紹介動画の撮影・制作、返品無料サービスに関する返品コスト(回数などの条件あり)などはeBay Japanが負担。出店ブランドが売りやすい売り場作りを整備する。

    総合ECモール「Qoo10」を運営するeBay Japanは2022年4月、「Qoo10」内にファッション関連のブランド公式ショップが出店できる売り場を開設
    商品の紹介道がイメージ

    「Qoo10」内に売り場は設けるものの、「新しい売り場のみファッション専用の新しいデザインに変える」(ファッション室・丸山恵未室長)

    なお、「Qoo10」は注文成約時に6~10%の販売手数料を徴収するビジネスモデル。新たな売り場も同様の販売手数料を徴収するモデルを採用する。「Qoo10」に加え、新たな売り場へのダブル出店も可能で、新たな売り場のみの出店も可能としている。

    ファッション室・丸山恵未室長
    ファッション室・丸山恵未室長

    ◇ ◇

    eBay Japanは2021年11月から「Qoo10」既存店に対して出店募集をスタート。12月からは未出店ブランド企業に対する募集を始めた。現在、「Qoo10」が得意とする韓国ブランドの出店が増えているという。

    総合ECモール「Qoo10」を運営するeBay Japanは2022年4月、「Qoo10」内にファッション関連のブランド公式ショップが出店できる売り場を開設
    新サービスの出店募集について
    瀧川 正実
    瀧川 正実
    確認済み
    1 時間 11 分 ago
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