SaaS型ECサイト構築プラットフォーム「futureshop」を提供するフューチャーショップが公表した「17の数字で振り返る 2019年自社EC」。
2019年における「futureshop」のデータを分析・集計した数値を公表したもので、自社ECサイトで買い物をする消費動向として、自社ECを運営する企業のサイト運営などに活用できる数値をまとめている。
業種別のモバイル比率や、パソコンとスマートフォンの平均注文額の違いなどを17の数値をまとめている。ここでは、デバイスによる平均注文額の差、平均注文額(デバイス差・主業種別)を紹介する。
平均注文額(デバイス差)
「futureshop」を利用している自社ECサイトでは、PCとスマートフォン経由の平均注文額が同じ場合を100%とした時、PCはスマートフォン経由に比べて123.64%となった。
過去の調査も同様にPCの方がスマートフォンよりも平均注文額は高く、2016年が129%、2017年は120%、2018年は115%でスマートフォンだった。
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平均注文額のデバイス差(画像はフューチャーショップ提供資料からキャプチャ)
平均注文額(デバイス差・主業種別)
全業種で、平均注文額はPCの方が1割程度以上高い。
PCとスマートフォン経由の平均注文額が同じ場合を100%とした場合、スマートフォン経由よりPCでの購買単価が高い主業種トップ3はギフトで195.34%、キッチン・日用品雑貨・文具で144.35%、スイーツが142.45%だった。
一方、スマートフォン経由と、PCでの購買単価が変わらない主業種トップ3は車用品・バイク用品で107.18%、イベント・チケット予約で107.55%、ジュエリー・腕時計で109.40%だった。
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業種別における平均注文額のデバイス差(画像はフューチャーショップ提供資料からキャプチャ)
なお、「futureshop」の2019における稼働店舗数は2500店舗で、流通総額は1141億円。
「futureshop」内の新しいCMS機能で、パーツ単位でECサイトを構築する「commerce creator(コマースクリエイター)」を導入した店舗は759店舗。
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「17の数字で振り返る 2019年自社EC」では、
- 年間売上トップ100店舗のリピーター率
- デバイスごとの平均注文額
- 業種別の平均注文額
- 業種別モバイル化率
- 月ごとの決済別受注件数割合
- 時間帯別購入状況
- 業種&デバイス別の時間帯別購入状況
といった各種数値、「futureshop」の利用データなどを「17の数値」でまとめている。
※このコンテンツはWebサイト「ネットショップ担当者フォーラム」で公開されている記事のフィードに含まれているものです。
オリジナル記事:【2019年の自社ECサイト】PCはモバイルよりも平均注文額が2割以上高い、ギフトは約2倍、キッチンやスイーツなどは1.4倍
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