2015年ネット通販市場は13.8兆円、EC化率は4.75%、スマホEC市場は2兆円 | ネットショップ担当者フォーラム

ネットショップ担当者フォーラム - 2016年6月15日(水) 06:00
このページは、外部サイト ネットショップ担当者フォーラム の情報をRSSフィード経由で取得して表示しているため、記事の一部分しか表示されていなかったり、画像などが正しく表示されなかったり、オリジナル記事が意図したデザインと異なっていたりする場合があります。
完全な状態のオリジナル記事は 「2015年ネット通販市場は13.8兆円、EC化率は4.75%、スマホEC市場は2兆円」 からご覧ください。
経済産業省は2015年度の「電子商取引に関する市場調査」結果を公表

日本国内の消費者向けEC市場は13兆8000億円に拡大(前年比7.6%増)。EC化率(物販系)は4.75%(同0.38ポイント増)に伸長。スマートフォン経由の物販ECは約2兆円の市場規模に――。

経済産業省が6月14日に発表した2015年の「電子商取引に関する市場調査」結果によると、EC市場が堅調に拡大していることがわかった。

2015年における日本の消費者向けEC市場規模は前年比7.6%増の13兆8000億円。ECの浸透度合を示す指標であるEC化率も同0.38ポイント増加して、4.75%まで上昇した。

経済産業省が6月14日に発表した「電子商取引に関する市場調査」。日本国内の消費者向けEC市場は13兆8000億円に拡大(前年比7.6%増)

消費者向けEC市場規模とEC化率の経年推移

分野別では最もプレーヤーの多い物販系ECが7兆2398億円で前年比6.4%増。ホテル予約などサービス分野系は同9.4%増となる4兆9014億円。デジタル分野が同8.1%増の1兆6334億円だった。

経済産業省が6月14日に発表した「電子商取引に関する市場調査」。物販系EC、サービス分野、デジタル分野ベ別

消費者向けEC市場規模と各分野の構成比率

市場規模別に見た占有割合は物販系ECが52.6%、サービス分野が35.6%、デジタル分野が11.9%。

経済産業省が6月14日に発表した「電子商取引に関する市場調査」結果によると、EC市場が堅調に拡大していることがわかった。。市場規模別に見た構成割合

分野別の構成割合

物販分野におけるスマートフォン経由のEC市場規模を推計したところ、2015年は1兆9862億円。物販分野全体の市場規模に占めるスマートフォン経由の比率は27.4%だった。

今回の調査結果で注目しておきたいのが伸び率の鈍化。2014年の伸び率は前年比12.8%だったように、ここ数年2ケタ成長で伸びていたEC市場だったが、2015年は1ケタ台にとどまった。物販系だけで見ると2014年は13.5%の伸び率を記録したが、2015年は6.4%と約半減した。

その理由として3つの理由をあげている。

  • 個人消費全体動向に関する影響の可能性
    2015年は個人消費全体がやや落ち着いた。国内家計最終消費支出総額が298兆8575億円と300兆円を割り込み、個人消費の動向が影響したと推測
  • 消費者の店舗回帰
    オムニチャネルに代表されるように、小売事業者によるネットと店舗を融合させたチャネル戦略が盛んになっている点。ネットの活用によって、むしろ購買チャネルとして店舗を選択する消費者が一時期より増加したと推測
  • フリーマーケット専用のアプリケーショの存在
    フリマアプリを中心としたCtoC-ECが、従来型のBtoC-ECの市場を一部切り崩しているという見方がある

※このコンテンツはWebサイト「ネットショップ担当者フォーラム」で公開されている記事のフィードに含まれているものです。
オリジナル記事:2015年ネット通販市場は13.8兆円、EC化率は4.75%、スマホEC市場は2兆円
Copyright (C) IMPRESS CORPORATION, an Impress Group company. All rights reserved.

瀧川 正実
ネットショップ担当者フォーラム編集部 編集長

通販、ECに関する業界新聞の編集記者を経て、EC支援会社で新規事業の立ち上げなどに携わり、EC業界に関わること約9年。まだまだ、日々勉強中。

メルマガの登録はこちら Web担当者に役立つ情報をサクッとゲット!

今日の用語

デジタルサイネージ
デジタルサイネージとは、電子的な表示装置を利用して、公共施設やイベント会場、店頭 ...→用語集へ

インフォメーション

RSSフィード


Web担を応援して支えてくださっている企業さま [各サービス/製品の紹介はこちらから]