イーベイ・ジャパンは4月5日、EC事業者へ越境ECに対する考え方などのアンケートを実施し、その結果を公開した。
国内でECを手がけているが越境ECは行っていない事業者のうち、55.6%が越境ECに前向きな考えをもっていることが判明。まだ越境ECに参入していないEC事業者は今後、越境ECに参入してくると考えられる。
イーベイ・ジャパンは、2015年12月に全国20~59歳の男女1万人のうち、ECサイトを運営している412人を対象にアンケートを実施。すでに越境ECを実施している人は103人、国内でECを手がけているが越境ECは行っていない人は309人だった。
越境ECを始めたきっかけ
越境ECを行っている103人に越境ECを始めたきっかけを聞いたところ、1位は「日本では売れない商品が、海外では売れる」で47.6%、2位は「日本よりも高い価格で販売できる」で46.6%。国内と海外との購買層やニーズの違い模索する傾向が浮き彫りになった。
3位には「購入者が日本よりも多い」が40.8%。市場規模の違いにメリットを感じている出店者も多く存在する。
越境ECの出店国
越境ECの出店国は、1位が「アメリカ」で64.1%(前年と比べ‐3.9ポイント)。2位が「中国」で53.4%(同+6.8ポイント)、3位が「アジア地域(中国以外)」で51.5%(同+11.7ポイント)。中国を中心にアジア各国との取引が増加傾向にある。
越境ECはまだ未着手の企業の考え
国内でECを手がけているが越境ECは行っていない人に対して、「越境EC出店をしてみたいと思いますか」と尋ねたところ、55.6%が「出店してみたい」もしくは「やや出店してみたい」と回答。半数以上が越境EC出店に前向きな考えを持ち、「出店したくない」「あまり出店したくない」と越境ECへ抵抗を示した人は22.4%に留まった。
越境ECへの抵抗感
まだ越境ECを行っていない人に「越境EC出店に対して抵抗があるか」と聞いたところ、「抵抗なし」が37.5%、「抵抗あり」62.5%。 抵抗ありと回答した人の主な理由は、「言葉の問題」「配送の問題」「トラブルが起こった際のサポート」の問題をあげた。
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オリジナル記事:EC企業の5割が越境ECの参入に前向き。理由は「日本よりも高価格で販売できる」など
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