ケーアールピーではモータースポーツの普及、レーサーの育成を目的として、佐藤琢磨などの一流選手を輩出してきたスクールの運営、欧州へのカートレース参戦の補助のほか、カートレースやオートイベントの企画、立案、運営事業を行っている。一見すると、まったくECとはかかわりのなさそうな企業だが、現在、同社がAmazonで販売している気軽にカートレースを楽しむことができるレースの参戦権(カートレンタル代、練習走行費、ガソリン代含む)が人気を集めているという。同社の河本卓也代表取締役にAmazonで参戦権を販売し始めた経緯などを聞いた。
Amazonは入金サイクルが早いので、運営面でも助かっている
河本卓也 代表取締役
――カートレースの参戦権をAmazonで販売された経緯をお聞かせください。
当社は1990年からカーレーサーの育成、カートレースやオートイベントの企画、立案、運営などを行っています。
しかし、この10年程でドライバー人口が減少し、若者の自動車に対する関心が薄れてきたことで、レースドライバーを目指す子どもたちも減ってしまいました。そのことに危機感を感じ、もっと多くの方に自動車の楽しみを知ってもらおうと、約5年前から誰でも参加できるカートレースの開催を始めました。
当初は、雑誌に広告を掲載して注文を受けたり、開催サーキット場で参戦権の販売しましたが、限られたお客様にしかリーチできず、新たなお客様を開拓することができずにいました。
そんなとき、カートレースの参戦権のような商品でもAmazonで販売できると知り、Amazonで販売すれば、幅広い層のお客様にレースの存在を知っていただけると考え、2014年から販売を開始しました。
――Amazonで販売を開始されて感じられているメリットは。
商品登録が簡単で、月間登録料や、販売手数料も安いので、気軽に始めることができる点です。
これまでインターネットでチケットを販売したことがなかったのですが、2014年8月から販売を開始し、順調に売り上げを伸ばすこともできています。イベントの企画では会場費などを先払いすることが多いのですが、Amazonは入金サイクルが早いので、運営面でも助かっています。
――販売開始後にさまざまな反響があったということですが。
レース関係者などにAmazonでカートレース参戦権を販売していると伝えたところ、鈴鹿サーキット、岡山国際サーキット場などから協力の申し出があり、レースのスポンサーも見つけやすくなりました。これまでは、カートレースの業界とAmazonではイメージが結びつかなかったので、意外性もあり、興味を持ってくださる方が多いです。
――今後の展望をお聞かせください
これからは、当社で開催する全レースをAmazonで販売を行っていく予定です。インターネットでチケットが購入できることをもっと知っていただけば、もっと参加者が増えると期待しています。
今後はもっと多くの方にモータースポーツの楽しさを体感していただけるような企画を立てていきたいと思っています。また、小学生が参加できるレースもあるので、子どもたちにも参加してもらい、次世代のF1レーサーを育成したいと思っています。
レース参戦権の商品ページ
事業者概要
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