【新刊案内】CFRPの用途別市場動向とビジネス戦略~採用条件・環境規制・認証から読み解くバリューチェーンの再構築~  著者:平野 康雄  発行:(株)シーエムシー・リサーチ

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CMCリサーチ
★CFRP市場を用途別に分析! 採用条件・環境規制・認証・資源循環から、2030年に向けた事業機会とバリューチェーン再構築を読み解く!




➢ 一括りにはできなくなったCFRP市場の環境変化と競争構造を解説!
➢ 航空宇宙・防衛、モビリティ・エネルギー、インフラ、海洋、産業、民生と、用途別の市場動向と採用条件をわかりやすく説明!
➢ CFRTPなどの次世代技術、資源循環への対応、リサイクル炭素繊維を解説!
➢ 2030年に向けた事業戦略と対応方針を論ずる!
➢ CFRPおよびCFRP加工の研究開発に長年携わってきた著者による執筆!
➢ CFRP関連企業で企画や事業開発、研究開発、営業技術、品質保証を担当する方や、完成品メーカーやユーザー企業で企画や設計、購買を担当する方向け用途別に大きく異なるCFRPのビジネス機会を正しく評価するための指南書!

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📘 書籍概要
タイトル:CFRPの用途別市場動向とビジネス戦略~採用条件・環境規制・認証から読み解くバリューチェーンの再構築~(CFRP Business Strategies and Application-Specific Market Trends:)
著者/監修:平野 康雄
発行日:2026年8月23日発行
体裁:A4判・並製・220頁
定価:冊子版 110,000 円(税込)
   CD(PDF)版 110,000 円(税込)
セット価格(書籍+PDF版CD):冊子+CD(PDF)セット 132,000円(税込)
ISBN:978-4-910581-00-8(冊子版)
ISBN:978-4-910581-01-5(CD(PDF)版)
編集発行:(株)シーエムシー・リサーチ

📝 本書の特徴
 炭素繊維強化プラスチック(CFRP)は、航空機や自動車を中心に利用されてきました。しかし現在は、用途ごとに求められる性能・価格・量産性・認証・環境対応・供給安定性が大きく異なり、CFRP市場を一括りに捉えることが難しくなっています。
 本書では、航空宇宙・防衛、モビリティ・エネルギー、インフラ、海洋、産業・民生の各分野について、市場動向だけでなく、「なぜCFRPが採用されるのか」「どの条件で採算が成立するのか」「どこに参入障壁があるのか」という観点から分析。
 CFRP市場の「成長性」だけでなく、「採用条件・収益性・認証・環境対応・供給安定性」まで含めて、今後の事業機会を評価するための市場調査資料です。

◎刊行に当たって
 炭素繊維強化プラスチック(CFRP)は軽量高強度素材として、航空機や自動車で使われてきたが、その特性だけで市場全体を捉えることは難しくなっている。用途によって求められる性能・価格水準や環境負荷情報、量産のしやすさ、認証への対応、供給の安定度が異なるからである。事業機会を見極めるには市場規模の見通しだけではなく、用途ごとに採用理由と採算条件を個別に見る必要がある。
 航空宇宙・防衛分野では、疲労・腐食への強さや寸法安定性、雷撃・火災対策に加え、認証取得やロット管理、長期供給、輸出管理への対応が参入障壁となる。民間航空機の増産や防衛関連の調達増、宇宙機の量産化、次世代エアモビリティや無人航空機システムの開発は新たな需要を生むが、試作段階の需要と量産段階の需要は分けて評価する必要がある。技術的成立と事業採算性は別問題である。
 モビリティ・エネルギー分野では、水素圧力容器や風力発電で炭素繊維の使用量がすでに大きく、今後の期待も高いが、補助金やインフラ整備、最終投資決定の進捗など、材料メーカーの努力だけでは動かせない要因が関わる。自動車分野では、アルミや高張力鋼、GFRPとの競合が激しい。採否は材料費だけでなく、安全性や軽量化効果、部品統合や修理のしやすさ、保険料、リサイクル費用を含めた車全体のコストで判断される。インフラや海洋、産業機器、半導体製造装置、医療、スポーツ用品分野では、需要規模よりも安定収益と高付加価値の確保が問われる。
 供給面では、レギュラートウとラージトウ、汎用品と高機能品、産業向けと航空宇宙・防衛向けのグレードとでは事情が異なる。炭素繊維の増産が進んでも、全てのグレードが一律に供給過剰になるわけではない。価格圧力は汎用品で強まるが、高弾性率品や航空宇宙・防衛向けの認証グレードは様相が異なる。また、需要が伸びる市場が高収益になるとは限らず、供給が限られる市場が大きく拡大するとも限らない。環境規制や資源循環への対応も、市場の競争条件を変え始めている。LCAや製品カーボンフットプリント、Scope3といった情報に加え、製造時の電力や回収に関する情報をどうデータ化し顧客に示すかが競争力の一部になりつつある。CFRTPは高速成形や溶着を可能にしうるが、量産課題をすべて解決する材料ではない。リサイクル炭素繊維の事業化も、回収技術に加え、繊維長や表面状態、樹脂残渣といった品質要因、さらに品質表示や顧客承認、用途上の制約まで踏まえる必要がある。
 本書では、用途、工程、品質保証、環境情報、事業の採算性を合わせて整理する。どの用途でCFRPが選ばれ、どの条件で採算が成り立ち、どの段階で撤退や保留を判断すべきかを示す。想定読者は、CFRP関連企業で企画や事業開発、研究開発、営業技術、品質保証を担当する方である。完成品メーカーやユーザー企業で企画や設計、購買を担当する方にも役立つと期待している。CFRP事業の競争力は、材料性能の優劣だけではなく、顧客が対価を支払う価値を見極めた上で、量産、認証、環境対応、回収までを含めて提案する力にかかっている。
                               2026年8月 平野 康雄
👥 著者
平野 康雄(ひらの やすお)

【著者略歴】
神戸技術オフィス 代表、Ph.D.(工学博士)
 1979年 大阪大学 理学部 高分子学科 卒業
 1981年 大阪大学大学院 工学研究科 石油化学専攻 修士課程 修了
 1988年 デラウェア大学大学院 工学研究科 機械工学専攻 博士課程 修了
 1981年~1991年 宇部興産(株)にて機能性プラスチック・繊維強化プラスチックの開発に従事
 1992年~2017年 (株)神戸製鋼所にて機能性プラスチック・繊維強化プラスチック・プラスチック関連機械・機能性鋼板の開発に従事
 2017年~2021年 (株)アントレポにてプラスチック関連の技術支援に従事
 2019年~現在 神戸技術オフィスにて化学・プラスチック関連の技術開発支援、技術・市場動向調査、技術教育に従事

📖 本書の構成・目次概要
第1部 市場環境の変化と競争構造
第1章 炭素繊維強化プラスチック(CFRP)市場に影響を及ぼす主要トレンド
1. 炭素繊維・CFRPに対する需要の構造変化
2. 供給構造と価格形成の変遷
3. 地政学的リスクとサプライチェーン再編
4. 環境・化学物質規制とLCA/PCFへの対応
5. 用途ごとの市場における事業機会とリスク
第2章 バリューチェーンの変化と付加価値のシフト
1. 炭素繊維強化プラスチック(CFRP)バリューチェーンの全体像
2. 炭素繊維メーカーの事業環境
3. 中間材・樹脂メーカーにおける差別化の要因
4. 成形・加工技術の進展
5. 品質保証と製造データの価値
6. 付加価値の源泉のシフトと競争戦略
第2部 用途別市場動向と採用条件
第1章 航空宇宙・防衛分野
1. 航空宇宙分野における炭素繊維強化プラスチック(CFRP)の役割
2. 民間航空機向けCFRP
3. AAM、eVTOL、UAS市場
4. 防衛分野におけるCFRP需要
5. 宇宙分野における適用領域
6. 航空宇宙・防衛分野の事業戦略
第2章 モビリティ・エネルギー分野
1. 圧力容器・水素関連用途
2. 乗用電気自動車(EV)・車載部品
3. 商用モビリティ、鉄道、物流機器
4. 風力発電向けCFRP
5. 燃料電池、電解装置、エネルギー機器
6. モビリティ・エネルギー分野における事業性評価
第3章 インフラ、海洋、産業・民生分野
1. 建設分野におけるインフラの補修・補強
2. 海洋分野および船舶用途
3. 産業機器における用途
4. 半導体製造装置および精密機器での用途
5. 民生品・スポーツ用品・医療関連製品における用途
6. インフラ分野および産業分野における事業機会
第3部 次世代技術と資源循環
第1章 炭素繊維強化熱可塑性樹脂複合材料(CFRTP)における高速量産・接合・品質保証
1. CFRTPの技術的な位置付け
2. 量産用CFRTP材料の選定要件と製品動向
3. プレス成形・熱成形技術
4. CFRTPの溶着技術
5. インライン品質保証とデジタル化
6. CFRTPの事業化シナリオ
第2章 資源循環への対応とリサイクル炭素繊維(rCF)の事業化
1. 炭素繊維強化プラスチック(CFRP)廃材の発生状況
2. rCFの回収技術
3. rCFの品質保証と標準化
4. rCFの用途開発
5. 部材トレーサビリティと回収を前提とした情報管理
6. サーキュラーエコノミー時代におけるrCF事業モデル
第4部 2030年に向けた事業戦略と対応方針
第1章 事業領域の選択と集中
1. 用途別市場の分類
2. 用途別事業性の評価項目
3. 用途・地域別マトリクス分析
4. 投資判断と有望分野の絞り込み
5. 個別案件の採択・保留・不採択判断
第2章 バリューチェーン別戦略と2030年シナリオ
1. 炭素繊維メーカーの戦略
2. 中間材・樹脂メーカーの戦略
3. 成形加工メーカーの戦略
4. OEM・ユーザー企業の戦略
5. 研究開発、提携、合併・買収(M&A)、および垂直統合の戦略
6. 2030年に向けた事業シナリオ
7. 経営判断のためのアクションプラン
参考文献

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