株式会社PR TIMES年頭所感「ナラティブ元年」

リリース情報提供元: プレスリリース・ニュースリリース配信サービスのPR TIMES
2020年01月01日(水)
株式会社PR TIMES
プレスリリース配信サービス「PR TIMES」等を運営する株式会社PR TIMES(東京都港区、代表取締役:山口拓己、東証一部:3922、以下:当社)は2020年1月1日(元旦)、2020年の年頭所感を以下の通り発表いたします。 ・PR TIMES社員一同 年頭メッセージ「ナラティブ元年」 ・PR TIMES代表 山口拓己 2020年 年頭の辞






PR TIMES社員一同 年頭メッセージ「ナラティブ元年」

あけましておめでとうございます。日頃からの当社に対するご支援に対し厚く御礼申し上げます。新年にあたり、皆様にご挨拶を申し上げます。

昨年PR TIMESご利用企業は3万5000社を突破し、月間プレスリリース件数は1万5000件超(2019年10月実績)、PR TIMESサイトアクセス数は2100万ページビュー超(2019年11月実績)へと伸張しています。

かつて報道発表資料としてメディア関係者のみに配布されていたプレスリリースは、今やインターネットを通じて生活者も楽しむニュースへと進化しています。私たちもプレスリリースの情報価値を高める機能開発や外部連携を進めてきましたが、2007年のサービス開始当初から最も進化したのは「ご利用企業様の発表情報」です。客観的事実の伝達だけでなく、開発に懸ける想いや乗り越えた苦難、社会との繋がり、画像や動画など豊富なビジュアル素材、そうした多くの一次情報(*1)をお客様に投稿いただくことで、プレスリリースは進化してきました。その結果、プレスリリースは記者の情報源として活用され、生活者からも検索、閲覧、そしてSNSシェアされる状況が生まれています。
(*1…当事者が情報源として初めて世に公表する自らのオリジナル情報を一次情報と定義。それを元にした報道は二次情報とする。)

そして今、当事者が発行する一次情報はさらに重要性を増しています。著名人に限らず個人のコメントを綴ったSNSやブログサービスの投稿がしばしば注目を集め、それを情報源とするニュースが報じられています。たとえ取材されなくとも当事者の言葉が持つ強さによって広く伝わることは、一次情報の情報価値の高さを示しています。

2020年、企業が発表する一次情報に、話者自身によって語られる物語「ナラティブ」(*2)の概念が加わり、さらなる発展を遂げると考えます。美しく整えられた一方通行の企業メッセージでなく、当事者にしか語れない強い信念、乗り越えた幾多の苦難、それが読者と対話的に共有されることで、人の心は揺さぶられエンパワメントされます。行動者が発したナラティブは熱意を連鎖し、勇気づけられた人が次なる行動者となり、ポジティブなエネルギーの循環を生みます。
(*2…ナレーションやナレーターと同じ語源。ナラティブは話者自身によって語られ、読者と対話的に共有される物語を指す。)

今は商品スペックだけでなく、「共感」から商品が選ばれる時代になりました。生産者の思想や描く未来に対する共感が、商品を買う理由になっています。なぜその企業が生まれたのか。なぜその商品が生まれたのか。そこへの深い共感は、時にスペックの優劣にも勝る強い結びつきになります。偶然の引き合わせを待つのでなく、企業の中の人が自ら語りかけ対話するナラティブによって、共感は主体的に引き寄せることができます。

PR TIMESには「Ones commitment, Public first」という価値観(*3)があります。自ら課した約束を成し遂げること、その時にも想像出来る限り広いステークホルダーの便益を最優先することを大切にしています。2020年を「ナラティブ元年」にすることは、行動者の情報価値を高める社会の公器として私たちが果たすべき約束であり、企業と顧客、仕入先、株主、メディア、求職者など広がるステークホルダーとの関係構築に貢献するものと考えています。
(*3…ミッション実現に向けて当社がチームとして大切にするバリュー(価値観)。3つあるバリューの1つ。)

当社では昨年11月にスタートアップメディア「BRIDGE(ブリッジ)」でスタートアップ・ストーリー投稿サービス「POST(β版)」を始動させていますが、今後はプレスリリース配信サービス「PR TIMES」における企業のナラティブ発信を促進する仕組みづくりを強め、企業の中の人自らが綴るナラティブを流通させる機会を追求いたします。

様々なドラマが生まれるであろう2020年、出来るだけ多くのナラティブがPR TIMESから社会へと羽ばたいていくよう、社員一丸となって邁進してまいります。

 2020年1月1日 PR TIMES社員一同


PR TIMES代表 山口拓己 2020 年頭の辞



旧年中は格別のご高配を賜り厚く御礼申し上げます。
令和最初となる新年の門出にあたり謹んでご挨拶を申し上げます。

2019年を振り返って
昨年を振り返ると、全国各地で台風大雨による自然災害が相次ぎました。被災された方々の辛苦は計り知れないものです。当社は事業を通じた社会貢献活動の一環として、東日本大震災以降、特に被害の大きかった災害について被害救済・復興支援・状況周知のプレスリリースが情報として流通するよう、PR TIMESを無料で提供してきました。そして昨年の台風19号でも同じように対応しています。ただ今なお復興そして再生に向けて道半ばです。私は今年、常識にとらわれずに一歩踏み込んだ支援に取り組む考えでいます。

経済指標を見てみると、日本も世界も昨年減速の動きがあったものの、緩やかな経済成長を持続しています。グローバル化とテクノロジーの進化によって、人々の暮らしは豊かになり、飛躍的により便利により快適になっています。これからも今まで想像もできなかった驚きや楽しさに出会える期待感があります。さらにインターネットの浸透とスマートフォン、SNSの普及によって、空間や時間の制約を超えて情報が行き交い、共有できるようになりました。どこかの国で何者でもなかった若者が現実社会の矛盾や葛藤に声を上げ、地球規模の困難な課題に対して立ち上がる。そんなニュースを日本でもリアルタイムに一次情報に触れられます。
しかし私たちが日々目にするニュースの多くは、事件や事故そしてスキャンダルなど後味の悪い話題が駆け巡り、世の中がより良くなっている実感とはかけ離れています。

なぜ、今ナラティブなのか
人の行動や頑張りの結晶を、その想いを紡いで発表するのが、プレスリリースです。揺るぎない真実は、何を言ったかではなく、何をしたか。その行動は嘘をつきません。私たちが暮らす社会にはそれぞれの持ち場で尽力する「名もなきヒーロー」がたくさんいます。そのような行動者たちにスポットライトを当てて、名実ともに真のヒーローにしたいと考えました。そこで昨年開始したのが、テレビ番組「行動者たち」です。テレビ東京で当社が1社提供させていただいています。

行動者とは、有名な経営者や人気起業家を指しているわけではありません。行動者は企業だけでなく行政や団体にも、スポーツや芸術さらに学校にもいます。東京も地方も関係ありません。自ら情熱を育んで、プロダクトやお客様そしてチームへ愛情を注ぎ、未来に希望を抱いて行動したその人こそが、行動者です。行動の結果と原動力を、より多くより広く届けたい。この一点に尽きます。

「行動者たち」の出演者が番組最後で自ら語る「行動の原動力」は、まさにナラティブです。崖を飛ぶかのような挑戦、逃げ出したくなる大失敗、どん底からの逆転劇の連続なんてフィクションの世界しかありえないのか?私は現実にはもっとすごいストーリーがあることを、たくさんの行動者たちから教わりました。

そしてそのストーリーを紡ぐのは、他でもない主役である行動者一人ひとりです。自ら語るリアルなストーリーが、人の心を揺さぶり、次の行動者が立ち上がるよう勇気を与えるような、ポジティブなエネルギーの循環を生み出すパワーがあります。現状まだまだであることを認めて、本音で肯定できる社会を前向きにつくりだす。私自身、ひとりの行動者として日に新たな活動を続けます。

 2020年1月1日 株式会社PR TIMES代表取締役社長 山口 拓己


【株式会社PR TIMES会社概要】


ミッション: 行動者発の情報が、人の心を揺さぶる時代へ
会社名  : 株式会社PR TIMES  (東証一部 証券コード:3922)
所在地  : 東京都港区南青山2-27-25ヒューリック南青山ビル3F
設立   : 2005年12月
代表取締役: 山口 拓己
事業内容 :- プレスリリース配信サービス「PR TIMES」(https://prtimes.jp/)の運営
- 広報・PRの効果測定サービス「Webクリッピング」(https://webclipping.jp/)の運営
- オンライン上で話題化を図るデジタルPRの戦略立案・実施
- 動画PRサービス「PR TIMES TV」(https://prtimes.jp/tv)「PR TIMES LIVE」(https://prtimes.jp/live)の運営
- カスタマーリレーションサービス「Tayori」(https://tayori.com/)の運営
- タスク・プロジェクト管理ツール「Jooto」(https://www.jooto.com/)の運営
- スタートアップメディア「BRIDGE」(https://thebridge.jp/)の運営、等
URL   : https://prtimes.co.jp/



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