日本人のスマホ依存度は、インド・韓国に次いで世界3位の高さ。他国との違いが明らかに【ライムライト調べ】

タブレットやスマートスピーカーは「不要」、でもスマホは「使わずにいられない」と半数が回答。

ライムライト・ネットワークスの日本法人であるライムライト・ネットワークス・ジャパンは、「デジタルライフスタイルの現状(State of Digital Lifestyle)」の調査結果(日本版)を発表した。

本調査は、日本、韓国、インド、シンガポール、フランス、ドイツ、イギリス、イタリア、アメリカの18歳以上のコンシューマを対象に、デジタルメディアの利用方法、デジタルアシスタントやインターネット接続デバイスの利用率、テクノロジーが生活にどのように影響しているかなどを調査したもの。日本版では、日本の回答に焦点を当てグローバルとの比較を行っている。

「デジタル技術によって生活が向上した」と回答した日本人の割合は、9ヶ国中最低

まず「デジタル技術が生活に与えた影響」を「非常に悪くなった」から「非常に良くなった」までの“-2点~+2点の5段階”で回答してもらった。その結果、日本は平均0.66点と9か国のなかでもっとも低かった。9か国の平均でポジティブ評価(良くなった、非常に良くなったの合計)は80%近くとなっているが、日本は62.8%にとどまっている。とくに「非常に良くなった」12.6%は、9か国のなかでもっとも低く、デジタル技術に懐疑的な傾向が見てとれる。

 

タブレット、スマートスピーカーなどのデジタルアシスタント、ウェアラブルデバイスに対しても、日本は依存度が低く、約半数が「使用を辞めてもかまわない」と回答している。とくにタブレットに対しては32.3%が「永久に使えなくても大丈夫」と回答しており、9か国中もっとも高い。

 

また、次世代通信方式の「5G」に対しても、約6割が「今よりも高速なダウンロード速度」に期待しているものの、28.6%は「5Gが何かを知らない」と回答。この数値は他国の3~10倍と突出している。

 

スマホへの依存度は、インド・韓国に次いで世界3位の高さ

一方で、「スマートフォンを1日使わないでいることはできますか?」という設問に対しては、日本は49.8%が「使わずにいることはできない」と回答。「1(永久にやめられる)」「2(1か月やめられる)」「3(1週間やめられる)」「4(1日やめられる)」「5(やめられない)」の5段階評価での点数付けでは、世界の平均値「4.02」に対して日本の平均値は「4.19」で、インド・韓国に次いで、高い依存度を示している。

 

ちなみにインドは「デジタル技術によって生活が向上した」の平均値が+1.60点でももっとも高い。日本は、“デジタル技術によって生活は向上しない”が“スマホには依存気味”と言える。また“スマホがあれば他デジタル機器は不要”“そこに使われている技術には興味がない”という人が多いのかもしれない。

調査概要

  • 【調査対象】日本、韓国、インド、シンガポール、フランス、ドイツ、イギリス、イタリア、アメリカの18歳以上のコンシューマ(過去1か月以内にソフトウェアのダウンロード、ビデオ・音楽のストリーミングを行った人)
  • 【調査期間】2019年5月12日~29日
  • 【有効回答数】4,500人(各国500人)
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