人工知能を使ったレコメンドエンジンで広告のCTR3倍、CPA58%改善。ソネットが実証実験

アパレル向け広告で実証実験。PC・スマートフォンともにレコメンドエンジンが良好な結果に

マーケティングテクノロジー事業のソネット・メディア・ネットワークスは、人工知能を使ったレコメンドエンジンによる広告配信と通常のリターゲティング広告の効果を比較する実証実験結果を6月15日に公開した。

同実験は、アパレルを扱うECサイトの220広告キャンペーンにおいて、次の2つの広告効果を比較したもの。実験期間は2016年3月1日~3月31日の1か月間で、対象は全国のPC・スマートフォン。

実験で比較した広告
  • 人工知能「VALIS-Engine」が閲覧履歴をもとにおすすめ商品をユーザーごとに決定する「Logicad ダイナミッククリエイティブバナー」
  • 通常のリターゲティング広告のバナー

効果測定の結果、通常のリターゲティング広告よりもダイナミッククリエイティブバナーの方が効果が見られることがわかった。

アパレル向け広告のテスト配信結果(PC向け広告)
アパレル向け広告のテスト配信結果(PC向け広告)
アパレル向け広告のテスト配信結果(スマートフォン向け広告)
アパレル向け広告のテスト配信結果(スマートフォン向け広告)

また、「通常バナー」「閲覧商品」「おすすめ商品」の3種類におけるCTRも比較。レコメンドエンジンが生成した「おすすめ商品」は、通常バナーに比べてPC・スマートフォンともにCTRが高いことがわかった。

掲載商品別CTRの比較
掲載商品別CTRの比較

同社は、アパレル広告で掲載される商品はアイテム数が多く選択肢の幅も広いため、「おすすめ商品」がガイドの役割を果たしたものと考察。不動産や人材などの業種においても、商品数、ユーザーの好みや条件が多岐にわたることから、ダイナミッククリエイティブバナーが同様に強く効果を発揮すると想定している。

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