帝国データバンクは、2025年の「ラーメン店」の倒産発生状況に関する調査を実施した。
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調査によると、2025年に発生したラーメン店経営業者の倒産件数は59件となり、前年比25.3%減と4年ぶりに前年を下回った。
一方で、ラーメン店を取り巻く経営環境は依然として厳しい。小麦や野菜、油脂類などの原材料価格の高止まりが続いており、ラーメンに使用する原材料のトータルコストを示す「ラーメン原価指数」は、2020年平均を100とすると、2025年には141まで上昇した。
こうした中、生き残ったラーメン店では、これまでの職人技や味で競う「個店同士の戦い」から、効率経営を軸とした「集団としての戦い」へとシフトしつつある。
- 1杯3,000円を超える「プレミアムな体験」の提供
- スープの調理コストを抑えられる「汁なし麺」業態の拡大
- セントラルキッチンやキャッシュレス券売機の導入
このような取り組みにより、少ない客数でも利益を確保する動きが見られる。足元では、大手外食企業や投資ファンドによる中小ラーメン店の吸収・再編も進んでおり、2026年以降は倒産件数がさらに減少する可能性があると推測される。
調査概要
- 【調査期間】2000年1月1日~2025年12月31日
- 【調査対象】負債1,000万円以上・法的整理による倒産 ※「ラーメン店」とは、飲食店業態のうち「ラーメン」メニューの提供を行っている事業者を対象とする。
