メディアプラットフォーム「note」を運営するnoteは、日本語で書かれたコンテンツを世界中の読者に届ける自動の多言語対応の試験運用を開始すると1月13日に発表した。Googleの生成AIなどを活用して英語をはじめとする複数の言語に自動翻訳することで、海外の検索結果やSNS経由で発見される機会を広げ、クリエイターのコンテンツをグローバルに届ける。
2~3月に一部クリエイターの無料記事を対象に試験運用を開始し、自動の多言語対応の精度や表示のされ方、海外からのアクセス傾向などを検証する。春にはさらに対象を拡大し、有料記事やメンバーシップ特典記事(月額会員限定記事)も段階的に対応する。クリエイター自身がコンテンツを対象にするかどうかを選択でき、設定はいつでも変更できる。
noteは、2025年にマーケティング調査・コンサルティング事業のヴァリューズと実施した共同調査で、noteへの生成AI経由の流入が検索流入から予測される期待値を約4倍上回ったことを明らかにしている。今回の多言語対応でクリエイターの記事が、検索やAI経由で世界中の読者に届く可能性がさらに広がるとしている。
2023年の日本コンテンツの海外売上は約5.8兆円で、政府は2033年までに20兆円に拡大する目標を掲げる。ただ牽引するのはアニメやマンガで文章コンテンツは十分に届いていない。noteには1日に7万件超の多様なコンテンツが投稿されており、今回の取り組みで日本の暮らしや仕事のスタイル、価値観を伝える文章コンテンツが世界に届く可能性が広がる。
