人とAIエージェントが単一システムで連携するための基盤「Agentforce 360」の提供を日本で開始へ

セールスフォース・ジャパン、日本企業の「エージェンティックエンタープライズ」への変革を支援

山川 健(Web担 編集部)

7:01

CRM(顧客関係管理)ソリューション事業の米国Salesforceの日本法人、セールスフォース・ジャパンは、人とAI(人工知能)エージェントが信頼性の高い単一システムで連携するための基盤「Agentforce 360」の提供を日本市場で始める、と11月20日発表した。日本の企業に向け、人とAIエージェントが協働する「エージェンティックエンタープライズ」と呼ぶ新たな働き方への変革を支援する。

日本で展開するAgentforce 360は、自然言語でAIエージェントが設計・運用できる環境を提供する「Agentforce 360 Platform」▽AIエージェントにコンテキスト(文脈)を提供する「Data 360(旧Data Cloud)」▽セールスやサービス、マーケティングなどの業務をAIエージェントで実現する「Customer 360アプリ」▽人とAIエージェントの会話型インターフェース「Slack」--の4要素がある。

この4要素には既に利用可能な機能もあるが、β版を含め11月から2026年前半にかけて提供開始する。日本でもAIエージェントを利用する企業が拡大し、LINEヤフーがカスタマーサポート業務にAgentforceを採用したほか、三菱UFJ銀行は金融業界向け「Agentforce 360 for Financial Services」を選定。東京海上日動はAgentforceの活用のためにセールスフォース・ジャパンと提携している。


「Agentforce 360」を日本市場で提供開始

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