オンライン詐欺との接触経験、高齢者ほど多いが実際に騙されているのは若年層【ビッグローブ調べ】

オンライン詐欺を見抜いた理由、「心当たりのない内容」「不自然な日本語」などが上位。

ビッグローブは、「オンライン詐欺・フェイクニュース」に関する調査結果を発表した。全国の20代~60代の男女1,000人が回答している。

「オンライン詐欺」は、懸賞当選詐欺/偽販売詐欺/アダルトサイト(ワンクリック詐欺)/出会い系・マッチング(ロマンス詐欺)/出会い系・マッチング(サクラ・出会えない詐欺)/投資、金融詐欺/偽警告詐欺/アカウント乗っ取り/偽アプリ詐欺/芸能人なりすまし詐欺/副業詐欺などを指す。「偽情報・フェイクニュース」は、SNSやWebメディアに存在しない“真実ではない情報”を指す。

「オンライン詐欺」の接触経験があった人、ほぼ8割

まず「メールやSNSでオンライン詐欺を見たことがあるか」を聞くと、接触経験があった人は77.7%。「メール経由でのオンライン詐欺」の接触は73.2%で、60代が最多の82.5%、次いで50代が81.0%と高年齢層ほど多かった。一方「SNSやWebサイト経由でのオンライン詐欺」への接触経験は54.4%とメールより低い。

「実際にオンライン詐欺の被害に遭った」という人は7.4%。被害内容は「個人情報の漏えい」40.5%が最多で、「お金を払った」32.4%がそれに続く。被害者の性年代別で内訳を見ると、「20代男性」が最多で、接触頻度が高い高年齢層よりも若年層が実被害に遭っていた。

オンライン詐欺に接触した777人に「オンライン詐欺を見抜いた理由」を聞くと、「心当たりのない内容だった」71.9%、「不自然な日本語」61.0%、「URLやドメインがおかしかった」52.6%」が上位。一方「オンライン詐欺を見破る自信がある」と答えたのは、全体の56.0%(そう思う13.3%。ややそう思う42.7%)にとどまった。

「フェイクニュース・偽情報」を見たとの回答は約4割

「フェイクニュース・偽情報」について全体に「見たことがあるか」を聞くと、「ある」としたのは41.1%。そのうち「フェイクニュース・偽情報を見て(信じてしまい)、拡散したことがある」としたのは20代・30代の男性が多かった。また「フェイクニュース・偽情報の対策」では、「情報の発信元を確かめる」41.7%、「他の情報と比べてみる」40.6%が上位だった。一方「行っている対策方法・見極め方はない」とした人も34.0%存在した。

調査概要

  • 【調査対象】全国の20代から60代までの男女
  • 【調査方法】インターネット調査
  • 【調査時期】2024年6月4日~5日
  • 【有効回答数】1,000人
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