Googleは「Google検索」に追加した天気予報「ナウキャスト」と「ハッシュタグ検索」の2つの新機能を6月19日に発表した。天気予報はウェザーニューズと新しい雨量予測モデルを開発し、最大12時間先まで5分ごとの降水量予測を7月から提供する。もう1つのハッシュタグをつけた検索は結果ページにSNSを含むインターネット上の媒体からタイムリーな話題やニッチな情報を表示する。現在は日本だけの提供となる。
天気予報でGoogle Researchのチームは、2020年に新しいAI(人工知能)モデルで降水予測のためのニューラル気象モデル「MetNet」を発表。米国全体の予測を数秒で、従来の気象モデルより早く正確に行い、23年11月にはアーキテクチャを改善してより高精度な降水予測が可能な「MetNet-3」を発表した。日本ではウェザーニューズとのパートナーシップを通して、MetNet-3モデルを基に新しい雨量予測モデルを開発した。
ハッシュタグ検索と従来の検索の違いは、例えば「チョコレート」と検索するとチョコレートの作り方や種類、購入先などが結果に表示されるが、「#チョコレート」と検索するとSNSや「YouTube」、オンライン雑誌やブログなどの媒体からの最新のコンテンツの検索結果が表示され、チョコレートに関するトレンドやニッチな内容について知ることができる。最新のコスメの話題やグルメ情報のアップデートなども得られる。
日本では諸外国と比べて、最新のトレンドや自分の興味や関心のあるトピックを深掘りして知りたいというニーズがより強いことが最近の調査でわかった。共通の関心をもつ人とつながる手段で、例えば「#写真好きな人と繋がりたい」などと、より長い文章のような表現力豊かなハッシュタグが使われていることから、Google検索でハッシュタグをつけて検索できる機能を追加した。
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