AIの安全性の評価手法の検討を行う機関「AIセーフティ・インスティテュート」設立
経済産業省所管のIPA、国際的な関心の高まり踏まえ、内閣府をはじめ関係省庁が協力
経済産業省が所管する独立行政法人の情報処理推進機構(IPA)は、AI(人工知能)の安全性の評価手法の検討などを行う機関「AIセーフティ・インスティテュート」を2月14日に設立した、と同日発表した。AIの安全性に対する国際的な関心の高まりを踏まえた。内閣府をはじめ関係省庁の協力で設置した。
AIセーフティ・インスティテュートは、安全性評価に関する調査や基準などの検討▽安全性評価の実施手法に関する検討▽英国や米国のAIセーフティ・インスティテュートなど外国の関係機関との国際連携に関する業務--を当面実施する。今後、社会や技術の変化、国内外の動向に応じて継続的に見直す。
所長には損保ジャパンの村上明子・執行役員=CDO(最高デジタル責任者)=が就任した。村上氏は元日本IBMのAI研究者で、京都大学防災研究所の客員講師でもある。IPA内に事務局を置いて幅広い人材を募り、数十人規模の体制にする。事務局長はIPAデジタル基盤センターの平本健二センター長が務める。
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