「Instagram」で自撮り動画を使った新たな年齢認証方法のテストを日本でも開始

プライバシーに配慮したYotiの年齢認証機能を採用、顔の特徴に基づいて年齢を推定

米国Metaは、「Instagram」の利用者の年齢を認証するテストを日本でも導入する、3月2日(米国時間)発表し、3月3日(日本時間)に日本語で公表した。Instagramに登録した生年月日を18歳未満から18歳以上になるように利用者が変更しようとすると、「本人確認書類のアップロード」か「セルフィー(自撮り)動画の録画」による年齢認証を求める。10代と成人の利用者が各年齢グループに適した体験をできるようにすることが目的。

Metaは、プライバシーに配慮した年齢認証機能をソーシャルメディアやゲーム、ECに提供するYotiと提携している。セルフィー動画はYotiと共有され、顔の特徴に基づいて年齢を推定してInstagramにシェアされ、その後、MetaとYotiは画像を消去する。Yotiの技術は利用者個人を認識できず年齢のみを認識する。運転免許証やIDカードなどの身分証明書をアップロードして年齢認証することもでき、本人確認書類は30日後に削除する。

年齢認証テストは米国で2022年6月に導入。今回の拡大は日本のほか欧州連合(EU)の一部とメキシコ、カナダ、韓国、オーストラリアも対象。Instagramでは19年からアカウント作成時に年齢が分かるよう誕生日の入力が必須となり、日本では13歳以上である必要がある。13~17歳と分かっている場合は「デフォルトで非公開アカウントを設定する」、「知らない成人からの望まない連絡をブロックする」などの措置を取っている。

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