TeadsがIASと提携、ブランド適合性とコンテキストターゲティングのセグメントを強化

IASのコンテキストコントロールをTeadsプラットフォームに統合、不適切コンテンツを除外

アウトストリーム広告プラットフォーム事業の仏Teads(ティーズ)は、デジタル広告検証・不正対策・最適化事業の米国Integral Ad Science(IAS)とのパートナーシップを締結し、ブランドの適合性や、コンテキスト(文脈)ターゲティングにおけるセグメントの強化施策を導入する、と12月13日(米国時間)に発表した。広告主が自社ブランドにふさわしくないと判断したコンテンツを、確実に除外することが可能になる。

アウトストリーム広告は、Webサイトやアプリの広告枠に表示させる動画広告。IASとの提携でTeadsは、IASのブランド適合性ソリューション「Context Control(コンテキストコントロール)」をTeadsのプラットフォームに統合する。広告主は「Teads Ad Manager」経由でIASが厳選したコンテキストセグメントにアクセスし、入札前にプログラマティックディスプレイ(静止画)広告や、動画広告キャンペーンを最適化できる。

IASは自然言語処理を活用して文脈のニュアンスを動的に解析し、文脈のセンチメント(情緒)とエモーション(感情)を同時に識別する。200以上の最適化されたIASのコンテキスト除外セグメントを活用して、Teadsの広告主は広告が配信される前にコンテンツの内容をコントロールし、ブランドにとって危険か有害とみなされるコンテンツを含む特定のトピックのインプレッションを除外できる。

ブランドが不適切と判断した特定のコンテンツをブロックして広告キャンペーンの規模を最大化し、無駄な広告機会を除外して質の高いジャーナリズムを支援する。TeadsはIASとのパートナーシップによって、広告が安全で適切な環境で配信され、正確でスケーラブルに配信できる信頼をブランドに提供する。パブリッシャー側も入札前のフィルタリングでコンテンツに適した広告選択が可能で、無駄な在庫を省いて収益を向上できる。

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