スシローが品切れ状況を開示、公式サイトや「スシローアプリ」、店舗の案内台で確認
おとり広告で消費者庁から措置命令を受けた不適切な商品告知のおわびと対応策を表明
2022/11/4 7:02 マーケティング/広告 | 法律/標準規格 | モバイル | その他 | 便利ツール/サービス
回転ずし「スシロー」を運営するFOOD&LIFE COMPANIESと、子会社のあきんどスシローは、一連の不適切な商品告知のおわびと、公式サイトや「スシローアプリ」、各店舗の「案内台」で品切れ状況を確認できるようにしたことを11月1日に発表した。21年9月と12月のキャンペーンで品切れにも関わらず告知を続けたため、22年6月に消費者庁から景品表示法違反(おとり広告)で措置命令を受けて再発防止策が求められていた。
キャンペーン商品の販売総量を明示し、期間途中で品切れになった場合は顧客に簡単でわかりやすい形で伝える。来店前は公式サイトとスシローアプリで、来店時も案内台で品切れ情報がわかる。スシローアプリの画面には「品切情報」のメニューが追加された。サイトで品切れ情報を見るには検索画面で都道府県と店舗を選択する。「販売終了」や「本日分完売」などの販売状況をリアルタイムで確認することができる。
スシローは措置命令を受けた翌7月にも、生ビールジョッキ半額の店内告知をキャンペーン開始前に一部店舗で掲出して品切れを起こしていた。生産性・収益性の向上追求と顧客重視のバランスを崩した誤った経営判断で深く反省する、としている。信頼回復に向けてキャンペーンや告知・広告の方針を一新。景表法の理解・順守を徹底する従業員の教育機会を増やし、販促物ツールの作成に新たな表示基準を設けた。
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