「ながらポイ活」やってる? 移動計測アプリでは「トリマ」が利用経験トップに【MMD研調べ】

「移動計測」「レシート撮影」「ゲーム」が人気ジャンルの3トップに。「睡眠」にも熱視線。

MMD研究所は、「ながらポイ活」に関する調査結果を発表した。調査時期は2022年7月29日~8月2日で300人から回答を得ている。

ポイ活とは「ポイント活動」の略で、さまざまなショップ・サービスが提供しているポイントを、こまめに貯める活動を指す。従来のポイント蓄積は、該当ショップ・サービスを利用することが必要だったが、近年は歩いた距離に応じてポイントを付与したり、ゲームプレイに応じてポイントを付与したりする「ながらポイ活」が可能なサービスが登場している。

利用経験があるのは「移動計測」

まず予備調査として7,248人に、スマートフォンまたはタブレットを利用しているかを聞くと6,874人が使用中。これらに「ながらポイ活アプリ」について聞くと、「認知」80.6%、「利用経験」61.3%、「現在利用」55.5%だった。比較的どの年代も「ながらポイ活アプリ」を知っているが、若年層ほど利用率は高い。

利用経験があるアプリのジャンルを聞くと、現在利用は「移動計測」32.8%、「レシート撮影」30.2%、「ゲーム」21.6%だった。過去利用は「ゲーム」8.1%、「レシート撮影」7.5%、「移動計測」7.0%が多く、「移動計測」の人気が根強いことがわかる。

人気ジャンルである「移動計測」アプリについて、具体的なアプリ名を聞くと「トリマ」63.1%が圧倒的に多く、「Coke ON(コーク オン)」30.1%、「dヘルスケア」23.6%がそれに続いた。

ポイ活アプリで重視するのは「貯めやすさ」

「ながらポイ活アプリを現在利用している」という300人を対象に、「意識してポイントを貯めているか」を聞くと、「意識している」は91.3%にのぼった。「ながらポイ活アプリをダウンロードする際にもっとも重視する点」では、「ポイントの貯めやすさ」42.7%、「安全性・信頼性」18.3%、「手軽さ」14.3%が上位だった。

一方、ながらポイ活アプリ未利用者2,663人に、「ながらポイ活アプリでやってみたいジャンル」を聞くと、42.5%が「ある」と回答し、男性最多は「移動計測」50.6%、女性最多は「睡眠」49.0%だった。睡眠は男性でも2位に入っており、寝るだけでポイントを貯められるのが注目されているようだ。

またこの夏に話題となった「節電に応じてポイントを付与する」プログラムについては、参加している人は1割以下。認知や今後の意向も、男性より女性が低調だった。

調査概要

  • 【調査方法】インターネット調査
  • 【調査時期】2022年7月29日~8月2日
  • 【予備調査対象】15歳~69歳の男女
  • 【予備調査有効回答数】7,248人
  • 【本調査対象】ながらポイ活アプリ現在利用者
  • 【本調査有効回答数】300人
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