日本の広告の「ビューアビリティ」、2021年下半期も世界ワースト1位を記録【IAS調べ】
モバイルウェブディスプレイ広告のビューアビリティでも最下位。
2022/6/16 8:00 調査/リサーチ/統計 | 調査データ
Integral Ad Science(IAS)は、アドフラウド、ブランドセーフティ、ビューアビリティなどに関する調査結果「メディアクオリティレポート」第16版を発表した。日本のデジタルメディアのパフォーマンスと品質を世界各国と比較する内容となっている。
デスクトップディスプレイ広告のビューアビリティで日本は最下位
「メディアクオリティレポート 第16版」は、日本のデジタルメディアのパフォーマンス・品質を世界各国と比較する調査。それによると、日本は「デスクトップディスプレイ広告のビューアビリティ」で低下傾向が続いており、世界平均の70.1%を下回る53.5%となり、世界最下位を記録した。モバイルウェブディスプレイ広告のビューアビリティも、世界平均65.6%に対して日本は49.1%と最下位を記録している。
またアドフラウドについても日本は数値が悪く、シンガポールの4.1%に続く2.6%を記録し、世界2位となっている(同率でドイツ、ベトナム)。なお、デスクトップディスプレイ広告におけるアドフラウド率の世界平均は1.4%、アドフラウド未対策の場合は10.7%と高い。なおモバイルウェブディスプレイ広告におけるアドフラウド率は、日本は引き続きワースト2位だった。
なお2021年下半期、世界のディスプレイ広告のタイムインビュー(TIV:ビューアブルなインプレッションが継続して表示された平均時間)は、すべての環境で減少していた。
調査概要
- 【調査対象国】アメリカ、カナダ、イギリス、フランス、ドイツ、スペイン、イタリア、スウェーデン、オーストラリア、ニュージーランド、日本、シンガポール、インド、インドネシア、メキシコ、アルゼンチン、ポーランド、ブラジル、ベルギー、ベトナム
- 【調査指標】ビューアビリティ、ブランドセーフティ、アドフラウド、タイムインビュー(全4指標)
- 【調査時期】2021年7月1日~12月31日
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