NTTコムオンラインのサービス終了アクセス解析「Visionalist」のドメインを第三者が取得

セキュリティ上問題のあるスクリプト設置の可能性、「tracer.jp」タグの削除を呼び掛け

NTTグループでデジタルマーケティング事業のNTTコム オンライン・マーケティング・ソリューションは、2020年7月にサービス終了したアクセスログ解析サービス「Visionalist」で利用していたドメインを第三者が取得した、と5月18日発表した。そのドメインでセキュリティ上問題のあるスクリプトを設置している可能性がある。

このドメインは「tracer.jp」で、Visionalistのログ収集システムに使われていた。サービスを終えたことでドメインを廃止したが、その後、第三者がドメイン管理会社から取得した。ユーザーがこのドメインのアクセス解析用スクリプトを現在でもそのままにしていると、悪意のある処理が行われることがあり、注意を呼び掛けた。

Visionalistは、アクセス解析サービス事業のデジタルフォレストが2003年に提供を始めたが、同社が2013年にNTTコムオンラインに統合されたことから、それ以降はNTTコムオンラインが展開していた。サービス終了時にtracer.jpタグの削除を依頼するとともに、その方法を案内している。しかしセキュリティリスクを回避するため今回改めて、サイトにtracer.jpタグが残っている場合に削除するように求めた。

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