マッチングアプリ利用者が遭遇したトラブル、トップは「見た目の詐称」【クリプタル調べ】

男性は3人に1人が業者に遭遇、女性も2割近くが業者と遭遇。

クリプタルは、「マッチングアプリ」に関する調査結果を発表した。マッチングアプリでのトラブル経験の有無、その内容、業者に遭遇した経験の有無について聞いており、男性126名・女性173名の計299名が回答している。

マッチングアプリ利用者の約4分の1がトラブルに遭遇

まず「マッチングアプリを利用していてトラブルを経験したことはありますか?」と聞くと、男性は27.0%、女性は26.0%が「はい」と回答しており、男女ともに約4分の1のユーザーがトラブルに遭っていた。

具体的なトラブル内容を聞くと、男性ユーザーは「見た目(写真)を詐称していた」30.0%、「体形を詐称していた」18.3%、「待ち合わせをすっぽかされた・ドタキャンされた」11.7%が上位だった。一方女性は「見た目(写真)を詐称していた」25.6%が男性同様に最多だが、「婚活ではなく、体の関係を目的としていた」20.7%、「体形を詐称していた」9.8%となっており、男女でやや異なる傾向が見られる。

マッチングアプリによっては、純粋な出会い目的ではなく、勧誘などを目的とした業者が一般ユーザーを装っているケースがある。「風俗店やキャバクラ、ホストクラブへの誘導や勧誘」「マルチ商法・ネットワークビジネス・投資などのビジネスを目的とした勧誘」などが多いようだ。

そこで「マッチングアプリを利用していて、アプリ内で業者のアカウントに遭遇したことはありますか?」と聞くと、男性の33.3%、女性の16.8%が「はい」と回答した。そこで、業者に遭遇したというユーザーに「何をきっかけに業者だと気付きましたか?」と聞くと、男女ともに「写真が不自然(綺麗すぎる)」が1位で、それに「外部のサイトへ誘導してくる」が続いた。「写真の人が綺麗すぎて怪しい」「プロフィール写真が合成のようで、おかしい」など、写真の違和感から業者と気付くケースが多いようだ。

具体的に「業者と遭遇したアプリ」を聞くと、Tinder、ペアーズ、ワクワクメール、withなどの名前があがっている。クリプタルでは、トラブルに遭遇した際には警察や専門家への相談を推奨している。

調査概要

  • 【調査対象】マッチングアプリを利用している18~69歳
  • 【調査方法】インターネット調査
  • 【調査時期】2021年10月6日~20日
  • 【有効回答数】299名(男性126名・女性173名)
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