EC企業のSNS活用、広告効果を感じるのは「YouTube」、公式アカウントが効果的なのは「Instagram」【シナブル調べ】
シナブルは、自社ECサイトを所有する企業のEC担当者(主にBtoC事業に関わる)460名に対し、「自社ECサイトの課題」を調査した結果を発表した。
新規顧客獲得に関する課題、組織的な課題、DX推進に関する課題CRMに関する課題の他、自社ECサイトにおけるSNSの活用状況、広告効果が高いと感じるSNS、SNS活用における課題、新型コロナ感染拡大の売上への影響など、EC担当者が現在抱えている問題意識や課題を、「組織運営」「新規顧客獲得」「CRM」「SNS」「新型コロナウイルス」という5つの観点から評価・分析している。
自社ECサイトの課題は「売上拡大」「新規顧客獲得」「商品・サービスの企画/開発」
まず「自社ECサイトの課題」(複数選択)を聞くと、「売上拡大」47.0%、「新規顧客獲得」43.5%、「商品・サービスの企画/開発」40.2%が4割を超えて上位となった。これに「コスト削減」37.4%が続く。多くのEC企業が複合的な課題を抱えていると思われる。さらに細部を見ると、「新規顧客獲得」において「競合との差別化」「組織的な課題」において「業務の標準化・マニュアル化」をあげる企業が多いという。
SNSの活用については、LINE、Twitter、Facebook、Instagram、YouTubeを利用している企業はそれぞれ6割超。TikTokも4割近くが利用する。一方で「広告効果が高いと感じるSNS」では、「YouTube」58.9%がもっとも高かった。動画広告の訴求力が強いだけでなく、コロナ禍で動画視聴時間が増加していることも影響している可能性が高い。
さらに、「公式アカウント運用による効果が高いと感じるSNS」を聞くと順位が変わり、こちらは「Instagram」47.4%が1位となった。
なお「新型コロナ感染拡大により、ECサイト運営で重要度が増した取り組み」を聞くと、「ECサイトの機能強化や改善」35.7%、「新規客の増加」35.0%、「業務の効率化、標準化」32.8%が上位となった。こちらも多面的な対応が求められているようだ。
調査概要
- 【調査対象】自社ECサイトを所有する企業のEC担当者(主にBtoC事業に関わる)
- 【調査方法】インターネットリサーチ
- 【調査期間】2021年3月23日~27日
- 【回答者数】460名
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