流通経済研究所とCCCマーケティングがマルエツと「MOBILEプロジェクト」を立ち上げ

消費者の行動の変化に対応、デジタル販促を検討、効果的なモバイル活用の知見を報告

流通・マーケティングに関する研究・調査・教育を行う公益財団法人流通経済研究所と、カルチュア・コンビニエンス・クラブ(CCC)グループでマーケティングソリューション事業のCCCマーケティングは、スーパーのマルエツとともに、デジタルでの販売促進を検討する「MOBILEプロジェクト」を立ち上げる、と6月7日発表した。モバイルを効果的に活用するための知見を報告する。

新型コロナウイルスの感染拡大に伴って実店舗を利用する消費者の行動が変化していることが背景。感染防止のために外出を控えるようになって一度の来店で購入する商品数が増え、買い忘れを防ぐ買い物のリスト(買い物メモ)が重要になっている。こうした状況に対応するには、店頭での商品訴求に加え、来店前の買い物計画の段階から消費者の行動、購買意識を理解する必要がある。

プロジェクトでは、CCCマーケティングのポイントプログラム「Tポイント」会員「T会員」から調査モニターを募る。買い物意識や習慣などのアンケートを実施するほか、買い物リストを提出してもらって来店前の計画を把握。購買状況は、マルエツの店舗でTカードを提示して購入した履歴データを使い、来店前の買い物計画や意識が店舗での購買にどのように影響したか分析する。

買い物リストのデータと購買履歴データをひも付け、購買・非購買理由のアンケートや買い物スタイル、販促効果などの調査によって行動要因を明らかにすることで顧客接点としてのモバイル活用につなげる。モニターへのデジタルクーポンの配布実験も予定し、新たな販促手法に関して検討する。プロジェクトの参加対象は食品・日用品メーカーで、現在も参加企業を募集している。

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