モバイルアプリの最新動向、もっとも急成長している地域はインドで「教育」カテゴリが伸びる【Adjust調べ】

Google Playストア上位の約80%がサブスクリプション型のアプリだった。

Adjust(アジャスト)とFacebookは、2020年におけるアプリの成長と継続率について分析した「モバイルアプリグロースレポート」を発表した。2019年~2020年にApp Store・Google Playストアでリリースされたアプリ(全世界、12カテゴリ)について、カテゴリ別と国別の月間インストール数の合計を、月間アクティブユーザー数(MAU)で割って「成長スコア」を独自に算出した。対象アプリ数は25,000。

インドは「教育」「ビジネス」「フード&ドリンク」などのカテゴリが大きく成長

それによると、アプリがもっとも急成長していた地域はインドで、アジア太平洋地域(APAC)、中東・北アフリカ地域(MENA)、南アメリカも伸びを示した。

もっとも急成長しているアプリカテゴリは世界的には「ゲーム」だが、モバイル市場全体が急成長しているインドでは「教育」「ビジネス」「フード&ドリンク」といったジャンルのほうが、ゲームより遥かに成長スコアが高い。

「ゲーム」カテゴリの成長スコアがもっとも高かったのはアルゼンチン。ベトナム、ブラジルがそれに続く。ラテンアメリカでは、モバイルのアクセシビリティの向上と都市人口の増加により、ゲームアプリが急激に成長しているという。

その他の傾向としては、Google Playストア上位225アプリの約80%、App Store上位225アプリの約50%が、サブスクリプション型のアプリだった。

Adjust日本ゼネラルマネージャの佐々直紀氏は「日本のアプリ市場は中国と米国に続いて3番目に消費者支出の多い、世界でも有数のマーケットですが、すでに成熟しており今後急成長することは難しく国内での競争は激化する一方です」とコメントしている。

調査概要

  • 【調査対象】2019年~2020年にApp Store・Google Playストアでリリースされたアプリのデータ(全世界、12カテゴリ)
  • 【成長スコア】Adjustのデータセットに含まれるカテゴリ別と国別の月間インストール数の合計を、月間アクティブユーザー数(MAU)で割って算出
  • 【対象アプリ数】25,000

※データはすべてAdjustのプラットフォームからのみ取得したもので、Facebookのデータは本レポートでは使用されていない

※2020年4月22日追記:記事の初出時において、記事内にて間違った記述がありました。大変申し訳ございません。下記のとおり訂正させていただきました。
×訂正前:Adjustt(アジャスト)
○訂正後:Adjust(アジャスト)

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