NECがAIによる予測分析自動化「dotData」で新サービス開始、次にするべきことが把握可能

「アクショナブル・インサイト・ビジュアライゼーション」、BIツール「Tableau」と連携

山川 健(Web担 編集部)

2020年10月8日 7:00

NECは、AI(人工知能)を活用して予測分析プロセス全体を自動化するソフト「dotData」の新サービス「アクショナブル・インサイト・ビジュアライゼーション」の販売を10月7日に始めた、と同日発表した。BI(ビジネスインテリジェンス)ツールで過去データを集計・可視化した後の予測分析が、専門の分析者だけでなく現場の担当者でも可能になる。

dotDataは、NECの元開発者が米国に設立した機械学習自動化ソフト開発会社、dotDataのソフト。日本ではNECが独占販売権を取得している。新サービスは、データ分析プラットフォーム事業の米国Tableau SoftwareのBIツール「Tableau」と連携したdotDataの機能を利用。過去のデータをdotDataで分析して業務への迅速な適用を促す仕組みをつくる。

現場担当者は過去の事実だけでなく、何がその事実と深い関係があるかや、それに基づく未来の予測、次にするべきことの示唆が、Tableauのダッシュボードで把握できる。新サービスはプロトタイプ開発と運用の2つのフェーズで構成。課題の確認、業務プロセスの明確化、分析設計の後、dotDataでの予測分析とTableauダッシュボードの開発を行う。

 

アクショナブル・インサイト・ビジュアライゼーションについて

 

Tableauダッシュボード 画面イメージ

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