仕事に意欲的なのは「60代」「女性」「既婚者」【アイスタット調べ】

11月23日が「勤労感謝の日」「ワークライフバランスの日」であることにちなんで調査を実施。

アイスタットは、11月23日が「ワークライフバランスの日」であることにちなんで、働き方やプライベートについての実態調査を実施した。

11月23日は、「勤労感謝の日」であるとともに、日本生産性本部らにより「ワークライフバランスの日」とすることが提唱されている。ワークライフバランスは「仕事と生活の調和」と訳され、「やりがいや充実感を持ちながら働き、仕事上の責任を果たすこと」「子育て期、中高年期といった人生の各段階に応じて多様な生き方が選択・実現できること」を指している。

本調査は、アイスタットが運営するポイント&懸賞サイト「フルーツメール」登録会員が対象。300人から回答を得ており、男性73.7%・女性26.3%、20~30代12.7%・40代37.3%・50代36.0%・60代14.0%、未婚45.3%・既婚54.7%といった比率になっている。また職業構成においては、会社員(正社員)54.0%以外に、契約・派遣社員、経営者・役員、公務員、自営業、自由業、医師、アルバイトが混合している。

仕事に意欲的なのは「60代」「女性」「既婚者」

まず「仕事に対する意欲の度合い」を聞くと、「意欲的である」としたのは8.7%にとどまる。「どちらかといえば意欲的である」30.0%を加えても、半数には至らなかった。年代や属性でみると、「60代」「女性」「既婚者」のほうが意欲的な傾向が見られた。

 

続いて「仕事とプライベートの時間配分の比率」を聞くと、もっとも多かった回答は「仕事5:プライベート5」22.7%で、以下「仕事7:プライベート3」18.0%、「仕事4:プライベート6」13.0%が続くが、全体的には仕事時間のほうが長い人が多い。年代や属性でみると、「高齢」「男性」ほど比較的仕事時間が長い。「20・30代」「女性」は明らかにプライベート優先だ。意欲に対する回答と照らし合わせると、バランスが取れていないといえる。

 

また、「プライベート時間に対する満足度」を聞くと「満足+やや満足」35.0%、「どちらともいえない」38.3%、「やや不満+不満」26.7%で、グレーゾーンは大きいながら満足している人のほうが多い。年代や属性でみると、満足しているのは「60代」「女性」「既婚」と、仕事の意欲度とほぼ比例する。

 

「残業はない」とする職場が3割以上、それでも全体平均では月16.4時間の残業が発生

そこで「1か月あたりの平均残業時間」を聞くと、「残業はない」32.7%、「5時間未満」15.7%、「20~30時間未満」12.3%が上位。

 

平均でみると「16.4時間」で「40代」「男性」の残業時間が長めだ。既婚・未婚、仕事意欲での差もあるが、そこまで目立っていない。

 

仕事への意欲と職場のワークライフバランスの充実は関連する

あらためて「自社のワークライフバランスは整っているか」を聞くと、「非常に整っている」3.3%、「やや整っている」22.3%に対し、「どちらでもない」45.7%、「あまり整っていない」18.0%、「全く整っていない」10.7%となり。わずかに「整っていない」とする層が上回った。仕事への意欲度と比較すると、意欲が高い人ほど職場のワークライフバランスは整っているとしており、関連性があると言える。

 

最後に「勤務先に期待すること」を聞くと、1位はやはり「給料」27.7%だったが、「人間関係、職場の雰囲気」22.7%、「働きがい、やりたいことかどうか」16.7%がそれに続いた。

 

調査概要

【調査対象】フルーツメールに登録している20歳以上の会員
【調査方法】Webアンケート
【調査時期】2019年10月29日
【集計サンプル数】300人

 

 

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