Adjust、Twitter傘下のMoPubと連携し広告収益計測機能を拡張

MoPubのインプレッションデータをAdjustの広告収益レポーティングに取り込み

山川 健(Web担 編集部)

2019年6月13日 7:01

モバイル計測・アドフラウド(人ではなく機械による不正な閲覧・クリック)防止事業のドイツAdjust(アジャスト)は、米国Twitter傘下のモバイル広告収益化プラットフォーム「MoPub」と連携する、と6月12日発表した。MoPubのインプレッション(広告表示回数)データをAdjustの広告収益レポーティングに取り込める。

 

アプリ提供者は、MoPubのインプレッションレベルでの収益データとAdjustのレポーティングを組み合わせることで広告収益とソースの関連付けや、ユーザー獲得コストとの比較が可能になる。ユーザー獲得施策を最適化し、効果的なターゲティングキャンペーンでユーザーエクスペリエンス(ユーザー体験)が提供できる。

アプリ内広告の収益モデルが注目され、細かな広告ROI(投資利益率)の計測が求められる中、Adjustはユーザーレベルでの広告収益計測を提供し、今回MoPubとの連携で機能を拡張した。レポートは重要な計測指標になるユーザー生涯価値(LTV))やユーザーあたりの平均収益(ARPU)、広告費用対収益(ROAS)などを提供する。

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