Criteo、2,000万ユーロを投じ、次世代のデジタル広告テクノロジーを研究・構築する「AIラボ」をパリに設立

汎用性と透明性を確保したユーザー中心型の機械学習モデル構築に向けた研究に取り組む
岩佐 義人(Web担 編集部) 2018/7/6 18:08

インターネット広告のCriteoは、デジタル広告における機械学習技術の構築、実験、大規模導入のための研究開発拠点「Criteo AIラボ(AIラボ)」を6月28日、パリに設立した、と7月5日発表した。CriteoはAIラボに、3年間に渡り2,000万ユーロ(約25億円)を投資し、汎用性と透明性を確保したユーザー中心型の機械学習モデルの構築に向けた研究に取り組むという。

Criteoが新しく設立したAIラボでは、デジタル広告におけるパフォーマンス測定やベストプラクティスにおける業界標準の策定に向けた実験を実施するほか、データの適正な利用と社会的責任に関する議論をけん引していく。AIラボは、業界全体でイノベーションを推進する研究結果を発表する。

AIラボは、AIおよび機械学習のメリットの業界普及を目指すCriteoの取り組みをリードし、業界全体のための教育的リソースやトレーニング教材、研究レポートを開発する。また、デジタル広告業界の未来のために、ツールをオープンソース化するだけでなく、さまざまな形式で成果を公表していく。

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