丸井グループがオムニチャネル事業を強化、アドビの「Adobe Experience Manager」を導入

時間やコスト、作業効率の課題を解決するためにアドビのソリューションを導入

岩佐 義人(Web担 編集部)

2017年9月8日 14:13

丸井グループは、オムニチャネル事業強化の一環として、アドビシステムズのWebコンテンツ管理ソリューション「Adobe Experience Manager」と、パーソナライゼーションソリューション「Adobe Target」を9月末に導入する、と9月7日発表した。丸井が現在運用しているWebマーケティングツールは、データ解析とパーソナライズ(コンテンツの最適化)の仕組みが分離しており、データ解析をベースとした、最適なコンテンツの制作・配信に要する時間やコスト、作業効率の面で課題があった。Adobe Experience ManagerとAdobe Targetは、課題を解決するために導入した。

以前から導入していた分析ソリューション「Adobe Analytics」に加えAdobe Experience ManagerとAdobe Targetを導入したことで、データ解析とパーソナライズが連動した、誰でも運用できる平易なツールへ転換し、顧客の購買動向の変化に合わせて、スピーディに対応できる体制を整えていく。今後、丸井ではアドビの支援を受け、Web制作の基礎からWebトラフィックの解析、コンテンツ運用など、グループの社員向けにカスタマイズした、デジタルマーケティングの実践を学べる講座を導入していくという。

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