CyberZなど、スマートフォン広告市場の動向調査で2013年の規模は1652億円で前年比193.0%
インターネット広告のサイバーエージェント子会社でスマートフォン広告のCyberZは、市場調査・コンサルティングのシード・プランニングと共同で実施したスマートフォン広告市場の動向調査結果を2月18日発表した。2013年の市場規模は1652億円で前年比193.0%となり、高い水準で成長。2014年は2304億円と推計し、2013年の予想時より2年早く2000億円を突破する見通しとなった。2016年には3000億円を超えるとみられる。調査は2013年12月~2014年2月に行い、関係者へのヒアリングやデータ・公開情報を収集・分析した。
2013年は高速回線サービスの拡充に伴ってデジタルコンテンツ利用が促進されたうえ、スマートフォン向けEコマースサービスが加速したため広告市場の裾野が広がった。広告商品別では、ディスプレイ広告市場が652億円で前年比275.1%と他と比べて成長率が高く、構成比は27.7%から39.5%に拡大した。集客需要増を背景に新たな広告商品の提供が進み、ソーシャルメディアでのバナー広告、タイアップ広告や、動画広告が急増した。検索連動型広告は854億円(前年比168.4%)、成果報酬型広告は146億円(同130.4%)だった。
2014年の市場規模は、2013年に予想した額の1.5倍とみている。商品別では、検索連動型広告が1257億円(前年比147.2%)、ディスプレイ広告870億円(同133.4%)、成果報酬型広告177億円(同121.2%)と予測した。検索連動型広告はユーザーの検索利用の拡大に伴って高水準で成長し、ディスプレイ広告はソーシャルメディア広告、動画広告の需要拡大や自社データを活用したターゲティング広告の普及などで活性化する。2014年以降も端末の普及やデジタルコンテンツ、Eコマースの成長にとともに高い成長率を維持する。
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