#タグ付きでツイート→店舗で購買→ポイント獲得 Twitter利用のO2Oサービス「#Ponta」をLM社が開始

共通ポイントサービス「Ponta(ポンタ)」を運営するロイヤリティ マーケティング(LM社)が、Twitterの協力のもと開発

キャンペーン情報で指定された#ハッシュタグを付けてTwitterでツイートをしたうえで、その店舗で商品を購入すると、「Ponta(ポンタ)」のポイントが貯まる。そんなキャンペーンを実施できるO2Oサービスが始まった。

このサービスは、共通ポイントサービス「Ponta(ポンタ)」を運営するロイヤリティ マーケティング(LM社)が、Twitterの協力のもと開発したもので、「#Ponta(ハッシュドポンタ)」という名称。

指定されたハッシュタグを付けてツイートすることで自動的にキャンペーン参加登録がされ、店頭での購入時にPontaカードを提示することでPontaのポイントが自動的に付与される仕組み。

Ponta提携企業がキャンペーンに利用できるもので、LM社のほか、旅行会社のエイチ・アイ・エス(H.I.S.)、日本ケンタッキー・フライド・チキンなどが、この仕組みを利用したキャンペーンを予定している。

TwitterアカウントとPonta会員情報を紐付け、キャンペーン参加の自動登録を認識できるようにするために、エンドユーザーは、事前に自分のTwitterアカウントをPonta会員情報に設定しておく必要がある(設定は最初に1回だけでよい)。この設定をせずにキャンペーン対応ハッシュタグでツイートをすると、そのツイート主に対して、Ponta側のアカウントから紐付け設定がされていないことを自動的に知らせる仕組みも用意されている。

企業のマーケ担当者にとって、この仕組みを利用することは次のようなメリットがあるとしている。

  • ネット・リアルを問わず、プロモーション費用が実際にどれだけの売上(成果)につながったのかのROIを可視化できる

  • 利用企業がTwitterアカウントを利用していなくても、@pontaアカウントがキャンペーン情報を流通させてくれる

  • ユーザーがキャンペーン参加ツイートでキャンペーン情報を拡散してくれる

  • 店頭でのクーポン回収などの作業が必要ない

提携主がLM社に支払う費用は、1キャンペーンにつき150万円程度~を想定しており、実際にかかる費用は拡散状況や実際のキャンペーン対応購買状況によって変わってくる。

Twitter Japanの葉村氏は、この取り組みの背景として次のようなものがあるという。

  • 全体の60%がモバイルからTwitterにアクセスしている(日本ではさらにその比率は高い)。

  • 「マス広告の露出量が30%増大すると売上向上は1.6%だが、ポジティブなツイートが30%増大すると売上は6.1%アップする」というデータがある("Tweets for Sales: Gaming" Study, Deloitte LLPより、ゲーム業界における事例)。

Twitter Japan社によると、こうしたパートナーシップはTwitterとしては世界初のもの。全国5500万人の実ユーザーを有するPontaのサービスと連携するこの「#Ponta+Twitter」によって、Twitterのユーザーに新たなメリットを提供でき、さらに企業がTwitterを企業活動のなかで活用していく利用方法が増えることになるとしている。

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