日経BPコンサルティング、「全国大学サイト・ユーザビリティ調査」でランキング1位は大阪府立大
情報通信、電子機器などのコンサルティングを行う日経BPコンサルティングは、全国の国公立大学85校、私立大学126校、計211校を対象に大学サイトのユーザビリティを調査する「全国大学サイト・ユーザビリティ調査2011/2012」を実施。11月28日、調査結果を発表した。ランキングのトップ3は大阪府立大学(公立)、岡山大学(国立)、電気通信大学(国立)と国公立大学が占めた。過去8回の調査でトップ3を国公立大学が占めたのは初めて。また、広島工業大学(私立)、大谷大学(私立)、国学院大学(私立)の3校が新たにベスト10入りした。調査は米国Forrester Research Inc.が開発したユーザビリティ診断ツール「ウエブサイト・スコアカード」をベースに、日経BPが必要項目を考慮に入れて審査基準を作成。基準に従い、調査員が実際に大学サイトを閲覧しながら調査した。調査は各審査項目をスコア化し、合計点を算出して行った。調査実施期間は9月1日~10月31日。
全体の傾向をみると、平均スコアは前回の53.79点から55.68点に上がっており、大学サイトのユーザビリティは向上していることが分かった。一方、「トップページの長さ」など、ユーザビリティが悪化している項目もあった。調査で定めた長さの基準をクリアしていないトップページは、前回の115サイト(57.5%)から、155サイト(73.5%)へと大幅に増加していた。トップページの構成をみると、最初に動きのあるFlashコンテンツや大きなイメージ画像を表示し、その下にニュース、トピックス欄を掲載する例が多く、これらが目立つ場所を占めるために「大学概要」「入試情報」といった大学サイトにとって重要なリンクが最初に表示されないサイトもあった。
日経BPコンサルティング
http://consult.nikkeibp.co.jp/consult/
全国大学サイト・ユーザビリティ調査2011/2012
http://consult.nikkeibp.co.jp/consult/news/2011/1128uu/
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