アドビ システムズは、「Adobe AIR(Adobe Integrated Runtime)2」ランタイムの提供を開始した、と6月11日に発表した。Adobe AIR 2で、開発者はAIR 2向けに開発したアプリケーションをMac OS、Windows、Linuxに展開できるようになった。AIR 2 SDKは「AdobeCreative Suite 5」に搭載されるが、スタンドアローン版のダウンロードは6月15日に開始される。
Adobe AIR 2では、ランタイムのパフォーマンスを大幅に改善。AIRアプリケーションに変更を加えずにCPU利用が削減され、メモリー使用も最大30%削減されるという。開発者向けのAPIも多数導入。ネットワーキング用APIも大幅に改良され、マルチプレイヤー用ゲームからエンタープライズ向けのコラボレーション アプリまで、新しいアプリ開発が可能となった。ほかにAIRとOSの結合も緊密化、ファイルシステムのやりとりやボリュームのマウント・アンマウント、印刷APIの改善、NativeProcess APIを使ったネイティブ コードのアプリケーションとの連携が実現した。
アドビ システムズ
http://www.adobe.com/jp/
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