動画は鮮度が大事! ターゲティングの鮮度を保つための3つの工夫
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ターゲティングに鮮度を保つ工夫を
新しい人へのリーチがされやすい有力なターゲティング
Chapter 3 広告配信設計 手段の理解と選択が成功の鍵に
動画広告で成果を上げるには、「鮮度」を意識することも重要です。多くの人に新鮮な印象で動画を見てもらうために有効な、対象者が自動的に入れ替わるターゲティングを取り入れましょう。
対象者が入れ替わるターゲティングを活用する
SNS広告の運用経験がある人は実感していると思いますが、広告の「鮮度」、つまり新鮮な印象で広告を見てもらうことは重要です。同じ人に同じ広告を配信し続けると、成果は下がっていきます。
動画は静止画以上に飽きられやすいため、鮮度への意識はより重要になります。視聴して満足すると、その後何度も視聴はしてもらえず、度を超えるとうっとうしく思われてしまいます。
鮮度を上げるため、新たに動画を制作することもありますが、広告配信の対象者が時間の経過で自動的に入れ替わるターゲティングを使うことも有効です。できるだけ多くの人に、新鮮な印象で動画広告を見てもらえるよう、ターゲットに応じてこれらの採用を検討してください。
カスタムインテントで直近の検索者をターゲティングする
YouTubeのターゲティングでは、カスタムインテント(124ページ参照)がおすすめです。指定したキーワードを直近でGoogle検索したユーザーが対象となるため、短期間で対象者が入れ替わることが期待できます。
類似オーディエンスでリストを更新する
InstagramとFacebookでは、「類似オーディエンス」によるターゲティングがおすすめです。
コンバージョンした人や既存顧客のリストなどをソースとして、似た傾向のユーザーをリスト化する類似オーディエンスは、3~7日ごとに更新されます。
以下に、既存のオーディエンスリストをソースとして類似オーディエンスを作成する手順を解説します。ソースとするリストは最低100人分が必要とされますが、少なくとも300~1,000人のリストを用意することを推奨します。
- Facebook広告の管理画面のメニューから[オーディエンス]を選択し、[オーディエンスを作成]→[類似オーディエンス]の順にクリックする。
- [類似オーディエンスを作成]画面で[既存のオーディエンスまたはデータソースを選択してください]をクリックし、ソースとなるリストを選択する〔図表39-1〕。
- ターゲット地域を選択し、オーディエンスサイズを選択して類似オーディエンスを作成する。
直近で興味を示したキーワードでターゲティングする
Twitterでは「キーワードターゲティング」がおすすめです。キーワードを指定すると、直近でそのキーワードを含むツイートをしたユーザーのほか検索したユーザー、さらに、そのキーワードを含むツイートに反応(リツイート、いいねなど)したユーザーをターゲティングできます。
以下にキーワードターゲティングの手順を解説します。キーワードを指定すると[オーディエンスの概要]にオーディエンスボリュームの目安が表示されるので、参考にしましょう。
- Twitter広告の管理画面でキャンペーンを作成する。
- 広告グループのターゲティングの設定で、[オーディエンスの条件]の[キーワード、イベント、行動、興味関心、フォロワー類似オーディエンス、映画、テレビ番組]にキーワードを入力し、[追加]をクリックする。除外指定の場合はキーワードを入力して[除外]をクリックする〔図表39-2〕。
複数の手段を組み合わせることが重要
前節ではフリークエンシーキャップについて解説しましたが、頻度の上限を設定することと、本節で解説した鮮度を保つためのターゲティングの利用は、より多くの人に新鮮な印象で動画広告を見てもらう方法である点で共通します。同じ人に偏ってしまう広告配信を避け、成果を高めるために、どちらも活用しましょう。(鈴木)
ターゲティングの工夫で、動画広告をより多くの人に新鮮な印象で見てもらえるようになります。動画広告を効果的に配信するため、積極的に使いましょう。
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