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クロールエラー

クロールエラーでは、Googlebotが君のサイトをクロールした際に遭遇した問題点がわかる。

クローラーがアクセスした際のHTTPレスポンスコード(404や301)のほか、エラー数の推移がグラフで表示される。URLが404エラーとして表示されるので、リンク切れを発見するのにもってこいだ。

グーグルが初めてそのエラーを検知したのがいつなのかがわかるほか、エラーの表はスプレッドシートとしてダウンロードできる。

GWT:クロールエラー

クロールの統計情報

1日あたりのクロールされたページ数は、継続的に追跡すべきすぐれたSEOの指標だ。

グラフを見ることでも得られる知見はあるが、毎週チェックして記録しておきたい。特にコンテンツを新しく追加している場合は、この数字に増え続けてほしいところだ

GWT:クロールの統計

ブロックされたURL、Fetch as Google、インデックスへの送信

「Fetch as Google」(グーグルとしてフェッチ)は、送信されたURL上でGooglebotが「見ている」物をそのまま表示する。ハッキングされたサイトを見つけたり、グーグルの目線で自分のサイトを見たりするのに便利だ。SEO監査はここから始めるとよい。

2012年に新登場した実にすばらしい機能が「インデックスに送信」だ。title要素を変更して、グーグルがもっと速くインデックスを更新して変更を反映してくれればいいのにと思ったことはないだろうか? 「インデックスに送信」はまさにそのための機能だ。1週間に50回までなら、グーグルのインデックスでページがほぼリアルタイムで更新されるよう、URLを送信することができる。ページ上の変更をテストするのにとても便利だ。

GWT:クロールの統計

「インデックスに送信」ツールの使い方をマット・カッツ氏が説明した動画を紹介しておこう。

インデックスステータス

このレポートでは、「詳細」ボタンを押して、グーグルが君のサイトについて教えてくれる興味深いインデックスステータスが全部見えるようにしよう。

GWT:インデックスステータス
※Web担編注:ここに以前は「未選択」という重複コンテンツ問題が発生していないか確認するのに使えるデータがあったが、現在その表示は削除されている。

マルウェア

グーグルが君のサイトでマルウェアを検出すると、ここに詳しい情報が表示される。今では、マルウェアが検出されるとグーグルからメッセージが送られてくることも多い。

この記事は、前後編の2回に分けてお届けする。後編となる次回では、残る「トラフィック」「最適化」「Labs」の各セクションについての説明のほか、GoogleウェブマスターツールとGoogleアナリティクスとの連携についても紹介する。

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