スマホ対応やリニューアルするも収益落ち込み ストリーム12年1月期 純損失2200万円
ストリームは3月26日、12年1月期の通期連結業績を発表した。売上高は前期比12.6%減の339億8600万円となり、前期は3億2300万円の黒字だった当期純利益は2200万円の赤字に転落した。
地デジへの完全移行に伴う薄型テレビの需要減や、タイの洪水によるプリンターの供給不足などが響き、下半期の売上高が前年同期比で急落。
下半期の売上高は前年同期比35.8%減の156億9600万円となった。11年9月にスマートフォン対応、同年10月にクレジットカード決済対応、同年11月はメインサイトのリニューアルなど、売り上げ拡大のための施策を行ったが、収益の落ち込みを止めるには至らなかった。
アマゾンや大手量販店などの競合企業との価格競争・サービス競争も激化し、収益を圧迫した。大手量販店の通販サイトに足並みをそろえ、11年9月には全品送料無料サービスを開始したが、収益悪化に歯止めがかからず、利益確保を優先して同年12月にサービスを中止した。
13年1月期の通期連結業績予想では、売上高は前期比2.1%増の346億8500万円、当期純利益は2000万円を見込む。
1月27日に発表したブランド品セレクトショップを運営するセキド(本社東京都、関戸薫子社長)との業務提携により、ブランド品の販売を強化する。さらにこれまで培ってきたノウハウを活かしECサイト運営の受託サービスを本格的に展開する予定。
新たな収益源の構築によって利益を確保したい考えだ。
・株式会社ストリーム STREAM
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