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前回+今回のまとめ&アクセス解析で見るべきポイント

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前回+今回のまとめ&アクセス解析で見るべきポイント

最後に、アクセス解析的な視点で見るべきポイントをまとめておこう。ここでは「ダイワハウス」の「注文住宅・建替え」の部分に限定して話をしておきたい。

住宅メーカーのサイトに訪問する実際のシチュエーションはどのようなものなのだろうか。横並びで様々な住宅メーカーサイトを見比べてから絞り込んだ後に、個別のメーカーサイトに訪問するものなのか、あるいは今回のようなシナリオが普通の閲覧行動であるのかどうかはよくわからない。

ユーザー心理がどのようなものであるのかによって、サイトの主目的は変化するように感じる。例えばユーザーにまず住宅メーカーの特徴を知ってもらうことが主目的になるのであれば、見てほしいコンテンツは「ダイワハウスの特長」や「ダイワハウスの家づくりについて」など、ダイワハウスを知ってもらうことになるはずだ。

一方で、ある程度ダイワハウスを知っている人が多いという話であれば、カタログ請求でリストを獲得することや、展示場への来訪予約をしてもらうという、いわゆる見込み顧客の獲得が主目的ということになる。

いずれにしても、本来はこのどちらの層にも対応できるようなWebサイトの作りになっていなければならないのだが、まずはそのような問題意識をもってデータを見てみたい。

  1. 「注文住宅・建替え」のトップページについて

    どのような目的で訪問しているかは、大雑把にどういったコンテンツがどの位利用されているのかというデータから判断すべきだろう。上記に書いたように、会社を指定して見に来るユーザーが多いのか、ご指名ではないけどふらっと立ち寄った人たちが多いのかによって、何を見せるべきか、読んでもらうべきかが変わるのは当然だ。

    具体的には、新規ユーザーとリピートユーザーのトップページからの動きの違い、見ているコンテンツの違い、ページの下までのスクロール状況などを見てみたい。どちらかのユーザーが一方的にスクロールばかりしているようであれば、彼らが次に見るページへのリンクをもっと上方へもっていくような試みが必要になるだろう。

    またブランドワード(ダイワハウスを指名するような検索語)と一般的なキーワード(注文住宅など)で訪問したユーザー別に同様な利用行動の違いを見てみたい。この意図も上のパラグラフと同じだ。

    メインビジュアルはユニークなユーザーインターフェイスだったので、この部分はユーザーテストを行い、図6の表示での各パーツの意味などがすぐに理解できるかという点や、リンクボタンの視認性の高さ/低さを確認するとよいだろう

    図6(再掲):「耐震・制震・免震」ページで「耐震技術」のコンテンツに変化したメインビジュアル
    図6(再掲):「耐震・制震・免震」ページで「耐震技術」のコンテンツに変化したメインビジュアル

    またメインビジュアルの部分をクリックしても多くはURLが変わらないので、どの部分がクリックされたのかというデータも取得できるような準備をしておきたい

  2. 住宅展示場検索のページ

    今回の住宅展示場は、ダイワハウス1社の物件を見るということになるので、この場合、場所が近くなくても、お目当ての内観や特徴で検索して、自分のニーズに合致した物件は遠くでも見にいきたいというニーズはけっこう出てきそうだ。この場合に図10のようにいくつかの検索方法が提供されているが、この分類やカテゴリー分けがこれでよいのかわるいのかは想像しにくい。

    図10(再掲):「住宅展示場」のページで、「外観・内観で探す」をクリックして表示されるコンテンツ
    図10(再掲):「住宅展示場」のページで、「外観・内観で探す」をクリックして表示されるコンテンツ

    この場合も、実際の検索でどのような項目にチェックがされているのかというデータを把握する一方で、ユーザーテストなどによって、ユーザーが検索軸として何か欲しているものがあるのかないのかを探り出す方法も有効だろう

  3. 来場予約やカタログ請求

    来場予約は非常にシンプルなものだったので、途中で離脱する人は少ないと思うが、途中での離脱率がどのくらいあるのかは把握しておこう

    またカタログ請求の方は、今回の記事中では紹介していないが、様々なカタログがあるので、それを選択してから届け先の入力というステップになる。カタログが多すぎて、少々選択に戸惑う人があることが想像されるので、ここでの離脱率が高くないかはチェックしておきたいところだ

  4. その他のページ

    今回はそれほど多くのページを見て回らなかったが、例えば「住まい方・テーマで選ぶ」のカテゴリーに含まれるページなどでは、じっくり読んでほしいコンテンツになっているので、それなりのページ滞在時間になっているのかといった具合に、コンテンツの特徴にあった利用行動になっているかということを確かめておきたい

◇◇◇

さて、約1年のあいだご愛読いただいたこの連載も、2012年3月いっぱいをもって終了することなった。本連載では、連載開始時から変わらず、

  • Webサイトのオーナーか管理者の方からの「かってに解析」してほしいリクエスト
  • 「かってに解析」されたサイト運営者・管理者の方からの異論や反論

を募集してきた。実際にご応募いただいたことがきっかけで、取り上げさせていただいたサイトもいくつかある。しかし、本連載も残るところあと3、4回。「かってに解析」希望者は、早めに(web-tan@impressrd.jp)まで、リクエストをお寄せいただきたい。

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