ローソンとらでぃっしゅぼーや(本社東京、緒方大助社長)が設立した合弁会社らでぃっしゅローソンスーパーマーケット(本社東京都、野田和也社長)は10月11日、ネットスーパーを開始した。らでぃっしゅぼーやの産直野菜やローソンのPB商品を約1000品目取り揃えて販売する。3年後の売上高100億円を目指す。
サービス名は「らでぃっしゅローソンスーパーマーケット」。らでぃっしゅぼーやが10年2月に開始したEC事業「eらでぃっしゅ」をベースに、ローソンが持つEC会員約3500人の会員基盤を活用して相乗効果を図る。ローソンが発行するポイントカード「Ponta」も利用できる。
注文を受けてから消費者に届くまでのリードタイムは3日間。生鮮野菜などは注文後に産地で収穫することで「サイト上で産地で収穫したものを直接消費者に届けるという〝市場感覚〟を見せていく
」(野口和也社長)。当初は、らでぃっしゅぼーやの野菜を中心に取り扱うが、年内にはローソンファームで収穫した野菜の販売も始める。
約1000品目の商品のほか、旬の野菜やローソンPBを詰め込んだ、週に1度定期的に届ける野菜のセットBOX「マイらでぃBOX」を販売していく。
今後は、各食材を使用したレシピの投稿サイト機能や食材の感想を書き込めるコメント投稿機能を追加する考え。
物流は、当面「eらでぃしゅ」の埼玉県の物流センターを使用し、事業規模の拡大に応じて新センターを新設する予定だ。
らでぃっしゅぼーやの緒方大助社長は「1年半前からEC事業を行ってきた。さらに成長のスピードを加速させ、一気にシェアを取っていきたい
」と意気込みを話した。
・らでぃっしゅローソンスーパーマーケット
→ http://www.radishlawson.jp/
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