検索マーケターが独立するために必要なこと
2010年の「SEO業界に関する調査」を覚えているだろうか? 1万人以上から寄せられた回答を基にウィル・クリッチロウ氏が見事な分析を行い、「検索マーケターの解剖学」なるインフォグラフィックが生まれた。素晴らしい! 私が、フリーランス検索マーケターの解剖学を考え始めたとき、この調査の生データには新たな使い道があることが分かった。
興味深い発見 その1
フリーのSEOコンサルタントの収入はさほど多くない
平均的な収入に関して言えば、「フリーランスのSEOコンサルタント」「代理店の検索マーケター」「企業の検索マーケティング担当者」の間でさほど変わらない。3者とも平均年収は6万~7万5000ドルの範囲にある。
ただ、下のグラフからわかるように、分布は大きく異なっている。これをどう解釈するかはお任せしよう。
儲かりそうだから独立しようと考えている人は、いったん頭を冷やして、ビジネスプランと売上予測を真剣に考えたほうがいい。収入アップが約束されているわけではない。ただ、もちろん可能性はある。
興味深い発見 その2
フリーのSEOコンサルタントはあまり多くのクライアントをまわさない
フリーランスのコンサルタントは、代理店の検索マーケターに比べると、同時並行で受け持つクライアントの数が少ない。
多様性を求めて同時にたくさんのクライアントと仕事をしたいという人は、代理店で働くのがベストかもしれない。少数のクライアントと深く付き合う方を好むなら、フリーランスのコンサルタントに進むべきかもしれない。この点は、フリーランスの大きなメリットと言ってよいだろう。
興味深い発見 その3
フリーのSEOコンサルタントはあまり外に出ない
フリーランスのコンサルタントは、代理店の検索マーケターや社内の検索マーケティング担当と比較して、業界のイベントやカンファレンスにあまり出席しない傾向がある。
あーあ、しっかりしようよ、フリーランサー! もしかしたら、フリーランスだと費用が自腹だから出席が少ないというのがあるかもしれない。この点についても、みなさんの考えを聞いてみたい。
ソーシャルもやってます!