Google ChromeのSEO向け拡張機能を10個紹介しよう
数年ごとにウェブブラウザを乗り換えてきて、僕のウェブの使い勝手は、良くなったり悪くなったりしながら変化してきた。僕のブラウザ乗り換え遍歴を振り返ってみるとこんな感じだ。
Netscape → Internet Explorer(IE) → KDEのKonqueror(Windows 98からDebianに乗り換えたのでIEとはおさらばした) → Mozilla Phoenix (Firefoxの前身) → IE(何と……Windowsに逆戻りだ) → Firefox → IE → Firefox
そしてここ1年は、Google Chromeを使っている。Google Chromeは、特に驚くほど多種多様な拡張機能があることから、僕の毎日のウェブ活用法に最も大きな影響を与えた。それに、このブラウザは軽いし、かっこいいテーマがあって見た目もおしゃれだ。まだ使ったことがないなら、試してみることを強くお勧めする。Chromeの市場シェアが急速に伸びているのを見ても、そう思っているのは明らかに僕だけじゃない。
さて、Googleオタクのたわごとはこの辺にして……SEOツールについて話そう。Google Chromeの拡張機能は、Androidアプリと同じようにがらくたの山だが、はきだめの中にもほんの少しだけ金塊が隠れている。
1Mozbar
そう、SEOmozに書いているんだから、これがリストのトップにくることは予想どおりだったかもしれない。それはともかくとして、これは非常によくできたツールだ。僕はこのツールをSEOmozのプロ会員になる前から毎日使ってきたけど、プロ会員になってからはいつも有効にしている。
注意:僕は、この記事をメインブログの方に格上げしてもらいたいという理由だけでこんなことを言っているんじゃない(^_-)。これが本当に今のところいちばん優れたツールで、野心的なSEO業者にとって欠かすことのできないツールだからだ。
2SEO Site Tools
SEO Site Toolsは、SEO情報をすべて揃えた強力なツールだ。次の6つのセクションに分かれている。
- 外部ページデータ(External Page Data)
- ページ要素(Page Elements)
- ソーシャルメディア(Social Media)
- ページに含まれるキーワード/ツール(Page Terms / Tools)
- サーバー/ドメイン情報(Server / Domain Info)
- アドバイス(Suggestions)
このツールは、グーグル検索で自分のドメイン名を強調する機能、Googleウェブマスターツールのトレンドデータ、Google Analyticsのソーシャルメディアに関する統計データといった独自の機能や強力な機能を備えている。Mozbarと肩を並べるような2番目のツールとして、これは絶対の必需品だ。
3Note AnyWhere
このツールを取り上げるのは僕が最初かどうかわからない。それはさておき、Chromeが嫌いな人にとっても、このツールは本当に価値がある。機能は限られていてシンプルだけど、早くも僕の仕事のしかたを完全に変えてしまった。
その名のとおり、メモを残すことができる……どこにでも、だ。とにかく、どのページ、どのサイトでもいい……とにかくメモを残す……そしてブラウザを閉じ、2日後にもう一度そのページやサイトに行ってみるといい。僕は自分のサイトに、ターゲットにしたい新しいキーワードのメモを残したところだ。それと、僕が参加しているファンタジー・フットボールのページにも、外さなきゃならない選手を全部書いたメモを残しておいた(ごめんよ、ランディ・モス)。
4Firebug
自分のコードや競合相手のコードに本気で取り組んでみよう。このツールを使えば、自分の検索順位を引き上げてくれる工夫やタグが見つかるだろう。
初心者向きではないが、最適化コンテンツ開発(Optimized Content Development:OCD)の専門家には絶対に不可欠なツールだ。
5IE Tab
IE Tabもまた、Firefoxの拡張機能をChrome用に移植したものだ。Chromeでこのツールを使えば、IEを使った場合と同じようにウェブをブラウズできる。僕は、この拡張機能を1日に最低2回は使って、ページの表示具合を確認したり、検索順位やChromeでページを読み込むのに問題がないかどうかを再確認したりしている。
6SEO SERP
僕が見たところ、このツールにはちょっとバグがあるようだ。それでもこのツールは便利だし、作成者たちもバグにすぐ対処してくれるはずだ。基本的には、キーワードごとに検索順位をチェックできるツールだ。手早くシンプルに操作できるから、ときどき検索ランキングのチェック中毒に陥ってしまう人たちにとっては、間違いなく時間の節約になる。
7Goo.gl URL Shortener
URLをその場で短縮したり、履歴に追加したり、ソーシャルメディアと連携させたり……僕からはもうこれ以上説明する必要はないよね。これも時間節約ツールだ。
8Screen Capture (by Google)
もう[Alt]+[PintScreen]キーなんか使わずに済む。Googleが手がけたこのシンプルなツールでは、ページの任意の部分や表示されている領域、またはページ全体をキャプチャできる(僕の知る限り、[PintScreen]キーでこういう操作はできない)。壊れたリンクやスペルの間違ったキーワードを見つけられない怠け者の同僚がいたら、その部分を選択し、注釈を付け、ハイライトし、好きなように印を付けたスクリーンショットを作って、その人にメールで送りつけてやろう。ピシャリと指摘してやろう……うまいやり方でね。
9Google Reader
現実を直視しよう。世の中にはSEOに関する情報がたくさんある。SEOは本当に活気に満ちた業界だから、生き残るためには自分のゲームを支配していなくてはならない。その意味で、フィードを効率よくチェックできるGoogle Readerは、極めて重要なツールだ。
10Stay Focused
ファンタジー・フットボールでランディ・モスを誰とトレードすべきか決められなくて、3時間も悩んだことがあるかい? いや、僕もそんな経験はないけど……このちょっとしたツールは、そうした場面で役に立つ。
このツールは、集中して何か仕事をしなきゃいけないときに、ついいろんなサイトを見てしまうのを防いでくれる。リンク構築とか、アクセス分析とか、自分の仕事に戻って「集中しろ」(StayFocused)ってことだ。
わかった、正直に言おう……結局僕はこのツールを無効にした……でも君は無効にしない方がいい。これはとても素晴らしいツールで、君が思っているよりも効果を発揮するからだ。
そう、巷にはツールが山のように存在することをみんなはきっと知っているはずだし、Chrome やその拡張機能はその中のほんの1つでしかない。それでも僕は、これらのツールは使ってみる価値があると思う……え、違うよ……僕はGoogleの回し者じゃないって。今度は君のおすすめツールもぜひ聞かせてもらいたいと思っている。
じゃあね。
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