医薬品EC 議論再開へ。パブリックコメントも開始
医薬品のネット通販の是非を問う議論が再燃している。
10月から議論が始まった内閣府の「情報通信技術利活用のための規制・制度改革に関する専門調査会」(専門調査会)で、検討すべき5つの課題の第1番目として挙げられ、医薬品ECを再開できる仕組みがないかの議論が始まった。
11月26日には、一般医薬品の通販に関して、消費者から意見を募集するパブリックコメントを開始。専門調査会は来年2月まで関係企業や関係省庁にヒアリングを行い、3月中に具体的方策をまとめ、高度情報通信ネットワーク社会推進戦略本部(IT戦略本部)の企画委員会に報告する。
11月30日に開催された専門委員会の第3回会合では楽天(本社東京)、ケンコーコム(本社東京)、日本薬剤師会などの代表者が集まり、医薬品通販の是非について議論が行われた。「どのようにネットを活用すれば、安全性の確保が可能か」という点が議論の焦点となり、インターネットを利用した安全確保策やテレビ電話を利用した方策などが議論された。
今回の専門委員会を立ち上げたIT企画本部では「最終的にどのようにすれば医薬品の通販が可能かについて議論してもらうことを求めた。報告書も具体的な安全性の確保策を記すことになるだろう
」と医薬品通販の再開に向けた議論であるという方針を明らかしている。
・情報通信技術利活用のための規制・制度改革に関する専門調査会について
→ http://www.kantei.go.jp/jp/singi/it2/kaikaku/index.html
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