ユーザーごとに権限を設定
ユーザーごとに権限を設定
Webサイトのコンテンツを一元管理し、現場の担当者がブラウザから簡単に更新できるようにすると、誰でも簡単にサイトの情報を変更できてしまのではないかと、不安に思うかもしれない。しかし、CMSはユーザーごとに管理権限を設定できるので心配ない。たとえば、リリースのコーナーは広報部署だけが編集できるようにしたり、製品担当者は商品情報を編集できるけれどもデザインは変更できなくしたりといった設定ができる。このように、ユーザーごとに閲覧や編集の権限を設定できるのもCMSの特徴だ。IRコンテンツのように少しの間違いも許されないコンテンツは、限られた担当者しかアクセスできなくするといったこともできる。
ナビゲーションを自動生成。リンク切れのないサイトを構築
パンくずリストやサイトマップなどのナビゲーションは、サイトを使いやすくするために重要な要素だ。しかし、もしページを追加するたびに毎回手作業でナビゲーションを更新するとなると大変な作業だ。商品カテゴリが増え、階層構造が変わったとなれば、手作業では追いつかないだろう。
こうしたナビゲーションの管理も、CMSを使えば簡単だ。テンプレートにナビゲーションを設定しておけば、ページの追加にあわせて自動的にナビゲーションを最新の状態に保ってくれる。
このように、Webサイトでは1つのコンテンツに関連していくつかのコンテンツを更新する必要がでてくる。トップページの最新情報などはわかりやすい例だろう。リンク切れチェック機能のあるCMSなら、サーバーでコンテンツを一元管理するとともに、それぞれのリンク構造も管理できるので、ページを移動したとしても自動的にリンク先を修正(または警告)するので、修正を忘れてリンク切れが発生したなんてこともない。
公開設定で徹夜作業とさよなら
通常、Webサーバーにコンテンツがアップロードされると、即座にインターネット上に公開される。しかし、CMSを使えば、事前にコンテンツを入力しておいて、指定した時間に公開なると自動的に公開されるといったことが可能だ。そのため、新製品発表のニュースリリースを朝一番に掲載したいという場合に、慌ててリリースをアップして、トップページのリリースコーナーからリンクを張るといった必要はない。また、公開日だけでなく、公開終了日も設定できるので、期間限定のエイプリルフールコンテンツを公開したり、元旦の挨拶を年越しと同時に載せて、営業開始日には通常コンテンツに戻したりすることもできる。
いつ誰が変更したのか、バージョン管理機能で履歴を把握
コンテンツの追加、変更、削除があった場合にその作業はいつ誰が行ったのか、多くのCMSはこうした作業履歴を管理できる。単純なバックアップ機能では、履歴まで管理することは難しいが、こうしたバージョンを管理できるのはCMSの優れた点だ。もし、間違った変更を加えてしまったとしても、前のバージョンにすばやく戻すことができるし、なぜそうした問題が起きたのかという原因究明にも役立つ。また、問い合わせに対して過去のコンテンツを見直すといったことも可能だ。
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