ネットショップ担当者フォーラム

EC活用のオフライン成功術、機会損失の解消、Shopify起点のCRM戦略、ECアプリなどが学べるECイベント【11/21+22開催】

2 years 1ヶ月 ago
EC運営の著名企業や有識者から、自社ビジネスに役立つヒントや成功事例を学べる! 50講演超がすべて無料!「ネットショップ担当者フォーラム 2023 秋」を11月21日(火)+22日(水)に開催

11月21日(火)・22日(水)の2日間で開催する「ネットショップ担当者フォーラム 2023 秋」は、ビームス、パル、ハルメクホールディングス、ユナイテッドアローズ、集英社といった有名企業が登壇。東京・虎ノ門ヒルズで4年ぶりにリアル開催します!

「隠れ機会損失の解消」「顧客とつながるアプリ活用」などのテーマについて、企業の責任者などが講演。50を超える講演すべてを無料で聴講できます。

当日は、講演会場での生聴講、講演者との名刺交換のほか、Wi-Fi、電源などテレワークができるスペースをご用意。自社のECビジネスの課題解決や交流の場として、ぜひ会場に足をお運び下さい。

まだお申し込みをしていない方のために、50講演超のなかから編集部おすすめの講演の見どころをご紹介します。

ネットショップ担当者フォーラム 2023秋

見どころ⑯ ECを活用したオフライン成功術、CVRが変わる決済、企業と顧客のつながり方、CRM戦略、アプリ経由の売上アップ事例などを公開!

ECを活用したデジタルから生まれるオフライン成功の道

14:25~15:05 C1-5 講演

ECを実施または検討中の人のなかには、売り上げが立つ一方で広告費が増大し利益を出しにくく「ECへの投資は本当に価値があるのか」と疑念を抱き、卸や小売に注力すべきだと考える人がいるのでは。

しかし、ECはメーカーと生活者を直接つなぐチャネルであり、リアルな声やニーズを元にデータを収集・分析できる絶好の機会です。そしてそのデータは、メーカーが、卸や小売との交渉をより戦略的に進めることができる手助けにもなると考えられます。

講演では、数々のグローバル企業でマーケティングとDXの実践者として活躍し続けてきた宮野淳氏をゲストに迎え、ECマーケティングがオフライン売上をどのように向上させ、企業の総合的な成功に寄与するのかを紹介します。

株式会社MJ 代表取締役社長兼CEO 宮野 淳子氏
株式会社MJ 代表取締役社長兼CEO 宮野 淳子氏
オーストラリア ロイヤルメルボルン工科大学大学院卒業後、ロレアル パリの日本立ち上げ要員として日本ロレアルに入社。ダイレクトマーケティング・CRM事業の立ち上げを経て、デジタルマーケティングの統括、DXを主軸としたマーケティングプロモーションへと変革を行い、カテゴリー売上シェアNo.1など実績を残す。その後、アマゾン ジャパンのソーシャルマーケティング、ブランドマーケティングを統括、ジョンソン・エンド・ジョンソンにてマーケティングトランスフォーメーションを統括し、日本発のDXモデルを構築。後にゴディバ ジャパンCDOを経て2021年4月に株式会社MJを設立。現在では複数企業の役員・CDOとしてDX・成長戦略の推進や、各社のマーケティング立ち上げ・EC構築・新規ビジネス等幅広くサポートを行う。
株式会社ACROVE コマースプラットフォーム事業部 部長 小林 広紀氏
株式会社ACROVE コマースプラットフォーム事業部 部長 小林 広紀氏
1999年、常陽銀行に入行。その後、ビックカメラ経営企画部、楽天にてECコンサルタントを経て、2016年にビックカメラに復籍。子会社代表兼アップルソリューション事業部長を務める。2018年4月にCDP国内シェアNo1のトレジャーデータ社に転職、マーケティング・シニアマネージャーに就任。2023年7月より現職。

隠れ機会損失を解消して、売上UP!~CVRが変わる決済を事例とともにご紹介~

14:25~15:05 D1-5 講演

「ECサイトに消費者は訪れているが、売り上げがうまく伸びない」という悩みはないでしょうか。もしかしたら「隠れ機会損失」が発生しているかもしれません。講演では、Shopifyの企業アライアンスApp Unityの解説を交えてEC売上アップの秘訣を話します。

株式会社ネットプロテクションズ コンシューマーペイメントセールスグループ コンシューマーペイメントセールスグループ統括責任者 光安 紀臣氏
株式会社ネットプロテクションズ コンシューマーペイメントセールスグループ コンシューマーペイメントセールスグループ統括責任者 光安 紀臣氏
2010年5月よりECサイト向け検索サービスを手掛けるビジネスサーチテクノロジ株式会社に参画、営業責任者を経て、2019年6月より同社取締役。その後、2020年株式会社ジーニーへの同社M&Aを経てグルーブ入り。2020年11月よりジーニー社のサイト内検索事業責任者兼務。2023年6月株式会社ネットプロテクションズ入社、国内EC向け決済領域の責任者として着任。
株式会社フィードフォース App Unity事業開発責任者/セールス 水野 正和氏
株式会社フィードフォース App Unity事業開発責任者/セールス 水野 正和氏
2006年にイオン株式会社に入社。イオンネットスーパーの創業メンバーとして物流、オペレーション設計、品質管理基準の設計を担当。2018年末からはレシピ動画サービス「クラシル」を運営するdely株式会社のコマース事業の立ち上げに参画し、複数の新規事業を構築。その際に出会ったShopifyに魅了され「多くのマーチャントが本業であるコマースに集中できる環境を作りたい」という想いで国内環境に適合したShopifyアプリを提供する企業アライアンス「App Unity」に参画。

「顧客価値」から考える企業と顧客のつながり方2023
~ユナイテッドアローズ、ヤマップ、Nordstrom、Walmartほか日米最新事例から読み解く~

14:25~15:05 E1-5 講演

ECサイトはもはや単純にネットで単に物を買うだけの存在ではなく、自分の知らない商品・サービスに出会ったり、スタッフとつながったり、店舗に行く前に商品確認・取り置きしたりといった幅広い体験を提供する仕組みになっています。

顧客接点はデジタルによって容易に構築できるようになりましたが、顧客がつながりたいと思う「顧客価値」を企業基点ではなく顧客基点で考えない限り、顧客とつながり続けることは困難です。

講演では、ユナイテッドアローズやヤマップ、Nordstrom、Walmartほかいくつかの日米最新事例に対して顧客時間とクラスメソッドのビジネス&テクノロジーフレームワークを適用し、どのようにすれば顧客とつながり続けながら客数・売り上げにつなげていくことができるか、ディスカッション形式で話します。

クラスメソッド株式会社 執行役員 濱野 幸介氏
クラスメソッド株式会社 執行役員 濱野 幸介氏
アクセンチュア株式会社、株式会社リヴァンプ、株式会社良品計画を経て、現職。クラスメソッド株式会社 マーケティング・テクノロジー担当を兼務。良品計画では、アドバイザーとして「MUJI passport」の立ち上げなどマーケティング活動全般を技術面より支援。
株式会社顧客時間 チーフプロデューサー 風間 公太氏
株式会社顧客時間 チーフプロデューサー 風間 公太氏
音楽学校や劇団四季での広報・宣伝担当を経て、2007年良品計画入社。コミュニケーション担当として、日本での企業ソーシャルメディア黎明期から無印良品 公式Twitter、Facebook、Instagramアカウントを開設し、500万人を超えるフォロワー/ファンの窓口を一手に担う。また、CRMアプリ「MUJI passport」や睡眠アプリ「MUJI to Relax」などのモバイルアプリ開発/運用など、無印良品のOMO/DX推進に携わる。2019年、顧客時間に参画。ソーシャルメディアスペシャリストとしても企業アカウント担当者への研修や運用支援の他、スタートアップやローカル企業でのアドバイザーなども務める。

AIとShopifyがもたらす新時代のネットショップCRM - KANADEMONOにおけるCRM戦略

15:20~16:00 D1-6 カフェセッション

コロナ禍により日本のEC・ネットショップ市場は大きく伸長しましたが、日常生活が戻ってくるにつれ、徐々にその勢いに陰りが見え始めています。コロナという大波によって新規獲得が進んだネットショップも多いと思いますが、これからも継続してECを成長させるためには、既存顧客向けのCRMが欠かせません。

そして、いまネットショップCRMにおける黒船とも言えるのが、AIとShopifyです。これらをうまく使いこなすことで、ネットショップのCRM売り上げを大きく上げることができます。

講演では「ネットショップにおいてAIってどう活用できるの?」「Shopifyの話をよく聞くけど実際どうなの?」といった内容をCRMに絡めてお伝えしていきます。

株式会社ビービット ソフトウェア事業本部 マーケティングソリューション セールス&マーケティングマネジャー 生田 啓氏
株式会社ビービット ソフトウェア事業本部 マーケティングソリューション セールス&マーケティングマネジャー 生田 啓氏
京都大学工学部を卒業後、2009年株式会社ビービットに入社。 ユーザ中心アプローチによるデジタルマーケティング手法の開発や、 金融機関、大手保険企業などへのコンサルティングに携わる。 特に、データを活用したマーケティングを実現する、広告効果測定ツール「ウェブアンテナ」およびUXチームクラウド「USERGRAM」を通して、700社以上の企業の成果向上を支援。 現在はCRMソリューション「OmniSegment」を中心としたサービスにおける事業運営、マーケティング、導入/活用支援を手がける。
ルームクリップ株式会社 KANADEMONOカンパニー ゼネラルマネージャー 松本 好司氏
ルームクリップ株式会社 KANADEMONOカンパニー ゼネラルマネージャー 松本 好司氏
WEB広告代理店の執行役員として広告運用支援や、ジョイントベンチャー設立のため各社とのアライアンスを推進し、東京エリア統括に就任。 その後、D2C家具のKANADEMONOを運営するbydesign(現ルームクリップ)にマーケティングやコンテンツ戦略、ショールーム店舗を管掌するゼネラルマネージャーとしてジョイン。常に現場に身を置き、実践値を武器に同社の成長をけん引。また実務経験を軸にしたマーケティングやストラテジーサポートも行っている。

ECのアプリ経由売上50%以上、顧客とつながるアプリ活用

15:20~16:00 E1-6 カフェセッション

顧客との関係構築にECアプリの活用は必須です。既存顧客はもちろん、新規顧客と継続的な接点をアプリならつくることができます。実店舗での購買体験の向上、ECのアプリ経由売上が50以上、MAU(月間アクティブユーザー数)40%以上の事例も多くあります。講演では、国内で800以上のアプリ開発実績をもつアプリプラットフォーム「Yappli」から、特に成果を出している事例を紹介します。

株式会社ヤプリ マーケティング部 神田 静麻氏
株式会社ヤプリ マーケティング部 神田 静麻氏
新卒で不動産業での新規営業、IT企業で営業、カスタマーサクセスを行い、2016年に創業期のヤプリへインサイドセールス部の立上げで参画。 EC、小売、メーカーを中心に幅広く自社アプリの提案を進め、累計2000以上の商談を創出。同部のマネジメントを経て、2021年から現職に。
ネットショップ担当者フォーラム 2023秋

来場者プレゼント、ランチ、軽食、抽選会など各種特典をご用意!

ネットショップ担当者フォーラム 2023秋

当日は来場者全員にイベントオリジナルウェットティッシュをプレゼント! さらに、該当の講演を聴講すると参加できる抽選会も行います。

ランチセッションでは軽食、カフェセッションではコーヒーとお菓子をご用意しています。

皆さまのご参加を編集部一同、心よりお待ちしています!

◇◇◇

明日はまた別のオススメ講演をお伝えします!

ネットショップ担当者フォーラム編集部

【ネッ担秋イベントまであと1週間】「虎ノ門ヒルズフォーラム」への行き方は? 虎ノ門ヒルズ駅&虎ノ門駅それぞれ紹介

2 years 1ヶ月 ago
道に迷いやすい方必見! 11月21日・22日開催の「ネットショップ担当者フォーラム 2023 秋」の会場、虎ノ門ヒルズフォーラムへの行き方を写真付きで詳しく説明します。

11/21-22に虎ノ門ヒルズフォーラムで開催する「ネットショップ担当者フォーラム 2023 秋」。4年ぶりのリアル開催ですが、「久々過ぎて会場への行き方がわからない…!」と不安になった編集部が実際に駅から歩いてみました。会場への道順を写真付きで案内します!

イベントの詳細を確認する↓↓

イオン、Instagram、伊東屋、ヤッホーブルーイングなど登壇の全50超講演【11/21~22虎ノ門でリアル開催】

4年ぶりのリアル開催。デジタル戦略、ファンベース、SNS活用、OMO戦略、越境EC等ECビジネスの最新トレンド、ソリューションが集結
10/13 11:01 9200 24 18

東京メトロ日比谷線「虎ノ門ヒルズ駅」からの道順

電車からホームへ降りたらA1b・B1出口の「虎ノ門ヒルズ森タワー」方面へ向かいます。

今回はA1b出口を目指します

改札上の看板「虎ノ門ヒルズ森タワー」の文字を確認して改札を出たら左へ。

看板を確認して改札を出て、左へ向かいます

エスカレーターを「A1b出口」の看板に従って地上まで上っていきます。

このエスカレーターで地上まで上ります

上り終わったら後ろの自動ドア(A1b出口)へ。

上り終わったら背後に自動ドアがあります

自動ドアを出たら左へ向かいます。

自動ドアを出て左へ
反対のビル(虎ノ門ヒルズ ステーションタワー)に行ってしまわないように注意!

分かれ道はどっちを選んでもたどり着けるので好きな方でOK!

どっちを選んでも建物にたどり着けます

「虎ノ門ヒルズ 森タワー」の中に入ります。

「虎ノ門ヒルズ 森タワー」に入ります

入り口左手にあるこのエスカレーターを上ります。

このエスカレーターでEC物流は4階、Web担・ネット担は5階まで上ります

エントランスのようなところに出ますが、さらにエスカレーターを上ります。
このエスカレーター(下図)には乗り換えないでください。

ここはエントランスではないので注意です!

EC物流フォーラムの受付は4階。Web担当者Forumミーティング、ネットショップ担当者フォーラムの受付は5階。申し込みの講演に応じて受付が違いますので注意してください。お疲れ様でした! 会場でたくさん学びを得てください~!

到着です! 案内板やスタッフに従って受付をお願いします

東京メトロ銀座線「虎ノ門駅」からの道順

電車からホームへ降りたら改札を出てB1出口を目指します。

「西新橋方面改札」を出ます

改札を出たら左に進み、スロープの方へ。

改札を出たら左手に進みます

「WELCOME TO TORANOMON HILLS」の看板を目印に、スロープを降りていきます。

この看板に従ってスロープを降ります

ひたすら直進します。

この通路をひたすら歩きます

直進後、つきあたりを右に曲がります。

長い通路を直進後、つきあたりを右折します

右に曲がって少し歩くと、左手に階段があります。

少し先の左手に階段があります

この階段を上りましょう。

B1出口の階段を上ります

階段上の自動ドアの先へ進みます。

自動ドアの先へ進みます

自動ドアを抜けると...。

柱の陰で見えづらいですが、この裏に自動ドアがあります

一瞬戸惑いますが、この柱の奥にさらに自動ドアがあるので安心してください。中に入って通路をひたすら直進します。

この自動ドアを入って通路を進みます

通路がつきあたったら、左へ向かいます。

通路つきあたりを左へ

左手に金色のオブジェが見えたら、くるっと振り返りましょう。

このオブジェが見えたら斜め後ろにエスカレーターがあります

振り返った先のエスカレーターをひたすら5階まで上ります。

このエスカレーターでEC物流は4階、Web担・ネット担は5階まで上ります

EC物流フォーラムの受付は4階。Web担当者Forumミーティング、ネットショップ担当者フォーラムの受付は5階。申し込みの講演に応じて受付が違いますので注意してください。お疲れ様でした! 会場でたくさん学びを得てください~!

到着です! 案内板やスタッフに従って受付をお願いします

オリジナル記事はこちら:「虎ノ門ヒルズフォーラム」への行き方は? 虎ノ門ヒルズ駅&虎ノ門駅それぞれ紹介|Web担秋イベ1週間前ですよ~(2023/11/14)

二村 茜

ジャパネットたかたが公式通販サイトに「ZETA SEARCH」を導入。検索機能の利便性改善やCX向上をめざす

2 years 1ヶ月 ago

ジャパネットたかたは、公式通販サイトにEC商品検索・サイト内検索エンジン「ZETA SEARCH」を導入した。

詳細な絞り込み検索などが可能に

ジャパネットたかたが運営する公式通販サイトは、主に家電を扱う「厳選ジャパネット」、食品を扱う「たべる。ジャパネット」がある。どちらも商品を厳選して紹介しており、下取りや大型家電の設置、分割金利・手数料負担などの各種サービスを提供している。

検索ワードに対して「期間限定商品」「人気商品」などの判定を行い、検索結果ページの上位に表示するアイテムを調整し、購買促進をサポートする。

ジャパネットたかた ZETA ZETA SEARCH 検索結果ページの上位表示を調整し、購買促進をサポート
検索結果ページの上位表示を調整し、購買促進をサポート

また、「メーカー」「価格」「カラー」「販売方法(セット商品/単品商品/アウトレット商品)」など詳細な絞り込み項目での検索を実装し、ユーザーの利便性向上につなげている。

ジャパネットたかた ZETA ZETA SEARCH 詳細な絞り込み検索を実装し、ユーザーの利便性向上につなげる
詳細な絞り込み検索を実装し、ユーザーの利便性向上につなげる

「ZETA SEARCH」とは

ECサイト内の検索における「絞り込み」「並び替え」の設定の自由度・柔軟性を追求したEC商品検索・サイト内検索エンジン。

キーワード入力時のサジェスト機能や、もしかして検索、ドリルダウン式の絞り込み、事前に検索結果の該当数を表示するファセットカウントなど、多数の検索機能を有している。

JRE MALL ZETA SEARCH サイト内検索 EC商品検索
「ZETA SEARCH」の基本機能(画像は「ZETA CX」サイトからキャプチャ)
藤田遥

2050年、EC化率は39%に。小売業販売額の減少、実店舗の最適化、110億個を超える宅配便個数など小売市場の未来

2 years 1ヶ月 ago
みずほ銀行は調査報告書「みずほ産業調査 Vol.70」で、「2050年の日本産業を考える~ありたき姿の実現に向けた構造転換と産業融合~」をテーマにさまざまな産業の変化をまとめている

2050年にEC化率は39%に達する――。みずほ銀行が日本産業の未来を予測した調査報告書は、購買のオンライン化をこう予測する。ECが日本で始まったとされるのが1995年。なだらかに上昇を続けたEC化率は2022年に9.13%まで拡大した。ようやく10%台が視野に入った現在までにかかった期間はおよそ27年。そして、現在から27年後の2050年。買い物のオンライン化は加速度的に進み、EC化率は約4割まで広がる。みずほ銀行の調査報告書から、変わる未来の小売市場を見ていく。

人口減少、人口動態の変化で加速するEC化

2050年に向かう過程で、食料品・日用品といった「非自発的な作業としての購買」は限りなく自動化され、買い物にかける時間は短くなる。

みずほ銀行がこう予測する購買行動によって、EC市場は加速度的に拡大する。

2020年で3.3%だった食品EC化率は、2030年に10%台へ突入。2050年には39.6%に達する。非食品EC化率も同様に急伸し、2050年には37.9%まで伸びると予測する。

2050年、EC化率は39%に。小売業販売額の減少、実店舗の最適化、110億個を超える宅配便個数など小売市場の未来 C化率の推移と今後の予測
EC化率の推移と今後の予測(画像はみずほ銀行の「みずほ産業調査 Vol.70」の資料から編集部がキャプチャ)

EC化が加速するのは人口減少、人口動態などの影響も大きい。消費の中心を担う15~64歳は2020年の7406万人から2050年には5275万人まで減少。一方、2050年の消費の担い手は全世代でデジタルに高い親和性を持つ世代に移る。そのため、消費は一気にデジタル化が進むと見ている。

2050年、EC化率は39%に。小売業販売額の減少、実店舗の最適化、110億個を超える宅配便個数など小売市場の未来 日本の年代別人口構成の変化
日本の年代別人口構成の変化(画像はみずほ銀行の「みずほ産業調査 Vol.70」の資料から編集部がキャプチャ)

なお、人口減少の影響で小売業販売額は2020年の120兆円弱から2050年には約100兆円まで目減りすると予測。また、EC化率の進行と同時に、実店舗面積の圧縮も進む。2050年には2020年比で約30%圧縮されるとみずほ銀行は見ている。

2050年、EC化率は39%に。小売業販売額の減少、実店舗の最適化、110億個を超える宅配便個数など小売市場の未来 小売業販売額の見通し
小売業販売額の見通し(画像はみずほ銀行の「みずほ産業調査 Vol.70」の資料から編集部がキャプチャ)

店舗の役割も多様化し、40~50%は来店前提、配送拠点・ダークストアは20~30%、その他のオンオフ融合型店舗は20%程度になるとしている。

2050年、EC化率は39%に。小売業販売額の減少、実店舗の最適化、110億個を超える宅配便個数など小売市場の未来 店舗・商業床面積の予測
店舗・商業床面積の予測(画像はみずほ銀行の「みずほ産業調査 Vol.70」の資料から編集部がキャプチャ)

宅配便取扱個数は2050年に110億個超え

EC市場の飛躍的な発展に伴い宅配便取扱個数も大きく増加する。国土交通省が発表した2022年度(2022年4月~2023年3月)の宅配便取扱個数は50億588万個。それが2050年には110億個を大きく超える。

2050年、EC化率は39%に。小売業販売額の減少、実店舗の最適化、110億個を超える宅配便個数など小売市場の未来 宅配便取扱個数の見通し
宅配便取扱個数の見通し(画像はみずほ銀行の「みずほ産業調査 Vol.70」の資料から編集部がキャプチャ)

2030年までの短中期的には物流需要が物流供給を上回り物流コストのインフレ影響が増大する一方、人手不足を解消するためのイノベーションの進展が加速。2030年以降、輸送・ラストワンマイル部分は宅配ロボットやドローン、自動運転などに置き換わると、みずほ銀行は予測している。

EC運営の課題・悩みを解決に導くヒントが見つかるECイベント11/21~22開催【読者の皆さんへのお知らせ

ネットショップ担当者フォーラムでは11/21(火)~22日(水)に、全50講演以上のECイベント「ネットショップ担当者フォーラム2023 秋」を開催します。

ファンマーケティングの秘訣、小売り+EC戦略、「ChatGPT」活用事例、CX向上、メディア+ECのポイント、シニアマーケットの現状、OMO、越境ECなど、あなたの会社経営やECビジネスに役立つセッションを全50講演以上用意しています。

イオン、Instagram、伊東屋、ヤッホーブルーイングなど登壇の全50超講演【11/21~22虎ノ門でリアル開催】

4年ぶりのリアル開催。デジタル戦略、ファンベース、SNS活用、OMO戦略、越境EC等ECビジネスの最新トレンド、ソリューションが集結
10/13 11:01 9200 24 18
瀧川 正実

SNSのプロ対人マン氏に学ぶ魅力的な情報発信とは。ネットショップではどう生かす?【ネッ担まとめ】 | ネットショップ担当者が 知っておくべきニュースのまとめ

2 years 1ヶ月 ago
ネットショップ担当者が読んでおくべき2023年11月6日~11月12日のニュース

SNS運用のプロである対人マンさんによると、SNSでの効果的な情報発信は、簡潔で理解しやすい言葉を使い、ユーザーに価値を提供することが重要とのこと。内容の多様性を保ち、良い反響があった投稿の要因を分析することで、より効果的なコミュニケーションが可能になります。

良い結果をさらに伸ばすことを考えましょう

用意周到な告知はワクワクを添えればウザがられない 対人マン氏が語る「欲求をくすぐる」情報発信術 | ECzine
https://eczine.jp/article/detail/13674

伸びる事業やSNSアカウントの裏に潜む、プロフェッショナルたち。まるで黒子のような存在が日々どんな思想をもって仕事に取り組んでいるのかは、なかなか見えてこない。そこで今回は、あえて顔出しNGながらも気になる「あの人」に話を聞いてみた。「神戸洋靴店」「KIBACOWORKS」などにSNS運用の心得を1から指導した、対人マン氏だ。

ネットショップはSNSの活用が必須ですね。そうわかっていてもうまく運用できるスタッフがいないと進まないのも事実です。対人マンさんのようなプロに指導してもらうとうまくいくのでしょうが、そう簡単にお願いはできないので記事を読んでできることから進めましょう。

実際に「運用のアドバイスをください」と僕に相談しに来たクライアントのアカウントを見ると、言葉が「プロ向け」になってしまっていることが多いんです。もちろん、みんな「難しく語ってやろう」なんて思ってはいないんですよ。

素材や技法を示す単語など、仕事の中ではみんなが当たり前のように使っているから「みんなも知っている」と思い込んでいるようですが、「綿100%」や「アクリル●%」といわれてすぐに素材感がイメージできる一般人はそこまでいません。それよりも「手触りの良い素材です」といわれたほうが伝わるのに、「子どもっぽいかも」と思い込んでいるのか、使うのをためらってしまうんですよね。

難しい言葉を使っていないつもりでも、日ごろから使っている言葉が出てしまいます。アパレル系だと「生地感」「手ざわり感」などの「○○感」という言葉は、ユーザー側が服に詳しければ理解してくれるでしょうが、そうでない人たちからすると違和感でしかありません。そして、店頭の接客時には自然に話せても、SNSとなると急にかしこまってしまう人も多いです。とにかくわかりやすく普通に発信するのが大切です。

アパレルブランドだと、「『黒のスキニーパンツに合うトップス』についてコンテンツ化するといいよ」と伝えると目を丸くされますね。「いや、何でも合いますよ」と答えがちですが、お客さんの中には悩んでいる人も多くいます。「わざわざそんなこと伝えなくても」と思うかもしれませんが、そういった固定概念は一度取り払うべきです。

「何でも合いますよ」の「何でも」が知りたいんですよね。「たとえばこんなもの」とかでもいいですし、「ここにあるこれ」「人気のこれに合います」とか。当たり前のことでも伝えておかないといけないのがポイント。

「情報発信しすぎるとウザがられないか」といった不安もよく聞きますが、僕は「お客さんはSNSをそんなに隅々まで見ていない」といいたいです。目にはしていたとしても、内容が頭に入っていることはまれです。
(中略)
SNSで「やりすぎ」だと思われるのは、まったく同じ情報を一方的に伝えているときです。

これはまさにその通り。よほど好きなアカウントでない限りはたまたま見かけることが多いです。同じ内容でも朝・昼・晩の3回で少しずつ内容を変えて投稿してもまったく問題ないです。手を抜いてコピペ投稿してしまうとうまくいきません。コミュニケーションなので丁寧に。

1つひとつの打ち手をより精度高いものにするには、良い結果を深掘りする癖をつけることをおすすめしています。忙しい中で、反響が得られない理由ばかりを突き詰めるのはもったいないのでやめましょう。これまでと比べて良い数字が出た際に「ハッシュタグが良かったのか」「ネタが良かったのか」「写真が良かったのか」と分析結果をメモして、良い結果が出るたびにそこに立ち返り、フォローしてくれるお客さんの傾向を見つけ出せれば、求める結果につながるSNSアカウントにどんどん近づいていきます。

うまくいかない原因を追究する人っていますよね…。自分が考えるならまだしも、これを他の人にやられてしまうと、一気にモチベーションが下がってSNSの投稿すらおっくうになります。いつもよりちょっと多く閲覧されたとか、ほんのちょっとのポジティブな要素を広げていったほうがいいです。楽しそうに投稿していないアカウントからは、つまらない空気が出てしまいますしね。

今回は後編の記事を紹介しました。前編の記事も役立つことがたくさん書かれていますので、あわせてご覧ください。

関連記事
「フォロワー数を増やそう」「顔出し投稿を」 SNS運用の常識って正しいの?対人マン氏に聞いてみた | ECzine
https://eczine.jp/article/detail/13664

今週の要チェック記事

グロースプラン料金改定と新機能の大幅拡充に関するお知らせ | BASE
https://product.thebase.com/price

BASEも簡易なカートから本格的なカートの仕組みにシフトしていきますね。

小さな会社がお金をかけずに、ウェブで毎月100万円売る方法 | コマースピック
https://www.commercepick.com/archives/42812

「忙しいのに数字が伸びないときは、アウトプット数が足りない証拠」。これは本当にそう。外から見えないものは伝わりません。

思わずクリックしたくなるバナーデザインとは? デザイナーのカトウヒカルさんが解説 | ネットショップ担当者フォーラム
https://netshop.impress.co.jp/node/11488

SNSでABテストするのはあっという間に結果が出るからいいですよね。

ネットショップだからこそ生のコミュニケーションを大切に!「紡ぎ舎」が伝える日本のものづくりの魅力 | コマースピック
https://www.commercepick.com/archives/43088

まずは消費者として商品を購入してからというところがミソです。

「Shein」「Temu」などが世界を席巻、日本企業が越境EC市場を攻略するカギは?【BEENOS直井聖太社長に聞く】 | ネットショップ担当者フォーラム
https://netshop.impress.co.jp/node/11536

やはり越境ECは国ごとのルールに対応するのがポイントですね。

【Z世代+Y世代のEC利用実態】両世代の「購入傾向」「利用頻度」「ライブコマース利用」などの違いは? | ネットショップ担当者フォーラム
https://netshop.impress.co.jp/node/11558

セール情報の取得は「サイト・アプリ内のお知らせ」が最も多いとのこと。アプリは必須ですね。

物流大手が「脱・多重下請け」へタッグを組んだ セイノー傘下「ハコベル」に出資が相次ぐ事情 | 東洋経済オンライン
https://toyokeizai.net/articles/-/711894

2024年に向けて動きが出てきました。多重構造を解消できるといいのですが。

【LINEヤフーの2023年中間期】ショッピング事業の取扱高は6.7%減の7760億円。減少率は改善傾向も4四半期連続のマイナス成長 | ネットショップ担当者フォーラム
https://netshop.impress.co.jp/node/11574

「eコマース事業は成長と収益性をバランスさせる方針」。整ってきたら攻めに転じるのでしょう。

今週の名言

前工程に参加するだけでは解決しない | ベイジの日報
https://baigie.me/nippo/2023/11/04/upstream_sogitani/

まず必要なのは、クリエイターもビジネスや事業を前のめりに理解し、質の高い質問を出せるなどのコミュニケーション力を身に付けることだ。

ネットショップ担当者で成長しようと思ったら事業の理解が必須。ウェブサイトだけに閉じずに世の中の情勢もちゃんと見ておきましょう。販促のヒントも出てきますよ。

筆者出版情報

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小さい会社のウェブマーケティング必勝法

森野誠之 著
翔泳社 刊
発売日 2021年10月15日
価格 2,200円+税

この連載の筆者 森野誠之氏の著書が翔泳社から発売されました。小さな会社の“ひとり担当者”が、未経験、低予算、独学でホームページのリニューアルからウェブマーケティングまでを成功させるための指南書です。電子版、オンデマンド印刷版ともにAmazonで発売中です!

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森野 誠之

後払い決済、4人に1人が「利用経験あり」。未利用者の決済手段はクレジットカードが最多、ポイントなどのお得さ重視【後払い決済サービス利用実態調査】

2 years 1ヶ月 ago

みんなの銀行とiBankマーケティングが共同運営する、お金に関する調査・研究組織「マネーインサイトラボ」が実施した「後払い決済サービスの利用実態調査」によると、4人に1人は後払い決済を利用したことがあることがわかった。調査対象はZ世代(18~26歳)、Y世代(27歳~42歳)、X世代(43~58歳)の計1500人。調査期間は2023年5月18日~5月31日。

4人に1人が「後払い決済の利用経験あり」

オンラインで買い物をする際に利用したことがある決済手段を聞いたところ、最も多かったのは「クレジットカード」で、全体で80%近くだった。Z世代のクレジットカードの利用率は60%台で、他の世代と比べるとやや低い。

「後払い決済」を利用したことがある人は全体で23.5%と、およそ4人に1人が利用した経験がある。

オンラインで購入する際の決済方法として利用した ことがあるもの (複数回答、有効回答:1500人、出典:マネーインサイトラボ)
オンラインで購入する際の決済方法として利用したことがあるもの(複数回答、有効回答:1500人、出典:マネーインサイトラボ)

後払い決済の利用経験者と未経験者に、直近1年間にオンラインで購入したモノを質問したところ、後払い決済利用者は未利用者と比べてさまざまな商品をオンラインで購入している。

特に「ファッション」「コスメ・香水・美容」「おもちゃ・ホビー・グッズ」の購入率は、後払い決済未利用者よりも高い傾向にある。

直近1年間でオンラインで購入したもの (複数回答、有効回答:1500人、出典:マネーインサイトラボ)
直近1年間にオンラインで購入したもの(複数回答、有効回答:1500人、出典:マネーインサイトラボ)

後払い決済未利用者の約8割がクレジットカード利用、ポイントなどのお得さを重視

後払い決済利用者はさまざまな決済方法の利用経験がある一方、未利用者は「クレジットカード」が80%近くに達している。

オンラインで購入した際に利用したことがある決済方法(複数回答、有効回答:1500人、出典:マネーインサイトラボ)
オンラインで購入した際に利用したことがある決済方法(複数回答、有効回答:1500人、出典:マネーインサイトラボ)

決済方法を使い分ける基準を聞いたところ、後払い決済利用者で最も多かったのは「購入するサイト・アプリで使える決済手段によって」(45.4%)がトップ。次いで「お得(ポイント、還元率)によって」(41.9%)「決済金額によって使い分けている」(40.7%)だった。

決済方法を使い分ける基準(複数回答、有効回答:1500人、出典:マネーインサイトラボ)
決済方法を使い分ける基準(複数回答、有効回答:1500人、出典:マネーインサイトラボ)

一方、後払い決済未利用者は、ポイントなどの「お得さ」が52.6%で、後払い決済利用者よりも重視していることがわかった。

Z世代の後払いは「趣味・ファッション美容関連」が多く、高額傾向に

後払い決済利用者を世代別に見ると、後払い決済で購入したことがあるモノは世代によって傾向が異る。Z世代は「ファッション」に続いて、「家電・スマホ・ カメラ」「本・音楽・ゲーム」など、生活必需品以外のモノが多い。

後払い決済で購入したことがあるもの(複数回答、有効回答:1500人、出典:マネーインサイトラボ)
後払い決済で購入したことがあるもの(複数回答、有効回答:1500人、出典:マネーインサイトラボ)

後払い決済での購入金額については、X・Y世代は「5千円以上1万円未満」が約50~60%で最多。Z世代で最も多かったのは「1万円以上5万円未満」だった。「10万円以上」の割合もZ世代が最も多く、X・Y世代に比べてZ世代の方が高額傾向にある。

後払い決済で購入したものの購入金額(複数回答、有効回答:1,500人、出典:マネーインサイトラボ)
後払い決済で購入したものの購入金額(複数回答、有効回答:1500人、出典:マネーインサイトラボ)

Z世代が後払いする一番の理由「購入時にお金が足りなかったから」

後払い決済を選んだ理由については、X・Y世代の約50%が「支払うタイミングを調整できる」点に魅力を感じている一方、Z世代は「購入時にお金が足りなかったから」が50%と最も多かった。

後払い決済を利用した理由(複数回答、有効回答:1500人、出典:マネーインサイトラボ)
後払い決済を利用した理由(複数回答、有効回答:1500人、出典:マネーインサイトラボ)

これらの結果から、世代によって後払い決済の位置付けが異なることがわかる。特に、Z世代の後払い決済利用者は、欲しいモノを購入する際、今すぐ支払うお金が足りないときに後払い決済を利用する傾向にある。

Z世代は他の世代よりもクレジットカードの利用率が低く、また持っていても年収が低いため限度額が低いと推測される。このような背景から、X・Y世代がクレジットカードを使うようなシーンで、Z世代は後払い決済を利用している可能性がある。

後払い未利用者の4割強が「機会があれば(後払い決済を)利用してみたい」

後払い決済未利用者の後払い決済に対するイメージを見ると、後払い決済の認知度は約3割だった。「なんとなく知っている」を含めると8割強に達した。

後払い決済というサービスを知っているか(有効回答:1,500人、出典:マネーインサイトラボ)
後払い決済というサービスを知っているか(有効回答:1500人、出典:マネーインサイトラボ)

後払い決済の利用意向を聞いたところ、43.8%が「機会があれば利用してみたい」と回答した。

後払い決済を利用してみたいかどうか(有効回答:1500人、出典:マネーインサイトラボ)
後払い決済を利用してみたいかどうか(有効回答:1500人、出典:マネーインサイトラボ)

後払い決済を利用してみたい理由は、「支払うタイミングを調整できるから」が44.1%で最多。 一方、「利用したくない」という回答も3割以上あり、理由は「借りている感覚が嫌だから」が49.5%で最も多かった。

後払い決済を利用してみたい・したくない理由(有効回答:1500人、出典:マネーインサイトラボ)
後払い決済を利用してみたい・したくない理由(有効回答:1500人、出典:マネーインサイトラボ)

調査概要

  • 調査タイトル:「後払い決済サービスの利用実態調査」
  • 調査実施期間:2023年5月18日~5月31日
  • 調査対象:Z世代(18~26歳)500人、Y世代(27歳~42歳)500人、X世代(43~58歳)500人、計1500人
  • 調査方法:インターネット調査
EC運営の課題・悩みを解決に導くヒントが見つかるECイベント11/21~22開催【読者の皆さんへのお知らせ

ネットショップ担当者フォーラムでは11/21(火)~22日(水)に、全50講演以上のECイベント「ネットショップ担当者フォーラム2023 秋」を開催します。

ファンマーケティングの秘訣、小売り+EC戦略、「ChatGPT」活用事例、CX向上、メディア+ECのポイント、シニアマーケットの現状、OMO、越境ECなど、あなたの会社経営やECビジネスに役立つセッションを全50講演以上用意しています。

イオン、Instagram、伊東屋、ヤッホーブルーイングなど登壇の全50超講演【11/21~22虎ノ門でリアル開催】

4年ぶりのリアル開催。デジタル戦略、ファンベース、SNS活用、OMO戦略、越境EC等ECビジネスの最新トレンド、ソリューションが集結
10/13 11:01 9200 24 18
大村 マリ

EC最新トレンド、“ゆうこす”流ファンコミュニケーション術、EC物流、顧客戦略+AI活用などが学べるECイベント【11/21+22開催】

2 years 1ヶ月 ago
EC運営で成功を収めている著名企業や有識者から、成功の秘訣、自社ビジネスに役立つヒントが学べる! 50講演超がすべて無料!「ネットショップ担当者フォーラム 2023 秋」を11月21日(火)+22日(水)に開催

11月21日(火)・22日(水)の2日間で開催する「ネットショップ担当者フォーラム 2023 秋」は、ファンケル、ビームス、パル、伊東屋、ヤッホーブルーイング、集英社、ワコールといった有名企業が登壇。東京・虎ノ門ヒルズで4年ぶりにリアル開催します!

「ファン作りの極意」「メディア+ECで売上UP&ファン獲得」「小売り+DX戦略」などのテーマについて、企業の責任者などが講演。50を超える講演すべてを無料で聴講できます。

当日は、講演会場での生聴講、講演者との名刺交換のほか、Wi-Fi、電源などテレワークができるスペースをご用意。自社のECビジネスの課題解決や交流の場として、ぜひ会場に足をお運び下さい。

まだお申し込みをしていない方のために、50講演超のなかから編集部おすすめの講演の見どころをご紹介します。

ネットショップ担当者フォーラム 2023秋

見どころ⑮ アパレルECの顧客体験向上の秘訣、データ活用によるROI向上事例、ECの最新トレンド、ライブコマース、物流最前線などを公開!

ECで全社業績の向上! ecbeing活用事例から学ぶ最新トレンド

11:30~12:10 C1-2 講演

今やECは一部門で完結するものではなく、店舗・営業といったあらゆるチャネルやサービス、業務と融合していくことが求められます。

顧客データや購買・行動データが集まるプラットフォームを構築し、データに基づいたマーケティングを通じて、新たなビジネスチャンスを見出す、ECの枠を超え、Eビジネスの領域を拡大することができます。

コロナ後も活気ある企業のEC活用における共通項を、具体的な事例をもとに、ECを軸に全社業績の向上につなげている、最新トレンドの共通項を紹介します。

株式会社ecbeing 代表取締役社長 林雅也氏
株式会社ecbeing 代表取締役社長 林雅也氏
1997年、学生時代に株式会社ソフトクリエイトのパソコンショップで販売をするとともに、インターネット通販の立ち上げ。後に年商30億の通販サイト特価COMとなる。1999年、ECサイト構築パッケージecbeingの前身であるec-shopを開発、事業を推進。EC構築パッケージメーカーとして、2005年大証ヘラクレス上場、2011年東証一部上場へ寄与。2012年、ホールディングス体制移行にともない新たに設立した株式会社ecbeingの代表取締役社長に就任。2018年、全農ECソリューションズ(株)取締役。2020年、日本オムニチャネル協会専務理事。

ゆうこす流! ファンを楽しませるから愛される ライブコマースもECサイトも決め手は“魅せるコンテンツ”

11:30~12:10 D1-2 講演

ライブコマースの第一人者として活躍中の“ゆうこす”こと菅本裕子氏が登壇。インフルエンサーとしても影響力が絶大な「ゆうこす流ファンコミュニケーション術」とともに、ライブコマースについて解説します。

また、プロデュースコスメブランド「anjir(アンジール)公式オンラインストア」の“魅せて・共感する”こだわりのコンテンツと、それを支える「SmartJPEG」についても紹介します。

株式会社KYU 代表 菅本裕子(ゆうこす)氏
株式会社KYU 代表 菅本裕子(ゆうこす)氏
1994年、福岡県生まれ。アイドルグループを卒業後、自己プロデュースを開始し、2016年に株式会社KOSを起業。現在はタレント、モデル、SNSアドバイザー、インフルエンサー、YouTuberとして活躍中。自身のInstagramやYouTubeチャンネルで紹介するコスメなどが完売するなどの影響力を持つ。SNS総フォロワー数は200万人以上。
株式会社ライム COO 森匡之氏
株式会社ライム COO 森匡之氏
大手カタログ通販会社にて、自社EC事業の立ち上げ経験を経て、2007年より株式会社ライムにてアパレル企業を中心にブランドサイトやECサイトの制作・マネジメントに従事。その後EC構築から運営までを一貫して提供するフルフィルメント事業にも活動を広げ、2016年にECプラットフォーム構築サービス「FlexBX」の開発と事業推進を担っている。2018年には同社の取締役COOに就任、国内におけるブランディングコマースの支援を推進すべく活動中。
株式会社CRI・ミドルウェア クラウドソリューション事業部 SmartJPEG担当 三上夏代氏
株式会社CRI・ミドルウェア クラウドソリューション事業部 SmartJPEG担当 三上夏代氏
2017年より画像軽量化「SmartJPEG」の立ち上げメンバー として、営業、導入支援、マーケティング・プロモーションを担当し、対応社数は500社を超える。2021年10月からは動画圧縮・配信「CRI LiveAct」の導入支援・カスタマサクセスにも従事。画像と動画でできるECサイト売り上げアップ施策・利益率アップ施策のサポートを担っている。

物流のコスト見直しは可能か? EC事業を支えるEC物流最前線 ~市場環境の変化と標準化オペレーション~

11:30~12:10 E1-2 講演

ネットショップの開設はスマートフォンで簡単にできる時代になりました。しかし、ITの世界とは違い、実際のモノの流れは簡単に構築できるものではありません。

ますます事業の速度が増すEC業界。それを支える物流の現場で起きている変化、カスタマイズ型の物流から標準化されていく物流の今を解説します。

株式会社STOCKCREW 代表取締役 中村慶彦氏
株式会社STOCKCREW 代表取締役 中村慶彦氏
商社系物流会社で大手アパレル向けの物流改善や設計の提案営業経験を積んだ後、2018年にスタートアップEC事業者に特化した物流サービスを提供する株式会社KEYCREWを起業。物流サービス「STOCKCREW」を提供するとともに、倉庫で利用する自律走行型ピッキングアシストロボット(AMR)の販売事業「ROBOCREW」も立ち上げ、物流事業を中心に展開中。
プロロジス 開発部 バイスプレジデント/開発部長 高橋健太氏
プロロジス 開発部 バイスプレジデント/開発部長 高橋健太氏
2008 年プロロジス入社。物流施設のリーシング業務に従事し、多数の新規物流施設プロジェクトに携わる。「プロロジスパーク千葉ニュータウン」では、アパレルEC フルフィルメントのアッカ・インターナショナルとともにGeek+社製の物流AI ロボット稼働を主導したほか、直近ではプロロジスの新ブランドである都市型物流施設「プロロジスアーバン」の立ち上げに従事。現在はコンサルティングサービスの提供をはじめとして、ベンチャー企業への出資や異業種との協業により、顧客価値の最大化に向けた取り組みを推進している。

データ活用によるROI向上事例を大公開! ~複数データを統合し実現する一気通貫分析/施策のご紹介~

12:30~13:10 C1-3 ランチセッション

EC事業者数が年々増加する一方で、景気悪化によるマーケティング予算の縮小に直面している現在のEC業界。そんななか、データを活用したROIの高いマーケティング戦略の重要性が高まっています。

そこで本セミナーでは、EC/店舗/LINEアプリなどさまざまなデータの活用を実現するマーケティングツール「b→dash」を提供するデータXにて、トップファネルからボトムファネルまでを網羅したROI向上戦略をご紹介します。

株式会社データX Sales Unit Sales Unit 責任者 藤田悠二郎氏
株式会社データX Sales Unit Sales Unit 責任者 藤田悠二郎氏
新卒で大手モバイルコンテツ事業会社に入社後、新規事業開発に従事。その後、中途入社で当時まだ黎明期であったデータXにジョイン。データX入社後、「b→dash」の立ち上げに携わった上で、カスタマーサポート→インサイドセールス→アウトサイドセールスを歴任。現在は「b→dash」のアウトサイドセールスの責任者として新規顧客獲得や部署内のマネジメントに従事している。

ファッションのジオン商事に聞く、多忙なEC担当者が120%の力を発揮するための業務分担の在り方

12:30~13:10 D1-3 ランチセッション(Powered by インターファクトリー)

圧倒的な採用難の時代、チャネルごとに乱立した代理店からの報告、歴史が浅く、正解が存在しないECマーケティング――このような背景があるなかで、ECの責任者であるPMは、変化するユーザーニーズをとらえながら最も重要な商品企画に向き合ったり、各チャネルに精通して現場のマネジメントを行ったりと、広範囲をカバーすることが求められています。

「Jines(ジネス)」「DRESSLAVE(ドレスレイブ)」など、アパレルブランドを多数展開するジオン商事が登壇し、多忙なEC担当者が事業の売り上げを上げるために最大限の力を発揮するために必要なポイントについて、業務分担の成功・失敗事例を交えながらお話します。

株式会社ジオン商事 ECマーケティング部 兼 情報システム部 部長 本村憲史氏
株式会社ジオン商事 ECマーケティング部 兼 情報システム部 部長 本村憲史氏
ECマーケティング部の責任者として売上拡大に注力。入社以来、営業や生産管理の経験を積み、情報システム部でシステム業務を手がけながら新事業や海外事業の立ち上げを推進。2018年に自社ECサイトの立ち上げにPMとして中心的役割を果たす。その後、EC部門全体の運営を指揮。業務範囲は予実管理、店舗とのOMO連携、サイトPR、広告、UI改善など、ECに関連する全領域。
株式会社Tsuzucle (ebisu growthパートナー)執行役員 久保遼太郎氏
株式会社Tsuzucle (ebisu growthパートナー)執行役員 久保遼太郎氏
1999年 東京生まれ。在学中に株式会社Tsuzucleを創業。チャネル支援を入り口としたECPM支援と、現場に入った上でのDX/CX支援を主に行う。同社と株式会社インターファクトリーとのECPM支援事業の立ち上げを行う。EC支援としては売り上げと教育に寄与するという観点で、従来のコンサルよりも一層伴走型の強いPM支援を展開している。

ファッションEC新時代 ~パーソナライズ化された顧客戦略とAI活用法~

12:30~13:10 E1-3 ランチセッション

ファッション分野でもECでの購入が一般的になったとはいえ、「自分にとって“似合う”を探すことが難しい」「サイズ、生地感、色味が想像と違った」などの課題を感じている顧客も多いのが現実です。

こうした課題を解決し「自分だけの“似合う”が見つかるECサイト」を、早く、効率よく構築し、顧客満足度を向上させる方法とパーソナライズ化された顧客戦略について、2100以上のブランドが採用する「STAFF START」を提供するバニッシュ・スタンダードと、月間200万人のアクティブユーザーを保有するオンライン試着ソリューションを提供するVirtusizeと共に「自分だけの“似合う”が見つかるECサイト」の顧客体験を向上させるための秘訣についてディスカッションします。

株式会社Virtusize ビジネスチーム パートナーシップマネージャー 菊地勝大氏
株式会社Virtusize ビジネスチーム パートナーシップマネージャー 菊地勝大氏
外資系スタートアップ企業にてフランチャイズ提案、アライアンス構築を経験。その後2020年6月に株式会社Virtusizeに入社。パートナーシップマネージャーとしてクライアント企業へオンラインフィッティングなどを通したUX向上を支援。
株式会社バニッシュ・スタンダード Sales&Marketing Unit Head of Sales 薄井崇史氏
株式会社バニッシュ・スタンダード Sales&Marketing Unit Head of Sales 薄井崇史氏
マーケティングツールを提供するシルバーエッグ・テクノロジー社で、クライアントへの導入提案から、パートナー企業とのアライアンスの構築などを担当し、IPOを経験。その後、ランサーズを経て2020年11月に株式会社バニッシュ・スタンダードに入社。営業責任者として「スタッフのDX化」を「STAFF START」の提供を通じて支援している。
株式会社セールスフォース・ジャパン B2Cソリューション本部 Senior Solution Engineer 三羽拓仁氏
株式会社セールスフォース・ジャパン B2Cソリューション本部 Senior Solution Engineer 三羽拓仁氏
大手グローバルデジタルエージェンシーの経験を経て、2020年5月に株式会社セールスフォース・ジャパンに入社。Commerce CloudのSolution Engineerとして、ファッション・アパレル業界の顧客に対して、コマースだけでなく、マーケティングを含めた顧客中心の提案に従事。課題特定のためのワークショップ、業務課題およびシステム課題のヒアリング、売上最大化のためのROI算出などを用いて、課題解決に向けた活動を実施。大手アパレルECサイトおよび大手アパレルECモールサイトなど多くの企業に貢献。
株式会社セールスフォース・ジャパン Commerce Cloud営業本部 第一営業部 Account Executive 塩見このみ氏
株式会社セールスフォース・ジャパン Commerce Cloud営業本部 第一営業部 Account Executive 塩見このみ氏
日本大手SIerを経て2021年10月に株式会社セールスフォース・ジャパンに入社。Commerce Cloudのアカウントエグゼクティブとして、アパレル業界・家電業界の顧客を中心に、顧客のECサイト運営における課題の特定やECサイト刷新に向けた提案活動に従事。
ネットショップ担当者フォーラム 2023秋

来場者プレゼント、ランチ、軽食、抽選会など各種特典をご用意!

ネットショップ担当者フォーラム 2023秋

当日は来場者全員にイベントオリジナルウェットティッシュをプレゼント! さらに、該当の講演を聴講すると参加できる抽選会も行います。

ランチセッションでは軽食、カフェセッションではコーヒーとお菓子をご用意しています。

皆さまのご参加を編集部一同、心よりお待ちしています!

◇◇◇

明日はまた別のオススメ講演をお伝えします!

ネットショップ担当者フォーラム編集部

「読み手に刺さる」「わかりやすい」プレスリリースとは? 魅力的なリリースのコツをPR TIMESのアワード受賞企業に学ぶ

2 years 1ヶ月 ago

プレスリリース配信サービス「PR TIMES」を運営するPR TIMESが10月28日に開催した「プレスリリースアワード2023」で、ヤッホーブルーイング、花王、ライオン、「パインアメ」で知られるパインなどECサイトを運営する企業などを表彰した。

プレスリリースアワード PR tTIMES  ヤッホーブルーイング アワード 受賞

総数1161件から10件のプレスリリースを表彰

2022年9月1日から2023年8月31日に国内で発信されたプレスリリース1161件がエントリーし、ヤッホーブルーイングなど11社のプレスリリース10件が10部門のアワードに選出された。

2023年に「PR TIMES」で最も多く登録されたキーワードは「DX」で、2位に「イベント」、3位に「SDGs」が続いた。このほか、2023年はAIの発展が著しく、プレスリリースにもその傾向があったという。プレスリリースにキーワード登録があった「AI」の数は、2022年比で約58%増の9454件となった。

プレスリリース中のキーワード登録数ランキング
プレスリリース中のキーワード登録数ランキング

インフルエンス賞

発信と活用により社内外へ最も広く好意的な影響をもたらしたプレスリリースに贈る賞。受賞企業はヤッホーブルーイングで、次のプレスリリースが受賞対象になった。

授賞式で登壇したヤッホーブルーイング ヤッホー広め隊 ユニットディレクター 渡部翔一氏(画像右)
授賞式で登壇したヤッホーブルーイング ヤッホー広め隊 ユニットディレクター 渡部翔一氏(画像右)

表彰理由は以下の通り。

  • 「隠れ節目祝い」とは何か、質の高い画像を使って簡潔に伝えている
  • サービスの開発背景も丁寧に描かれていて、読み手の関心をひく
  • 社内の子育て中スタッフの意見を取り入れプレスリリースを仕上げており、ユーザー目線に寄り添った内容で、SNSでの反響や報道につなげている

プレスリリースでとりあげている、「卒乳」などの人生の節目をお祝いするサービス提供のきっかけは、当社のサブスクリプションサービスを、妊娠を機に退会されたお客さまがいたこと。ビール会社はお客さまの人生の節目に携わっていることに気づかされた。ビールメーカーとしては「卒乳」はセンシティブなテーマ。社内のパパ・ママスタッフの意見を聞きながら今回のプレスリリースを打ち出した。(渡部氏)

ヤッホーブルーイング アワード 

ソーシャル賞

社会とのつながりを表現し深めることに最も貢献したプレスリリースに贈る賞。受賞企業は医療従事者向けのアパレルECを運営するクラシコで、次のプレスリリースが受賞対象になった。

表彰理由は「単純に自社製品を宣伝するのではなく、社会の関心ごとに絡めながら、さりげなく商品のPRにつなげている点」などとしている。

パブリック賞

情報の平等と信頼を実現することに最も忠実なプレスリリースに贈る賞で、受賞企業は花王とライオン。

※ライオンのニュースリリースでも同内容を発表。ライオンのニュースリリースも同賞の受賞対象となった

花王とライオンが共同で開発したつめかえパック
花王とライオンが共同で開発したつめかえパック

表彰理由は、「自社の都合よりも、まさにパブリックに忠実な発表」「アップサイクルを実現するための構造、これまで両社がリサイクルを推進してきた歴史や数字データ、市場全体の状況など、実態や背景が丁寧に伝えられている」などがあげられた。

ヒューマン賞

プロダクトや社員、顧客に対する愛と情熱が最も感じられるプレスリリースに贈る賞で、受賞企業は菓子製造・販売のパイン。主力商品の「パインアメ」に関連する次のプレスリリース受賞対象となった。

プレスリリースでとりあげた「パインアメ」の復刻缶
プレスリリースでとりあげた「パインアメ」の復刻缶

表彰理由は、「ロングセラー商品(「パインアメ」)らしく、企業の歴史と長年支持してくれている顧客への愛と情熱を存分に感じさせるものだった」「顧客とのつながりを大切にする同社の姿勢がしっかり盛り込まれている」といったものだった。

ストーリー賞

人に語りたくなるストーリーを最も有しているプレスリリースに贈る賞で、受賞企業は水産業を手がける邦美丸(くにみまる)。

受注漁のプレスリリースを打ち出した邦美丸
受注漁のプレスリリースを打ち出した邦美丸

表彰理由は「受注型漁の意味をしっかり捉えている」「受注漁の特徴や意義が説得力のある形で伝わってくる」などがあげられた。

イノベーティブ賞

既成概念に縛られず表現や用途を最も拡大したプレスリリースに贈る賞で、受賞企業はアース製薬。

表彰理由は「中期経営計画をコミック化したこと自体を、コミック仕立てのプレスリリースで伝える斬新さ」「社内向け施策を一貫した姿勢で対外的に発表することで、社の姿勢が社員を含めた広いステークホルダーに伝わる」などとしている。

グレートステップ賞

覚悟を持って発信に挑戦し、最も飛躍したプレスリリースに贈る賞で、受賞企業は靴下ECのマリモ。

靴下ECを運営するマリモ
靴下ECを運営するマリモ

表彰理由は「家族や顧客、協業パートナーへの愛が読み手を動かし、社会課題への新しいアプローチ方法を提案した」などとしている。

ローカル賞

発信と活用により地元の魅力を内外へ広げることに最も貢献したプレスリリースに贈る賞で、福島県・南相馬市が発表した、次のプレスリリースが受賞対象となった。

表彰理由は、「成人式ということで普通の自治体なら“戻ってきて”と伝えたいところを、“いってらっしゃい”と新しい門出の後押しをしている点が秀逸」など。

エンパシー賞

受け手の心を動かし共感を育むことで最も飛躍したプレスリリースに贈る賞で、受賞したのは学校法人武蔵野大学。

表彰理由は、「発起人である大学生の切なる想いを載せ、読み手を共感へと導くプレスリリースの構成になっている」「記者発表会にメディアを集めることに成功している」など。

特別賞

部門賞にはあてはまらないものの、表彰したいプレスリリースや発表者の行動を讃える賞で、受賞企業は食品製造のコウダプロ。

受賞企業は「商品の特徴が一発でわかる写真や、実際に食べた人の声、アンケート結果など、テキストと写真とグラフがバランスよく配置され、飽きずに読み進められる」など。

EC運営の課題・悩みを解決に導くヒントが見つかるECイベント11/21~22開催【読者の皆さんへのお知らせ

ネットショップ担当者フォーラムでは11/21(火)~22日(水)に、全50講演以上のECイベント「ネットショップ担当者フォーラム2023 秋」を開催します。

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10/13 11:01 9200 24 18
高野 真維

ZETA、「GPT4」の新機能を用いたハッカソン「GPT4新機能ハッカソン24耐」に協賛

2 years 1ヶ月 ago

人工知能を用いたサービスの開発・運営などをのゼルペムが11月17日(金)から18日(土)に実施する、「GPT4」の新機能を用いたハッカソン「GPT4新機能ハッカソン24耐」にZETAが協賛する。

「GPT4新機能ハッカソン24耐」は、テキスト生成AI「ChatGPT」の上位モデル「CPT-4」の機能を活用したハッカソン(アプリやシステム担当者が集中的に開発を行うイベント)。1チーム最低2人、最大4人のチームを編成し、24時間で作品を制作する。

ZETA ChatGPT GPT-4 ハッカソン GPT4新機能ハッカソン24耐

ZETAは「GPT4新機能ハッカソン24耐」への協賛に際し、次のようにコメントした。

近年急速に進歩している生成AI開発によって、「ChatGPT」をはじめとするAIのデジタルマーケティングへの活用が本格化しつつある。先日行われたOpenAI社の開発者向けカンファレンス「DevDay」では「ChatGPT」のアップデートが発表されるなど、いずれは生成AIが当たり前のように生活に浸透して行くのではないかと考えている。(ZETA)

今後、ZETAは共同ハッカソン、自社でのハッカソン実施なども検討しているという。

EC運営の課題・悩みを解決に導くヒントが見つかるECイベント11/21~22開催【読者の皆さんへのお知らせ

ネットショップ担当者フォーラムでは11/21(火)~22日(水)に、全50講演以上のECイベント「ネットショップ担当者フォーラム2023 秋」を開催します。

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4年ぶりのリアル開催。デジタル戦略、ファンベース、SNS活用、OMO戦略、越境EC等ECビジネスの最新トレンド、ソリューションが集結
10/13 11:01 9200 24 18
藤田遥

ストリーム、QVCジャパン、トーカンに学ぶヒットの秘訣【通販・EC会社のMD戦略】 | 通販新聞ダイジェスト

2 years 1ヶ月 ago
通販各社は新たな顧客層の獲得に向け、プライベートブランド商品の開発・拡販に力を入れている。家電、ファッション、食品ジャンルから商品開発や訴求の最前線を見る

コロナ禍が落ちついたことで消費者が通販から実店舗へ回帰する傾向が顕著になっている。こうした中で、消費者をひきつけるために重要なのは、やはり商品力。これまでナショナルブランドを販売していたEC専業が、既存の商品が拾いきれていないニーズの獲得を目指し、オリジナル商品を開発する動きがみられる。また、卸売りからECへと参入するにあたり開発した商品が、思わぬ形でヒットするケースも。商品開発の最前線を追った。

ストリーム、「ecカレント」でPB強化

家電ネット通販大手のストリームが手がけるプライベートブランド(PB)「enas(イーネーズ)」では、同ブランド第2弾の商品として高級ドライヤーを、第3弾の商品として除湿機同社通販サイト「ecカレント」で発売した。

同社がPBを立ち上げたのは2020年7月。第1弾としてブルートゥースCDプレーヤー「enas EASY CD PLAYER」を発売した。営業本部商品営業部商品MDグループの渡邉航志課長は「本当は間を置かずに新商品を投入したかったのだが、コロナ禍の影響で、共同開発している中国メーカーとのやり取りが途絶えてしまった」と振り返る。

「キャビアドライヤー」を持つストリーム 営業本部商品営業部商品MDグループ 渡邉航志課長
「キャビアドライヤー」を持つストリーム 営業本部商品営業部商品MDグループ 渡邉航志課長

「キャビアエキス」を搭載する高級ドライヤー

3年ぶりに発売するPBとして選んだのは高級ドライヤーだ。近年、ドライヤー市場は、ダイソンが大風量の高級ドライヤーを投入したことを契機に商品単価が向上。パナソニックを筆頭に各社が高額商品を投入し、競争が激化した。コロナ禍が明けてからも、消費者が外出する機会が増えたこともあり、需要は拡大している。

渡邉課長によれば「PB第1弾のブルートゥースCDプレーヤーはニッチな商品だったが、次は消費者の目に付きやすい価格帯の商品を販売したいと考えた」のが高級ドライヤーを選んだ理由という。

発売する「キャビアドライヤー」(価格は3万4980円)は、キャビアエキスを凝縮した「キャビアエキスピース」をセットにした専用のキャビアノズルを付属しているのが特徴。キャビアエキスピースの成分には、保湿効果や抗酸化作用を持つ各種ビタミンや、髪の紫外線ダメージを回復し、髪の水分を保つ各種アミノ酸などが含まれる。ドライヤー本体からのマイナスイオンと大風量により、キャビアエキスの有効成分を髪に浸透させることができるとする。

キャビアエキスピースは、1日15分の使用の場合、3カ月が交換の目安。交換用のエキスピースは同社通販サイトで扱う。価格は数千円程度となる予定。

また、他社の高級ドライヤーに搭載されている機能として、温風・冷風を交互に切り替えることで髪へのダメージを少なくする「冷温循環」を搭載。デザインとしては、近年の流行であるショートノズルを採用した。

“隙間市場”のニーズを狙うコンパクト除湿器

ドライヤーと同時に発売したのが、コンパクトな除湿機「すみっこドライ」(価格は1万4980円)。最近の除湿機は、衣類乾燥機能を搭載した大型のものが主流となっている。「ただ、衣類乾燥をしない場所で除湿機を使用したいというニーズもあるはず。そこで、衣類乾燥機能を外すことで価格を抑え、置きやすさや使い勝手を考えた小型除湿機を市場に投入しようと考えた」(渡邉課長)。

「すみっこドライ」(画像は「ecカレント」から編集部がキャプチャ)
「すみっこドライ」(画像は「ecカレント」から編集部がキャプチャ)

商品名には「部屋の隅の目立たない場所に置いて使ってほしい」という意味を込めたという。利用シーンとしては、玄関にあるシューズケースの近くや、クローゼットのなか、押入れの奥などを想定。7色に光る「ムードランプ」を搭載することで、暗い場所に置いても除湿機の位置がわかるようにした。背面の水タンクは2.5リットルのため、こまめな水捨ては不要なほか、付属のホースをつなぐことで風呂場や洗濯パンに直接排水することもできる。

除湿方式にはペルチェ式を採用。金属板に電気を流すだけなので、衣類乾燥機などに採用されているコンプレッサー式と比較すると機構が簡易なため、小型化しやすいほか、駆動音が小さく、消費電力も抑えられる点がメリットとなる。

価格的には大手仮想モールなどで売られている、中国製の安価な除湿機と、衣類乾燥機能付き除湿機の中間に位置する。渡邉課長は「安価な除湿機は性能面で問題があるものもあり、一方で高性能な除湿機は高価でサイズも大きい。その中間となる“隙間市場”に当て込む商品だ」と語る。

家電ジャンルでの幅広いPB商品展開を計画

家電ネット通販大手では、エクスプライスが展開する「マクスゼン」が白物家電や液晶テレビなどを投入し、知名度を高めている。ストリームでは「第1弾から次のPBを発売するまで間が空いてしまったのはやや痛いが、今後はイーネーズというブランドを育てていきたい。家電ジャンルで幅広く商品を投入していくつもりだ。ゆくゆくは冷蔵庫や洗濯機、エアコンなども視野に入ってくる」(同)とする。

販路に関しても、今回のドライヤーと除湿機に関しては、自社サイトや仮想モール店以外でも販売していきたい考えだ。また、10月中の購入に関しては「ECカレントポイント」を10%付与する。

QVCジャパン、専売ブランドを拡販

通販専門放送を行うQVCジャパンは10月28日放送の番組で新たに立ち上げたファッションブランド「alsome(アルサム)」の各商品の販売を開始する。さまざまなカテゴリーの商材を販売する同社だが、なかでもアパレルは主力ジャンルの1つで、さまざまなメーカーと組んで、QVCの顧客にあわせて設計した同社でのみ販売するQVC専売ブランドを軸に拡販を進めている。

「alsome」はファッションモデルと新設

「alsome」もすでにこれまでに8つのQVC専用のブランドを立ち上げてきた繊維・工業用品の専門商社のGSIクレオスがファッション誌「STORY」などで活躍するモデルのナオさんと一緒に新設したQVC専用のブランドの1つとなる。

「ナオさんが自分が着たい服、クローゼットにプラスしたい服を形にしたブランド。すべての商品はデザインのアイデアや素材、カラー選びまでご自身が行っている。

ナオさんの感性をそのまま反映させている」(GSIクレオス・ライフスタイル部の岸本道哉部長補佐)として、モデルであり、主婦でもあるナオさんのアイデアや感性をもとに着丈などもゆったりめとするなど着やすく、また、デザイン性は高いものの、家事や日常生活の妨げにならない工夫やさまざまな着こなしを楽しめるようにした「ノンエイジでファッション感度の高い層」(同)をターゲットに訴求、拡販していく考えだ。

デザインや素材に工夫を凝らした7商品展開

第一弾として、体のラインを拾わないオーバーサイズに仕上げつつ、前後差のある丈感が重たくなりがちな冬のスタイリングをバランスよくみせるレーヨン混素材を使ったゆったりニットで、袖丈を自由に調整できるよう袖内側にストレッチゴムをつけて、家事や食事などの際に邪魔にならないようまくり上げた袖口が落ちてこないようにできるほか、手首を見せることですっきりとした印象にも着こなしが楽しめるメリハリのあるボーダーカラーがアクセントの「ハイネックボーダーニット」(カラーはブラック、ベイビー、ブラウン。サイズはS・M・L・LL。価格は税込8998円)や、ゆったりとしたシンプルシャツとして着るだけでなく、裾をクロスさせて裾左右のボタンを留めることでカシュクール風の着こなしも楽しめ、また、袖のボタン留めでまくらなくても袖を固定でき、日常の作業がしやすくなる工夫などを施した「ストライプ2wayシャツ」(カラーはブルー、ベージュ。サイズはS・M・L・LL。価格は税込9999円)など7商品を展開した。

「alsome」新設に携わったモデルのナオ氏(「alsome」の「ハイネックボーダーニット」を着用)
「alsome」新設に携わったモデルのナオ氏(「alsome」の「ハイネックボーダーニット」を着用)

優良顧客への訴求強化

QVCではテレビ通販で初めて紹介する10月28日に先駆けて10月18日から同社通販サイトで先行販売をスタート

また、同日に東京・青山で開催した過去1年間で一定額を購入した顧客にさまざまな特典を付与する会員制度「QVCプレステージ・クラス」の会員らを招待したQVCの専用ブランドや人気ブランドら4ブランドの新作を展示、試着などもできる展示会「ファッションマンスコミュニティイベント」でも「alsome」の商品を展示するなど購入意欲の高い優良顧客への訴求を強化。

加えて、ナオさん自らQVCの公式インスタグラムで展示会の会場から同ブランドの商品を紹介するライブ配信を約1時間にわたって実施するなどPRにも注力しており、その結果、展示会の会場やSNS上での反応もよく、拡販に向けて手ごたえを得ているよう。「11月にも新作の販売を予定している。今後も『1度チャレンジしてもいいかな』とお客さまの心をくすぐるようなデザイン、商品作りに注力していく」(岸本氏)としている。

QVCでは他社との差別化や付加価値を高めるため、こうした同社でのみ販売する専売ブランドや売れ筋ブランドの拡販支援を協力メーカーらと共同で今後も積極的に展開していく考えのようだ。

トーカン、「ひと口焼き芋」がヒット

食品卸売りのトーカンでは、仮想モール「楽天市場」に、サツマイモなどを使ったスイーツを扱う店舗「東甘堂」を出店している。

同社は乾物をはじめ、幅広い食材を卸販売している。CVS事業担当CVS営業部部門長兼事業開発推進室長の山田伸行専務執行役員は「当社では卸販売にこだわらず、新規ビジネスに挑戦しているが、その一つがサツマイモを扱う東甘堂だ。名古屋市に実店舗を展開しているが、新たな媒体にチャレンジすべく、楽天市場にも出店した」と話す。

トーカン CVS事業担当CVS営業部部門長兼事業開発推進室長 山田伸行専務執行役員
トーカン CVS事業担当CVS営業部部門長兼事業開発推進室長 山田伸行専務執行役員

ひと口サイズの焼き芋が売上けん引

楽天市場店の売上高はここ数か月で急増している。けん引しているのは、ひと口サイズの焼き芋「やきいもころころ」だ。ダイエット系のインフルエンサーがツイッター(現X)で同商品を紹介したことで知名度が上昇。ちょうど「楽天スーパーセール」が開催されていたこともあり、注文が殺到したという。レビューの件数も増え、楽天市場内の週間ランキング1位を獲得。「リピート購入が途絶えていないのに加え、新規顧客も増加している」(山田専務)。8月度の月間優良ショップを受賞した。

「やきいもころころ」(画像は「東甘堂」楽天市場店から編集部がキャプチャ)
「やきいもころころ」(画像は「東甘堂」楽天市場店から編集部がキャプチャ)

同商品は、サツマイモ(紅はるか)を「減圧真空蒸気乾燥器」で加熱したのちオーブンで焼き上げたもの。ハンズ・フーズ・ジャパンが開発した乾燥技術を使用したもので、「芋や柿を加工したらおいしいスイーツができたので、共同で商品化した」(山田専務)。販売はトーカン、製造はハンズ・フーズ・ジャパンとなる。

価格は50グラムの5袋セットが1180円、10袋セットが2320円。値段が手頃なほか、100グラムあたり151カロリーと控えめなことや、原材料がサツマイモだけという点が人気のポイントだ。

サツマイモを使ったスイーツとしての定番は干し芋。楽天市場でも人気商品であり、多くの店舗が販売している。山田専務は「干し芋は甘さと柔らかさにどうしてもバラつきが出てしまうが、ひと口焼き芋はこうしたバラつきがかなり少なくなる。食感としても、焼き芋と干し芋と中間くらいというのも受けた理由ではないか」と推測する。

10月18~24日に名古屋市の百貨店で開催された「楽天うまいもの大会」にも初出店。テレビで紹介されたこともあり、行列ができるなど「やきいもころころ」の人気は高まる一方。山田専務は「今後は楽天市場において、冷凍のスイーツも販売していきたい」と話す。

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通販新聞

「少人数運営のため高機能MAツールを導入しても使いこなせない」を解決した「ストア・エキスプレス」の店研創意が採用したアプローチとは

2 years 1ヶ月 ago
衣料品店向けの什器や備品を販売するBtoB-EC「ストア・エキスプレス」を運営する店研創意は、MAツール「EC Intelligence」を導入した。その意外な効果を公開する
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「ストア・エキスプレス」は、衣料品販売店向けにハンガーラックやワゴンといった什器(じゅうき)や備品を販売するBtoB-ECサイトだ。運営スタッフは6人と小規模で、スキルなどにも課題があってマーケティング施策に苦労していたという。

サイトリニューアルを機に導入したのがマーケティングツール「EC Intelligence」。ストア・エキスプレスを運営する店研創意の中島徹氏(ストアエキスプレス事業部 通信販売部 部長代理)と、「EC Intelligence」を開発・提供するシナブルの曽川雅史執行役員が、EC運用の実態と「EC Intelligence」がもたらした大きな変化について語り合った。

少人数で運用するECの悩み

店研創意は衣料品の卸からスタートした企業で、現在は衣料品店で使われる什器や店内装飾備品、ラッピング用品などの販売に力を入れている。自社開発のオリジナル什器を多数ラインアップしており、全国のショッピングモール内店舗に多数導入されている。店舗販売以外の販路は、カタログ販売やモールへの出店のほか、自社ECサイト「ストア・エキスプレス」も運営している。

ストア・エキスプレスは2021年春、現在のECサイトにリニューアルした。10年以上にわたって利用していたフルスクラッチによるECプラットフォームを「ecbeing」に入れ替えたのが最も大きな変更点だが、マーケティング面ではシナブルの「EC Intelligence」を導入した。これには明確な理由があった。

リニューアル前からCRMやレコメンド、サイト内検索など、有名ベンダー製品を中心に多数実装していたが、どれも使いこなせないのが実情だった。EC専業でもないうえ、社内異動ではECに詳しくないメンバーも入ってくる。6人という少数の人員でも使いやすいツールがないか、探していたなかで出会ったのが「EC Intelligence」だった。(中島氏)

店研創意 ストアエキスプレス事業部 通信販売部 部長代理の中島徹氏
店研創意 ストアエキスプレス事業部 通信販売部 部長代理の中島徹氏

有名なツールを導入しても使いこなせない――。これはストア・エキスプレスにとって大きな問題だった。メールによるレコメンドも今や見慣れた施策だが、当時のストア・エキスプレスで実現しようとすると労力が大きく「ツールベンダーに逐次問い合わせを入れながら何とかこなしていた」と中島氏は明かす。ツール間の連携にも苦労していたという。

導入後のコストが半分に

「EC Intelligence」の導入にあたっては、中島氏が自ら情報収集を行った。リニューアル担当会社の提案も大きな要因だったが、決定打となったのはオールインワンの仕様とコストだった。

メール送信からレコメンドまで、1つの管理画面から操作できるのは特に魅力的だった。またコストも重要。以前導入していたツールはどれも高機能だったがその分コストも高かった。改めて計算したが「EC Intelligence」導入後のコストは半分になった。これには本当に感謝している。(中島氏)

「EC Intelligence」はWebサイトにおけるデータの自動収集はもちろん、顧客管理(CRM)、ユーザー行動分析、メールマガジン配信など、EC運営に必要な各種機能をワンストップで提供しているのが大きな特徴だ。また、使いたい機能をユーザーが自由に選ぶことができ、価格は機能の数などに応じて変動する料金体系になっている。

ストア・エキスプレスでは「EC Intelligence」の機能のうち、アナライズ(サイト分析)、顧客管理、ターゲット抽出、ダッシュボード、検索、レコメンド、Web接客、アンケート、メール送信という9つの機能だけを契約し、利用している。

ストア・エキスプレスでは青い部分の機能のみを利用している
ストア・エキスプレスでは青い部分の機能のみを利用している

中島氏はストア・エキスプレスで利用している各機能の代表的な利用方法を解説した。

①サイト内検索

トップ画面の商品検索フォームではキーワード入力中に候補がサジェスト表示されるが、これはまさに「EC Intelligence」の機能がベースになっている。

キーワードのサジェスト表示
キーワードのサジェスト表示

検索結果に関連商品一覧表示するだけでなく、関連の特集ページをバナーで表示させているのもこだわりのポイントだ。

中島氏の経験では、BtoC型のECサイトではユーザーが「何か良いものはないか」と、探すこと自体を楽しみながらサイトを回遊する例が多いが、ストア・エキスプレスのようなBtoB-ECサイトでは、はっきりとした目的を持って来訪するケースが大半だという。その目的を達成するまでにかかる時間を少しでも短縮できるように、多様な情報を提示したいというのが、検索結果画面にバナーを表示させている狙いだという。

検索結果に特集ページをバナーで表示
検索結果に特集ページをバナーで表示

また、「ゼロ件ヒットクエリ」の管理もしている。入力したキーワードに対して該当する商品がなければ、サイトを離脱してしまう可能性が高まる。そこでゼロ件ヒットだったクエリを確認し、関連のありそうなキーワードを類語としてひも付けておく。こうしておけば、対象のキーワードが次に検索された際には別の商品を提示できる。結果としてユーザーの利便性も向上するというわけだ。

ゼロヒットクエリの対応例
ゼロヒットクエリの対応例

②レコメンドエンジン

ストア・エキスプレスがリニューアル前に使っていたツールでは、商品のレコメンドは商品やユーザー単位で表示回数ごとに課金されていた。よってコスト管理にシビアにならざるを得ず、ページによってはレコメンドの掲載を見送っていた。

しかし「EC Intelligence」の場合は、サイト全体のPVによって毎月の固定費が決まるため、予想外にレコメンド回数が増えても後日コストで慌てるようなことがない。そのため、さまざまな場所に遠慮なくレコメンドを表示できる。現在はメールマガジンにも積極的にレコメンド商品を掲載している。

商品ページに「同じ商品を見た人がよく購入する商品はこちら」や「同じカテゴリの売れ筋アイテム」などを表示できる
商品ページに「同じ商品を見た人がよく購入する商品はこちら」や「同じカテゴリの売れ筋アイテム」などを表示できる

③MA、CRM(メール配信、分析)

カート落ちや閲覧落ち、購入後のフォローやレビューのお願いなど、ユーザーの行動に基づいた、いわゆるシナリオ型のメール配信も、「EC Intelligence」導入後は利用回数が大幅に増えた。

MAツールの使いやすさに関してはベンダー各社が取り組んでいるが、ストア・エキスプレスにおいてはサイトリニューアル前に導入していたツールと比較して操作難度が大幅に低下したことが、利用増につながったと中島氏は分析する。

④接客機能

ストア・エキスプレスで最も利用頻度が高いのが接客機能だという。サイト閲覧中のユーザーに、ポップアップでメッセージやお得な情報を表示するというのが基本的な機能だが、ストア・エキスプレスでは、特定カテゴリやクエリのレコメンド商品をコラムページに表示させたり、送料や配送に関する注意を必要なページに表示させたりといった活用もしている。

ページ表示が止まったユーザーに「お困りですか?」のメッセージを表示したりするのがWeb接客の定番だが、それ以外にも、ページ表記の修正が間に合わなかった時にポップアップで注意事項などを表示できるのが便利。会員登録の促進やABテストも接客機能を使って実施している。(中島氏)

次の画像はその例。トップページのロゴの横にメルマガの枠があるが、これはサイト本体の表記を変更したのではない。接客機能を応用して、メールマガジンを購読していないユーザーにのみ、まるで常設のバナーのように見える接客メッセージを表示しているのだ。これにより、3か月間で103人にメールマガジンを登録してもらうことができた

接客機能の利用例
接客機能の利用例

また、新規会員の登録フォームの「メルマガ購読」の欄に、メルマガを購読するメリットを訴求するバナーを表示させたところ、新規会員登録時のメルマガ購読者が大幅に増えた

接客機能を応用すればちょっとした文言の追加もスピーディーに対応できる
接客機能を応用すればちょっとした文言の追加もスピーディーに対応できる

運用の環境によってはメッセージの追加1つにしても、正式に申請しなければならないこともあるが、ストア・エキスプレスでは接客機能を応用して暫定的にメッセージを追加することで、リソースを有効に活用している。

最大の評価ポイントは充実したサポート

ストア・エキスプレスが「EC Intelligence」を導入してから約2年半。そのなかで特に評価できるのはサポート体制だという。

くどいようだが、少人数かつ経験の浅い人材でECサイトを運用するのは本当に大変。そんな我々の質問に対し、とにかく丁寧に、素早く答えてくれる。(中島氏)

また、前述の接客機能のように、望んだ施策を最小の手間や待ち時間で実行できる体制も、小規模EC事業者にとっては大きな魅力だと語った。

BtoB-EC業界もBtoCと同様に、大手を中心に競争が激しくなっている。とはいえ、大手との直接対決はストア・エキスプレスにとっては得策でないと中島氏は考えている。あくまで、オリジナル製品の魅力を最大限アピールし、差別化を徹底していきたいと強調する。さらに、ECサイト運用の観点では、目的買いの顧客に対してどれだけ適切な商品を素早く提供できるかが鍵だとも述べた。そして、それを実現しうるだけの機能強化を「EC Intelligence」には求めていきたいという。

一方、「EC Intelligence」のようなデジタルマーケティング製品の事業者間競争もまた激しい。国際的に有名な製品も多いなか、「EC Intelligence」がどれだけユーザーに使いやすいサービスを提供できるのか。聞き手を務めた曽川氏は「サポート体制のさらなる充実とともに、中島氏をはじめとしたユーザーの期待に応え続けていきたい」と今後の目標を語った。

シナブル 執行役員 曽川雅史氏
シナブル 執行役員 曽川雅史氏
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森田 秀一

越境ECで売上1000億円の事例、メタバース起点のファンマーケ、ワコールのCX向上戦略などが学べるECイベント【11/21+22開催】

2 years 1ヶ月 ago
EC運営で成功を収める著名企業や有識者から、成功の秘訣や事例を学べるECイベント。50講演超がすべて無料!「ネットショップ担当者フォーラム 2023 秋」を11月21日(火)+22日(水)に開催

11月21日(火)・22日(水)の2日間で開催する「ネットショップ担当者フォーラム 2023 秋」は、ビィ・フォアード、アダストリア、三越伊勢丹、ワコールといった有名企業が登壇。東京・虎ノ門ヒルズで4年ぶりにリアル開催します!

「越境ECで成功するヒント」「メタバース×ファンマーケティング」「顧客視点のコミュニケーションアプローチ」などのテーマについて、企業の責任者などが講演。50を超える講演すべてを無料で聴講できます。

当日は、講演会場での生聴講、講演者との名刺交換のほか、Wi-Fi、電源などテレワークができるスペースをご用意。自社のECビジネスの課題解決や交流の場として、ぜひ会場に足をお運び下さい。

まだお申し込みをしていない方のために、50講演超のなかから編集部おすすめの講演の見どころをご紹介します。

ネットショップ担当者フォーラム 2023秋

見どころ⑫ 越境ECで売上1000億円超、ビィ・フォアードの成長の軌跡
~Googleも驚愕させたビジネスモデル+越境ECで成功するヒントを解説~

16:15~17:15 KC2-7 クロージング講演

アフリカやオセアニア、中央アジア、中米などで高い知名度を誇る中古車ECのビィ・フォアード。中古車やパーツなどを販売するECサイト「BEFORWARD.JP」は特にアフリカ各国で大人気。検索エンジンからの流入があまりに多いことから2014年に米Googleの副社長(当時)が事情を聞きにきたこともあります。

現在では越境ECのほか、中古車輸出プラットフォーム、海外輸出代行サービスも手がけ、2023年6月期には売上高が1000億円を超えたビィ・フォアード。講演では越境ECに詳しい「世界へボカン」の徳田祐希社長が聞き手となり、ビィ・フォアード山川博功社長から成長の軌跡、越境ECで成功するヒントをお伝えします。

株式会社ビィ・フォアード 代表取締役 山川博功氏
株式会社ビィ・フォアード 代表取締役 山川博功氏
東京日産自動車販売を経て、中古自動車買取カーワイズへ入社。1999年にグループ内で独立し、2004年に輸出部門を独立させ、株式会社ビィ・フォアードを設立。中古車越境ECサイトを自社で立ち上げ、アフリカを始めとする世界200以上の国と地域へマーケットを拡大。
世界へボカン株式会社 海外WEBマーケティング事業部 代表取締役社長 徳田 祐希氏
世界へボカン株式会社 海外WEBマーケティング事業部 代表取締役社長 徳田 祐希氏
「日本の魅力を世界へ届ける」というミッションのもと多国籍メンバーと共にWebを活用した日本企業の海外販路拡大支援ソリューションを提供。ビィ・フォアード社の海外Webマーケティングも12年以上支援し続けている。コンサルタンティング業の傍ら、YouTuberとして海外Webマーケテイングに関する情報も日々発信中。著書に『はじめての越境EC・海外Webマーケティング』(WAVE出版)

見どころ⑬ アダストリア、三越伊勢丹が語るメタバース×ファンマーケ
~事例に学ぶ顧客接点創出、リアルとバーチャルをつなぐ顧客体験作りなど~

16:15~17:15 KD2-7 クロージング講演

メタバース市場の開拓を積極的に進めるアダストリアと、仮想都市空間プラットフォームで“仮想伊勢丹新宿店”を展開する三越伊勢丹。セッションでは、バーチャルを活用した新たな買い物体験を提供する三越伊勢丹と、リアルとバーチャルでリンクするファッションの楽しみ方を提供するアダストリアが、“メタバースの今”を解説。メタバースでの購入体験提供によって新たな顧客接点をどのように創出し、ファンマーケティングにつなげているかをお伝えします。

株式会社アダストリア マーケティング本部広告宣伝部 メタバースプロジェクトマネージャー 島田 淳史氏
株式会社アダストリア マーケティング本部広告宣伝部 メタバースプロジェクトマネージャー 島田 淳史氏
大手インターネット広告代理店を経て、エンタメ事業会社にてマーケティング、事業戦略に従事。2022年3月にアダストリアに入社。ブランドプロモーション企画、PR、新規事業に従事。
株式会社三越伊勢丹ホールディングス デジタル事業運営部 レヴワールズ マネージャー 池田 英生氏
株式会社三越伊勢丹ホールディングス デジタル事業運営部 レヴワールズ
マネージャー 池田 英生氏
2007年に株式会社伊勢丹(現三越伊勢丹)に入社。伊勢丹新宿店や伊勢丹浦和店のさまざまな領域で店頭マネージャー業務を経験。REV WORLDS事業発起人の事業構想に共感して、発起人とともに事業立ち上げに関わり、2021年よりアプリ「REV WORLDS」をローンチ。現在はCG・コンテンツデザイナー、プロジェクトマネージャーとして事業に関わる。

見どころ⑭ ワコールウェブストアが取り組む顧客視点のコミュニケーションアプローチ
~CX向上を目指したUI改善のトピックス ここ1年のお話を中心に~

16:15~17:15 KE2-7 クロージング講演

「ワコールウェブストア」が実施しているコミュニケーションアプローチを解説するセッション。「ワコールウェブストア」では、顧客視点に立ったコミュニケーション戦略を立て、顧客1人ひとりとのつながりの維持、LTV向上を図る顧客視点のコミュニケーション戦略と施策を展開しています。従来のビジネスと同様、商品視点だけでは見えない顧客1人ひとりの背景や気持ち、ECビジネスにひもづけながら中長期にわたった「顧客づくり」を捉える戦略とその背景、ここ1年の間に取り組んできたOMOを捉えたCX・UI改善のアプローチ、アウトプットについて解説します。

株式会社ワコール 通信販売事業部ウェブストア営業部ウェブストア事業企画課 豊﨑 真緒氏
株式会社ワコール 通信販売事業部ウェブストア営業部ウェブストア事業企画課 豊﨑 真緒氏
2016年入社。ワコール公式ECを運営するウェブストア営業部所属。ワコール公式ECの顧客視点での戦略設計~運用や新規施策の立ち上げ、分析、UI・システム改善を所属部門などを重点領域として担当。また、EC・店頭との連携や、顧客向けオンライン講座の配信をはじめ、部門を横断した取り組みにも携わる。
ネットショップ担当者フォーラム 2023秋

来場者プレゼント、ランチ、軽食、抽選会など各種特典をご用意!

ネットショップ担当者フォーラム 2023秋

当日は来場者全員にイベントオリジナルウェットティッシュをプレゼント! さらに、該当の講演を聴講すると参加できる抽選会も行います。

ランチセッションでは軽食、カフェセッションではコーヒーとお菓子をご用意しています。

皆さまのご参加を編集部一同、心よりお待ちしています!

ネットショップ担当者フォーラム 2023秋
◇◇◇

明日はまた別のオススメ講演をお伝えします!

ネットショップ担当者フォーラム編集部

「Amazon ブラックフライデー」を11/24~12/1で実施、テーマパーク「Amazon Smile Park」を3日限定で新宿に開設

2 years 1ヶ月 ago

アマゾンジャパンは、年末セール「Amazom ブラックフライデー」を11月24日~12月1日に実施する。

「Amazonブラックフライデー」に合わせて11月17~19日までの3日間、東京都新宿区に買い物体験テーマパーク「Amazon Smile Park(アマゾン・スマイル・パーク)」を開設。セール商品に触れることができる機会を創出する。

「Amazonブラックフライデー」に合わせて11月17~19日までの3日間、東京都新宿区に買い物体験テーマパーク「Amazon Smile Park(アマゾン・スマイル・パーク)」を開設
期間限定で開設する「Amazon Smile Park」

2023年の「Amazon ブラックフライデー」のテーマは、「さぁ、ビッグセールで最高のご褒美を。」。ご褒美に合致する人気商品、食料品、日用品なをお得な価格で販売するという。買い物がお得に楽しめるキャンペーンも実施する。

「Amazon Smile Park」は、AmazonのテレビCMに登場する商品や段ボール箱がベルトコンベアで運ばれる世界観を再現・演出。会場の「サナギ新宿」前イベントスペースでは、「Amazon ブラックフライデー」で紹介する注目商品を展示するほか、Amazonのオリジナル商品が当たるベルトコンベア式のガチャを用意する。

Amazonが年末シーズンに笑顔を届ける目的で行っているプロジェクト「Delivering Smiles(デリバリング・スマイルズ)」も実施。今年は物価高騰で家計負担が増えるなか、支援を必要としている子どもたちに笑顔を届ける取り組みとして支援金を寄付する。

なお、年始には初売りセール「Amazon初売り」の実施も予定している。

EC運営の課題・悩みを解決に導くヒントが見つかるECイベント11/21~22開催【読者の皆さんへのお知らせ

ネットショップ担当者フォーラムでは11/21(火)~22日(水)に、全50講演以上のECイベント「ネットショップ担当者フォーラム2023 秋」を開催します。

ファンマーケティングの秘訣、小売り+EC戦略、「ChatGPT」活用事例、CX向上、メディア+ECのポイント、シニアマーケットの現状、OMO、越境ECなど、あなたの会社経営やECビジネスに役立つセッションを全50講演以上用意しています。

イオン、Instagram、伊東屋、ヤッホーブルーイングなど登壇の全50超講演【11/21~22虎ノ門でリアル開催】

4年ぶりのリアル開催。デジタル戦略、ファンベース、SNS活用、OMO戦略、越境EC等ECビジネスの最新トレンド、ソリューションが集結
10/13 11:01 9200 24 18
松原 沙甫

法人向け通販「カウネット」や個人向け「おうちカウネット」、配送料金を自社負担する注文金額基準を「税込2500円以上」に変更

2 years 1ヶ月 ago

コクヨグループのカウネットは12月1日から、配送料金を自社で負担する注文金額の基準を引き上げる。対象は法人向け通販「カウネット」「ウィズカウネット」、個人向け通販「おうちカウネット」。

12月1日の受注分から、従来の「1000円(税込)」以上から「2500円(税込)」以上に変更する。

一方、注文者が負担する基本配送料金は、現行の「330円(税込)」から「220円(税込)」に引き下げる。送料をカウネットが負担する注文金額の基準に満たない場合でも、「お客さまの負担をできるだけ少なくし、利用しやすくする」としている。

コクヨグループのカウネットは12月1日から、配送料金を自社で負担する注文金額の基準を引き上げる。対象は法人向け通販「カウネット」「ウィズカウネット」、個人向け通販「おうちカウネット」
送料の変更内容

また、法人向け通販「カウネット」で実施していた追加注文サービス(同じ注文日かつ同じお届け日の追加注文について、送料をカウネットが負担して配送するサービス)は終了する。

物流業界では、物流需要の急増による労働環境の悪化、人手不足の加速などによる「物流2024年問題」が社会問題となっている。カウネットは配送料金を自社で負担する注文金額の基準を変更することで、配達荷物を集約。物流負荷の軽減をめざすとしている。

「物流2024年問題」などを語るEC物流フォーラム【11/21開催】

ネットショップ担当者フォーラムとロジスティクス・パートナーは11/21(火)、「EC物流フォーラム」を開催。Eコマースにおける物流の役割、事例、最新情報などが学べるセミナーイベントを実施します。

アスクル、オルビス、ビームス、スクロール、フェリシモといった企業が登壇。「物流2024年問題」などについて語ります。

【11/21虎ノ門リアル開催】アスクル、オルビス、グッドマン&ギークプラス、ロジテック、東京流通センター登壇

4年ぶりのリアル開催。物流DX、物流2024問題、EC物流改善などEC物流にまつわる最新情報、物流の役割、事例が学べる1Dayフォーラム
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瀧川 正実

「Amazonプライム感謝祭」で「買い物をした」は約5割/ZOZOが新物流拠点「ZOZOBASEつくば3」を本格稼働【ネッ担アクセスランキング】 | 週間人気記事ランキング

2 years 1ヶ月 ago
2023年11月3日~2023年11月9日にアクセス数の多かった記事のランキングを発表! 見逃している人気記事はありませんか?
  1. 「Amazonプライム感謝祭」で「買い物をした」は約5割。ブラックフライデーなど年末商戦に備えて購入金額を抑えた割合は47%

    「Amazonプライム感謝祭」について、その認知、利用状況などについてナイルが調査結果を発表した

    2023/11/8
  2. ZOZOが新物流拠点「ZOZOBASEつくば3」を本格稼働。既存拠点比で約4倍の設備投資、30%の省人化に成功

    国内初導入の自動仕分けシステム「Pocket Sorter」などのオペレーションにより、既存拠点と比較して約30%の省人化に成功している

    2023/11/7
  3. 楽天グループが始めた最短即日配送の直販EC「楽天即配マート」とは? 配送は日本郵便

    「楽天市場」内に最短で注文した即日に配送する「楽天即配マート」を開設。東京都内17区を対象に、受注数件数に制限を設けて即日配送を展開する

    2023/11/6
  4. 大正製薬とサントリーウエルネスの係争、法廷の争点は「競合」に当たるか否か――。訴訟の詳細を解説②

    3編にわけて解説する、大正製薬とサントリーウエルネスの係争の2編目。係争に至るまでの経緯はどのようなものだったのか? 詳細を解説する【第2回】

    2023/11/6
     
  5. KDDIが始めたメタバースEC「αU place」とは? 無印良品やauショップなどが参画、出店の募集もスタート

    新商品入荷など売り場が変わった際にもアプリのみで展示を更新することが可能。商品を1つひとつCGで作成する必要のあった従来のメタバース出店より、費用や期間を少なくして、バーチャル店舗を出店できるという

    2023/11/7
     
  6. 「Shein」「Temu」などが世界を席巻、日本企業が越境EC市場を攻略するカギは?【BEENOS直井聖太社長に聞く】

    世界情勢の変化で越境EC市場にも大きな影響が出ている。海外進出を目指す国内通販企業にとっての課題とは?変化する現状と新たに必要な視点をビーノスの直井CEOに聞く

    2023/11/7
     
  7. 思わずクリックしたくなるバナーデザインとは? デザイナーのカトウヒカルさんが解説

    ネットショップで訴求力のあるバナー。初心者でもできる思わずクリックしたくなるバナーデザインのコツをWebデザイナー・カトウヒカルさんに聞いてみました

    2023/11/7
     
  8. イオンが2026年までにロボットを活用した自動化倉庫を構築

    イオングループの中期経営計画の5つの柱の1つ「サプライチェーン発想での独自価値の創造」における物流領域での改革を実行に移す

    2023/11/6
     
  9. 売れているショップをさらに伸ばすにはどうすればいい? グロースノウハウを紹介します【ネッ担まとめ】

    ネットショップ担当者が読んでおくべき2023年10月30日~11月5日のニュース

    2023/11/7
     
  10. 【Z世代+Y世代のEC利用実態】両世代の「購入傾向」「利用頻度」「ライブコマース利用」などの違いは?

    ECの購入品目は、Z世代で趣味のグッズ、Y世代では生活に根ざした商品が多いといった両世代の特徴があった

    2023/11/8
     

※期間内のPV数によるランキングです。一部のまとめ記事や殿堂入り記事はランキング集計から除外されています。

藤田遥

メディア+ECで売上&ファン拡大の事例、「ChatGPT」活用術、DX+マーケティング戦略などが学べる【11/21+22開催】

2 years 1ヶ月 ago
EC運営で成功を収める著名企業から、成功のポイントを学べるECイベント。50講演超がすべて無料!「ネットショップ担当者フォーラム 2023 秋」を11月21日(火)+22日(水)に開催

11月21日(火)・22日(水)の2日間で開催する「ネットショップ担当者フォーラム 2023 秋」は、ユナイテッドアローズ、集英社、Facebook Japan、ワコール、アダストリア、伊勢丹三越といった有名企業が登壇。東京・虎ノ門ヒルズで4年ぶりにリアル開催します!

「メディア+ECで売上拡大&ファンを獲得する方法」「『ChatGPT』活用術」「DX+マーケティング戦略」などのテーマについて、企業の責任者などが講演。50を超える講演すべてを無料で聴講できます。

当日は、講演会場での生聴講、講演者との名刺交換のほか、Wi-Fi、電源などテレワークができるスペースをご用意。自社のECビジネスの課題解決や交流の場として、ぜひ会場に足をお運び下さい。

まだお申し込みをしていない方のために、50講演超のなかから編集部おすすめの講演の見どころをご紹介します。

ネットショップ担当者フォーラム 2023秋

見どころ⑨ DX+マーケティングで20%成長中の地方企業の“勝ち方” ~ホームセンター「GooDay」が実践しているデジタルマーケ+リアル戦略~

13:25~14:10 KC2-4 ゼネラルセッション

ホームセンター業界でデジタル先進企業と言われる九州が地盤の「GooDay(グッデイ)」。EコマースやLINE、SNSを通じたデジタルマーケティングに力を入れ、Webから実店舗の来店につなげるなど時代に合わせた戦略推進、適正価格・価値創造を打ち出す基本的なマーケティングなどで20%成長を実現しています。

グッデイの親会社で全社的なマーケティングを担当している岩橋氏が、DX+マーケ戦略について解説。これからDXに取り組みたい企業や、ITを導入したけれど活用方法に悩んでいる担当者も、すぐに実践できる内容から解説していきます。

嘉穂無線ホールディングス株式会社 岩橋貴樹氏
嘉穂無線ホールディングス株式会社 岩橋貴樹氏
1971年福岡県生まれ。プログラマーを経て出版社勤務。デジタル分野で編集長を務めた後、多岐分野で編集プロデュース。通販会社EC事業部の立ち上げ、戦略室オムニチャネルマネージャーを歴任。グッデイでマーケティング部長としてブランディング、広告、PR、デジタル、SNS、イベント、クロスメディアなど全般を担当。2018年より親会社に転籍。現在はグッデイをはじめグループ各社のマーケティングを担当している。

見どころ⑩ メディア+ECで売上拡大&ファンを獲得する方法は? ~「コンテンツ力×届ける力」で売上を伸ばす集英社のEC「HAPPY PLUS STORE」事例~

13:25~14:10 KD2-4 ゼネラルセッション

集英社が運営するアパレルの自社ECサイト「集英社 HAPPY PLUS STORE」は、利用者数、売上規模ともに右肩上がりの成長を遂げています。2020年のリニューアルを経て、ECサイトは今年で開設16年目。累計利用者は165万人超となっています。

成長の秘訣は「出版社ならではのコンテンツ力」「データを活用した『届ける力』」――この2つの掛け合わせにより、ヒット商品を創出し続けていること。展開する商品ラインアップのうち、上位2%の商品が売り上げの半分を構成しています。

講演では、このように“超上位集中型”の売上構造へと変革してきたEC事業の舞台裏を解説しながら、ECで売り上げを伸ばす方法をお話しします。

株式会社集英社 ブランドビジネス部 田島有希子氏
株式会社集英社 ブランドビジネス部 田島有希子氏
2007年よりコスメ・美容の総合プラットフォーム運営会社でEC事業に従事した後、新規事業企画やサービス企画、営業企画、BtoBマーケティングの責任者を担当。2022年11月に集英社に入社し、ブランドビジネス部コマースメディア室にてメディアコマースの戦略策定やオリジナルブランドの責任者を担う。
株式会社集英社 アーツ&デジタル デジタルマーケティング部 マネージャー 中谷みどり氏
株式会社集英社 アーツ&デジタル デジタルマーケティング部 マネージャー 中谷みどり氏
2015年より集英社が運営するファッションECサイト「HAPPY PLUS STORE」のマーケティング業務に従事。データ分析や広告運用、 PR・イベントの運営責任から、プロジェクトマネージャーとしてMA・接客ツールを利用したCRMの戦略設計など、多岐に渡るマーケティング業務経験を経て今に至る。早稲田大学大学院商学研究科修士課程修了(MBA)。

見どころ⑪ 話題の「AI」でEC運営を効率化!今日から試せるChatgpt実践方法と活用事例

13:25~14:10 KE2-4 ゼネラルセッション

昨今のAI技術の進歩は驚くべきものであり、EC業界でも大きな進展が見られます。

セミナーでは、EC運営におけるAIのトレンドや、AIを使ったEC運営の効率化について、具体的な事例を交えて解説します。特に焦点を当てるのは、「ChatGPT」の実践的な活用方法です。簡単に導入できるテクニックから、実際の活用事例や留意点まで、幅広く紹介します。

AIの力を最大限に引き出し、ECビジネスを次のレベルに導くためのノウハウを解説します。AIを活用してネットショップ運営を効率化したい方必見です。

GMOペパボ株式会社 EC事業部 カラーミーショップ プリンシパルディレクター 花田靖治氏
GMOペパボ株式会社 EC事業部 カラーミーショップ プリンシパルディレクター 花田靖治氏
メディアECを専門として、複数のメディア運営経験を持つエキスパート。コンテンツ制作から戦略立案~運営まで幅広い領域に精通しており、アパレル系EC企業でメディアECの立ち上げに従事。2019年のGMOペパボ入社後は、ネットショップ作成サービス「カラーミーショップ」の公式Webメディア「よむよむカラーミー」の編集長を務めながら、新規メディアの立ち上げや、複数の自社オウンドメディアにおける自然検索流入改善の実績を持つ。また、自身の運営するメディアでも積極的に情報発信を行っている。
ネットショップ担当者フォーラム 2023秋

来場者プレゼント、ランチ、軽食、抽選会など各種特典をご用意!

ネットショップ担当者フォーラム 2023秋

当日は来場者全員にイベントオリジナルウェットティッシュをプレゼント! さらに、該当の講演を聴講すると参加できる抽選会も行います。

ランチセッションでは軽食、カフェセッションではコーヒーとお菓子をご用意しています。

皆さまのご参加を編集部一同、心よりお待ちしています!

◇◇◇

明日はまた別のオススメ講演をお伝えします!

ネットショップ担当者フォーラム編集部

フリマ、リユースは購買を後押しする? リユース人気カテゴリー「家電」「ファッション」「推し活」に見る最近の消費動向

2 years 1ヶ月 ago

メルカリの研究組織「メルカリ総合研究所」が実施した「リユース人気カテゴリーにおける消費動向調査」(18歳~57歳の男女600人を対象に実施)によると、フリマの利用やリユース品の活用が消費者に積極的な購買行動を促していることがわかった。

「リユース人気カテゴリーにおける消費動向調査」では、次の3つのポイントについて調査を実施した。

  1. リユース市場の拡大とともに利用が広がるフリマサービスが、人々の消費行動にどのような影響を与えているのか
  2. そのなかでも拡大傾向にある、「推し活(エンタメ・ホビー)」、「ファッション」、「家電」のカテゴリーにおいて、フリマサービスの利用は人々の消費行動とどのような関係性にあるのか
  3. フリマサービスは先述の3つのカテゴリーにおいて、どのように消費行動を変えているのか

フリマサービスが購入意欲アップの背景に

各カテゴリーにおいてフリマサービスで取引をしたことがあるかを聞いた質問では、「推し活」が約半数、「ファッション」では約3割、「家電」では約4割が取引を行ったことがあると回答した。

過去にフリマサービスを利用したことがある層のみに同じ質問をしたところ、「推し活」では約7割、「ファッション」では約6割、「家電」では約8割が、取引を行ったことがあると答えた。

「推し活」グッズ、「ファッション」「家電」商品をフリマサービスで売り買いしたことがある人の割合
「推し活」グッズ、「ファッション」「家電」商品をフリマサービスで売り買いしたことがある人の割合

フリマサービスで売れることで、買い替え・購入をしやすくなったと感じるかを聞いたところ、「推し活」で55.2%、「ファッション」で34.5%、「家電」で32.5%だった。各カテゴリーで、フリマサービスが一定の層の買い替え・購入意欲を促進していることがわかった。

フリマサービスで売れることで買い替え・購入しやすくなったと感じる人の割合
フリマサービスで売れることで買い替え・購入しやすくなったと感じる人の割合

家電:壊れるより前に高く売ってお得に次の家電へ購入する「買い替えサイクルの短縮化」

「家電」カテゴリーでは約8割が取引経験者で、フリマサービスの主な利用カテゴリーになっている。

家電カテゴリのフリマの利用経験と買い替えへの影響
家電カテゴリのフリマの利用経験と買い替えへの影響

生活家電買い替え時の処分方法は「粗大ごみで出す」(55.6%)「家電量販店・リサイクルショップへ下取り」(45.8%)「回収業者に引き取ってもらう」(39.2%)に次いで、「フリマ・オークションサービスで売却する」(20.6%)が多い。

買い替える前に利用していた家電の処分方法
買い替える前に利用していた家電の処分方法

生活家電の買い替えは「壊れた・調子が悪くなった時」が多いが、「フリマサービス利用者」は壊れた時以外でも買い替えを検討する意向が高い。

生活家電を買い替えたいと思うとき
生活家電を買い替えたいと思うとき

ファッション:3人に1人が「フリマのおかげで買い替えしやすい」

「ファッション」では、フリマサービスがあることでファッションアイテムの買い替えがしやすくなっていると全体の35%が回答した。

ファッションカテゴリのフリマの利用経験と買い替えへの影響
ファッションカテゴリのフリマの利用経験と買い替えへの影響

ファッションアイテムの買い替えを考えるタイミングを世代別に見てみると、Z世代はメディアで見たときや新作発表、給与や収入があった時など買いたい時に買い替えをしている傾向が見られた。Z世代を中心に、季節の変わり目など特定の時期にまとめて衣替えするのではなく、その都度必要なアイテムに入れ替えていく傾向があることがわかった。

ファッションアイテムを買い替えたいと思うとき
ファッションアイテムを買い替えたいと思うとき

推し活:フリマで売れることが買い替えを促進

「推し活」グッズをフリマサービスで売ったことがある人の理由で最も多かったのは「譲りたい」(44.0%)だった。「推し活」では、「推し変」(自分の推しを変えること)、あるいは推し以外のグッズを他の人に譲るといったときにフリマサービスを利用。「フリマサービスで保有グッズが売れることで、他の推し活グッズを買いやすくなっている」は55.2%に達している。

「推し活」カテゴリのフリマの利用経験と買い替えへの影響
「推し活」カテゴリのフリマの利用経験と買い替えへの影響

調査概要

  • 調査時期:2023年10月21日(土)~10月23日(月)
  • 調査方法:インターネット調査
  • 調査対象:全国、18~57歳、男女600人
  • 調査機関:シグナルリサーチ
高野 真維

JALグループのECモール「JAL Mall」、EC基盤に「ecbeing」を採用して構築・運用

2 years 1ヶ月 ago

日本航空(JAL)とグループ会社のJALUX(ジャルックス)が2023年5月にオープンしたECモール「JAL Mall(ジャルモール)」。JALグループによる通販サービスと外部企業の出店で構成する「JAL Mall」は、ecbeingのEC構築プラットフォーム「ecbeing」で構築した。ecbeingが11月8日に公表した。

日本航空(JAL)とグループ会社のJALUX(ジャルックス)が2023年5月にオープンしたECモール「JAL Mall(ジャルモール)」
「JAL Mall(ジャルモール)」のトップページ

日本航空とJALUXによると、「グループ内に複数のECサイトがあり目的のサイトが探しにくい」「会員基盤が活用されていないため複数のアカウントを作成する必要がある」「自社商品を中心に扱っているためトレンド商品をスピーディに拡充できない」といったグループECサイトの運営に課題があった。

約3000万人のJALマイレージバンク(JMB)会員に対して航空以外の日常生活でサービスを提供し、マイルの「ためる」「つかう」領域を拡大する「JALマイルライフ構想」を推進するために、ECモール型での新規サイト構築を決断。物販を手がける出店企業の商品を購入できる“買い物の場”を提供し、全店舗でマイルが貯まり使えるようにした。JMB会員基盤とECモールの連携を実現、JMB会員は新しくアカウントを作成する必要なくECモールを利用できる。

ecbeingは「JAL Mall」のポイントとして次の3点をあげている。

航空機内限定商品を自宅で選べる「おうちで機内販売」

国内線利用客限定で提供する「おうちで機内販売」は、機内販売を航空機内以外でも楽しむことができるように用意したサービス。機内Wi-Fiを利用し、事前登録を行うことで搭乗日翌日から3日間、「JAL Mall」で機内販売商品を購入できるようにした。

日本航空(JAL)とグループ会社のJALUX(ジャルックス)が2023年5月にオープンしたECモール「JAL Mall(ジャルモール)」
国内線利用客限定で提供する「おうちで機内販売」

少額マイルの利用ニーズに対応

「JAL Mall」はJALグループが提供するECサイトで、初めて少額マイルをポイントに交換できるようになったサービスという。1000マイルから決済に充当できるポイントとの交換を可能にし、JMB会員が貯めたマイルを少額から利用できるようにした。

日本航空(JAL)とグループ会社のJALUX(ジャルックス)が2023年5月にオープンしたECモール「JAL Mall(ジャルモール)」
マイルとポイントの交換などについて

1つのサイトでいくつもの目的が達成できるモール型

JALグループの一部ECサイトを統合し、商品購入のためにいくつものECサイトを訪問する必要がなくなったという。また、グループ外の企業による出店で、外部企業が扱うトレンド商品の拡充もスピーディに対応できるようになり、JMB会員の満足度向上を狙えるとしている。

日本航空(JAL)とグループ会社のJALUX(ジャルックス)が2023年5月にオープンしたECモール「JAL Mall(ジャルモール)」
主な出店企業

 

瀧川 正実

フューチャーショップの「futureshop」が商品購入後の顧客体験向上プラットフォーム「Narvar」と連携、月額1.5万円~利用可能に

2 years 1ヶ月 ago

フューチャーショップは、SaaS型ECサイト構築プラットフォーム「futureshop」と、米国のNarvar, Inc.(Narvar)が提供する商品購入後の顧客体験改善プラットフォーム「Narvar」との連携を始めた。

「futureshop」ユーザーへ、「購入促進」「注文からお届けまでの買物体験の向上」「お届け後の消費者ケア」を実現するサービスを提供する。

「Narvar」は、①商品詳細ページへの「お届け予定日」表示(「お届け予定日」ソリューション)①注文商品の「追跡ページ」(「追跡」ソリューション)③返品ページからの商品返品手続き(「返品」ソリューション)――といった機能を搭載。フューチャーショップではこれらの機能を「futureshop」向けに、月額1万5000円からの低価格で提供する。

「これまで中小規模の店舗においては『Narvar』のサービスを単独で導入することは難しい側面があった」(フューチャーショップ)。今回の機能連携は、EC支援・運用代行のいつもを通じて実現。いつもが「Narvar」活用を支援するという協業スキームを採用し、月額1万5000円からという中小企業も導入しやすい価格面で提供する。

「お届け予定日」ソリューション……月額3万円(別途初期費用が必要)

商品ページを閲覧しているユーザーの住所に応じて、商品お届け予定日を表示する機能。お届け予定日は、ユーザーが商品購入を判断するために、商品・金額と同程度に重要な要素で、配達日の明示から商品購入を決断する消費者が60%増加するといったデータもあるという。

フューチャーショップは、SaaS型ECサイト構築プラットフォーム「futureshop」と、米国のNarvar, Inc.(Narvar)が提供する商品購入後の顧客体験改善プラットフォーム「Narvar」と連携
「お届け予定日」ソリューションについて

「追跡」ソリューション……月額1万5000円~(別途初期費用が必要)

生成される追跡URLから閲覧できる「追跡ページ」上で配達状況を確認できるようにする機能。製品案内、ロイヤリティプログラムの提案といったカスタマイズ、ブランディングデザインを行える。

フューチャーショップは、SaaS型ECサイト構築プラットフォーム「futureshop」と、米国のNarvar, Inc.(Narvar)が提供する商品購入後の顧客体験改善プラットフォーム「Narvar」と連携
「追跡」ソリューションについて

「返品」ソリューション……月額1万5000円~(別途初期費用が必要)

ECサイトのデザインに合わせた返品ページから、数回クリックで商品の返品手続きを行える機能。返品拠点は日本全国約5万か所が利用可能。

フューチャーショップは、SaaS型ECサイト構築プラットフォーム「futureshop」と、米国のNarvar, Inc.(Narvar)が提供する商品購入後の顧客体験改善プラットフォーム「Narvar」と連携
「返品」ソリューションについて

フューチャーショップは機能連携について次のようにコメントしている。

「商品購入前」の売上・顧客体験向上施策として、「広告」「SNS」「Web接客」「レコメンド」などさまざまなソリューションを導入するる傾向がある一方、「購入後」については注力されることが少なく、また注力したくとも、ソリューション自体が限られているというのが現状です。

この現状に対し「Narvar」は、「購入後の体験」にこそ売上拡大・顧客体験向上の大きなチャンスが眠っていると考え、ECサイトにおける 「購入促進」「注文からお届けまでのお買物体験の向上」「お届け後のお客さまケア」を実現するサービスを提供しています。

「futureshop」導入店舗においては中小規模の店舗も含め広く利用できるようになりました。

瀧川 正実

LINE刷新で「ショッピング」タブを新設。LINEヤフーのショッピングサービスとのクロスユースを促進

2 years 1ヶ月 ago

LINEヤフーは2024年度内にLINEを刷新し、LINEユーザーにショッピング利用を促すクロスユース施策を始める。

新LINEのタブに「ショッピング」を追加。LINEヤフーのショッピング事業などeコマースサービスの利用を促し、LINE起点のショッピング体験を提供する。

LINEのリニューアル構想 新LINEのタブに「ショッピング」を追加。LINEヤフーのショッピング事業などeコマースサービスの利用を促し、LINE起点のショッピング体験を提供する
LINEのリニューアル構想(画像はIR資料からキャプチャ)

「Yahoo!ショッピング」出店者にとって、LINEユーザーに自社の商品を露出する機会が増える可能性が高まる。

新LINEには「ショッピング」のほか、ホーム、トーク、VOOM、プレイスのタブを用意する。今後、ABテストなどさまざまなテストを重ね、2024年度内のリリースをめざすという。

ヤフーやLINEなどが統合した新会社「LINEヤフー株式会社」は10月1日に発足。LINEと「Yahoo!JAPAN」のID連携をスタートしており、11月6日時点で1948万アカウントが連携した。2024年度中にはID決済「PayPay」とのアカウント連携も予定している。

アカウント連携について
アカウント連携について(画像はIR資料からキャプチャ)

ヤフーの会員サービス「Yahoo!プレミアム」は11月29日に「LYPプレミアム」へ刷新。現状の特典に、LINEの新特典(1200種類以上の対象スタンプ使いたい放題など)が加わる。

「LYPプレミアム」について
「LYPプレミアム」について(画像はIR資料からキャプチャ)

 

瀧川 正実
確認済み
26 分 17 秒 ago
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